早朝から近所の市民農園で賑やかな声が聞こえて、うちの息子も「何だろう?」と2階から外を眺めていた。
たぶん、この地域の子ども会のイベントだったのだろう。
しばらくして、ドアフォンが鳴った。
「はい、これ」
袋にたくさんのじゃがいもを、隣家の方がニコニコして差し出された。
いつも私が息子の他害の時に助けて下さる奥様。
「彼(息子のこと)も一緒にやれたらよいのにね」
そう。私も内心では地域の人に、少しでも理解してもらうためにもそう出来たらどんなに良いか…と、いつも思ってはいる。
でも、かえって子どもたちを怖がらせないか?と勇気が出ない。
20歳を過ぎてから越してきたので、いきなりデビューはかなりハードルが高い。
そんな私の気持ちを彼女はよく分かって下さっているのだ。
いつか、そう出来たら嬉しい。
また、人の思いやりに感謝の涙が出た。
感謝の行は、次にまた感謝したくなるような事を運んでくる。
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