昨日のXリングのことですが、課題なので練習になるようにある程度選んで構わない文字が決まっていたのですけど、私がLはどうですか?と聞いたら、あまりに抜けが多い文字は作れないからと言われ、ならば一番カッチョイイXにしよ、と思ったわけです。
文字の製図も自分でやりました。
ところがどっこい、これがバランスを四方八方で取らねばならぬ最難度の文字だったと後から知りますた・・・(´・ω・`)
先生いわく、「これはつまりクロス(十字架)と同じなんですよね。クロスモチーフは簡単そうに見えてバランスよく彫るには大変難しいものなのです」とのこと。
私自身は流れるような曲線とか螺旋という形体が好きなので、自分の作品にカッチリしたデザインをすることは殆どないというのも難しく感じた理由だと思います。
よく自分の手掛けてるワックスの修正を先生がお手本にやって下さることがあるのですが、理屈理論というより先生のやすりの持ち方や使い方、リズムとかという職人の技のようなものを盗もうといつも思ってます。
きちんとやすられた面は、たとえ粗めのヤスリを使ったとしても、ヤスリ跡も殆どなく非常に綺麗です。
私の持論、やっぱり「きれいはただしい」なのだわとちょっと感動。
とにもかくにも、自分の苦手分野をクリアした(やっとこさで)証としてこのリングは大切にしようと思います。