goo

疑わしきは罰せよ。

うーん。
最近トシの所為か色々記憶が怪しくなっている気がしますが、
突然次元跳躍でもしてなければ『ここは問題ないのよね』だったはず。

 と申しますのも、
先の埼玉ツーリングの終盤に仲間とCBRで気持ちよく走っておりますと、
なにやら前方から違和感というか異音が・・・

 音で言うと「ギューーー」といったようなもので、
直感的に思ったのは「ベアリングの異音か?」でしたが、
フロントホイールべリングだとするとそんなハズはないのですが、
確か割と最近交換したような気がします。(blogという名の整備手帳を参照するまで忘れてた)

 記録によると2015年の10月ですか。
ん???それよりも驚いたのがそこから6,000kmしか走ってない・・・
最近色々あって乗れてないなあとは思ってはいましたが、
いくらなんでもそんなにも走れてないとは。私は何をやっていたのだろうこの2年???


 思い起こしてみても特に整備に問題はなかったはず。
でもまあ気になったものは仕方がない。確認しますかー。

 ということでツーリングから帰宅してジャケットも脱がずにホイール外し。
前回の記事でお話ししたケロリンの湯桶も載ったままです。


 ここで手でベアリングを動かしてみますが、
引っかかりもなく、当然ガタもゴリゴリ感もない。ディスタンスカラーの当たりも想定通り。
車体につけた状態でもホイール自体にガタもありませんでした。
ベアリング周辺に何等かの削れた痕があるとか、異常な加熱などもありません。

 実際6,000km前に換えているのならそりゃあそうだという話なのですが・・・。


 因みに異音の発生状況としては次の通り。

・速度域は40km付近~100km付近まで。
・加速時には出ない。パーシャルか空走時に出る。
・エンジンを止めて惰性で空走しても出る。
・音が聞こえるのは感覚的に間違いなくフロント寄り
・ブレーキ時にハンドルに何等かの衝撃が伝わる、金属音がするなどは無い。
・若干いつもより転がり抵抗が強い気がする(多分気がするだけ)

 なのですが、
当初はエンジン内部ベアリング破損なども考えたもののエンジンオフでも症状があり、
場所が前方なのでエンジンということもない気がします。

 印象としては、
昔NSRのカウンターシャフトの所の大きなベアリングが逝った際の異音が、
今回の音に近かったような気がするのですよねー。


 とはいえ気になってしまったものは仕方がない。
どうみても問題はなさそうですが、精神の安定のために交換をすることにしました。

 というわけでツーリング後にタイヤを外したまま部屋に戻り純正部品の発注。
月・火を経てこの春分の日に無事配達されましたので作業開始です!

 まずは道具などの準備。

 ホイールとヒートガン、あとは工具その他。


 とりあえずダストシールを外してベアリングを直接確認。
ちなみにダストシールに劣化やリップ部の変形などはありませんでした。

 うーむ。奇麗だ。
たまに外せばグリスアップぐらいはしますし、見た目は至って正常。
ベアリングを動かしてみますがやはりガタなどは無し。
最高気温8℃で寒いなりに多少固いぐらいで引っかかりもなく普通に動きます。

 まあいいや。取り敢えず交換開始。

 たまーにしか出番が出ないベアリングリムーバーを用意。
この工具なんとなく好きなんですよね~
町田にTSRがあった頃に店でNSRのベアリングを外して貰った際に見かけて、
その後あこがれていたものを買った次第。私のは安物ですけれど。

 冶具を取り付けてハンマーウェイトを取り付けたら、
ヒートガンでホイール側の部材を有る程度加熱してウェイトをスコン。
右は2回、左は1回で難なくベアリングが抜けました。


 外したベアリングをシールを採った状態で観察してみましょう。

 ボール付近のグリスが若干茶褐色に変色しているぐらいで異常は無し。
水分の進入などもまるで見られません。

 まるでそのまま再利用してもよさそうな状態ですが、
取り外しにインナーレースを叩いて居ますのでここはすっぱり諦めて交換です。


 ここでホイールハブの状態も確認。

 過去数度、割と雑な方法(ソケットで叩きこんだり)で交換をしていますが、
特に面に削れや変形などもなく奇麗な状態です。
新車購入から12年目になる今でも腐食もなく状態としては問題ない印象。
ここは清掃と脱脂をしておきます。

 

 それでは新しく買ったベアリングを準備。

 上が古い方、下が新しい方。
むしろ新しいほうが随分とグリスが減った印象ですが、
前回取り付け時にグリス追加していたかなあ・・・
記録によると入れなかったようなですが、純正パーツでも結構差があるんですね。

 ここのグリスの選定や取り扱いには皆さん思い思いに流儀があるようですが、
私は可能な限り足しておきたいタイプ。
前回はそのままでしたが、今回はウレアグリスを追加封入します。
稠度は2、-20℃~200℃対応ですので適切でしょう。

 

 続いて取り付けに移ります。
従来は ”ベアリングドライバー(ソケットの場合も)で叩いて入れる”方式でしたが、
今回はトラブルが発生してからの対処ですので、より確実な工程を踏みます。

 実際、純正工具でもない径がぴったりではない汎用ベアリングドライバやら、
ソケットレンチのソケットでアウターレースだけ叩いてもズレるのは当然ですし、
より厳密なベアリングのセンター出しができなくなるデメリットがあります。
構造上、インナーカラーとディスタンスカラーの一体具合が肝でしょうから叩くと調整が難しいです。
(ホイールカラーとアクスルシャフトのボルトも含めてですが)


 というわけでこちらを利用。
昔、ステムベアリングの圧入用に使った工具ですが、
要は両側から挟んで力が入れられればよいので適任です。

 圧入時は古いベアリングを重ねて行い、
所定の位置に収まったら古いベアリングを改めて抜きます。

 この手の作業をする度に思うのですが、
油圧プレス欲しいなあ・・・でも置く場所ないんです。門型でもかなり大きいですし。


 まずはR側をハブの奥まで当たるように確実に圧入。

 いい感じですね。
続いてディスタンスカラーを入れ、L側ベアリングを慎重に圧入してゆきます。
こちらは途中で工具を何度か外し具合を確認。
カラーとインナーレースが適切に当たり、アウターレースとのズレがない位置で止めます。

 まあこんなものか。
納得できたところでカラーのガタなどがないことをよく確認して、
ダストシールをグリスを塗りつつ押し込めばOK。


 続いて車体への取り付けですが、その前に。

 今回はホイールカラーも新品に交換することに致しました。
ベアリングとシールは当然毎回新品交換ですが、カラーだけは新車からそのままでした。
(余談ですが、RカラーはSC57の前後期でパーツが違います)

 アクスルで締結される部分でそれなりの力がかかることもありますが、
意外とシールのゴム部分との摺動でカラー側面も減っていたりします。
黒い線がばっちりついてますね~。


 最後にシャフトを通してグリスアップの状況確認&動き確認。

 今回はいつもより慎重に対応していますのでばっちりです。
基本的にちゃんと動けばよいのでテキトーなタイプですが、
今回はどちらかというと納得が欲しいので。

 要らないところにもグリスが付いておりますが個人的な好みです。
勿論必要なところにはしっかり塗布してあります。

 

 それではいよいよ車体に取り付けです。
ここで愛用のトルクレンチを取り出して電源ON・・・あれ入らない。
どうやら電池切れのようですので、ストックのCR2032に交換。

 ・・・ん???
今回使いたいトルクは78Nmなのですが、6~30Nmしか表示されないですよ???
確か買ったときは 40~200Nm だから選んだのに。
しかもその後何度か使って 40~200Nm でしっかり動作していました。

 さて困った。
デジタルなトルクレンチが別の仕様に化けるとは想像だにしませんでした^^;


 安い工具でお馴染み(大助かりです)のSTRAIGHTブランドですが、
状況からするに、同社のラインナップにある 6~30Nm/12.7~135Nm/40~200Nm について、
共通のパーツを利用しているのだろうなということ。

 何らかのトリガーがあろうと色々試してみましたが埒が明かないので、
STRAIGHTのテクニカルサポートに電話をして伺うと、
感じのよい大阪弁の男性が出て「あーアレやね」みたいな感じでリセット方法を教えてくれました。
(注:memを押しながら電池を入れて3秒保持、その後電源ON)

 あーびっくりした。
トルクレンチについて、メインは9.5sqのKTCのデジラチェを愛用していますが、
それでは12.7sqで高いトルクには対応しないので、このアダプタを買った経緯があります。
精度は当然期待していませんがサンデーメカニックにはコレで問題ないと思います。

 しかしこんな罠があるとは・・・。面白いアクシデントでした( ̄ー ̄)。
余談ですが、このアダプタはケース強度が悪いらしく、
トルクをかけているときに電源が切れることがあります。
安かろう悪かろうですねー。嫌いじゃないですけれど。


 気を取り直して作業再開。
アクスルシャフトを取り付け規定トルクで締めたあと、
フォークエンドにあるボルト2本のR側だけを締めて仮の動作確認。

 う~む。この回り具合が気持ちよい。
流石にキャリパーを取り付けるとこうはゆきませんが、この状態だけのお楽しみです。

 続いてキャリパーを規定値でとりつけたらば、
ホイール周辺パーツの状態をなじませるため、
スタンドを降ろしてブレーキをかけつつフォークを伸縮。
並行とセンターが出たところでL側のフォークエンドのボルト2本を締めて完成!


 春分の日ながら生憎の冷たい雨の整備とはなりましたが、
ひとまず ”気になったところ ”を適切に整備ができて満足いたしました。
実際にはベアリングが明らかにダメだったわけではないので微妙ですけれど。

 走行テストはまだですので、近いうちに晴れたらば試してみようと思います。

 他に定常的に動いていて音が出そうなものは、
若干位置が違いますがミッション周りか、駆動系、あとはラジエータファン、カムシャフト。
その辺りかなあ。『でも前の方だったんだよなあー』と悩んでおります。
 まあミッション周りならそれはそれで。面倒くさいだけで換えればよいのですが・・・。
レーサー由来のSC57型CBR1000RRは、あのNSR250Rと同じでカセットミッションです。

 ともあれ、これで改善しているといいなあ。
と、そのまえにまずは週の後半のお仕事を頑張らねばですね!

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けろびーあーる。

いやー。
今日からは3月も終盤になりまさかの冬に逆戻り。
先の週末はよい天気だっただけに差が激しく落ち着きませんね~。

 そうそう。
先の週末といえば本社の同僚が4月から大阪に異動するというので、
ならば気持ちよく送り出さなければ!(オートバイで)というわけで、
送別ツーリングと称してお出かけして参りました。

 本人は杉並区辺りに住んでいた気がしますが、
当初「どこがいいでしょうかねー」なんて話していたらば、
「お台場の大江戸温泉物語かライコ東雲辺りで」なんて言うものですから、
てやんでぇ!晴れの門出になにぬかしてやがんだ!
・・・というような剣幕で秩父方面を提案しそこに決めて頂きました( ̄ー ̄)。


 というわけで日曜の朝。
集合場所は NAP'S 練馬店 さん。

 実はここに来るのは初めてだったりすのですが、
意外とこじんまりとしているんですね~。流石都会。
千葉とか神奈川の郊外店とは雰囲気がだいぶ違いました。

 ここでの集合は10:30。
順次仲間が集まるまで店内を拝見したりしながら待ちました。
異動する同僚は長距離の泊まりツーリングなども好きらしく、
サイドのハードケースを欲しがっていたなあ。


 程なく無事に集合と相成りましたのでいよいよツーリングスタート!
仲間のうちの1台は新車の慣らし中というので下道ではありますが、
進路を北西に取り街道をゆるゆると進んでゆきます。

 本来の目的地は ときがわ町 になるのですが、
私の提案で「せっかくならツーリングらしいことをしよう」と毛呂山町方面へ。

 ただ、途中の所沢辺りでかなりの大渋滞に捕まることになるのですが・・・
のんびり3台は気長に走り日高市から毛呂山町へ入ります。
ここで、道中ひたすら渋滞に付き合った関係で時間はとうに昼を過ぎておりましたので、
流石におなかが空いたということで街道沿いの夢庵へ。

 なんで夢庵なのかというところですがあまり理由はなく、
単にここを逃したらば先に店がなさそうな雰囲気に街並みが変わって来たから。
埼玉の端の方は結構な田舎ですので早めの食事が吉です。

 ひとまずお腹が満たされましたらば、
気を取り直して毛呂山町のはずれにある 鎌北湖 に到着です。

 ここ 鎌北湖 はとても小さなダム湖ですが、
写真の奥に見えている湖水の管理施設がちょっとお洒落だったり、
時期になると桜がきれいだったりと意外とよい雰囲気なので好きです。

 おっと。そういえば仲間のオートバイの紹介がまだでした。

 ソロツーではないのであまり写真をじっくり撮る状況ではなかったのですが、
私を含めて写真の3台が今回の参加車両。
右の手前が(ほぼ)新車のハーレーのローライダー。奥がNinja400R。
そしてちゃっかり湖畔に停めているのが私のCBR1000RRです。


 湖畔で暫しの休息をとったあとはいよいよ目的の道へ走り出します。
この辺りのエリアに詳しい方はご存知かもしれませんが、
ここからは 奥武蔵グリーンライン なるとても景色のよい峠道が始まっています。
終点は定峰峠のあたり、イニシャルDで埼玉の地元チームが走っていた峠ですね。

 それではと早速走り出し、意気揚々と進んでゆく我々3台。
その我々を待っていたものは・・・!?

 ・・・走り出して割とすぐの段階での通行止めでしたorz

 なんでこんなタイミングで。そんな感覚しかありませんが冬季ゆえかなあ。
迂回路も模索してみたのですが山の林道に近い峠道にそんなに選択肢があるわけもなく、
肝心の奥武蔵グリーンラインを抜ける事がほぼ出来ないまま街道に戻る羽目になりました。

 しかし峠道ではハーレーは辛そうでした。
元々かなりシブくカスタムされたCB1100にお乗りだったのが、
最近何故かハーレーのローライダーに乗り換えられたのですが、
路面の悪い狭い峠などにはあまり向かないのか、かなり曲がりづらそうにしておいででした。

 その点CBRは実によいです。
山だろうが悪路だろうが海だろうが川だろうが全く不安なく気持ちよく走れます。
もちろん長大な直線も優雅なワインディングも大の得意。
キャンプツーリングからスーパーへの買い物まで、SSは万能でございます( ̄ー ̄)。


 そんなこんなでちょっと悲しい通行止めもありましたが、
気を取り直してメインの目的地である ときがわ町 方面に向かいました。

 ここからは1時間少々。この辺りならば道も空いておりスイスイ進みます。
途中『ほんとにここにあるのか?』と不安になるような感じではありましたが、
町はずれの山奥に、目的の温泉を無事に到着。

 かなりの人気の施設らしく、第二駐車場までほぼ満車のようでしたが、
オートバイはなんとか第一駐車場の端に停められました。

 駐車場の横には何故かヤギさんが。

 とても大事にされているのか、
人間におびえることもなく施設裏の通路を右へ左へとのんびり歩いていました。
基本的に私は動物好きですが、もちろんヤギも大好きです。可愛い。
某宗教では土着の信仰を排斥するためにヤギを悪にしていますがとても理解できませんね( ̄ー ̄)。


 可愛いヤギにみとれてばかりもいられませんので、
いよいよ温泉施設本体に進みます。

 ここは【 昭和レトロの温泉銭湯 玉川温泉 】なる温泉施設。

 入り口横にはオート三輪が置かれていたり、
施設全体が昭和のムードで統一されたとても素敵な温泉です。

 中に進んでも御覧の通り。

 懐かしの瓶コーラの自販機、足踏みミシンがあったり。

 通路は昭和の街角か路地裏の繁華街かという雰囲気で、
レトロな看板やらインテリアがそこかしこに置かれていました。


 入湯料は850円 + タオル販売が200円。
こういう施設にしては特に高いものでもなく気にならない価格ですね。

 流石に温泉の写真は撮れませんが、
地下1,700mから湧出するという温泉の泉質はアルカリ単純泉。
内湯と露天風呂があり、お湯に浸かると全身がすぐにツルツルすべすべになり、
まるで15歳は若返ったかのような心地でした。
そろそろ年齢的にお肌の曲がり角も過ぎておりますのでこういうのは嬉しいですね♪

 お湯の温度も41℃付近で丁度良く、
基本的にカラスの行水な私でさえつい長湯してしまいました。


 風呂上りにはまず定番の瓶のコーヒー牛乳を一気飲みし一息吐いたあとは、
広間の休憩スペースで仲間と歓談しつつ、施設内の食堂で昭和っぽいメニューを注文。

 左から【 金魚鉢クリームソーダ 】【 給食のおやつ 】【 昭和のハムカツ 】です。

 明らかに地元のお母さん方らしい方々が食事を作って下さるのですが、
客に対してかなり荒くぶっきらぼうな態度ながら、
それでいてそんなに嫌味な感じがない。そんなところもある意味リアルでした(笑

 我ながら少々喰いすぎと申しましょうか、
その魅惑的なメニューたちに吊られてついつい頼みすぎてしまいましたが、
温泉で抜けきった水分を補給するにはある意味丁度よかったのかもしれません。

 ちなみにアルミトレイに乗った 【 給食のおやつ 】の内訳は、
懐かしの揚げパン、テトラパックの牛乳、そしてこいつがかなりツボ。

 液体のミルメークです!

 いやー解ってますね~♪粉じゃないんだよなあ。液体なんだよなー。
テトラパックの牛乳(残念ながら懐かしの紙ではありませんでしたが)にぶっ挿し、
にゅーっとミルメークを注入し、ストローで息を吹き込んで攪拌( ̄ー ̄)。
小学校の頃を思い出しました。懐かしいなあ~。


 懐かしのメニューの数々にすっかり満足し、
駄菓子から昭和のグッズまで数々取り揃えてある施設内の土産物やでは、
なんだかんだと5,000円近く買い込んでこちらも大満足。

 こんなこともあろうかと着けたままで来たサイドケースに土産物の数々を放り込み、
入りきらないものはシートにくくりつけて持ち帰ります。

 画像は帰宅後のものですが、このスタイルで帰りの関越道をかっ飛んできました♪

 ところで、なんだこの黄色いヤツはとお思いでしょうか。
夢も希望もあり余った若い時分、下町生活で通った銭湯にはどこにもあったのではないでしょうか。

 ケロリンの湯桶 です。

 決して温泉施設から勝手に拝借してきたわけではありませんで、
お土産物屋さんで売っていたのでついつい買ってしまいましたヾ(*´∀`*)ノ

 過去、loftかそこらで取り扱うとかのニュースをどこかで見まして、
いつか欲しいなあと漠然と思っていたものが、まさかここで出会うとは幸運でした♪


 時間は既に19時過ぎ。
いい温泉で温まりお土産物満載で身も心も満足した我々は、
翌朝の仕事に備えてそろそろ帰ることにいたします。

 帰路の途中まではインカムで3台会話しつつ進み、
最寄りのインターから関越に乗り、途中のジャンクションごとに各々自宅へと解散となりました。

【 本日の走行距離:309.7km 】

 千葉からですと埼玉の奥地は少々遠い印象ではありますが、
異動前の同僚も「いい思い出になりました」と大変喜んでくれましたし、
想像以上によかった昭和レトロな温泉のおかげもあってとても楽しいツーリングになりました。


 週明けの仕事が始まってからは相変わらずの年度末の忙しさですが、
買ってきたお土産を眺める楽しい思い出を想起したり、
早速使ったりすることがある種元気の源になっております。

 写真は買ったもののほんの一部ですが、
ケロリンタオルやら、”てっぽう水”なんて物騒な名前の瓶サイダーも購入しました。
そういえばこの温泉、やたらとサイダーの取り扱い種類が充実していたなあ。

 そうそう。温泉の素も買ってきましたので早速お風呂にも入れました。

 私(おっさん)の入浴シーンなど見ても虚しいだけですので、
これまた土産物として一緒に買ったアヒルさん2匹に、
もともとうちにいたカッパっぽいアヒルさん?アヒルっぽいかっぱさん?を加え3匹の入浴シーンで失礼いたします。


 いよいよ春も近づき、ツーリングに一番よい時期もすぐそこ。
皆様も昭和レトロな温泉も含め、埼玉方面へのツーリングなどは如何でしょうか♪

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リハビリは北の大地で ~ 最終日 ~

 なんだかんだともう土曜の夜。

 本人にはそんなつもりはないのですが、
何故か日記ではなく週記になっており面目次第も御座いません。
 最近は暑さも本格化しつつあり色々バテて来そうな感も御座いますが、
皆様に於かれましてもご体調など崩されずお元気になさっておいででしょうか(*゚ー゚)。


 さてさて。
いよいよ怒涛の北海道リハビリツーリングも3日目の最終日。

・・・とその前に。
blogを書くまでの間に例のランタンが光るようになっております( ̄ー ̄)。

 把手の部分にあるこのレバーを「カシャッ」と左右に倒しますと色が変わります。

     
※画像は極端に暗く調整してあります

 やっていることはカンタンなもので御座いまして、
最初は点灯回路共々3W級のパワーLEDでも仕込もうかと思ったのですが、
ワンオフで作るにはコストパフォーマンスがよくなかったことと、そもそも時間がありませんで。
単三1本で駆動できる50lmぐらいのチップLED搭載ライトを、ステーを適当に拵えて仕込みました。

 ただ、拘りがふたつ。

 元々?の構造はこんな感じで見たことのない充電地が腐った状態で入っていましたが、
それをいつでも元通りにすることが出来るようにしたい、が一つ。
多くの構成部品は一時的に取り外して保管となりますが、復元可能な状態にしておきます。

 あとはこちら。

 オリジナルには本体底面にプッシュ&捻り式のスイッチがあるのですが、
いちいち蓋を開けてLEDライトのボタンを直接押すことなく、
オリジナル同様にここで点灯-消灯の切り替えがしたかったので、
LEDライトの点灯回路に割り込ませる形で新たに配線を引きなおし、このスイッチにつなげました。

 とりあえずは目論見どおりに出来て満足。
恐らく正面から直視しないと見えないであろう、オリジナルの豆電球よりは遥かに明るくなり、
仮になにかあったときには懐中電灯代わりにもなるぐらいでこちらも満足です。


 そしてオマケ。

 赤青白の切り替えはこんな風になっています。
しっかしよく考えられていますね~。小気味良く確実に作動し、それでいて耐久性も高そうです。
昭和のテクノロジです。(本体は昭和41年製)

 暇さえあれば「カシャッ」ヽ(´▽`)ノ「カシャッ」と遊んでおります。

 

 それでは気を取り直して本編の3日目へ!

 最終日はすなわち東京は羽田空港へ帰る日。
既に予約されている飛行機は14時頃ですのであまり余裕がない感じ。
 そもそも翌日は仕事なワケで、
なかなか気持ちの切り替えも難しいというものですが居る以上は楽しまないとですね♪


 そこで札幌からどこに行けて、そこから新千歳に戻るには・・・と考えたところ。
『やっぱり小樽かな~』となりました。
丁度よく札樽道が通っていることもあり、札幌市街地からのアクセスもよいですしね。

 ホテルで6時頃に起床したあとは、最終日も結局イクラ丼を腹いっぱい食べて出発。
CB1100は2泊3日で借りましたので、ホテルの駐車場から颯爽と出発です。
(実はレンタル料はかなりいいお値段でした)


 札幌からは片道30kmぐらいなのかしら。石狩湾の美しい景色を眺めながらひとっとび。
1時間かそこらで小樽市街に到着です。
小樽といえばかつて札幌よりも早く栄えた商業都市ですが、
今も往時の雰囲気を残す素敵な町の印象ですね。

 石造りや蔵っぽい作りの古くしっかりした建物が立ち並ぶ旧市街にて。
いいですねこの感じ♪

 と。まずはオートバイをどこかに停めなくてはなりませんが、
例によって駐輪場なんてロクにありませんので、市街の中心にあるコインパーキングへ。
ここはゲートバータイプの駐車場なのでオートバイでもお金を払えばOKのはずです。

 って・・・?ナニコレ。

 いきなり駐車場に 「オイコラ!」 と凄まれましたよ?
これもアイヌ語かしら。しかしオイコラとはすごい名前ですね~。

 「オイコラ!ご利用いただきましてありがとうございます。」なんと面妖な。

 そんな面白駐車場にちょっとハマりながら市街地を散策。

 お約束の小樽運河でメロンソフトクリームを食べてみたり。

 ちょっと路地に入ると、何故か昭和中期頃の町並みが再現されていたり。

 町並みと同じような演出なのか、そこいらには人力車も走り回っていました。

 裏路地にて。人力車が列を成して路上駐車されていました。
この車両の名前は ”無邪気” だそう。いいですね~無邪気。
私もこの北海道ツーリングで少しばかり無邪気になれた気がしております。


 そして個人的小樽最大の目的地へ。

 【 海鳴堂 】なるオルゴール屋さん。

 ちゃんとしたものは高いので集めるほどの余裕はありませんが、
オルゴールの音色自体は大好きなのです。

 一段と重厚な扉から店内に入ると、
感じのよい若い女性が一人で切り盛りされておいででした。
品揃えはそれこそ ”立派なオルゴール” から、私でも買えるものまでさまざまですが、
流石に数十万円クラスの立派なものは欲しくても買えず。

 ここでの予算は1万円ぐらいかなあ。
母のものと私のものでささやかな木箱つきのものを購入いたしました。
因みに曲は、私のものが『imagine』。母のものはKinkiKidsの『ボクの背中には羽根がある』かな?


 お店のシステムとしては、オルゴールのメカ部分と好きな箱や装飾を合わせて、
その場で組み上げてもらうことができるのですが、
お嬢さん1名で営業されていたこともありすぐには出来ないとのこと、
20分ぐらい欲しいというので再び散策をしつつ、昭和の路地の裏などに入ってみたり。

 明星やら平凡、というのは雑誌でしたっけ。今でも本屋で売っていたような。

 「男は死ぬまで働くべし」その通りですね。守るべき女性の為、家族のため。社会の為。
そんな単純明快で当たり前のことなのに、最近はとんと生きづらい世の中になった気がします。
要らぬ逃げ道やら逆転現象やら色々選択肢がありますし、ちょっと踏み間違えると大騒ぎになったりねえ。


 20分というのは思いのほか短いものですぐに店に戻ると、
どうやらまだ店内は混雑しているらしく、お嬢さんが「すみませんまだ・・・」と仰るので暫く待つことに。
そこからまた20分ぐらい。店内でのんびりしていると漸く完成したとのことで声をかけられました。

 お願いしたオルゴールの動作確認とともに、
少し空いた店内で感じのよいお嬢さんとこの旅の話などをさせて頂くと、
「昨日はミスチルのコンサートがあったんですよ」やら、
「実は週末が晴れたのは9週間ぶりなんです!」なんて嬉しいお話も。

 ミスチルも世代ど真ん中ですので、
当時こそ「流行歌は歌わない!」なんて息巻いていた私でも、結構嫌いじゃない感じ。
オルゴールはミスチルでもよかったかなあ。


 さてさて、気がつけば時間もこの時点で11時を回っています。
名残惜しくはありますが、そろそろ帰らなくてはならない時間ですので例のオイコラ駐車場へ戻ります。

 そこからは再び札樽道から高速を経由して新千歳空港へ。
新千歳の中のENEOSで車両返却前に満タンにしつつ、
レンタルバイクの契約をしたオリックスレンタカーさんまで戻ります。

 契約時間は12時まで、1時間ぐらい超過してしまいましたので4000円ぐらいの超過料金はかかりましたが、
楽しい旅の前にそんなことは些細なことです。
ここは受付の女性店員さんも感じがよく、「メットとジャケットとグローブは送りたい」などという私のお願いにも、
店でレンタルしているKABUTOのメットの箱を快く配送用に提供してれたりと、
最後までよい気分でCB1100を返却することができました。

 この旅の走行距離は 【 753.6km 】

 日頃の自分の走行ペースや、北海道で2泊3日としては少ない感もございますが、
今回は前後の飛行機での移動や仲間との付き合いもありましたので充分かなあ。


 CB1100を返却してしまうともうどうにもなりませんし、飛行機が飛ぶまであと2時間弱。
ここからは大人しくレンタカー屋さんの送迎バスで新千歳空港へ。

 仲間達と合流し、昼ごはんがまだでしたので空港内の少しお洒落なお店で軽食を頂きます。

 これで1,500円のサンドイッチです。うーむ空港価格。
お店には申し訳ないですが、セイコーマートのほうが性に合うかな~。


 最後の食事を済ませ買い忘れたお土産などを確認しつつ、
ここからは飛行機であっという間の羽田戻り。

 快晴の北海道から梅雨空の東京に戻るのに一抹の寂しさも過ぎるというものですが、
楽しかった旅の思い出を胸に、慌しかった2泊3日のツーリングもいよいよおしまいです。


 最後に今回借りたCB1100(2017年モデル)の感想ですが、
完全なるストレスフリーのおっちゃん向けバイク(褒め言葉)でした。

 CBRなどと比べてしまうと下から上まで排気量の割にまるで加速もせず遅いですし、
1速がやたら入りづらいとか、ガソリンタンクが14Lでどうにもならないとか色々不満があるものの、
とにかく乗ってラク。あとシートがどれだけ走ってもお尻が痛くならない形状で驚きました。
旅先で食べ過ぎてもハラに負担がなく、重い筈の車重を感じるシーンは一度もありませんでした。

 山を走って面白いとか、ツーリング先のなんてことない田圃の中の道が面白いとか、
そういった車両由来の面白さを感じることがないのは好みから外れますが、
旅先の風景に溶け込むデザインといい、体力を消耗しない設定といい、相棒としてはかなりいいバイクです。

 クラッチレバーやらスロットルも軽く、お陰様で骨折後の実によいリハビリとなりました♪


 さてさて。
思ったよりも長くなってしまった北海道弾丸ツーリングレポートもこれで完了となります。
永らくのお付き合いありがとうございましたヽ(´▽`)ノ

 ライダーの皆様は既に充分ご存知かもしれませんが、北海道は素敵なところでしたよ(*゚ー゚)♪

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リハビリは北の大地で ~2日目~

 しかし眠いです。

 昨夜は仕事帰りの深夜にアクアラインまで走りにいった関係で、
帰宅して寝たのはAM 3:00 ・・・このトシになると夜更かしは堪えます。
まー気分転換には最高でしたけれども。


 というわけで!
二泊三日の北海道(まるでオートバイとは縁のない仲間との縛りあり)の続きです(*゚ー゚)。

 前日は新千歳空港近くのレンタルバイク屋さんから、
一路西へ向かって走り登別やらニセコ(の手前)やらに走ったあと、
18:30リミットの札幌プリンスホテルに無事戻り仲間と飲み会を楽しみました。

 残念ながら本日もまた18:30リミットは変わらなかったり致しますが、
中日の2日目は朝から時間が取れますので少し早めに起床して出発です!
こいうとき、少々多量の酒ぐらいじゃなんともない体でよかったなあと思うばかりです。


 朝。
ホテルのバイキング的なアレで朝食。

 宿泊施設に頓着ない私でも名前を聞いたことのあるホテルだけあって、
ちゃんとイクラのかけ放題も常備されておりました。

 もちろんイクラ丼で( ̄ー ̄)! 朝からがっつり2杯頂きました♪
CB1100は極めてオッサン向けのバイクなので、満腹でも全く運転に不安がありません。


 腹ごしらえも充分。
となればあとは走るだけ。地下駐車場からサンダーバードのように飛び出したあとは、
時間節約のためにまずは道央道を利用すべくインターへ。
といってもそれほど高速を使うでもなく、1時間足らずの三笠ICで下りてしまいます。

 本日の目的地は 【 美瑛のあたり 】。
テキトーではございますがそれ以上でもそれ以下でもなく、特別計画もなにも御座いません。

 ICからは道路標識に従って富良野方面へ。
暫く走るとなにやら 【 三笠鉄道村 】 なる興味を引く手書きの看板があったのでそちら方面へ。
鉄道村というぐらいですから電車関係なのでしょうが、なんだろう。

 ・・・ん???

 道路横にたくさんの懐かしい汽車が並んでいるではないですか!?

 そもそも美瑛に向かっていたので不意打ちではありましたが、
予想外の規模に 『これは寄るしかない!』 と立ち寄ってみることに致しました。

 時間こそ限られてはいますが、思いのほか広い敷地内で汽車を見ていきます。

 ディーゼルのラッセル車からSLまで嘗て活躍した汽車がいっぱいありました。
SLはもちろんですが、雪かきのディーゼル車両もなぜか子供の頃好きだったなあ。

 そしてこんなものも。

 クレヨンしんちゃん。それも初期の頃の絵柄かな?フリーダムですね~。

 望外にも恵まれた最高の青空の下で汽車を見て回ったあとは、
館内の展示も興味津々で見てゆきます。

 国鉄時代のものも多数収蔵されたこの施設の展示はまさに圧巻。
子供の頃行った(秋葉原にあったころの)交通博物館にも通じる少しレトロで、
それでいて真面目な展示の数々は大満足の見応えでした。


 展示のあとはお約束のみやげ物コーナー。
まるで派手さはなく、正直商売っ気のない感じが逆に好印象。

 コーナーの一角にあったガラスケースには、
鉄道用品がぎっしり展示されて・・・え?売り物なんですかこれ?

 鉄道関連に詳しい訳ではないので価値はさっぱりですが、
国鉄時代の用品なども多数あり、標識?銘板?みたいなものも売られていました。
そこでひとつ。「これはッ!!」と来たものが。

 なんでこんなに鮮明な写真があるのかというと衝動買いしたからです( ̄ー ̄)。

 古き良き時代に使ったという、カンテラ(実際に触ったことはない)のイメージにも通じる、
なんらかの灯りを照らす為の道具。

 付属のタグによると 【 合図灯 】というのだそうで。
駅の構内や操車場?で色々な指示を出すものでしょうか。
このアナログな感じがいいですね。

 本体のレバーを倒すと、赤やら青やらのフィルターが小気味良く電球の前に登場。
色が変えられるようです。
(残念ながら現在は光りませんが、分解してみたら古い充電池が完全に変質していました。
 気が向いたらばLEDの高輝度なものに差し換えるかもしれません)


 そんな合図灯をメインに、その他のお土産もいくつか買い込んでパニアに放り込んだあとは、
後ろ髪を引かれる思いで 三笠鉄道村 を後にします。

 お会計のときに職員の女性に「昼にはSLが走りますよ」と教えていただきましたが、
昼間で居たらば富良野に行けなくなってしまうので我慢です。


 さて。ここからは一路 美瑛 方面へ。
まるで長野の山奥を走っているような景色が延々と続くルートを東へ進み、
1時間半ほど走ったところで周囲の景色が ”北海道っぽく” なってきました。

 まるでどこかのドラマやCMで見たような景色に心動かされ。
どこまでも青く広い最高な空の下をオートバイで走れることがとても幸せです。

 どこかの展望スポットで休憩。
目の前に開ける市街地もまた美しいです。


 そしてまだまだひたすら走り、美瑛方面からこの旅最大の目的地に向かいます。
いくつかの農道を走り抜けて辿り着いたそこは・・・。

 ジェットコースターの路。

 富良野の丘陵に沿って真っ直ぐ貫く、
まるでジェットコースターに乗っているような大きな起伏のある道。
オートバイ旅の雑誌などでも見たことのあるであろう景色が眼前にありました。

 内心 『やっぱり自分のバイクで来たいな・・・CBRならもっと楽しかったな』 と、
そう思わなかったといえば嘘になりますが、折れた右手のリハビリとしては上々でしょう。


 どこを走っても快適な北海道の道にすっかりライダー的精神が満たされてゆくのを感じながら、
最初の鉄道村で長居してしまったこともあり、そろそろ帰る方向で動かなくてはなりません。

 でももう一つ行ってみたいところがありました。
それは仲間誰かが買った北海道ガイド本を見せてもらった、
立ち枯れたらしい白樺が水面に立ち並ぶ、青く美しい池の写真の場所。

 ジェットコースターの路からそう遠くはない、美瑛の青い池。

 猛烈に路面に穴の開きまくったオートバイには危ない感じの駐車場に入ってゆくのですが、
悪いことに舗装もなく砂利の路面。
そしてまるで観光地っぽくない、トイレも自販機もないその駐車場から人の流れについてゆきます。

 すると・・・。

 おお~!
確かに青く綺麗な水たまりですね~。結構素敵かもです♪

 池の周辺の遊歩道を最後まで歩くと案内板があるのですが、
どうやら近隣の火山から流れたアルミニウムイオンなどの影響でコロイド化した水なんだとか。
基本的には人工的に堰き止められた溜池に近い構造のようではありますが、
そこは流石北海道。そんな由来など関係ないぐらい綺麗です。

 イメージを裏切らない青い池に感動しつつ。、
今回は時間的制約でいけなかった、湧別あたりから近いという別の神秘的な池も見てみたくなりました。
サロマ湖の辺りには、元同僚で今はリッチな漁師さんをしている友達が住んでいますので、
そっち方面もいつか行ってみたいですね。


 さてと。青い池を後にしそろそろ18:30集合の札幌を目指さなくてはなりません。
ここからは上富良野から下富良野に向けて走り、
14Lと小さいタンクのCB1100ではガソリンも少し心許なくなってきましたので、
ガソリンスタンドに立ち寄ります。

 北海道のスタンドといえば。もちろんホクレンですよね♪

 わざわざENEOSなどをスルーしてここに入りました。
そしてガソリン以外にももう一つのお目当てが・・・あったのですが。

店員さん:「フラッグは7月からなんですよ~」

 えー。そうかそういえば今日は6/17か。時期に制限があるんですね~知らなかった。
若干意気消沈しながら『また来ればいいさ』と気を取り直してガソリンは満タンです。


 さてそろそろ。富良野から山道を再び三笠方面へ。とその前に。

 北海道をオートバイで走っているのだからここには寄らないと♪

 ご存知セイコーマート!

 基本的にビンボーなライダーの皆様の味方のコンビニチェーンで、
安くボリューム感のある惣菜が人気のお店です。
キャンプツーリングなどでは必ずと言っていいほど話題に出てきます。

 今回のメニューはこちら。

 お約束のカツゲンと100円パスタ(ぺペロンチーノ)。
あとは写真に写っていませんがフライドチキンと冷やしラーメンと・・・え?食べすぎですか( ̄ー ̄)?

 この100円パスタ。
チキンもたっぷり入ってこれだけでも女性ならば満腹になりそうなボリューム。
流石に野郎には足りないでしょうが2個食べても200円!すごいですね~。
味も100円クォリティとは到底思えないぐらいしっかりしていました。

 ジェットコースターの路から青い池へとお店のない場所を進んできた関係で、
昼ごはんを食べそびれていたのですが、セイコマのお陰ですっかり満腹になりました。


 ここからは今度こそ札幌方面へ。

 道中三笠の辺りでひと休憩しつつ。
それにしてもこの場所の雰囲気とライダーの位置関係はどこかで見たような・・・。
 自販機のあるほかは広い以外なにもない駐車場に、
それなりの距離感を保ったままライダーが思い思いに散っているこの馴れ合わない感じ。
ライダーのやることというのは北海道でもどこでも同じですね~。

 自販機では北海道牛乳を使ったというカフェオレを買って水分補給です。
奥にはナゾの近代っぽいデザインのドーム。三笠ドームが鎮座していますね。

 この後近くのツルハドラッグで、
久々のリハビリツーリングで日焼けした腕用の桃の葉ローションを買い肌を労わり、
その後は途中でお土産物を買いにお店に寄った以外はほぼ止まらずに札幌へ。

 18:25頃には何とかホテルに戻ることができました。


 ホテルに着いてすぐシャワーを浴び、飛び出すように部屋を出たらば仲間と合流。
この日も夜は飲み会が2本ぐらいありまして大変楽しい夜となりました。

 自室に戻りここまでのお土産を確認。

 なかなか買いました( ̄ー ̄)!

 三笠の鉄道村では電車の停止ブザーやら検札で鋏が入った切符などを、
会社の同僚諸氏にはキャラメル、お友達にはクマグッズやら、その他銘菓などなど。

 中でも今回紹介させて頂いた合図灯が異彩を放っておりますが、
私のお土産の買い方としてはいつもどおりの平常運行でございます♪


 さてさて。
今回の記事はこの辺りで失礼いたします。
次回は3日目の飛行機に乗って帰るまで。少ない時間の中で何があったのか音符

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リハビリは北の大地で ~ 1日目 ~

 やって参りました週末!
この1ヶ月なにをやっていたかなー。
加齢と共に日々の記憶が怪しくなっておりますが、ただひとつ言えることは。

 おかげさまでオートバイに乗れるようになりましたヽ(´▽`)ノ!!♪
骨がブレイクしてからはや2ヶ月。
握力と感覚はこれから戻すしかありませんが、外科的要因は本日の通院にて解消とのこと。

 それでは久々のblogにてつらつらと参ります!


 遡ること先週の金曜日。
週内の激務を強引に終えて、朝7時の羽田空港は第二ターミナルに私はおりました。
じつは故あって北海道に3日ほど旅行に行くことになったのです♪

 スーツケースにヘルメットの珍妙な組み合わせですが、
機内持ち込みサイズのスーツケースとの対比ではメットはかなりでかいです。

 とはいえ手荷物の持込がなんとなく面倒になり、両方とも預けました。


 離陸してしまえば北海道はすぐそこ。
本音を言えば(休みが取れるのならば)自走でフェリーが理想ですが、休めないものは仕方ない。
そんな理由で甘んじて飛行機です。僅か1時間半程度の空旅。

 幸運にも飛行機の翼付近、窓際の席でございました。
見下ろす大地はかつての開拓の跡でしょうか、実に整然と土地が整理されていました。


 新千歳空港に降り立ったらば、その足で送迎バスにて空港近くのORIXレンタカーへ。
今回の相棒はここでお借りいたします。車種は2017年モデルのCB1100です。

 丁寧で感じよいお姉さんの説明を受け、給油やETC車載機などの説明を整備の方から伺うと、
借りた大型バイクに跨り颯爽と走り出します。
もちろんメットは自前で♪ついでにTaichiのライジャケ+elfのグローブも持ってまいりました。
流石に靴まではもてませんでしたが、車種的に普通の靴でも問題ありません。


 空港からは一路最初の目的地へ、道央道を利用してひとっとび。
最初から高速利用では味気ないというものですが、
今回ソロの旅ではありませんので時間的制約がありまして、
具体的には1日目および2日目は19時迄にホテルに居なくてはならず、3日目の飛行機は14時発。
ライダー的にはかなり苦しいことには違いませんがこればっかりは仕方ないですね~。


 というわけで最初は登別、

 ICを降りてすぐ鬼に出迎えられたのは衝撃でしたが、火山地帯=鬼の感じがいいですね。
でも時間がないので温泉はスルー。
そもそもツーリング中に温泉に入ると色々終わってしまうのであまり好みません。

 そして本来の目的地 【 登別クマ牧場 】 に到着です♪

 ここは山の上にあるクマ牧場本体に行くためのロープウェイ発着場。
ちょっとよいお値段のロープウェイ+入場料を支払って景色のよい初夏の山を登ります。

 建物の中には、AKBブームに乗ったらしい”熊セブン”?らしいものが。
流石に初見でクマさんたちの区別はつきませんが、どちらさまも立派なクマでいらっしゃいます。

 ゆらゆらと10分程で山頂に到着。
大きなクマのぬいぐるみに迎えられつつ、出口を抜けると右手に早速お迎えが!

 仔熊さんだーヽ(´▽`)ノ!!
ヒグマの子供らしいですが、テディベアの見すぎなのか思ったよりも細身でした。
なにをやっても仕草がいちいち可愛らしくたまりませんね~♪


 入り口すぐの小熊トラップにしばらくハマりつつも後ろ髪引かれる思いで離脱。
道を進むと更なるトラップであるアヒルさん競争が。

 しっかり観察させていただいたあと、クマさんコーナーへ。

 なにやら ”ヒトの檻” と ” クマ牧場” があるようで。
名前からある程度想像がなされますが、クマ牧場へ進みましょう。

 階段を登り、視界が開けるともうそこは熊。

 仰け反ってます。
 

 すごく手抜きな姿勢でアピールしてます。
右のクマさんの若干呆れた視線がステキ。
 

 ○○牧場の例に漏れず、くまさん達のご飯を買ってあげるのですが、
人間と同じでクマにも要領の良し悪しがあるようで、
なんどあげても仲間に取られて食べられない熊、
口の開きが足りず固めの餌が必ず歯に当たって跳ね返り、食べる機会を逃す熊。
賢いカラスさんに全部持っていかれる熊。

 食べられない熊さんになんとかあげようと、
何度も何度もあげているうちにエサは3袋目に突入しておりました。

 ひとしきりクマさんにご飯をあげ満足したらばクマ牧場内の散策。

 初夏らしく元気な草花に蝶が舞っていたり。

 更に進むと、アイヌ イメージの村があったりも。

 各建物(チセというそうです)の中では民俗資料的な展示がなされておりましたが、
うちひとつは、見た目からしてアイヌの方っぽい方が工芸品を販売されていました。

 こういう場所に来ると、私は無論買わせていただきます( ̄ー ̄)。

 ご主人曰く「えんじゅという厄除けの木を彫って作った」のだそうで。
とっても可愛らしいフクロウさんの木彫りです。
サイズは5cmサイズから50cm級までさまざまですが、
オートバイの荷物の関係で私は10cm程度のものを買わせて頂きました。

 これは自宅のヘルメット置き場に飾ろうと思います♪


 時間に限りがある中ながら精一杯クマ牧場を楽しみ、
御土産を買ったらば次の目的地へ。

 時間は既に14:30過ぎ。本当はニセコ方面に向かいたかったのですが・・・。
飛行機で着いてバイクを借りたのが昼前。そこから登別まで下道を入れて80kmぐらい。
18:30には札幌に居なくてはなりませんので色々限界です。


 それでも『いけるところまでいこう!』と思い、山に分け入りニセコ方面へ。
残り時間少ないながらに北海道を満喫しながら走っていると。

 『なんだあの岩???』
山の中腹に突き刺さったような赤茶色で巨大な岩塊が見えてきました。
そこに吸い寄せられるように向かっていくと・・・。

 なんと昭和新山でした。
まさに昭和の頃、ニュースやらなんやらで見たことのあるあの場所とは。

 まるで無計画なのが私の旅の美点でもあるのですけれど、
意図せず知っている場所に辿り着くとテンションが上がりますね~。
そういえば有珠山やらサミットで記憶に新しい洞爺湖もこのエリアでしたっけ。

 立ち並ぶお土産物屋さんにもとっても惹かれたのですが、
実はこの時点で既に16時過ぎ。これはいよいよまずい感じでございます!

 ここからの札幌までのルートは2パターン。
海岸線を高速を使って回り道してゆくのと、知らない山道をショーカットしてゆくルート。

 借り物のバイクではなく、リハビリ中でなければ迷わず山なのですが、
今回はアクシデントなく確実に18:30に札幌に居なくてはなりませんのでやむなく高速へ。


 なんとか到着したのは18:25。

 いやー実にアブナイところでした。
ホテルは札幌プリンスホテルだったかなあ。
駐車場を含めほぼ2輪のことを考えていないつくりなのが気になりましたが、
(多少でも高級なホテルさんなんてそんなものでしょう)
仲間とも予定通り無事に合流し、ここからは予約してあった北の呑み屋へGo!です。


 1軒目は確かコロポックルとかそんな名前のお店。
北海道の海鮮が色々と選べ、居酒屋スタイルにしてはかなり美味しいお店でした。
何よりも想像以上に混雑していてビックリ。金曜の夕方ですからサラリーマンも多かったです。

 続いて一度ホテルに戻り2軒目。

 北海道といえばラム。
羊肉は正直言って苦手なのですが、写真のラムは「片面5秒炙れば充分」とのこと。
実際に口に含んでみると臭みは皆無。上質な牛肉とそん色なく、味わい深い美味しいお肉でした。


 そんな駆け足ながら楽しく過ぎた初日もこれにて就寝。

 予期せず行くことになった北海道はなかなかにいい所です。
相棒のCB1100も難なく馴染んでこれはこれでアリな感じ。
更に楽しんだ2日目はまた次回の記事でヽ(´▽`)ノ。暫くお付き合いの程宜しくお願いします!

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