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奥多摩de髭ダンス

 いやはや。まさかあんなことになるとは・・・。

 皆様お久しぶりでございます。
最近めっきり更新頻度が減っている要因を自分なりに分析してみたのですが、
多分、仕事でPCを使った処理が前よりかなり増えた所為ではないかと思い至りました。
対外的なメールやらなんやらの仕事が増えたのですよね~。


 とかいう言い訳はさておき( ̄ー ̄)♪
実は先日、奥多摩へツーリングへ行ってまいりました。
今回のお仲間は先日職場を退職したセロー250乗りさんと、よくキャンプに行く同僚で3名。

 今を遡ること3年ぐらいになりますか、
むかーしセローさんと奥多摩に走りにいったことがありました。
今回はそれ以来 「また走りたいですね」 といいつつも、急がしかったりなにやらでゆけず。
まさか先方が退職してやっと行けることになるとはなあ。


 諸々の事情はおいといて『細かいことはオートバイに乗っちゃえば関係ないよね♪』と、
朝の7時に、東雲のライコランド前に集合です。
いつも通り時間より早く来る私とセローさん。必ず遅れてくる同僚。この辺は性格ですね~

 折しも台風13号が過ぎ去ったあと、まだ低気圧の影響が残る中で東京を一路西へ。

 アクセス方法はいくつかあり、
南の上野原周、青梅街道経由、八王子から滝山街道・・・
そういえば、最近は圏央道で直接青梅にアクセスする方法もありますね。

 今回は周遊の南側に用があったので上野原ルートに致しました。

 上野原ICを下りてからすぐ、山に入るまえに便利な場所にあるスタンドで給油。
この日は信号機が工事中であり、交差点で随分待たされましたが給油完了です。


 引き続き上野原から甲武トンネルを抜けて檜原街道へ。
そこから普段ならば西へ向かい周遊に行くところですが、今日は東へ進みます。
檜原村役場をスルーして暫く走り目的地に到着です。

 神戸岩ですヽ(´▽`)ノ。 「こうべ」じゃなくて「かのと」ですよ~。

 残念ながら千葉県には清澄な水やら、それが流れる渓谷というものは存在しないものですから、
元々富士山の麓育ちとしては綺麗な水が流れている沢が恋しくなります。

 台風後で薄曇りではありますが、大雨で増水した沢もまたありですね。

 しかし水が綺麗ですね~。
音も匂いもやはり違います。暫し川沿いで涼をとったらば散策タイム。
 ここの渓谷は短めの遊歩道?が整備されていて、
沢を間近に岩場を歩くことが出来ます。

 上を見上げると ”神の戸” と言うだけあり、沢の両側に大岩が屹立しています。

 さて行ってみましょう。
入り口横には既に何者かにどかされた状態で警告板が置いてありましたが、
降雨後の増水から時間が経過した後なので、安全を確かめつつ進みます。



 濡れた岩に足を滑らせないようにしつつ、もワクワク気分。

 随所に落ちる滝からは、水と共に常に爽やかな空気が流れています。
暫く進んで振り返るとこの場所の雰囲気がよく出る光景が。

 極めて気軽な気持ちでアクセスできる渓谷ってイイですね~♪
勿論装備はライダーのそれ(実は今日はシャツがアロハですが)でもOKです( ̄ー ̄)。


 岩肌を見ると地層が縦方向に走っています。
後で見た看板によると、ジュラ紀のチャート層だとか。

 岩場のなかでも陽のあたる場所には花も咲いています。

 花の名前が判るほど洒落た脳ミソはしておりませんでちょっぴり寂しいですが、
苔生した岩場から薄紫の可憐な花が咲いていました。

 お。紫陽花は判ります。

 ルートの中には滝の横に架けられているアルミのはしごなどもありました。
梯子一つとっても普段の生活の中にはありませんで、これはこれで楽しいものです。

 ”架けられている”で思い出しましたが、
台風の増水で、岩場に架けられている丈夫な一枚板の橋が流されており、
途中で岩と岩を跳び越えなければならない箇所がありました。
濡れた苔ですべる岩の上で、滑るライディングシューズのまま恐る恐る跳ぶ羽目に。


 岩場から道路に戻り、昭和32年に架けられたという古く苔生した橋を渡り。

 これもまた古い隋道を抜けてオートバイのところに戻ります。

 灯り一つない真っ暗なトンネルは少し怖い気も致しますが、
ある瞬間に突然滴り落ちてくる山水に驚いたりしつつ。のしのしと進みました。

 

 さて。渓谷も満喫いたしましたので続いては走りへ。
来た道を引き返し、檜原街道へ戻り一路 奥多摩周遊道路 へ。

 仲間とインカムで話しながら都民の森駐車場に到着し、
トイレ&飲み物休憩を済ませます。

 休憩もそこそこに再出発し、ここからは水を得た魚というもの。
仲間には早々に 「スイマセンちょっと先行きますね~」と伝え、
(絶対に一線は越えないように)ステップをガリガリ擦りながら一気にワープ♪

 随分先行しながら 月夜見第一駐車場 に到着です。

 遠く山々を眺める一等地にオートバイを停め。
仲間が来るまで暫くぼけーっと待ちます。

 ここで暇なのでなんとなくステップを確認。

 ガリガリですね~。アメリカンバイクはこれだからいかんです。
まーガリガリやりながら走るのもそれなりに楽しいんですけれど( ̄ー ̄)。
遠からずこのバンクセンサーは消えてなくなるでしょう。


 5分程して仲間2台が到着。
みんなで 月夜見第一駐車場の際から眼下に広がる奥多摩湖を眺めます。

 奥多摩随一のよい景色のスポットですが、何度来てもいいものですね~。

 

 駐車場で仲間とこの先の予定などを話していると、
赤のNinja250Rのライダーがリプレイスマフラーの音を響かせて、
駐車場前のヘアピンを上がってゆく姿が見え、
『おー元気がいいなあ。でもちょっと無理してるかなあ』なんて軽く気にしていたのです。

 すると十数秒後 「ガリガリ!バスーン!!」という大きな音が。
駐車場に居たライダーやドライバーが皆ザワついて「あれ事故?」なんて言いますが、
ブラインドコーナーが続く奥多摩にあって、いくつか先のコーナーの状況は見えません。


 そこで、駐車場出口近くに居た大型バイクのライダーさんが一言
「コレやばいですよね?俺ちょっと行ってきます!」と即座に飛び出してゆきました。
続いて、駐車場にいた建設事務所のトラックと業務車両の2台が続きます。

 他方、我々については仲間に四輪というタンコブがついている状態ですので、
状況を説明しつつ、少し経ってからセローさんと2台で急いで現場へ。


 蛇足ではあるのですが、駐車場に居た観光ドライバーの皆さんは口々に
「あれ事故?」「いやねえ」みたいな感じで野次馬根性以外は無関心。
湖畔に向かって高そうなカメラを構えていたオヤジもスルー。まあそんなものかよ。と。


 ともあれ2つ先のコーナーに到達すると、
道の左側にフロントが行方不明になるほど大破したNinja250Rが。
対向車線にはプリウス?かしら、
右フロントタイヤ及びアーム類が破損してタイヤがあり得ない方向に向いた四輪。
 

 道路の真ん中では、最初に飛び出したライダーさんが、
両手を振り上げて我々を含む通行車両に危険を知らせています。
また、この時点で下ってきたらしい他のライダーも現場の整理にあたっていました。

 私は走行しながら破片と事故車両の位置を確認しつつ、
取り敢えずメットのシールドをあげ「ちょっと破片の間抜けます!」と叫んで通過。

 『今すべきことは何なのか』を瞬時に考え上方にあるブラインドコーナーの先へ。
路肩にドラッグスターを停めて飛び降りると、
上から下ってくる車両の整理を行うことに致しました。


 なにせ、ブラインドコーナーが続くエリアですので、
既に現場で救護に当たっている人間が居る以上は、二次災害を防ぐことが優先です。

 私が立った”現場から2つ上のコーナー”から、
”更にひとつ上”にもまたブラインドコーナーが存在しているのですが、
奥多摩周遊をご存知のかたはイメージなされるでしょうが、
そこまでは二輪・四輪を問わずかなりのオーバースピードで下りてくる車両が多い場所。

 早い段階で減速させて注意を促さないことには大変危険です。

 

 今思うとマヌケな姿ではありますが、
ブラインドコーナーから飛び込んできた車両が最初に見るのは、
アロハシャツでヒゲダンスを踊る怪しい男。大変奇妙な光景には違いないですね。

 反面、奇妙な風体のお陰で注目はして頂けたのは確かで、
1台の爆音ドカティモンスターの勘違い野郎以外は、
車よりスピードが出ている自転車も含めて皆さん応じてくれました。
(ドカモンの野郎は事故現場のすぐ先でUターンして全開でグル珍しに戻りましたっけ。)

 

 先ほど現場を通過する瞬間に、
警察やら保険会社やらに電話をしている状況は読めておりましたので、
そこから警察が到着するまでひたすら交通整理を続けます。

 ここで思い出したのは、奥多摩建設所長さんの演説で伺ったようなあのお話。
「奥多摩で事故をおこすと、救急車が来るまでとても時間がかかります」

 まさにそうでした。交通整理を続けること50分、
最初のパトカーが到着するも近場の駐在所からなのか警官は1名のみ。
そこから5分、10分としてもう2台ほどパトカーは来ましたが、
1時間経っても救急車は来ず。そういえば場合によってはドクターヘリだとか言ってましたっけ。

 奥多摩周遊の麓、青梅方面からパトカーのサイレンが聴こえてからも、
到着するまで延々と周遊道路が続くわけで、かなりの時間やきもきする状況でした。


 1時間を優にすぎ、暫くしてやっと頭数の揃った警察官が、
パトカーで上のブラインドコーナーにも様子を見に気ながら我々に
「ありがとうございます~!」なんて声をかけてゆきましたが、
現場の整理が終わり、現場検証が始まるまでは引き続き交通整理を続けることに。

 1時間半程した頃、現場のほうから「もう終わりでいいって」と声が聞こえ、
オートバイを途中に置いてブラインドコーナーまで駆け上がってきた我々は舌から姿が見えませんので、
「この2台誰の?」なんて声が聞こえました。となればこちらも声を張り上げつつ戻ります。

 現場に戻ると、私のドラッグスターヘッドライトが点けっぱなしだったあたり急いでいたのでしょうか。
周囲に居る皆さんと警察官に「おつかれさまでした~!」と叫び、
この段階で、赤Ninjaのライダーさんが無事に立っている姿を認められましたので、
「大丈夫ですか?お大事に~!」と叫ぶと、「ありがとうございました!」と元気に返されました。


 しみじみ思うのは本人がご無事でよかったことですが、
事故の原因については追求しても仕方ないので、
あとは警察に任せてすぐに他のライダーさんと共に現場を離れました。

 危なっかしい印象の赤Ninjaにも非はあるのかもしれませんが、
四輪が下りでセンターを割ってくることなんてザラにありますので、
或いはその両方が原因なのかもしれません。色々気をつけなくてはなりませんね。

 

 事故処理に目処が立ち、慌てて駐車場に戻り四輪の仲間にゴメンなさいをしつつ。
携帯も持たずに交通整理をしていたので、
実に1時間半待たされた仲間は若干憮然としていましたが、
事情を説明したらば解ってくれました。「ここからだと全然みえない」とは言っていました。

 

 やむない事情とはいえ旅の時間のうち1時間半をロスした我々は、
当然ながらその後のスケジュールに影響が出ることは明白。
急ぎ足で第二の目的地へ向かいます。

 奥多摩駅近くの交差点を曲がり11km。現地に到着です。
場所は 日原鍾乳洞 (にっぱら)。東京都内随一の鍾乳洞です。

 長い階段を下りて入り口で料金を支払い、橋を渡ると洞窟へ。
入り口からは白い空気が結構な勢いで吹き出しています。

 台風の後に鍾乳洞というと少し不安もありますが、
営業しているという事は問題ないということ。気にせず進みます。


 入り口を入ってすぐ、仲間が「寒い!」というので近くの温度計を見ると・・・

 10℃ですか・・・。それは涼しいわけです。
案内板によると通年で10℃とのこと、洞窟ならではですね。

 意外に広い入り口からのルートを抜け、洞窟内の案内図を確認。

 ルート自体は200m、高低差は30mもあるそうでなかなか見応えがありそうです。


 案内図にもある通り、
仏教絡みの名称がつけられた特徴的な景観を眺めつつ進みます。

 仲間に「三途の川渡っちゃいますね~。ちゃんと六文持ってます?」なんて問うと、
「縁起でもないこと言わないでくださいよ!」と怒られましたが、
どうせその内渡るんでしょうし大して変わらんというものです( ̄ー ̄)。

 六文とは関係なさそうですが、
弘法大師の名が付けられたエリアでは通貨型の水盤?が。

 うちの無きに等しい庭には不似合いですが、コレ憧れです。
日本全国どこにでもある弘法大師の数ある修行所のひとつだそうですが、
付近の、比較的最近作られた ”水琴” の音色が静かな洞窟に美しく響いていました。


 更に進み大きなホールに出るとライトアップがされていました。
様々な色が周囲の岩を照らす空間はなんとも幻想的で綺麗。


 
 暫く光景に見とれたあと、奥に続く階段を登ると ” 死出の山 ”なる表示が。
つくづく縁起でもない名前ですが、死を意識できるってことは生きてる証ですから♪

 階段を上り、死出の山の頂上には何故か縁結びの観音様が。

 真剣に拝む人の姿を横目に、私の関心は横にある賽の河原へ。

 賽の河原といえば 【 親より先に死ぬ 】 という、
宗教家ならざるとも絶対にやってはいけない、生物としての非道を贖う場所です。

 ライダーなんてやってると明日はわが身でもあり、
また、つい先ほど大事故を目撃してきたばかりもあって色々思うところがありました。
精々永遠に続く石積みに身を落とすことのないように気をつけたいです。

 ただ、ここの賽の河原は、既に鬼が来て崩したあとのようですが・・・
或いは積まれていた石を、観光客の姿を借りた畜生が崩したのやもしれませんね。


 死出の山から生還した我々は、階段横にある 十二薬師 へ。

 ここも明治期の人の業が顕れた場所のひとつですが、
現代人の人の業として、岩壁一面に一円玉が貼り付けられておりました。


 色々複雑な気分になりつつ、洞窟を折り返して ” 新洞 ”なるルートへ。
新洞はほぼ垂直に登る高低差30mの階段をひたすら上り、
そしてまた30mを下りてくるという大変しんどいルートですが・・・
通路が狭く、他の観光客が後ろから迫っている状況では写真は撮れませんでした。
それ以上に昇降がキツいことが最大の印象でしたけれど。


 10℃ながらも汗だくになりながら(湿度は95%以上です)鍾乳洞を出ると、
朝にパーキングエリアでおにぎりを食べただけの我々はかなりの空腹状態。
いよいよタマランということで、事前に相談してあった食事処へ向かいます。

 

 青梅街道に戻り、暫く走ってから川井の駅の辺りを再び山方面へ。
〔 なかい 〕 さんに到着です。


 
 ここはテレビなどでもよく取り挙げられる有名な釜飯屋さんですが、
古民家を改装した建物が雰囲気満点の場所です。

 休憩時間直後ということもあり、
運よく滑り込んで待たずに入れた我々は勢い余って多めに注文( ̄ー ̄)。

 出来上がるまでは盆栽でも眺めて穏やかに待ちます。

 『赤松・・・?マツタケでも生えるのかな』
なんて下らないことを考えていると、最初の料理が運ばれて来ました♪

 山なのでキノコ!
我ながら安直だなあとは思いますが、キノコのバター醤油焼き大好きです!
〔 しもふり茸 〕 なるメニューですが、スーパーの霜降り平茸とは違う印象です。
奥多摩と関連性があるかどうかは不明です。

 続いてこちら。

 とろろ もり蕎麦!

 ”もりそば”と”ざるそば” の違いを ”海苔の有無”だけだと思い込んでいるとアレですが、
まあ正直どっちでもよい気も致します。
比較していないので、同じくメニューにあったざるそばとの ”汁の違い” は不明です。


 そして最後にメインディッシュ。

 山菜おこわ セットですヽ(´▽`)ノ。

 おこわと水炊き、刺身こんにゃくに古漬けの漬物。あとは餡子のおまんじゅう。
以前ここに来たとき以降3ヶ月ぐらい水炊きにハマった時期がありましたが、
水炊きも美味ながら、ちゃんと直前に炊いているおこわもとても美味でした♪

 

 流石に3品も頼むとおなかもパンパンでございますが、
今日はドラッグスターで来ておりますので、腹方面は問題なし。

 我々の注文品が到着して程なく満員になった人気店を後にし、
青梅街道を一路東へ。渋滞情報を確認してから青梅IC経由で圏央道に入り、
渋滞していた中央道を八王子JCTからスルーして厚木PAへ。

 八王子近辺のトンネル事故で難儀した以外は問題ありませんでしたが、
厚木PAで軽く休憩した後は、本格的な休憩にと東名から海老名SAへ立ち寄りました。


 海老名でスタバの難しいメニューで喉を潤し、
(なんとかかんとか、そしてまたなんとかフラペチーノ)
何故か海老名で静岡辺りのワサビ系の御土産ものを購入し、
渋谷線から大橋Jct経由で湾岸へ。

 解散前の最終地点として、出発と同じライコランド東雲店前に到着。

 最近、築地から移転するのしないので話題の 豊洲新市場 も程近く、
お台場にも近いこのエリアは、
一般庶民ではおそらく住むことのないであろう高級高層マンションが林立しています。

 そんな高層マンションの足元で名残惜しいながらも別れの挨拶を済ませた我々は、
日付が変わる少し前位に各々の自宅へ到着。


 色々とあった奥多摩ツーリングも無事に終了。
なにやら印象的なツーリングとなりましたが、
今後別の仕事に就いてゆくセローさんとは丁度いい遊びの時間となったのではと思います。

 ドラッグスターにはトリップメーターが1つしかありませんで写真は御座いませんが、
GPSロガーによると今回の走行距離は 【 372.10km 】でした。


 これから秋の本格ツーリングシーズン到来ですが、
皆様もぜひとも交通事故にはお気をつけてお出かけになってくださいませ。

 それと、奥多摩でコケると救急車がこないので本当に恐ろしいですよ。
普段の7割ぐらいが丁度イイかと存じます( ̄ー ̄)おぢさんとの約束ですよ~♪

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この夏 いちばん暑い日に。

 「あつ~いっ!」
自販機の押し釦みたいな文言からの登場で御座いますが、今年は本当に暑いですね~。

 そんな私にも、今年は”夏休み”というのがとりあえず1日だけ御座います。
・・・と申しましても、フルに残っている有給を消化しようというだけ。

 世の中、有給という制度があれど事実上使えない会社なんてごまんとありますし、
私の場合、原則としてまず病欠や遅刻・早退も(し)ない人間ですので、
心の底から有給制度の意義が解りません。因みに私の会社には買い取り制度も存在しません。


 
 当初は『高原が涼しいかな~』と、
単休で行ける場所に静岡県は朝霧高原や富士五湖周辺を選んだのですが、
まさかの台風一過のこの日、日本で一番暑かった場所は次のポイント。

  【 山梨県身延町 39.2℃ 】

 この身延町ですが、私の居た朝霧高原エリアから 【 直線距離で10km 】の場所。

 そういえば高原の道路温度表示板は 【 32℃ 】などと出ていました。標高高いのに。
とはいえこの日は、日本中どこに行っても猛暑でどうしようもなかった気もします。



 そんなワケで、
レアな休みですので、火曜休みの大切なお友達を誘ってツーリングに行くことにしましたヽ(´▽`)ノ。
ここからは写真が多くなりますので、テキストを極力削ってお届け致します。

 

 朝8時。
お友達を迎えに、お住まい近くの千葉県は舞浜駅へ。

 舞浜といえば、街全体がディズニーランドの為にあると言っても過言ではないエリアですが、
実は私、舞浜駅北口に来るのは初めてでした。

 事実上、ディズニーランドの玄関口として存在している表側のロータリーとは全く違い、
完全に普通の駅の印象な北口側のギャップには大変驚きました。
そもそもココ、一方通行でアクセスし辛い場所にあり結構な穴場です。

 駅前にはディズニーやらホテルやらの従業員らしい方々や、
平日ということもありお仕事関連の皆様がひっきりなしに行き交っておいででした。


 お友達が少々遅れていたこともあってのんびり待っていたのですが、
大排気量エンジンの停まると暑いオートバイの上で、朝8時だというのに既にかなり暑いです。

 途中、いきなり現れたゴミ収集車の可愛いクジラさんに目を奪われたりしつつ。

 『さすが夢の国近くのゴミ収集車は違うなー』なんて考えていると、
程なくお友達が到着いたしました。

 

 さて。挨拶もそこそこに、それでは参りますか~ヽ(´▽`)ノ!!
湾岸から新木場ICへ、首都高を南回りで抜けて大井jctから長大な山の手トンネルへ。
ご存知、首都高の都心エリアは今現在でも2輪の二人乗り禁止なのです。

 10kmの長さを誇る山手トンネルに入ると少し後悔。
『ここ死ぬほど暑い』少し渋滞するだけで死ねる気温です。
一部ミストを噴霧している区間もあるのですが、焼け石に水とはまさにこのこと。

 山手トンネルから新宿辺りで中央自動車上に分岐する坂では、
完全に合流渋滞にハマり、二人乗りということもあり四輪に付き合っていたのですが、
坂の途中でエンジンがオーバーヒートし、クラッチが貼り付いて切れない状態に。

 もう坂道発進どころではなく、エンストからのセルモーター走行で少し走り、
「ムリ!」と、ストールが続くエンジンを吹かしながら抜けさせていただきました。

 

 ここからは混み具合との相談。
当初は談合坂SAで休む予定でしたが、平日なのに入り口から四輪で渋滞でしたので、
そのままスルーして大月Jctから河口湖線の谷村PAへ。ここまで2時間ほどです。

 暑さもあり、パッセンジャーも限界だろうとの休憩ですが、
本来はもう少し早いほうが望ましいですね。しかし暑い!

 パーキングエリアでは取り敢えずソフトクリーム!

 糖分とアイスで冷気を補給しつつ。

 何故か調理シーンがブルーバックで何も映らない状態の、
コーヒールンバの自販機で飲み物タイム。


 水分補給後は、オートバイ横の日陰にてしばし休憩タイムです。
色々と雑談をしながら、根っこが生える前にそろそろ出発。

 ところが河口湖ICで降る頃になり、使用していたインカムが突然の不調発生。
某中華製のもっとも初期に買ったベーシックモデルですが、
あれこれ弄っていると通電すらしなくなってしまいました。

 予備持ってくるべきだったなあ・・・と思うも後の祭り。
ここからはクラシカルな大声スタイルで参ります( ̄ー ̄)。


 時間はもう11時頃。
そろころ小腹がすきましたので樹海エリアを抜けて朝霧高原へ。

 ドライブインもちや に到着です。
既に観光地としては終焉すら感じさせる寂しい有様ながら、
今現在は ”二輪車会館の成れの果て(跡地)” や、
”何故か正気とは思えない東海道線カラーに塗られた木馬”があります。

 
 世に言う 餅は餅屋。ということで、もちやではおもちを頂きます。

 おろしもち と きなこもち 。
つきたてで柔らかく、当然ながら本物の御餅ですから美味でございます。
お友達もモチ好きで良かったかなあ。

 薄暗いお土産物屋も覗き買い物をしていると、
一角に『これはッ!!』と思うクレーンゲームが。

 最初は気付かなかったのですが、お友達が「ピンクのカバがいる」というので
じっくり覗くととってもかわいらしいカバさんが入っていました。

 『これはゲットするしか・・・』と思っていると、
お友達取ってくれてなんとプレゼントしてくださいました。

 この日の強烈な日差しで白飛びしておりますが、
ピンクのカバさんだヽ(´▽`)ノ~♪これは嬉しいですね~!


 さて、水分とモチも補給しましたので次へ参りましょう♪
なにせ一日しかありませんので、行ける場所と時間は限られておりますので。

 朝霧高原から、白糸の滝をスルーしつつ旧道を市街地方面へ。
富士宮北高の上にあるコスモのスタンドで初の給油を行って浅間さんへ。

 地元民には馴染み裏手の鳥居横から入り駐車場へ・・・

 あ。二輪ダメなのね。
だったらばと、こちらの都合では無いので、
謹んで流鏑馬なども行われる参道横に停めます( ̄ー ̄)。
混雑していたらば、表の大きな駐車場に回るようには致しますが今日は平日。


 参道を進み境内へ。

 お友達と「いつか行きましょう」と話しておりましたので、いよいよな感があります。

 神様の懐だけあり、ここは動物達も都会のそれと違い穏やかに暮らしています。
ハトさんもすっかりのんびりモード。
私もトリさんが好きですが、お友達も大層な鳥好きですのでお互い楽しいです♪

 主な参道に目を遣ると、平日なのに観光バスも結構来ているようですね。

 夏だなあ。
境内を散策する前にまずはお参り。

 恭しく詣でたあとは境内へ。

 ポケモン世代ではないので流行のPokemon Goはやりませんけれど、
日本文化的には ”御朱印帳” がある種のアナログ的類似品。

 実際にはもうちょっと宗教色が強く、決してスタンプラリーの類ではないようですが、
崇敬の気持ちと共に収集すること自体は、今の時代に沿った良い風習だと感じます。

 浅間さんが刺繍された御朱印帳を社務所でお分け頂いたあと、
続いて御神籤へ。どれどれ・・・

 ほー。珍しいこともあるもんで大吉だそうですよヽ(´▽`)ノ。


 ちょっぴりいい気分になりつつ、境内裏手の【 湧玉池 】を経由して 【 神田川 】へ。
湧玉池は富士山の水が滾々湧き出る特別天然記念物です。

 水辺には鳥さんたちの楽園が広がっており、カラスもハトものんびり過ごしています。



 人間に対しても警戒心があまりなく、池に架かる橋のど真ん中を、
こちらから人間が進んでいても気にするでもなくトコトコ歩いてくるハトさんも。

 「ちょっとゴメンねー」と言いながら通していただきました( ̄ー ̄)。


 湧玉池からは常に富士山の伏流水が湧き出していますが、
その後に続く神田川は、恐ろしく澄んでいて綺麗な水です。

 夏休みということもあって、地元の子供達も沢山遊びに来ていました。

 中学生ぐらいの男の子の集団は、道路側の柵の上から飛び込んでいたりも。
「僕もあと20年若かったらやっていたかなー」なんて話しながら、老いを実感いたします。

 実際、今の肉体で飛び込んだら心臓麻痺で死ぬでしょうね。それぐらい冷たい水です。
戯れにカメラを水中に差し込んでパシャっと。

 滝壺方面を取りましたので泡で一杯ですが、
この色と透明度はできればずっと未来まで続いて欲しいものですね。

 私たちも飛び込まないまでも、靴を脱いで足先をつけてくつろいでおりましたが、
僅か10分少々で芯まで冷えつつも、猛暑の中では最高に気持ちよかったです。

 

 さて。浅間大社への参拝も無事に済みました。
のんびりした流れの中、既に時間は15時頃になっております。

 そろそろ行ける場所も時間的に限られてきますので、
お互いの希望を聞いたりしつつ、道中で気になっていた 【 富士花鳥園 】にゆくことに。
再び朝霧高原を駆け上がり、道の駅朝霧高原手前まで。

 閉園まであと1時間半という時間帯ですが、
反面それなりに空いていてのんびり見て回るにはよい感じのようです。

 入り口でチケットを買うとまさかのお出迎えが。

 ちょっとブレておりますが、
ちっこく丸いフクロウさんが2羽でお出迎えヽ(´▽`)ノ!?

 この施設、もちろんケージ内にいる皆さんも多いのですが、
ところどころにこの感じで、動物さんたちが紐に縛られるでもなく展示されています。

 本施設入り口横の大きなミミズクさんに迎えられつつ。
温室スタイルの建物内に入ると・・・

 鮮やかな花々の楽園が広がっていました♪
思ったよりもずっと広い園内を歩いてゆくと、様々な動物さんたちに出会います。

 トリさん可愛いです。



 かつて浅間大社の縁日でひよこで買った、
ニワトリの ピーちゃん と7年同居したことがございますが、
○○鶏 の名前を持つ鳥さんのシルエットが特に大好きです♪


 その他もトリさんがいっぱい。

 灰色のヨウムさんも穏やかで可愛く気になりましたが、
帰ってきて『飼えるのかな?』と調べると、寿命が50年だそうです。
そうなるとこちらが先に逝きますのでムリですね~。

 途中にはトリさん以外の皆さんも。

 閉園も近くなり、ウサギさんもお客さん相手に疲れてるのかしら。
みんなのんびりタイムで見ているこちらが気持ちよく、お邪魔を遠慮しちゃいます。

 反対側には元気に鳴くオウムさんたちも。
2羽居たのですが、どちらも芸達者でとっても素敵。

 こちらのオウムさんは、
ケージの中の四角い空間を、脚をつかってぐるっと宙返りしつづけて遊んでいましたし。

 もう1羽のオウムさんは、フラメンコ歌手みたいに飾り羽を咥えて上下にダンス。

 楽しそうに体をゆする姿はとても愛嬌があり可愛かったです。
しかしまた絵に描いたような咥え方で・・・それがイイです♪


 園内中央ほどにある、人間も入れる大きめのケージにはヒインコさん達が。

 色とりどりのヒインコさんはとても人懐っこく、
お客さんの腕にも当たり前のように乗ってきてくれます。
私達の腕にもしっかりとまってくれ、しきりに腕時計(トリは光物好き)で遊んでいましたっけ。
一羽を止まり木に戻そうとすると、出したその腕にまた別の子がなんてこともよくあります♪


 更に散策すると他のトリさんたちも発見。

 この子はキンケイの雌鶏かな?まだかなり若そうな体格です。

 少し進むと今度はペンギンさんが!

 高原とはいえ猛暑の中でペンギンさんは大丈夫なのか心配ですが、
施設内はエアコンが効いており、多分27℃ぐらい?に保たれているようです。

 登り坂の上でペンギンさんもお休み中。

 エサやりも出来るようですが近くの売り台に在庫なし。
後で見ると、夏場は近くの売店で売っていたようです。時間があればあげたかったなあ。

 その代わりにということではございませんが、
後で飼育員さんがご飯をあげておいででした。
特定のペンギンさんだけにあげていたのは、日中お客さんにあまり貰えなかった子かな?

 お考えがあってのエサやりの偏りだとは思いますが、
飼育員さんの股の間でずっともの欲しそうに上を見ている子がとても可愛かったです。

 この子もあとでもらえるといいなあ。


 メインのホールを抜けて、接続されている別棟に向かいます。

 通路にはモルモットさんたちがご飯中。

 中には土管?に頭を半分突っ込んで眠りこける子も。たまらんですね~♪

 通路の向かいにはカルガモさんの雛も居ましたが、
毛布がかけられて保温されたケージに居たのでうまく写真が撮れず。
ただ、ヒナ特有のかわいらしい振る舞いに完全にやられました。可愛いなー。


 植物が主な別棟の入り口ケージにはミミズクさんが休憩中。

 夜行性でしょうから、日中は実にのんびりしたものです。


 一通り回ったあと、観光施設らしく最後のエリアにおみやげ物コーナーあり。

 ここにもおみくじが販売されていましたが、
さっき浅間さんで引いたばかりなので今回は我慢。

 ここの店番は「ポン」ちゃんなるコノハズクさん。
ちょこんと座って完全にお休みモードでした。


 売店で色々気になるものもありましたが、残り時間も少ないのでもう一回り。
売店エリアから回廊のようになったケージ群には、
様々な種類のフクロウさんが実に多種にわたり展示されていました。


 
 む?チップ&デール?
朝、真横を通った夢の国からクレームが来そうな名前ですね( ̄ー ̄)。

 でも可愛いです。個人的にはこっちのほうがずっと好きヽ(´▽`)ノ。


 これで大体1周。
日中の早い時間帯ならばバードショーなども数回開催されているようで、
今回はそれらが終わった時間だったのが残念ではありますが、
その分、駆け足ながらも色々な動物と遊べたので満足でした。

 山の向こうに陽が向かいつつあるタイミング。
17時頃ですが、まだ真夏なので夜までは少しあります。


 ただ、単休の次は当然仕事ですからそろそろ帰ることも考えなくては。
そういえばその前に、
良く考えると朝からモチとソフトクリームしか食べていないので食事も考えなくてはです。

 再び市街地へ向かい、『富士宮やきそばでも・・・』と思いながら下ってゆきます。
道中に雲がかかった富士山を撮影しつつ。

 この時間帯には雲がかかっていますが、
午前中に朝霧高原を通った時には、山裾まで富士山の形がしっかり見え最高の眺めでした。
私達の目にはしっかりそれが残っているので、写真の雲がかかった姿もまた良いものです。


 ふと空の電線を見上げると。

 高原のツバメさん達が沢山お見送り。今日はトリさんが多くていい日です。


 市街地まで下り、行き着けの焼そば屋さんがやっていないことを確認すると、
(店主さんのご主人が体調を崩されたのか、亡くなられたのかでここ2年ぐらいお休みです)
取り敢えず、スーパーで御土産の富士宮焼そばの材料を購入しつつ。

 もう一軒のアテであった、旧ユニー近くの焼そばもやる食堂に向かうも定休日。
他に選択肢があるも、戻るのはもう時間的に厳しかったので、
地元に愛されて数十年のラーメン屋さんへ。

 【 ラーメン きよし 】

 ここ、昔ながらのラーメンを出してくれるとっても素敵なお店。
東京辺りで食べられるイマドキの凝ったラーメンとは正反対の、
どちらかというと、昔の東京風ラーメンみたいなしょうゆ味と、
これまたレトロな味噌ラーメンがメインのお店。私も大好きなので選んだのです。

 が・・・。これが今回の旅の最大のチョイスミスでした。

 カウンター席のみの小さな店舗ゆえ、
着いた時間には満席でしたので、店のガラスに書かれたメニューを見て悩み待ちます。
この時点でカウンターのお客さんが皆、
大汗をかいて団扇で扇いでいたので嫌な予感はしていたのですが・・・

 15分ほどして店内に入りますが、注文をして更に待つこと15分くらい?
店内はエアコンが止まっており、ラーメン屋の熱気がそのままこもった状態に。
店舗の立地は雑居ビルの1階ですので通気性もなく、兎に角暑い!!


 ようやく料理が出された頃には若干朦朧としておりましたが、
ともあれ美味しそうなラーメンたちに息を吹き返し美味しく頂きます、。

 餃子も美味。お友達の味噌ラーメンも実に美味そうです。
そして私の頼んだ チャーシュー麺と、チャーハンが到着♪

 『この味だな~美味いなあ』なんて思いながら幸せに食べて行きます。

 何故か4割ぐらい食べたところで味を感じなくなり・・・
5割を過ぎる頃には舌が痺れて油しか感じなくなり、頭痛がして力が入らなくなりました。


 そう、まさかこのタイミングでの熱中症。
お友達にゴメンをして、店員さんにも「熱中症っぽいので出ます」とゴメンなさいをしつつ、
暑すぎる店内から脱出して、外の順番待ちベンチに腰掛けると碌に音が聞こえないレベルに。
『いよいよマズい』と思い、シャツを広げて手持ちのタオルで仰いで放熱して耐えること10分。


 なんとか意識が落ち着いてきた頃に、お友達も汗をかきながらラーメンを食べて出てきました。
中座したこと、折角の食事の席を台無しにして急がせてしまったこと、
本当に申し訳なく・・・また、店員さんには残してしまったことを申し訳なく。

 本気で倒れるまで食べていようかとも考えましたが、
そのほうが余程迷惑なので断念した次第です。
こうならないように水分も補っていたつもりでしたが、予想以上に脱水していたようでした。
ラーメン自体はホントに美味いのになあ。

 朦朧とする意識の中で、腕時計がどこへ消えたのかも解らないぐらいになっていましたが、
近くの自販機でミネラルウォーターを2本買い、
1本を頭から浴びて、もう1本はタオルに含ませ首を冷やします。
同時に飲んで補給してなんとか体調も戻し、温度を下げるためにも走ることに致しました。

 

 不意のアクシデントで時間を消費してしまいましたので、
危険を生まない程度に体調に留意しつつ、新東名を新富士ICから一気に海老名まで。

 体力の残っているうちに距離を稼ぎたかったのと、
平日なのに”渋滞25km”の表示が出ていたので、いけるところまで進みました。

 ここで更に多量の水分補給と少し長めの休憩をしつつ、
渋滞が少し短くなった海老名から先へ進み、渋谷線から山手トンネル経由で湾岸線-舞浜駅へ。


 途中の夜の山手トンネルは、入った瞬間から石油ファンヒーター並の温度。
CBRのラジエータファンが吹き出す”アレ”と大差ない状態でこれまた凄まじい熱風です。
ただ、ここを通らないと2人乗りで首都高を抜けられませんので仕方ありませんでした。


 なんとか無事に舞浜駅へ到着。今度は南ロータリーへ。
ひっきりなしに往来するディズニー関連ホテルのバスが通り過ぎる中で、
お友達と一日のお礼及びお詫びしてお見送り。

 その後もイクスピアリ辺りの大渋滞に巻き込まれたりしつつも1時間程度で無事帰宅です。


 今回の走行距離 【 472,52km 】

 ドラッグスター1100クラッシックはトリップメーターが1つしかないので、
今回は携帯のGPSロガーで代用しております。
最高速度がモザイクなのは、ソロ走行時にアメリカンらしくない速度が出ていたからで^^;
気にしない方向でお願いいたします


 帰宅後、ミネラルや塩分なども考慮しつつ更に2Lぐらいの水分を補給しつつ、
翌朝仕事前に体重計に乗ってみたところ・・・ なんと4kgも減っていました。

 道中含め軽く5~6Lぐらいの水分を捕りつつも、尿は碌にでない状態であり、
それで4kgの減というと体重の何%の水分が失われていたのか。
死ななくて良かったです。

 お友達にも帰宅後に無事を確認させてもらいましたが、
あちらは問題なかったそうで、それがなにより一安心でした。

 
 今回決して狙ったわけではありませんが、
文字通り 【 2016年で一番暑い日 】 にて、【 その日、日本で一番暑いエリアの近く 】 に居て、
しかも 【 1日炎天下を大型空冷バイクで走り回り 】 【 冷房も通気性もないラーメン屋 】にいれば、
そりゃあ熱中症にもなるわという話で。配慮の甘さに情けない限りでございます。

 翌日の仕事は、熱中症だろうがなんだろうが当然行きましたし、
黙って人並以上に仕事をこなして帰宅。そして、運よく祭日だった 【 山の日 】の本日はこんな感じに。

 よく見ると、ペンギンさんが寝ている木の斜面には、
ウォータースライダーみたいな感じで水がながれているようですね。
おなかを着けてひんやり楽しんでいたのかしら。まるで本日の私のようです。(*゚ー゚)。


 そんなこんなの、2016年で一番暑い日のツーリング。
アクシデントは別として最高に楽しかったですヽ(´▽`)ノ!!

 暑いからってオートバイに乗らないより、
乗って後悔(はダメですね)したほうが楽しい思い出になりますね♪

 でも、今回の教訓としては自分が思うよりずっとずっと多くの水分補給が必要。
オートバイでお出かけの際には忘れずに、早めの水分補給をなさって下さいね~

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隙あらば伊豆

そろそろオートバイ分が不足しておりましたので、
『走らないといかん!』ということでちょっくら走ってまいりました。

 まずは朝7時に首都高湾岸線の〔湾岸幕張PA 上り〕に集合。



 今日は3人旅。
仲間が四輪なのでドラッグスタークラッシック1100で来ております。


 前日も帰宅が遅く、朝に支度をしたので5時起きで朝食はまだ。



 カツカレーを頼もうと思ったのですが、カツが仕込み前だとか。
眠気覚ましにと唐辛子と胡椒で辛さをプラスして平らげました。


 飯さえ食ったらあとはGo!
首都高から山手トンネルを抜けて渋谷線から東名へ。
まだ朝なのに、町田辺りではお約束の10km~の渋滞アリ。
のんびり渋滞につきあって抜けたらば、小田厚から箱根ターンパイクへ。

 この日の東名は御殿場辺りの大事故で付近は完全に通行止め。
伊豆縦貫に向かうと先の詰まった渋滞にハマリそうだったので、
海側から伊豆にアクセスすることに致しました。


 DS11はアメリカンとはいえYAMAHAのバイク。
ステップボードをガリガリ言わせながらでもそれなりに走りますので、
ペースをかなり抑えつつも、
仲間を置き去りにして、一足先に〔大観山ビューラウンジ〕へ到着です。

 天気もよく、実に沢山のライダーが来ていました。
このときはその他四輪の旧車も多くみかけられました。


 ここまで走りっぱなしでしたので、施設でひと休憩。
入ると目の前にまさかのアレが。





 現行R1だー!?
お金があれば欲しいオートバイですが、HONDAがこういうの出してくれればなあ。
今はR25なんかもこのイメージで発売されていますね。


 予想外のオートバイ遭遇にワクワクしつつ。
施設内の店でコロッケパンとジェラートを買って屋外のベンチへ。



 当初はジェラートだけのつもりだったのですが、
コロッケパンは殊の外美味そうだったもので衝動食い。

 建物を出るとそこはもうよい景色。



 芦ノ湖が眼下に見えます。
大観山利用者にはおなじみの光景ですね。

 

 良い景色と空気にすっかりリフレッシュし、眠気も飛んだところで再出発。
本日の目的地(基本的に考えていない)は ”南” ですので伊豆スカイラインで南下です。

 途中、お気に入りのスポットで停まってパシャリ。



 眼下の道は、まるで観光ガイドか雑誌の綺麗な景色そのものでした。



 ここは柵もなく視界が開けているので大好きですヽ(´▽`)ノ。


 そのまま意外と長い伊豆スカイラインを終点まで走り、
天城越えでおなじみの天城出口を下りて東伊豆方面に下ります。



 伊豆スカイラインはその名の通りまさにスカイライン。
地元である千葉の房総スカイラインのがっかり感とは対照的です(笑


 昼ごろに差し掛かり小腹もすいたので、
途中の伊豆高原にある寿司屋で昼食。
ここは1皿140円~550円ぐらいの昔スタイルの回転すし屋さん。



 あら汁なども注文したのですが、結構美味しかったですよ~。
もっとも寿司のほうではなく店員の仕事の回転がかなり悪く、
待っているお客さんがイライラしてましたけれど。


 おなかも膨れたので並びのガソリンスタンドで給油。
ここまで無給油で来ましたので、これからの遊びに備えて満タンへ。





 235.4km/12.03L (19.56km/L)
道中高速の渋滞あり、長大なワインディングあり、市街地走行ありでこの数値。
問題はなさそうですね。満タンならば300km近くは望めそうです。


 東伊豆の海岸線に降り、稲取などの有名な観光地を抜けつつ更に南下。



 〔 尾ヶ崎ウィング 〕なる展望スポットで水分補給。
この日は気温30℃に迫る夏日であり、一人だけ生身のライダーには水分が必要です。



 足元に目を遣ると、トカゲさんもコンクリートの隙間で涼んでいました。
別に爬虫類好きというわけではありませんが、可愛いですよねトカゲさん。


 そこからはさらに南下。
「開国して下さいよ~」でお馴染みの、ペリーと所縁のある下田まで進みます。
道の駅の横にはサスケハナ号が停泊していたりしてテンションが上がりましたが、
ここはスルーして目的地まで。


 いよいよ着きました。伊豆最古の白濱神社。





 
 どうやらここは縁結びなどでも大変有名な神社だそうですが、
まずは本殿へ参拝にお伺い。

 



 本殿への参道入り口はとても厳かな雰囲気が漂っています。

 参道を登ると、参拝者を試すような立て札がそこかしこに。





 中には耳の痛いものもあり、これもまた己を顧みるよい機会でした。


 ある種伊勢神宮的な風格も漂う、伊豆最古神社の本殿に参拝を済ませ、
拝殿のある境内の広場に戻り周囲を散策。

 2400年以上の歴史ある神社ですので、
とても荘厳な空気の中で神妙な気持ちで歩いて周っていると素敵なものが。

 赤くて大きなお魚さんですが、なにやら部分的に動いています。



 近づいてみてみると・・・



 沢山の風車でつくられたお魚さんでした。風が吹くととても綺麗でした。


 ここで戯れに御神籤を引いてみました。
なにせここは縁結びで大変高名神社であり、
祭神の伊古奈比咩命や弁財天もおわす場所。

 どれどれ?



 「恋愛 あきらめなさい」 そ・・・そうっスか・・・。

 まあそんな気はしてましたよわははは。
目の前に(そういう意味の)良縁がぶら下がっているわけでもありませんけれど、
ここまでハッキリ&ばっさりやられてしまうと清々しいですねヽ(´▽`)ノ。


 ある種晴れ晴れとした気分で境内を後にし、
海水浴で有名な白浜海岸に隣接する、神社海辺の大明神岩へ。

 



 ここもまた素晴らしい景色でした。
青い海と空と鳥居のコントラストがなんとも鮮烈です。



 地震の影響で今は立ち入り禁止となっていましたが、
裏手には大潮の日だけ入れる海蝕洞もあるとのこと。入ってみたかったなあ。

 

 「来て良かったですね~」などと話しつつ、
満足の白濱神社を後にして、既に時間は16時近く。

 南伊豆の下田まで来ているのですから、
ライダー的に次にいく場所はここしかありません( ̄ー ̄)。

【 伊豆半島最南端の 石廊崎 】

 それではGo!
白濱神社から1時間弱、石廊崎の駐車場に到着です。

 駐車場から離れて停めているのには理由がありまして、
奥の駐車場管理小屋の先が本来の有料駐車場なのですが、
オートバイを降りて小銭を用意して小屋まで進むも係員不在。

 暫く周囲を探したりしたのですがやっぱり不在。
仕方が無いので有料駐車場の利用を諦め、近くの端っこに停めた次第。


 一般的に 〔 石廊崎 〕といいますと、
台風の暴風中継でお馴染みの印象ですが、今まで来たことはありませんでした。

 ところがこれがまた大変。
駐車場からかなり急な山道を登り、更に岬の崖を海に向かって降りるルート。
距離は片道500m程度ですが、夏日に歩くには結構しんどい感じでした^^;

 とはいえ道自体は整備されているため景色を見るぐらいの余裕はあり。
坂の途中、紫の綺麗な紫陽花が咲いていて見とれたり。

 息を切らせながら上りきり、石造りの鳥居を一礼してくぐります。



 〔 石室神社 〕(※読みは”いろうじんじゃ”です)
 
 程なく周囲の雑木が途切れると視界が開けました。





 ここが石廊崎灯台。本物はこんな感じなのですね。
そもそもが断崖絶壁の岬の”上”に建てられているため、思ったより背が低いです。



 ふむふむ。海面からの高さは崖と合わせて59.5mもあるそうです。


 流石に灯台は侵入禁止ですが、脇道を今度は崖を降りる方向で進みます。
すると岬の先端が見えてきました。



 海に突き出た岬の先端まで歩道が続いています。
既にこの時点で眼下は、絶壁の海。太平洋の波が激しく打ちつけて見えます。

 道を下りきり、岬の先端から振り返るとこんな感じ。



 右奥、断崖絶壁の中腹に埋め込まれるようにお社が建てられています。
中には高齢の宮司さんがお一人。御朱印などもくださるようです。

 『どうやってこんな所に』と思うばかりですが、
社の下には 〔 千石船の帆柱 〕が使われているそうで、
その昔、嵐で難破しかけた船が石廊権現に祈り帆柱を折って捧げると、
帆柱が自然と30mほどの崖の中腹に打ち上げられて納まり、その後助かったとか。

 その帆柱を基礎に、今もお社が建っているんだそうな。
しかもその帆柱は、現在社の床がガラス張りで見えるようになっていたりも。


 そんな石室神社。上の画像では岬の最先端にもう一つ 〔 熊野神社 〕の社あり。
ここがまた縁結びの神様とのことで。

 性懲りも無く御神籤やってみました!上書きインストールですヽ(´▽`)ノ!



 ほほう。「恋愛 恋敵に注意」 結局ダメってことっスね( ̄ー ̄)。


 と、ここで気付いたのですが、なにやら最先端の柵にザイルが数本。



 崖下を見るとこんな所でも釣りをやっている人が。
これも観光資源の一つなんでしょうか。逞しいですね~。
神社の境内?にザイルってのも色々アレな気が致しますけれど。


 山登りには往路もあれば復路あり。
帰りも急峻な崖を上り、急な山の斜面を下って汗だくで駐車場に戻ります。

 すると、駐車場には親子?の猫さんがのんびりしていました。





 猫は無条件に可愛いですよね~♪
実は猫アレルギーなんですけれど・・・orz

 偶然の猫さんとの出会いに柔らかい気持ちになりつつ、
この時点で既に時間は18時前。


 自宅は遥か遠く、場所は伊豆半島の最南端。
夏至を目前にまだまだ日は長い頃ですが、そろそろ北に向かいましょう。

 帰りは伊豆の西海岸をひたすら海岸線に沿って北上。
西だけに、沈んでゆく夕日と並んで走る最高の時間です。



 良い景色があれば好きに停まるのも自由な個人旅ならでは。

 岬に沿って海岸線をひた進むと様々な夕陽が見られますが、
山際に沈んでゆく夕陽は特別に綺麗でした。



 『今日もありがとうございました!』なんて思いながらお日様を見送り。


 日が落ちてすっかり暗くなった伊豆の西海岸。
一般道ばかりを選びくねくねと夜の峠道を進んでゆきます。

 道中「次にコンビニあったら休憩しますか~」なんて言いながら、
ヤマザキショップ(デイリー表記ではない)をやり過ごしてから約50km。
コンビニはおろか、街頭も民家も観光施設もない伊豆西海岸を2時間ほど進み、
やっと沼津市街地の手前あたりでセブンイレブンを発見。

 ようやく一息ついたあと、
インカムの充電がてら長めの休憩をとって本格的に帰路に。


 伊豆中央道から伊豆縦貫道、そして旧東名へ。
途中海老名で安全のために休憩をとりつつ給油。



 269.5km/13.51L (19.94km/L)

 概ね20km/Lは期待できそうな印象ですね。
数回のテストを経て信頼できそうな値ですので、今後は20km/Lを基準に行きます。

 画像のレシートの給油時間は23:57。
日付が変わる目前で疲労と眠気もそれなりですが、
コーヒーと御土産を買ってもうひとっ走り。


 東名は町田ICで降り保土ヶ谷バイパス。
そのまま首都高狩場線を経由してアクアラインへ。



 海ほたるで最後のトイレ休憩を済ませ、挨拶をして解散となりました。


◆本日の走行距離:546.51km



 20時間以上も動いていたこともありそれなりに疲れもありますが、
梅雨の中休みの最高の晴れに出来た伊豆ツーリング。
素敵な神社にも出会え兎に角気持ちよく走れたいいお出かけでした♪


 思えばここ暫くの週末は、
≪ 栃木(霧降)⇒山梨(本栖湖)⇒沖縄⇒伊豆 ≫ と遊び尽くめですが、
私にしては珍しいことでもあり、こういうときもありますということでヽ(´▽`)ノ。


 ・・・え?沖縄の話はどうなった? オートバイでのお出かけが優先です♪
相手がクルマじゃなければ本当はCBRで行きたかったな~( ̄ー ̄)。

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翼の折れたなんとやら。

 えー。
納車されましたヽ(´▽`)ノ。

 そんでもって翌日はツーリング!
一応納車ツーになるのでバイク仲間に自慢したくなるというもの( ̄ー ̄)。
それで内緒のままNSR氏も誘ったのですが「渋滞が酷いから行かない」と返信あり。
渋滞が少ない方に目的地を変えて再提案すると「いきません」とのことで(笑

 それじゃまあ一人で行きますかっ!ということでひとっ走り富士山へ。

 朝までは雨が残ったものの、走れば実によい天気で最高のツーリング。

 富士山はいつも美しいですね♪

 ソロだといつも、道中はほぼ走りっぱなし。
なんなく富士五湖あたりに到着したものの、時期が悪く恒例の芝桜祭り開催中。

 富士宮側への主要ルートである国道139は河口湖の先から、
本栖湖までびっしり車がつまりまくって微動だにせず。
そういえば朝のニュースで、
「(都心から)2時間で着くのに今日は5時間かかりました」なんてインタビューされてたっけ。


 仕方なく引き返すもそのまま帰るのも癪でしたので、
湖北ビューラインあたりを散策して気がつけばもう午後3時。

 富士吉田市街を彷徨っているといつでもそこには富士山が。

 こういう場所に住むのも素敵かもしれませんね。


 中央道お約束の大渋滞は想像に難くなかったので、
ここらで早めの引き返しと致しまして、
朝からなにも食べていなかったことを思い出し昼食。

 甲州地鶏の親子丼。だったかしら。

 ついでにPA軒先の小店舗でソフトクリームを購入。


 
 注文している段階からチャパツ&ピアスの目つきの悪いおねーさん2名で怖かったんですが、
受け取りの段階になっても愛想悪くいろいろ怖かったです(笑

 出来上がりもこんな感じ。これで齧ってない状態なのです。
『こんなことなら、施設内のフードコートの明るく元気なご婦人が作ってくれる
 普通のソフトクリームにすればよかったなあ・・・』などとちょっぴり後悔。

 結局これが今回のツーリング唯一のソフトクリームでしたとさ。

 あとは適当に渋滞を処理してほぼ全て高速で帰宅。

出発前 【 10,461km 】


帰宅後 【 10,874km 】

 総走行距離はメーターで413km。
GPSロガーによると、371.50kmとなっておりました。


 そうそう。
購入した車種はYAMAHAの『 ドラッグスター1100クラッシック 』なるアメリカンバイク。
正直、アメリカンなんて爺さんが乗るものだと認識しておりましたが、
誰かを乗せたり、車とちんたら走ったりして動くにはコレもアリかなと思い至りました。

 でもハーレーは嫌。
ハーレーという車種がキライなのではなく、ハーレー乗り特有の仲間意識が嫌です(笑
そんな理由で『 実用的でラク 』な国産大型アメリカンに決めました。
あと10万も出せば安いハーレーもいけたのでしょうが、その後のコストも心配です。
先日も、仲間から取り残されSAでトランポ引き揚げされていくカスタムハーレーを見たばかりです。

 購入の決め手はDS11特有の立ったキャスター角と、
上の出発前画像にもある走行距離10,000kmちょっとの低走行。
あとは売り文句だった「ノーマル車両」の部分。事実ならばこれは逆に少ない好条件です。

 カラーも自分の好み且つレアな『 赤/黒 』で選びました。ちょっと錆びっぽいのはご愛嬌です。

 

 お店に「納車は早めなほど助かります」とお願いしてあったので、
お店も頑張って下さったらしく、
連休後半の5/3に、近隣のバイク王店舗に転送していただいて受け取り。

 想像より早く納車になったのは嬉しい・・のですけれど、
今現在、実は 5/3納車 ⇒ 5/4動作確認ツーリング ⇒ 5/5で、
遠方の店舗まで自走で逆戻りする事態になっております。

 バイクを届けて先ほど、
メットを抱えたまま常磐線と武蔵野線、京葉線を乗り継いで帰宅しこの記事を書いております。


 それにしても。いやー参りました。
現在検証&対応中なので、事が悪く転ばない限りは現段階でどうもありませんが、
先方からは一応、「試走テスト済み」で納車されたのにも係わらず不具合あり。
残念ながら一般道での試走では見つけ難い不具合でしたので仕方ないといえば仕方ないのですが。


■症状1.

 最初の症状に気付いたのは納車後帰宅の段階。
ある程度開けて走り、信号で停車した段階でスロットルを微妙に開くと息つきしてストール。
(クラッチ操作はしていない状態)それが帰宅の20kmほどの間に4回ありました。


■症状2.

 続いて、動作確認で高速に乗ったときのこと。
大型とはいえ所詮アメリカンタイプ。重いバイクなりに遅いのは覚悟していたのですが、
操作方法によらず、追い越し車線で軽自動車に煽られるぐらい遅いのです。

 3速なり4速なりで80km/h→100km/hまでの到達がかつて乗った250ccのクラブマンより遅く、
100km/h少々で5速に入れると全く加速しません。
キャブの求めるようにスロットル開度を調整しても同様。
しまいには上り坂や向かい風になると減速してまた80km/hまで落ちる始末。

 昔同僚が乗っていた250ccのV-ツインマグナのイメージがありますが、
400ccのドラッグスターはおろか、250ccより遅い1100ccは流石に異常です。
ただ、上でも申しましたが公道を流す60km/h付近のペースではそこまで悪くない感じ。
アクセル開度が1/3~1/2ぐらいまでは、『まあこんなもんか』というぐらいでした。


■症状3.

 燃費が恐ろしく悪い。

 このレシートは今回のツーリングで3回給油したもの。
各々は、

・自宅最寄スタンド ⇒ 談合坂SA下り 【 17.35L 】
・現地散策 ⇒ 談合坂SA上り 【 13.37L 】
・談合坂SA ⇒ 自宅最寄スタンド 【 15.57L 】

 都合で 【 46.29L 】 ガソリンを消費しております。

 
 合法非合法は微妙なところですが、
高速での追い越し時にたまたま必死で出した最高速度はGPSロガーで 119.70km/h 。
それすら”加速中に軽自動車に煽られる”ぐらいでして、
ほぼ全線で80km/h~100km/h。法定速度を概ね超えずに走りました。

 トンネルなどでデータ取得が途切れない、
車体のodoメーターによると今回は 413km 走っておりますので、【 燃費は 8.92km/L 】。
仮にGPSロガーの値で計算だと 【 8.02km/L 】まで落ち込むことになります。


 いくらなんでも、
『ノーマル車両』 で売られている整備済みの車体の値ではありません。
因みにメーカーお約束の眉唾公称値は 【 32km/L(60km/h)】ですが、
諸条件の違いを差し引いたとしてもあまりにも異常な値です。

 満タンにして110km走行あたりで、走行中にリザーブに入る(症状はガス欠)
わけですから、これじゃあ恐ろしくて遠出はできないというぐらいの状態です。


 因みにガソリンタンク公称容量は17L。リザーブは4.5Lの設定だとか。
往路の談合坂SA下りでは、かなりギリギリだったことが判ります。


 
 そんな【 症状1~3 】からするに、
私もかつてキャブ車(もっともNSRは電子制御での補正が優秀でしたが)乗りでしたので
なんとなく想像されるのはキャブ不調。それも濃い方向での燃料吐出トラブル。
若しくはオーバフローかそのあたりでしょうか。

 または嫌な思い出としては軽い抱きつきの症状・・・もありますが、
アイドリング付近で異音やひっかかりがないのでそちらは違うかしらん。

 

 そういう訳で、テストツーリングから帰宅して返す刀で先方に確認を入れると、
案の定キャブレター及び吸気系に整備で触れた事実はなく、
「とりあえず預からせて欲しい」とのことでしたので、
自走で遠方の購入店まで持ち込んだ次第です。

 この週末までは購入時の担当者さんと、
整備士さんが休暇中とのことで診断結果は来週まで持ち越しですが、
そもそも私が「早い程助かる」と申し上げたのも悪かった気がしますので、
「ちゃんと直していただければ時間はかかってもいい」と伝えて置いて来ました。


 あとは結果待ちですが、
状況的に納車整備漏れの筈ですので3ヶ月の保証は適用されるといいなあ。
もし有償だったり、身に覚えのない指摘があれば温厚な私でも流石に怒りますが、
とにかくしっかりと原因究明して、適切に対応して頂けることを願います。


 問題を認めた当初、自分でパーツ発注をしてなおしてしまおうかとも思ったのですが、
(HIDなどの)配線取り回し確認で、
タンクを外した段階で我慢しておいてよかったです( ̄ー ̄)。


 最後に往路の談合坂での一こま。

 明らかに性能が落ちる方向でカスタムされているハーレー軍団に、
成す術もなくあっという間にちぎられた思い出と、
「八王子を過ぎて談合坂まで30km」みたいな看板に、
『スタンドあるまで持ってくれ』と祈る気持ちだったことを思い出します。

 しっかし、17Lタンクに17.35Lって・・・。あなおそろしや。

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どんなもんじゃーい!ヽ(`⌒´)ノ!

 ももんじゃーいヽ(`Д´#)ノ!
こういう場合はなんぼのもんじゃい??大阪弁は難しいです。

 三寒四温。順調に春の足音が近づいております。
この土曜は所用がございまして友人と会っておりましたが、
日曜はのんびりソロツーリング・・・という建前の、メンテ後走行テストへ。


 天気予報は午前30%の午後50%、曇りのち雨といったようなものでしたが、
そんなもので抑圧された私のバイク乗り魂を留められる筈も無く、
昼前にはCBRにひょいっと飛び乗っていました。

 自宅から房総半島内陸をスイスイと。

亀山湖辺りから房総スカイライン、もみじロードと回り長狭街道へ。
今にも雨が落ちそうな曇天ながら路面は概ねドライ。時々ハーフウェット。

 今日まで2mしか走行テストをしていなかったスイングアームの動きも頗る快調♪
今まで問題を感じておりませんでしたが当然ながら経年で動きは悪化しているわけで。
スロットルの開け易さがかなり改善されました。


 気分よくスイスイのスイと、通常の3倍くらいの気分で進んでゆくと。
川沿いの小径にて、すこし気の早い桜の並木に出遭いました。

 少し離れた所ではまだまだ菜の花もがんばっているようです。

 いやはや。
車ではとても入っていきたくないような小径でしたが、
オートバイならば転回も含めて自由自在。路肩に停まって花を眺めてもよい感じなのです。

 

 メンテ後の車体の状態もすっかり感覚とも馴染んだ所で、
2015年末にオープンしたばかりの道の駅に立ち寄ってみます。

 『 道の駅 保田小学校 』 http://hotasho.jp/

 その名前の通り、数年前に廃校になった小学校を
そのまま利用した珍しい道の駅でちょっと懐かしい雰囲気の場所です。


 通りから校庭(駐車場)に入ろうとすると誘導員さんが配置されているものの無反応。
仕方が無くそのまま段差に乗ったところで、
さっきまでずっとケツを向けていた誘導員さんがなにか叫んでいます。
『もしかして入っちゃだめなのかな?』と思い慌てて停まると「まっすぐ奥!」だそうで。
入場の誘導もしないで、態々段差を越えている途中のオートバイを留めて言うことかね。
因みに帰りもこんな感じでした。かなり高齢のようでしたが不慣れなのかしら。


 ともあれ指定の駐輪場に停めてよいしょと降ります。

 まだこの時点では私1台。
天気予報が雨で50%ともなれば、なかなか出かける気にならないのも無理からぬこと。

 駐輪場は校舎の端っこ。
でもそれゆえに在りし日の校舎の面影が見えて悪くない雰囲気です。

 道中の田園地帯でぶつかってしまったヘルメットの羽虫にごめんなさいしつつ、
荷物を持って校舎前を歩いてゆきます。

 もちろん私には縁もゆかりもない小学校ですが、
子供の頃、自分の学校でもどこの小学校にもあるこの近辺でアサガオとか菊を育てたなあ。

 大人の腰よりも低い水道。子供サイズの施設はまさに小学校のそれ。

 通路横には記念碑も。
創立100周年記念とありますが、
廃校時は126年とのことで由緒正しい学校だったようですね。


 更に歩いてゆくと、様々な店があって結構楽しい通りです。

 最近はテレビなどでも取材されているようで、
先日は もしもツアーズ? に出たとか、
タイムリーにも今夜は 鉄腕DASH で放送するとか。

 因みに校舎の一部では、教室に宿泊することもできるんだそうですよ。

 

 更に校舎を進み、渡り廊下から体育館あたりに差し掛かると
懐かしの手押しポンプの井戸があります。

これ幸いと虫さんが貼りついたメットのシールドと、
快走でかいた汗をバシャバシャと流してスッキリ♪
時代なりに飲める水ではないようですが、こういう用途ならまだまだアリです♪


 外がスッキリしたところで、今度は人間の中身をリフレッシュ。

 二宮金次郎横にあるカフェにて。
もちろんツーリング先で買うモノといえばこちら!

 ミルクが濃厚なソフトクリームです♪
ソフトクリーム分の補給はツーリングに必須ですよねヽ(´▽`)ノ。


 食べるものも食べましたので、
折角ですから買い物をして売り上げに貢献してゆきましょう。
と、その前に。

 ピキーンと来た景品のクレーンゲームを発見。
この手のものはかなり悪質な設定がされていて、
デジタル的に取れないようになっているのが常ですが、知っててもそんなの気にしない♪

 結局1000円やって1匹だけ取れました。
『ことり隊』なる丸い鳥さんのぬいぐるみです。

 

 可愛さのあまり思わず道草をくってしまいましたが、
今度こそ渡り廊下を進んで体育館へ。

 よくある体育館の形状をした建物ですが、
外壁は全て採光性のよいものに換えられているようですね。

 中は房総のお土産が沢山販売されています。
入り口近くには、色とりどりのお花もたくさん。花専用レジが設置されるほど。

 

 シートバッグに納まるぎりぎりサイズのお土産を何点か購入。
カメラや携帯なんかと一緒に入れるものですからパズルのようになってしまいますが
これもツーリングのお約束ですね。

 駐輪場に戻ると、先ほどまでは私一台だったオートバイが沢山に増えていました。

 雨予報なのに皆さんもお好きですね~。
車種は新型のアフリカツインが2台、ゴールドウィング系が2台とNM4。
 皆さん新しい高級車ばかりで、持ち物にステータスを感じるとすれば
うちのボロい旧型では少し肩身が狭いというものですが、
実はあんまり気にしない方なのでそれはそれで。

 新型のアフリカツインは特にかっこいいなー( ̄ー ̄)!

 

 そんな素敵な道の駅を後にし、
行きにワインディング系のテスト走行はバッチリこなしたので帰りは高速へ。

 道の駅のまさに目の前、
100mも離れていない場所にある『鋸南保田IC』から館山道へ。
そこからは高速ペースでの動作確認をしながら、あっという間に自宅まで到着です。

 本日の走行距離【 153.0km 】

 懸念された雨の影響もほぼ無く、テスト結果も行き先も良好でよいお出かけでした♪

 

 最後に余談。
実はここの道の駅に行ったのは2回目だったりして。
しかも1回目は前日の土曜日( ̄ー ̄)。

 前日遊びに来た古い友人と共に、
私の母も乗せて頂いて友人の車での初利用でした。
実は友人、諸々の事情があってこの度実家に戻ることにしたそうです。

 我々の世代では既に他人事でもなく、私も色々と思うところもありますが、
まずは友人のこれからの成功と幸せを願うばかりでございます。

 もう気楽には遊びに来ることもできないのかなあと思うと寂しいものです。
とはいえ、何も今生の別れではありませんので、
帰る先は静岡県ですから行こうと思えばすぐ行ける距離です。
また遠からず、富士山周辺で遊びがてらお邪魔しにゆこうと思っております。

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