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しらびそ高原 キャンプツーリング@CBR1000RR【後編】

 さてさて。
仕事をしていたらばあっという間に木曜日。
そろそろ記憶が怪しくなってくるお年頃ですので忘れないうちに続きをば( ̄ー ̄)。


 前回は・・・えーっと。
そうそう。山の上の大浴場でこの世の業を洗い流した我々は、
ホカホカ気分のままで自身のキャンプサイトに戻ってまいりました。

 眼前には夕暮れを前に南アルプスの山々が広がっていました。

 わははははっ。心地よい高原の空気に最高の景色。なんとも愉快でございます。
『今日もここで喰って呑んで寝られる』そんな贅沢はなかなかございません♪


 それでは早速早めの夕食の準備。
これまた私のキャンプではお馴染みの 串揚げ タイムでございます。

 整備された炊事場で仕込みをさっさと終えて、
テーブルにいたらばあとは油を加熱して揚げるだけ。



ゴミも少なく手間も少ないお気に入りのメニューです。

 ( ̄ー ̄)二度漬け禁止やでぇ~。


 からの~。(死語というか私の語彙には無いコトバですが)

 何を呑んだかもう忘れましたが、酒と共に揚げ物を臓腑に落とし込んだ我々は、
いくらかのテント休憩を挟んだあとに第二ラウンドを開始です。


 今度はこちら。
今まで私のキャンプで ”火” の出番が極端に少なかったのは片付けの手間ゆえ。
特にオートバイでやる場合には、荷物も含めてなるべく避けたい選択肢でした。

 ただ、今回はサービスカーならぬ仲間の車がありますので、
事前にバーベキューコンロと炭を託して載せてきていただいてありました。

 そして毎度の仲間の試行錯誤タイム。
自分でやればあっという間ですが、ここはまあ楽しんで頂くためにお任せです( ̄ー ̄)。

 暫くして組みあがったらば火起こしもささっとやってしまいます。
多少の手間を惜しまなければ普通に火を起こすことも可能ですが、
手間軽減の為に愛用の火起こし筒(煙突っぽい原理のものです)。

 この他に着火剤も持っていたのですが・・・
実は炭を買ったのは1年半前であり、封が半分開いたままで湿度の高い自宅に放置。
着火剤に至っては2年前にこれまた封を切ってそのまま。
主要成分のアルコールは完全に揮発し、もみがらっぽい基材は湿気放題で役に立ちませんでした。

 仕方が無いので、持っていたクッキングペーパーその他で点火。


 
 まあなんとかなるもんです。
火さえついてしまえばあとはこちらのもの。のんびりやるだけ。


 炭火で暖まりつつ焼酎などをやっているとあっという間に日が暮れてゆきます。
炎も安定していい感じになったところで、さてと焼きましょうか。


 焼き鳥を焼いたり。

 燻製しておいたベーコンを焼いたり。

 串揚げで残ったシイタケを焼いて、しょうゆを垂らして食べたり。
(実はこれがかなり美味いんです)

 グリルの上では丸のままのニンニクもホクホクに焼けております。こちらは塩で。

 これもタマラン美味しさですヽ(´▽`)ノ♪


 ここらで食のペースを落としてひと休憩。
酒の肴にイカを焼いて皿にとって日本酒タイムです。

 時節柄 ”真田” 関連の銘柄が多いですが、それが少量ずつの呑み比べパック。

 もはや食べすぎで酒の味も怪しくなってきておりますが、
この中では 〔真田城〕 が一番好みかなあ。そういえば 〔上田城〕 には行ってないなあ。

 少量ゆえに3本の日本酒もあっというまに消えて行き、
タープに映る炎の色を眺めてのんびりしていると、ふと夜空がよい感じなことに気付きました。

 星がくっきりと見えています。
田舎寄りとはいえ、私の生活する東京湾岸エリアでは星空など満足に見えることはまず無く、
天体観測で名高いしらびそ高原とは比較するべくもありません。


 ランタンの灯りを落とし、タープから出てサイトの前まで出てゆくと・・・

 これもまた下界よりも明るく輝く月と、それにも負けない星たちが見えています。

 こんなにも月が明るいのにも係わらず、
ちょっとだけ視界を外すと星たちも見事に輝いて見えている。こんなこと滅多にありません。

 別段写真撮影が目的ではなく、今回はただ遊びにきておりますので
三脚などの装備がありませんで手振れが酷い写真にて恐縮ですが、雰囲気は伝わるかしら。


 
 空気が綺麗だとお月様も心なしかシャキッとしている気がします。


 時折地べたに寝っ転がり暫く空を見上げていると少しハラもこなれてきました。
さて、それでは仕上げと参りましょう♪

 まだまだ元気な炭火に牛カルビを投入。

 もうもうと煙を上げるスーパーの安い味付き肉も、
炭火でやるだけで焼肉屋さんのそれに早変わりです( ̄ー ̄)。


 肉もあっという間に平らげたあとは、
燻っている炎に残った炭を全て投入し、グリルは朝までそのまま放置。

 燻った炎が再び元気を取り戻してくる頃には、
買ってあったウィスキーとビターなチョコレートも全て無くなり、
日付が変わる前に今宵の宴もお開き。各々のテントに戻ってこれまたすぐに眠りに落ちました。

 
 日常生活ではありえませんが、
太陽のリズムとともに活動していると、なにやら一日が長く感じてほんとうによいものですね。

 

 翌朝。
私は朝からフル稼働が出来るテンションの人間ですが、
いつも通りに早めにもぞもぞとテントから這い出し、よいしょと伸びをしてみます。

 朝焼けの中の南アルプスもまたよいもの。
文字通りの高原の空気を胸いっぱいに吸い込み、仲間が起きるまで二度寝タイムです。

 最終日は帰宅をしなくてはなりませんので、
早めに支度をすることにし6時起きで打ち合わせておりましたので、
6時ジャストに仲間に声を掛けて叩き起こし、日が高くなる前にテント周りの片付けは進めてしまいます。

 のんびり屋の仲間を横目に私はささっと1時間程で個人スペース側の片付けを済ませ。
仲間のスペースの片づけが終わるのを見計らって、お手軽な朝食タイム。

 手間もヒマもないときには、日本の発明カップラーメンに限ります。

 あまりにのんびりしすぎて 【 標高2,000mに居る 】 ことを忘れがちですが、
パンパンに膨らんだカップ麺の容器が、その事実を目に見える形で教えてくれます。


 手軽な朝食を済ませたらば、最後に共有スペースのお片づけを開始。

 パン粉の袋には小さな尺取っぽい虫さんが頑張って登ってきていましたが、
高原の動植物を下界に連れて帰るわけにはゆきませんので、
近くの草むらに丁重にお引取り頂いて片付け続行。日が昇りきる前になんとか完了いたしました。

 

 CBRに荷物を積み終えひと息。

 アヒルさんも忘れずに乗って頂いて・・・と( ̄ー ̄)。

 荷物の固定もしっかり確認しそろそろキャンプエリアから出発です。

 『 絶対また来よう。 』 今思うのは正にそれだけでございます。


 キャンプサイトから上のホテルに向かい、ロビーでチェックアウトと最後のお買い物。

 青く抜けた空と、独特のデザインの建物の対比がとても美しいですね~。

 太陽に近い場所だけにジリジリとした陽射しが降り注いでいますが、
高原を抜ける風が暑さを相殺し、その太陽そのものもやはり心地いいです。

 さて。今度こそ帰りますか。


 山の上のホテルから、タイトで荒れた峠道をスイスイ下り。
キャンプの荷物満載ながらもCBRならば苦もなく周囲を置き去りにして進みます。

 仲間のクルマをところどころで待ちつつ。
暇な待ち時間には景色を眺め。

 ところどころガードレールが無かったりしますので、
ここでワンミスすると崖下にダイブだったりするのですが、
まあコケなければどうということはないのです( ̄ー ̄)。


 因みに日陰での写真が多いのには諸事情ございまして。

 仲間が車で分岐ポイントまで下ってくるのには、
毎回優に5分は待ちますので日向に居ると干上がってしまうから。
少々見づらいのはご容赦下さい。

 

 峠を下り、トンネルを抜けて飯田市街まで一気に駆け下ります。

 そこからは時間との勝負。
連休最終日の中央同大渋滞は必定ですのでいけるうちに進めるところまで。

 飯田ICから中央道を諏訪方面へ。
諏訪から南へ下り、甲府を過ぎた辺りまでは順調だったのですが・・・・。

 ここからが鬼門。
悪いことに勝沼のトンネルの手前で 【 故障車 5km 45分 】の表示アリ。
こうなるともう動きませんので、灼熱の甲府盆地で牛歩先述。

 なんていいながらも早晩付き合いきれなくなって仲間を置いてライドスルー( ̄ー ̄)。


 去り際にインカムで
「じゃあ大月ICで曲がって下さいね。この先八王子付近は18km渋滞らしいので、
  裏というか下道も利用しながら帰りますんで」と言い残し、一人だけワープ。

 早々に中央道は河口湖線の 【 谷村PA 】に到着して日陰で仲間を待ちます。

 ・・・が。来ない。30分待っても1時間待っても来ない。
『事故ってなければいいなあ』などと心配して待っていると、1時間20分ほどで急に電話がなりました。

「○○さんすみません!談合坂に来ちゃいました・・・!」っておーい!?
なんでそうなるんだって話ですが、落ち着いて話を聞くとどうやら大月Jctで曲がり損ねたらしいです。

 こうなると、大渋滞の中央道を絡めて再度合流するのは困難です。
(私も態々渋滞している談合坂方面に向かって突っ込むのは勘弁願いたいですし)
仲間と電話で相談し、各々が適当に帰ることに致しました。

 

 ここからはひとまず、河口湖 ⇒ 東富士五湖道路と抜けて山中湖から須走経由で御殿場へ。
御殿場から東名でも・・・と思いきや、ICまで渋滞がビッシリ&ICから海老名までビッシリ。
『こりゃタマラン』ということで山中湖に戻り、道志経由で帰ることに切り替えました。

 そして道志入り口付近の古びたセルフスタンドで衝撃の事実。

 なんと 【 55,556km 】でした。残念っ!!

 渋滞を見て引き返した辺りまでは『 55,555km で記念撮影を 』なんて思っていたのですが、
どうやら途中ですっかり忘れたようで、痛恨の1kmオーバーでございました。

 それでもと一応パシャっと撮影し、
ガソリンを満タンにしたらばここからはKIAIの勝負。


 ガソリン満タン&キャンプ道具フル積載のCBRではありますが、
何故か多くの車&バイクに譲って頂きながら相模原まで快走です。

 ただ、私は原則として道志でイエローカットはしないことにしていますし、
そもそもフル積載の重量でコーナー手前で譲られても・・・
まあそれでも奥まで突っ込んでスイっと曲がって抜かせては頂くのですがこれはこれで(笑


 道志を抜けたらば橋本辺りから淵野辺に向かって16号へ。
元々町田界隈に住んでいましたので、この辺りはほぼホームみたいなものです。
ここから16号の町田ICまでの大渋滞に付き合ったらば、保土ヶ谷バイパスから狩場線へ。

 川崎の浮島jct経由でアクアラインに入り、
そのまま木更津から東京湾沿いに北上して一気に帰宅です。

 

 結局猛暑の中で大渋滞に翻弄される羽目にはなりましたが、
抜けてきた一般道はそれなりに進んでいましたので、18時を前に長野から無事帰宅。

 今回の走行距離は 【 961.6km 】となりました。

 

 長いようで短かった、しらびそ高原 のキャンプツーリング。

 梅雨明け前ながらも概ね天候にも恵まれましたし
直前で悪化した椎間板ヘルニアについても、オートバイ健康法&高原での療養で少しは改善。

 なにより標高 2,000m での連日のキャンプ泊と、
酒に美味しい食事で魂がすっかりリフレッシュです。
少々遠いけれどやっぱり行ってよかったなあヽ(´▽`)ノ♪♪


 
 さてさて。3回に及んだロングキャンプツーリングの記事もここで一区切り。
最後まで長らくお付き合い頂きましてありがとうございます。

 皆様もこの夏、キャンプツーリングなどいかがですか( ̄ー ̄)?

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