主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
師走もまだまだ暑いという事態。
(#゚Д゚) < おかしいですよカテ○ナさん!!
いやー。
今年も残すところあと1週間でございます。
だのに。なんでまた最高気温が20℃? なにやらいろいろオカシイです。
そんな私の時間の過ぎる速度もおかしいレベルでして、
ついさっきまで11月だとおもっていたら、いつの間にか2016年が終わろうとしております。
困ったものですねえ。
そして忘却の彼方に追いやられようとしていた先週のおもひで。
日曜になって時間がとれたもので、午後から房総半島ツーリングへ。
今回は、最近導入した新アイテムのテストも兼ねております。
では勿体つけずにGo!
その名も < ベストヒート U S B '17 >
◆http://www.nproject-jp.com/products/vest-heat-usb-17/
いや~ヒドいネーミングです!(褒め言葉)
かの有名なアレを想像してしまうしかないネーミングセンスというかオヤジギャグですが、
この手のフザけた商品は嫌いじゃありません。
だからこそ買ったのです( ̄ー ̄)♪
オートバイ用品に於いて電熱関連のものはここ数年のトレンドですが、
電熱グローブに始まり、パンツ(ズボン)にシートにいろいろございます。
その中でも胴体を暖める電熱インナーは一番の肝。まずはココからですね~。
とはいえ用品をアレやコレやと悩んで選ぶ性格ではございませんので、
ネットの商品ページだけを見て即決。
電熱インナーと一言に申してもメーカーやデザインもさまざま。
また、バイク用品のみならず工事現場用だったりいろいろとございますが、
決め手はこのフザけた名前と、あとは電源がUSB給電であることでした。
ネオン風のロゴもどこかで見たことがありますね。
それでは開封。
名前が”ベストヒート”なので文字通りベストタイプです。
インナーという性格上、袖などがあると動きづらい要素が増えるだけですので、
可能な限り簡素なもののほうが望ましいもの。そのためにベストを選定しました。
デザイン上のアクセントにもなっている胸のオレンジラインは、
2017年モデル(2016冬モデル)から追加されたバッテリーポケットです。
旧モデルでは着た状態で左後ろの腰付近のみだったポケットが、
2017年モデルでは左胸にも追加されています。これでバッテリ配置の自由度が増しました
ベストを裏側から覗いてみるとこんな感じ。
縦長のポケットにすとんとUSB給電対応のモバイルバッテリを入れて、
ポケット内部に出ているUSB端子をバッテリに接続。ヒーターユニットに給電します。
2017モデルの場合は上記に加え、左胸の裏側にあいたUSBケーブル用の穴から、
ポケット内部にケーブルを取り回し前ポケットのバッテリーに接続します。
画像のUSB端子先にあるボタンホールのような加工が、ケーブルを前ポケットに通す穴です。
前ポケットにケーブルを取り回せるメリットは大きいもので、
基本的にモバイルバッテリの類は充電開始にボタン操作が必要なものですが、
背中側の腰付近にあるとこれが大変操作し辛い印象です。
モノがモノだけに最初は給電されているかどうかも判らないわけで、できれば前にあったほうがよいですね。
また、腰周りに固い物体があると邪魔だという側面も。
バッテリを収納し接続、給電開始をしたらばヒーターの電源をON。
外側に露出するものだけに、ここは防水タイプのボタンが使われています。
大きさもクリック感も適切で、ライディンググローブでの操作に無理がない感触です。
赤いインジケータが暖かそうでいいですね。
電源投入後、最初の5分は フルパワーモード(赤点灯) で動作し速やかに暖かくなります。
続いて自動で 中モード(白点灯) に変わりその状態が継続します。
そこで暑ければボタンを一度押し、弱モード(青点灯) に、
寒ければもう一度押して 強モード(赤点灯)にとローターリー式にて温度設定が切り替わる仕組みです。
ちなみに、肝心の動作時間ですが(出先でバッテリーが切れて寒くなったら意味ないです)、
モバイルバッテリー利用時での駆動時間は、
公式で 10,000mAh バッテリ利用時に ”中モード” で4.5時間だそうです。
真冬のツーリングでは若干心許ない動作時間ですが、
陽が出ている日中につけっぱなしということはありませんし、日没後や早朝の時間だけならばなんとかなりそうです。
また、最近は20,000mAhクラスのバッテリーもそこまで高価ではありませんので、
重量や寸法で難が出ないのならば一日利用で不安になることもないでしょう。
私もこれに合わせて普段使いの10,500mAhとは別に、20,000mAhバッテリを4,000円程度で購入しました。
そして一番大切な機能部分について。
私も当初検討した某有名バイクウェアメーカーのものではなく、ベストヒートUSBを選んだ理由がいくつかあります。
・発熱-消費電力設定のバランスが大変よい
(※一見USB電源で心許ないようですが、5V2Aながら公称でフルパワー時75℃程度まで上がります。
他社品は極端に消費電力が高かったり、また同様の消費電力でも温度が低かったり、ヒーターの設定自体が弱かったりとあります。
加熱速度の遅さはインナー利用時にはそこまで問題になりませんし、多少遅くても不便はありません。)
・ヒーターが 背中/前側両ポケット/首 と都合4箇所配置されている
・前あわせ部分が広面積のベルクロ式で調整が容易
・生地の間に'17モデルからは防風フィルムが入っているので他社並に保温性が確保されている
・前後のポケットで給電対応のため、接続ケーブル取り回しの自由度が高い
こんなところです。
尤も、低温火傷の懸念や、絶望的にデザインがダサいなどの問題もありますが、その辺は用途次第でしょうね。
ベルクロに抵抗のある向きもありましょうが、ファスナーと違って完璧に体に密着させられる利点は大きいです。
それでは早速利用してみましょう!!・・・の前に。
バッテリー利用の前提で調達しておりますが、車体からの給電ももちろん考えておりますので電源の準備。
私のCBRにはもともとUSB電源(確かNANKAIの?)を取り回してありましたが、
古い製品にて電気容量的に弱いもの(MAX 1A)でしたので、電熱アイテム向けには弱く利用できません。
そこでこいつを購入。
DAYTONAの USB2口(2A)対応のモデル。
ベストヒートUSB自体2A要求のため、電熱ベスト1枚で限界の容量ですが敢えてこちらにしました。
6Aモデルなどの選択肢もあったのですが、車体側にそこまでの負荷をかけたくありませんでした。
まずは以前のケーブルを取り外します。
当初はナビ用に取り付けたものですが、カメラ電源にも役立つありがたい存在でした。
最初は防水キャップなどもついていたのですが、早々に飛んでゆき紛失しております。
端子もごく普通のUSB Aコネクタなのであっという間に錆びていました。
もう限界でしたね~。錆び始めたあたりから使うのに躊躇われるようになっていました。
早速、相変わらずごちゃごちゃな左サイドカウル内の配線の隙間にお邪魔して。
ケーブルに余裕を持たせておくのは悪い癖なんです。
実際作り直すのも延長するのも難しくはありませんので、
本来は容赦なくカットしたほうが合理的です。電線を曲げて束ねるアホがいるかという話。
面倒くさいので近いうちになんとかしよう・・・と思いながら今に至ります。
そしてUSB端子を設置。
1つはフレームの右側にペタリ。もう1つはHESDのカバーの左側にペタリ。
今回はゴムカバーではなく、カチっと嵌まるカバーなので脱落や勝手に開く心配がありません。
テスタで給電を確認してからカウルを戻し、早速テスト走行です♪。
ベストヒートUSBを選んだ理由のひとつ、ケーブルの取り回しのよさの威力がここで発揮。
ケーブルを左前胸ポケットから出し、HESD(トップブリッジ横)に取り付けたUSBコネクタに接続。
こうすれば首先あたりからケーブルが出て最短距離でコネクタに接続されます。
他社品のようなタンクとシートの間からコネクタが出るタイプですと、
上半身よりも、下半身が比較的よく動くSSタイプのオートバイなどには大変都合が悪いですし、
そんな事を気にしていたらば楽しく乗れません。
エンジン始動後すぐに電源をONにすると、ものの数十秒で背中はポカポカ。
続いて腹と首が温まっているのが実感できました。
そのまま走り出すと、日中はすぐに暑いぐらい。そんなときはボタンをおして温度調整で完璧です♪
この日は冬らしい寒さでしたが、
自宅から数十kmほど走っている間にジャケットの前をフルオープンにし、
電熱インナーだけで風を受けて走ってもまったく寒くないレベルで大変よい感じです。
いつもの湖畔ではNSR氏が持ってきてくれたチョコを頂きつつ。
寒い時期はHOTに行きたくなるものが、寒さがありませんので飲み物はコールドでも問題ないレベルでした。
少し離れたところで猫さんがしきりに草を食べていましたが、おなかでも悪いのかな~?
出発が午後でしたので日没までの猶予がそこまでありませんので、
ここから片道80km近くワープ!
のつもりが。途中で凄いものを見てしまいつい停まってしましました。
オートバイならば急に見つけた素敵なものにも即座に対応ができますヽ(´▽`)ノ。
ふはははは。
SL(の皮をかぶったディーゼル機関車)です!
千葉のローカル鉄道 小湊線 ではそんな変り種の車両が走っています。
企画に無理があったのか、デビューしてすぐに壊れたニュースが印象的でしたっけ。
なんちゃってSLなので、蒸気機関車で一番カッコいい部分のひとつである、
動輪周りの連結棒がなく寂しいものですが、それでもやっぱりカッコいいですねー。
ワクワクしながら見ていると、
なにやら後方からやってきた2両編成のディーゼル機関車に引っ張られて行った気もしますが・・・
デビューがアレだっただけに心配になりますね。たぶん大丈夫なのでしょうけれど。
思いがけずいいものを見られて気分よくなりながら、引き続き80kmをワープ。
シーズンを過ぎたもみじロード経由で、あっという間に道の駅 三芳村へ。
16時には閉店してしまうハンバーガーの人気店ですが、
なんとか15:30には滑り込んで無事にハンバーガーにありつけました。
(パテがなくなり次第営業終了なので、結構早めに閉まることもあります)
いつもの スーパービンゴバーガー +ハラペーニョトッピング で参ります!
ここのハンバーガーは大好きなのです。 ”肉を喰らっている” 感があるのがよいです。
ハンバーガーにはいつもアメリカンな感じのオマケがついて来るのですが、
今回は懐かしのフィリックスガム。昔は当たり外れがあったのですが今はないのでしょうか。
パッケージに断り書きがありました。そういえば迷路とかも入ってたなあ。
さてさて。ここまで順調に走って来ましたが、気がつくと日没はもうすぐそこ。
冬至を目前にしたタイミングですのでどうしても陽が短くなるのは仕方のないことです。
夕日に照らされながら、道の駅が閉まる17時頃までのんびり過ごして再出発。
すっかり真っ暗になった外房黒潮ラインを一路東へ。
途中小湊あたりでコンビニに立ち寄るころには周囲は完全に真っ暗でしたが、
電熱インナーのおかげで寒さを感じることはなく、むしろ暖かくて眠いぐらいの状況。
コンビニで軽食とコーヒーを採ったあとは、
勝浦辺りから内陸に入り房総半島の中心辺りに至ると、まあ寒いこと寒いこと。
稲刈りはとうに終わった田圃を吹き抜ける冬の風に晒されると、
今までならばガタガタと震えが来るところでしたが、今回はそれがなし。
寒いのはインナーの下は半袖シャツで来た関係で腕だけであり、
電熱インナーから供給される熱を伴った血流の関係で、ほぼ寒さを感じません。
しかもいつもの冬ツーリングなら近くなるトイレタイミングも普段と変わらない感じ。
いやーいい買い物をしましたヽ(´▽`)ノ!
帰路もそのまま一足で自宅付近まで戻り、NSR氏と夕食を済ませて解散。
【 本日の走行距離 : 237.6km 】
この記事を書いている現在、12月も末になって気温が20℃近くおかしなことにはなっておりますが、
ツーリング当日の冬の寒さの中で、ベストヒート USB は充分な威力を発揮してくれました♪
前(胸元)から出したUSBケーブルの取り回しについても、
翌日下半身が筋肉痛になるぐらい山の中でやんちゃをした割に違和感は皆無でした。
車両によってはどうしても使えないものもありますが、
電力に余力のあるオートバイをご利用の皆様には電熱装備オススメでございます。
しっかし。今までKIAIだけで乗り切ってきた寒さについて、
こういうモノを利用するようになったことはやっぱりトシなのかしら。
最近Yシャツに薄手のジャケット1枚で通勤すると、気持ち肌寒く感じるようになってしまったんですよね。
これがアラフォーの呪いか・・・。