主にオートバイ。時々クルマ。
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風に向かう刻
気づきって大切ですよね。<CBR600RRカスタム2>
いやはや本日はいよいよ冬休みの最終日。
ざんねんながら2021年は3が日でblogが力尽きリアルに三日坊主となりましたが、
今年は1/4の本日まで続いたので去年よりは1日も進歩しました( ̄ー ̄)♪
とはいえ、私も古い人間なのでTwitterやInstagramなどのナウいSNSはやっておらず。
さりとてあまりネット界隈で社交的な方でもありませんので(笑)
こんな感じのblogの力の抜けたぐらいがラクでもあります。
というわけで本日は先頃購入した2021年型 CBR600RR のカスタムの続き。セキュリティ関連のお話です。
<CBR600RRカスタム2>
オートバイ盗難対策の議論についてはもはや語り尽くされている感もありますが、
【 プロにはどうせなにをやっても無駄 】と【 素人のいたずらには派手な防衛策を 】、
【 プロにせよ素人にせよ著しく人目に付く状況は忌避される 】【まずは目を付けられるな】 が概ね最終的な結論かと存じます。
その点で各々の窃盗犯のタイプへの対策としての最適解は別れるわけですが、
どうしようもないことに過剰に怯え対処することはまさに不毛。持ち得る手札で対策を行うしかありません。
私自身、数万円もする破壊困難(破壊できないわけではない)なロックや、盗難保険を使うこともありますが、
それらを併用した普段人目につかない状態での自宅での保管はさておき、問題は出先での対策となります。
そこで今回の対応のポイント。
【 見た目で何等かのロックや対策があることが判る 】 【 対策は一つではなく一度で解除ができない 】
これを基本に、今回は3つのアラームと一つ(+状況に応じてプラスアルファ)のロックを併用することにしました。
想定する状況としては 【 けたたましくアラームが鳴ることで犯行を第三者にも気づいてもらう 】こと。
当然自分で気づくこともあるでしょうが、いざ警察沙汰になったときに第三者の目撃証言は非常に重要です。
それでは取り付けてゆきましょう。
≪section1≫
まずはお馴染みのHONDA純正アラーム 【 ホンダアラーム 】からです。
特にイモビライザーなどの機能はありませんが、振動センサで鳴動するその名の通りアラームタイプの装置。
特徴としてはブレーキランプの動作と連動して簡単にON/OFF が切り替えられます。
さほど高価でもなく車両購入時には勧められることも多いでしょうから、HONDAユーザーにはお馴染みのアレですね。
動作としては振動検知で鳴動を開始し、その程度により 10秒/60秒 のアラームが鳴ります。
この ”ブレーキランプと連動” が実に便利で状況に応じて簡単に使い分けができます。
先述の通りイモビ機能ははないのですが、
CBR600RRには当然HISSが付いているので普段はそこに任せます。ただHISSもプロには無意味と聞きますね。
そういえばあのめちゃカッコいい現行CBR250RRにはイモビ付きアラームがオプションに設定があるようですが、
調べてみたらばそのHISS自体がないとか。コストの掛かっている場所の都合かしら。
私はこのホンダアラームが気に入っていまして、
今回は前世のCBR1000RRから取り外し引き継ぐことにいたしました。
ただ、入手元はCBR1000RRを買った町田のバイク屋のおやじさんが「そこらの中古でよければ安くつけとくよ」ということで、
何にも考えずにお任せした過去がありますので、配線もよくわからず説明書もなしということで現物合わせです。
そう思うともうこのアラームも20年選手ですね。さすがはHONDA純正採用。
テスタを片手にふむふむと確認しながら、CBR1000RRで動作していた頃の状態を探って取り付けしました。
配線はアースと常時通電とブレーキスイッチとイグニッションオンだったかなあ・・・
現物合わせなので早速忘れましたが問題なく動作しております。
ここで活躍したのは前回作業時に作成したD-UNIT+のACCトリガー取り出しの為のリアブレーキランプ割り込み自作ハーネスです。
あとはCBR1000RRのときには(バイク屋のおやじさんが)付けていなかった、
オプションの専用LEDインジケータもせっかくなので追加。これは威嚇用ですね。作動時は周期的に点滅します。
実をいうとスピーカーのケースも長年の使用とそもそも中古なのでバッキバキだったりするのですが、
これはボンドで留めて誤魔化しました。探しはしましたが適当な価格で補修部品が買えませんで。
そういえばCBR600RR最大の問題点・・・
というかセンターアップマフラー車両の弱点はリアシート下の積載スペースの無さですが、
これは前のCBR1000RRでも変わりませんでそこまで不自由に感じていません。
御覧の通り、ETC2.0の車載器とホンダアラームを入れただけで中央付近のスペースに余裕は既に無く、
あとはテールカウルの張り出した左右のスペースに色々押し込むしかありません。
書類はなんとか入りますが車載工具はおそらくそのケースのままでは無理かなあ。
御覧の通り、現状はまだETCとホンダアラームだけで綺麗なものですが続いて次の作業にいってみましょう!
≪section2≫
次なるセキュリティは 【 キジマ サイクルアラームコンバット V 】です。
これの取り付けは実に簡単。
アラームの動作のON/OFFは外部のワイヤレスリモコンで行いますので常時電源のみです。
ここの電源は前回取り付けた D-UNIT+ の常時電源ターミナルから取り出します。
今回購入したのは 【 コンバットV本体+追加マイクロウェーブセンサ+補修リモコン 】の3種です。
マイクロウェーブセンサーについてはかなりアナログなボリューム調整で範囲を絞ることは可能ではあるものの、
2m以内に電界を乱すものが入るとアラームが鳴動するというなかなかワイルドな仕様です。
ですが、駐輪場などで近づくだけでいちいち鳴られていたらば迷惑甚だしいということで、
アラーム本体とマイクロウェーブセンサーを車載してしまうと外から触れなくなりますので、
その 追加マイクロウェーブセンサ のみを強制的に電源断するための、外付け防水スイッチを見えない所に設置しました。
補修リモコンについては故障した時用の予備。
アラーム本体をペアリングモードにすることでIDに応じた追加リモコンの記憶が可能です。
画像は下に置いてある黒い箱と同化しているため些か見辛くて申し訳ありませんが、
左にある箱状のものが本体。
正方形で74*74mm程で厚さは35mmとかなり分厚いものの、これはテールカウルの張り出し部分に収めます。
本体は非防水ですが、水が掛からず外部から配線その他を触れなければ正直どこでもOKです。
画像に見える白いラインは外部リモコンの受信アンテナです。
尚、センサーの感度は配線の結線を繋ぎ変えることで3段階に調整が可能です。
取り付けを完了した姿がこんな感じ。
うーむ。周囲から見えないので別にいいのですが結局今回も雑多だなあ。
配線保護が必要なところはコルゲートチューブやビニールテープ、熱収縮チューブを使っていますが、
あまり使いすぎても収まりが悪くなりますので見えなければいいやの精神(笑) でこんな感じで。
ここいらで車載のアラームは取り付けが完了。
常時電源タイプのアラームはその商品電力とバッテリ上がりへの影響が気になるところではありますが、
【 ホンダアラーム 0.3mA 】 【 コンバットV(本体のみ)4.5mA 】 と常識的な範囲では車載バッテリは上がりません。
(CBR600RRのバッテリは8.6Ah 10HRです)
また、私の場合は自宅でフロート充電器を常時接続しておりますので、
旅行先で2か月以上放置するなど余程のことがなければまず問題ありません。
それでは最後のセキュリティ。
≪section3≫
【 ミツバサンコーワ バイスガード2 】
これは・・・”ブレーキレーバーロックと傾斜センサーがセットになった商品” なのですが、
当初は ”ブレーキディスクロック” とどちらを使うかかなり悩みました。
ただ私の性格上、後者のディスクロックは いつか必ず忘れてディスクを曲げる 気がします。
一般的に取り外し忘れを防止するコイルコードなどがあることは承知していますが、
そもそもそのコードを外して仕舞うことも着けることもとても面倒くさいので早晩使わなくなりそうです。
このバイスガードについてはこんな形をしていますが、ご覧の通り見るからに頼りないのが難点。
想像に難くなくディスクロックなどに比べれば圧倒的に強度に劣り防犯性は低いようです。
よく言われますが 【 施錠が面倒なほど防犯効果は高い 】が真ではあるものの、
付け外しの手間が取れない状況も多々ありますし、時には急ぐ必要もありますので着けなくなったら無意味。
その点このバイスガードであれば兎に角簡単。
傾斜センサーのスイッチを入れてスロットルグリップとブレーキレバーを挟むだけ。
その状態ではブレーキレバーを引いて固定ができますのでフロントタイヤも動かなくなります。
またそれなりに目立ちますし、センサー作動中はLED点滅による一定の威嚇効果もあります。
これでひとまず出先のセキュリティ取り付けは完了です。
当初の目論見通り 【 対策は一つではなく一度で解除ができない 】をこの3つのアラームが満たしますので、
仮に出先で窃盗の為の移動や悪戯などをされた場合でも、解除ができずに長時間の鳴動が期待できます。
唯一懸念される誤作動による周囲への迷惑についても、
各アラームとも 自分には簡単に解除ができる ようにしてありますので、
車両を離れる際に必要な状況に応じて手間なく使い分けが可能です。
以上が今回のセキュリティ対策としての作業です。
無論堂々と車両ごと持ち運ばれたり、電源を喪失するような加工ができる犯人には効果が薄いというものですが、
そこまで怯えていたらばツーリングなんかには行けませんので何事も程度問題ですね。
どんな犯罪もリスクとカネとの兼ね合いでしょうからそこは手を出す犯人次第。
幸いにして前のCBR1000RRでは被害に遭いませんでしたが、
折角買った新型CBR600RRですから出来る限り永らく楽しく乗りたいところです。
さてさてそれでは次回は灯火類?あるいはUSB電源かな・・・。
また自分自身が忘れないうちに余裕があるときに書こうと思います( ̄ー ̄)♪