星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(15) 1号ゲスト

2006年06月27日 14時47分15秒 | Weblog

ケロウナに長期ステイを始めてから最初のゲストが訪問してくれました。遊び仲間で千葉に住むS夫妻と東京のBちゃん、Oさんの4人です。偶然同じ時期にサンフランシスコに住む娘のJ子も遊びに来ていて、4日間ほど7人の大家族状態になりました。

マスターベッドルームをS夫妻に、ゲストルームをBちゃんとOさんに提供し、女房と娘はデン(窓のない角部屋で納戸、書斎のようなスペース)で寝て、私はリビングのソファーベッドに寝起きしましたが、まだまだスペースはあり、リビングルームでの雑魚寝を含めればもう2~3人はいけそうとの感触を得た、貴重な初体験でした。

世界の名門ゴルフ場でのプレイを旅行目的に飛び廻る、ゴルフ大好き人間Sさんご一行がケロウナに到着したのが午後3時半。わが家について一休み。ホストの心を込めた一言。「お疲れでしょう。今日はこれからゆっくりくつろいでもらって・・・」も空回り。「目の前のゴルフ場に行こうよ!」「やれるだけやろうよ!」満場一致で即断即決。

5人一組、3台のカートを連ねて5時過ぎに出発。ハーフを終えて7時半。「まだ続ける?」。またまたホストの気配りは愚問として一笑に付されたこと言うまでもありません。「行けるところまで行こうよ」。そりゃそうです。毒を食らわば皿までです。途中で置き忘れたクラブを探しに戻ったりして、夕陽が落ちかけた8時半過ぎに12番ホールで今日は打ち切りとしたのは、ホストの英断でした。オジサンオバサンパワーは放っておけばまだまだ留まる所を知らずの状態でしたから。

女房が心を込めて用意した鰻きゅう寿司を食べてもらい、ゆっくりシャワーでも浴びてもらい、タップリ寝て疲れを取ってもらおうとのホストの気配りは・・・、またまた空回りではないかとの予感が的中です。

「あぁ美味しかった!順番でシャワーに入るから空いている者で麻雀やるよ!」これまた満場一致、即断即決。傍にいた娘が「すっごいパワーだね」と舌を巻いていましたっけ。6人が順番に入浴している間、気の小さいホストは通しで面子に座り続け、結局一人負けの惨憺たるありさま。7人目としてシャワーを浴びて横になり、明日の計画を考えながら寝ついたのは午前二時半を回っていました。

天変地異のないケロウナを突如襲った台風1号、震度5強の強震。それにしても普段見慣れているケロウナの穏やかなシニアに比べて、わが同胞のパワフルさは何処から来るのか、またまた研究課題が増えました。

実はこのグループのパワフルぶりは出発間際の成田空港でも遺憾なく発揮されたそうです。土産は何が良いかと問われ、遠慮がちに「当地では手に入らない魚の開きなんぞを少々見繕って」とお願いしてあったのですが、Sさんご贔屓の寿司屋が気合入れて調えてくれた高級魚の開き、一夜干し、粕漬け等々商売始められそうなくらいどっさりと、商売用の大型発泡スチロール一杯に詰め込まれました。チェックインしようとしたら、手荷物は4人で8個までなので魚の容器は9個目となり、超過料金を申し受けますとの航空会社の弁。パワフルな折衝でも埒が明かないと見るや、その場で開梱してご一行様のスーツケースの空きスペースに分散収納作戦を展開したそうです。Bちゃんの手荷物を他の3人の空きスペースに押し込み、空っぽにしたBちゃんのスーツケースに、鋏で削ったりして小さくした発泡スチロールを押し込む作戦です。それはそれは迫力に富んだパワー炸裂の場面だったそうです。航空会社社員がその迫力に圧倒されて、ただただ遠目に見守るだけだった姿が目に浮かぶようです。

お土産の魚は有り難く、心して味わわせていただく所存です。

このオジサンオバサンパワーに比べたら、2~3日寝ずにご接待するくらいはなんてこたあないと自分に言い聞かせたことでした。

 


きょうの一言(18) 24・7 (Twenty four seven)

2006年06月27日 02時52分34秒 | Weblog

通りを歩いていたら店の看板に "We serve 24・7" と書いてありました。

7・11なら朝7時から夜11時までの長時間営業を売りものにスタートしたコンビニの草分けであることは世の常識です。これの向こうを張って深夜から翌朝7時までの深夜営業を売りとする店だなと思ったら・・・。違いました。

1日24時間、一週間日休まずに営業します。つまり「終日営業、終週(こんな言い方はありませんよね?)営業」、いわば「終日営業、年中無休」ということなんです。厳密に言えば24・7であってもクリスマスやサンクスギビング等の大事な祝日には休業するかもしれません。年間一日も休まず、365日休みなく営業する文字通りの「年中無休」の場合は24・7・365と堂々と書かれます。

テレビのコマーシャルでも使われていて、Twenty four hours and seven days とは言わず、単に Twenty four Seven と数字だけを読んでいました。要するに年中無休状態で、「四六時中あなたのご要望にお応えします」という姿勢を表現しているのです。”Always”なんて言うより”24・7”を使った方が「ムム、ム、使えるっ!」となることを保証します。

ボス:Hey Sanzo, can you play golf with me this coming weekend?  Or, do you have any other plan with your family?

私: What do you mean, Boss? You know very well that I am at your service twenty four seven , Boss.