星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

きょうの一言(14) Have a chip on my shoulder

2006年06月09日 14時37分12秒 | Weblog

ポテトチップ、ICチップチップショット、バットをかすめるファウルチップ
チップ(chip)の根っこはみな同じです。皆さんの想像力と創造力をテストします。

その昔、西部開拓の頃と思ってください。カウボーイ姿の荒くれ男どもがバーカウンターに寄りかかりながらチビリチビリやっている姿を思い描いてください。バーに来る前まで牧場の柵をこしらえていたのでしょうか、男たちはホコリまみれで、両肩には「chip 木屑」がこびりついています。私の肩の上にも木屑はあります。I have a chip on my shoulderと言った状況です。

そこに、この世のものとも思えない金髪の美女が登場です。よせばいいのに金髪嬢、私に意味深なウインクを投げかけたので話がヤヤコシクなりました。

ならず者: Hello handsome young man.  Can you tell me how I can possibly make friends with such a beauty like your doll?

私:  Leave me alone, will you?  Or, go jump into the lake across the street!

ならず者: (私の肩から木屑を払いのけるような仕草をしつつ・・)Son of a bxxxx!!(と言いながら鉄拳が私の頭上の空を切る。)

私:   (何事も無かったような涼しい顔で)Didn’t I ask you to leave me alone?  Take a chip off your shoulder and relax.(と言う間もなくカウンターパンチ。ならず者、床に沈む。)

美女: I knew this from the
first glimpse, Sanzo.  I hate a guy with a chip on his shoulder.  You are different, you are brave young man, Sanzo.

私:    (面倒くさそうに)You leave me alone, too, OK?  Good day, young lady.  (と言い捨ててバーを後にし、逆光の夕日の中にフェードアウトする私・・・)

このように「肩の木屑を払いのけるtake chip off the shoulder」仕草が喧嘩の始まりの合図だったようです。転じて、「けんか腰の」「突っ張った」「とんがった」「切れやすい」ような状態のことを 意味し、つぎのように使います。

He has a chip on his shoulder. (あいつはどうも喧嘩腰なところがある)
I used to have chips on both of my shoulders in my high school days.(高校時代には私もえらく突っ張っていたものです)

「こりゃいいこと聞いた。これホンの気持ちだけど取っておいて。」と感謝のしるしにと皆さんが私にくださる心づけのチップChipでなくてTipですから間違えないように願いますね。


綾小路きみまろネタ

2006年06月08日 23時15分28秒 | Weblog

「賞味期間を過ぎた母ちゃんと有効期限切れの父ちゃん」。中高年のペーソスをネタに自嘲の笑いを誘い人気の綾小路きみまろ。ばかばかしいと思いながらも、「う~ん、あるある」とついつい話しに引き込まれてしまいます。

きみまろ先生に見せたら飛びつきそうなネタを仕入れましたのでお裾分けします。英語の勉強と思って熟読してみて下さい。なかなか奥深い洞察力に脱帽です。

題して「アレよりゴルフが優れている理由10か条」。私の世代としては「アレ」としか表現できないのです、勘弁して下さい。それにしても、きみまろ先生みたいな御仁が居るのですね、アメリカにも。

私の周りにいるゴルフ大好き人間の反応をいちいち聞いて回りたい衝動に駆られます。「意味が解らない。一体何のこと?」と見栄はるか、「わかるなぁ!全面的に賛同!」と素直におのれの衰えを認めるか、多分後者が圧倒的多数だと思っていますがね。

 The Top Ten Reasons Golf Is Better Than Sex

No.10  A below par performance is considered good.
No.9  You can stop in the middle and have a cheese-burger and a couple of beers.
No.8  It’s much easier to find the sweet spot.
No.7  Foursomes are encouraged.
No.6  You can still make money doing it as a senior.
No.5  Three times a day is possible.
No.4  Your partner doesn’t hire a lawyer if you do it with someone else.
No.3  If you live in Florida, you can do it every day.
No.2  You don’t have to cuddle with your partner when you’re finished.
and best of all
No.1  If your equipment gets old and rusty, you can replace it.

 

 

 


ケロウナ便り(12) 穏(おだやか)

2006年06月07日 18時32分36秒 | Weblog

ケロウナの印象を漢字一文字で表すとしたら、私は「穏(おだやか)」が適当だと思っています。

7~8月の炎熱と気温零下に及ぶ真冬を経験するとまた別の印象をもつかも知れませんが、気候は別にしてケロウナの風土というか人間模様というか、町が醸し出す雰囲気がなんとも穏やかなのです。温かいと表現しても良いかも知れません。なぜこんな印象を持つのか考えてみました。

まず第一に自然環境が大きく貢献しているのは間違いありません。山と湖のコンビネーションが人間の情緒を安定させてくれるのでしょう。岩盤を剥き出しにしたロッキーのような高い山々では圧倒されて息苦しくなりそうですが、ケロウナは山というより丘の部類に入る600メートル以下のなだらかな小山が遠くに稜線を連ねながら、その丘の斜面を葡萄をはじめいろいろな果樹が覆い、緑したたる景観を作り出しているのです。その丘の中腹あたりから湖のレベルにかけてのなだらかな斜面に住宅が点在して、一幅の絵を思わせるようななんとも平和な穏やかな風景です。こんな環境に浸るだけで心が和み、癒されてこちら側の心の鎧が解けて、なんでも素直に受け入れようとする心理状態になるのではないでしょうか。

全長160キロといわれるオカナガン湖はケロウナあたりで一番幅が狭くなり湖を横切る国道に橋が架けられています。オカナガン湖に架かる唯一の橋だそうです。湖と言うより「河」のような景観で、湖面に反射する夕陽がオカナガン湖の両岸に広がるワイナリーの葡萄畑を照らし出す時刻には、あたり一面黄金色に輝く別世界となるようです。極楽浄土もかくありなんと思われる、有難くも穏やかな景色ではありませんか。
(写真は滝沢さんから拝借)

穏やかさを醸し出すもう一つの要素はケロウナの人間模様でしょう。街全体がしっとりと落ち着いているのです。それもそのはず、60歳以上のシニア世代がケロウナの人口の25%を占めていると聞いて納得です。若者も居るし、小さな子供も居るには居ますが、とにかく「大人」が目立つのです。動きも悪く言えば緩慢、良く言えば落ち着いてバタバタしない余裕のペース。投げかけられる視線も穏やかで友好的。眉間に縦しわ寄せて辛気臭い顔をした御仁にはまず出くわしません。時間がゆっくり流れているのが実感できるといったら言い過ぎかな?

カナダに移住して辛苦の末に功成り名を遂げた先輩の日本人。日系移民の先達の評判のおかげで対日感情がきわめて良好なケロウナです。日本人と言うそれだけでそれとなく好意の目で見てくれるケロウナの人々。少なくともアメリカ本土で感じるような「差別のまなざし」がケロウナでは微塵も感じられないのです。これは大変気持ちの良いことで、短期とはいえそこに住む者としては有難いことです。先達に感謝!

これはアメリカでも経験したことですが、老若男女を問わず人の名前を覚えるのが皆さん早くて上手です。国民が、市民が多様な民族構成となっているので生活の知恵として人々の間に定着しているのでしょうが、とにかく負けます。

ゴルフ場の花壇整備の仕事をしている女性(Flower Girlと呼ばれています)の脇を通り過ぎようとしたら、どうも去年の夏に声かけあった人のようで、顔に見覚えがあります。

Hello Sanzo! You are back.  Nice to see you again!
いきなり名前を呼ばれて嬉しいやら驚くやら。
Oh, what a surprise, you remembered my name. You are, ah, ah, Janie, right?
私も負けずに脳みそのしわ伸ばして精一杯の笑顔で応えます。
It's Annie, but it's OK. Have a great stay this summer,  Sanzo!
恥ずかしくて、申し訳なくて、会わす顔なくて、そそくさとその場を離れ、「二度と忘れまいぞ!」「二度と忘れるんじゃないぞ!」と自分に言い聞かせたものでした。

来年の夏にまたAnnieと再会したときにはこちらからNice to see you again, Annie!!と先手を打つのが楽しみです。

 


ケロウナ便り(11) 在留邦人

2006年06月04日 23時48分53秒 | Weblog

そもそもケロウナには日本人が何人居るのでしょうか?

この質問をケロウナ移住歴15年の加藤さんにしてみました。加藤さんなんてどこにもある名前ですが、この加藤さんは知る人ぞ知る、日本山岳界のドン、人呼んで(本人もそう呼んでいますが)「ドン加藤」こと、加藤幸彦氏であります。山登りをしない私には何の有り難味も、畏怖の念もありませんが、その道では相当の人だそうです。

即断即決の加藤さんらしく、即座に返事が返ってきました。「ざっと700人」。
そんなにいるの?これは明治時代以降に移民として入植した移住者の子孫つまり日系カナダ人およそ500人を含む数だとのこと。

日系人は別にして加藤さんのような日本人は何人ぐらい?この質問に対して加藤さんはやおら自分の手を出して数え始めるではありませんか。「オレだろ、T君だろ、Kちゃんだろ、バーノンのH君だろ、ペンティクトンの寿司屋だろ・・・・・」。こうしてみると純粋の日本人は15所帯、せいぜい30人に満たないはずとのことで、これまた驚きました。(ケロウナだけでなくオカナガン地方全体でこの程度のようです)

次に大きな比重を占めるのがカナダ人男性と結婚して当地に住む日本人妻。およそ100人くらいとのことです。一時期100人近くを数えた留学生(語学留学を含む)も最近はグッと減り50人を割り込んでいるのではないかとの話でもあります。

そのうち落ち着いたら市役所や図書館で我が同胞の足取りを調べてみたいと思っています。今はこの大雑把な話を踏まえて前に進みましょう。

日系人や在留邦人を組織化した、いわゆる「日本人会」のようなものは当地にはありません。一番大きな理由は日系企業の進出が皆無に近いことだと思います。更にはカナディアンロッキー観光拠点のバンフのように日本人観光客を惹きつけるような観光の目玉があるわけでもないので、とにかく普通の日本人観光客はケロウナには来ないのです。したがって、あえて「日本人」を意識して取りまとめる必要もないのでしょう。

加藤さんが自分で指折り数えて固有名詞が出てくる、つまり加藤さんの頭の中ですべて把握されている当地の日本人に共通することは「個人の才覚で起業した一匹狼」たちなのです。嬉しいことは、加藤さんをはじめとして獰猛な「狼」は一匹もおらず、いずれも心優しい、気さくな日本人仲間なのです。ただいずれも個性豊な皆さんで、「こんな人たちを取りまとめたり、組織化したら運営が大変だろうな」という感じはあります。案外ここいらが日本人会の無い一番の理由かも知れません。特に皆さんゴルフがメシより好きな人たちで、心からゴルフを楽しむことのできる日本人ならこの仲間に歓迎されること間違いありません。

そうは言ってもバンクーバー、ビクトリアに次ぐBC州の第三の都市ケロウナで日本人のとりまとめをしてくれる人がいれば領事館としても有難いと、加藤さんに白羽の矢が向けられたこともあったようですが、体制・権力・組織とは対極にある山男ドンさんがおいそれと受けるわけありません。丁重にお断りされたようです。自分の力だけでいくつもの修羅場を切り抜けてきたドンさんの面目躍如です。

カナダ人と結婚してケロウナに住む日本人女性が情報交換したり、親睦を深めたりするための婦人会のようなものは緩やかに組織化されているそうで、その会長にもドンさんが担ぎ出されそうになったこともあるようです。フェミニスト、ドン加藤がなんて言ってお断りしたのかは聞き漏らしました。

中国人韓国人とおぼしきアジア人にはすれ違いますが、とにかく街を歩いていて日本人の姿を見かけることは殆どありません。Okanagan Golf Clubの日本人会員が私と滝沢さんとU氏の3人だけであることからも、他の都市に比べて如何に日本人が少ないかがわかってもらえるでしょう。

観光地で日本人観光客の団体さんと鉢合わせすると、異国の地で同胞にめぐり会った嬉しさよりも、徒党を組んで動き回る同胞からちょっと距離を置きたくなるような複雑な気持ちを抱くものですが、そんな場面はここケロウナではまったく起こりえません。日本人らしいとみると、「どちらから?」と声をかけたくなるのです。

ケロウナのドン、ドン加藤さんのHPで彼の一匹狼振りをとくとご覧下さい。
http://members.shaw.ca/donkato/

 


ケロウナ便り(10) 日本食

2006年06月03日 12時10分17秒 | Weblog

所用あって5月末から二週間の予定で一時帰国しています。日本に居る間に何をさておいてもやりたいことが二つあります。寿司を食べることと温泉に浸かることです。早速本日美味しい寿司をたらふく食べてきて大満足でこの日記を書いています。新鮮なネタと適量の銀シャリ。やはり寿司は本場?の日本に限ります。

ケロウナから4時間ほどのドライブで行けるKootenay Rockiesにもなかなかの温泉があるとのことなので楽しみにしていますが、美味しい寿司、日本食を食べることはケロウナでは不可能に近いようです。

ダウンタウンの中心部にJapanese RestaurantとかSushiとかの看板を出した店が数軒ありますが、日本人経営の和食レストランは皆無で、殆どが中国人韓国人オウナーで多国籍シェフのようです。「のよう」とはこの目と舌で確認する勇気が無いので人づてに聞いたことをお伝えしているだけだからです。表から見る限り店にはそれなりに客も入っているようですが、まず日本人客は見当たらないと思います。

アメリカの他の都市での経験から言えることは、中国人韓国人の経営する和食レストランは何故か日本人の好みからは遠く離れた和食メニューを、日本人の味覚から遠く離れた味付けで提供しているのです。「これ和食じゃないだろう!」と文句言いたくても、現に目の前の外人が「Good! Excellent food!!」と褒めながら食べているのを見てしまうと、「日本人による日本人のための和食」が欧米人に本当に評価されるのかどうか不安にもなるし、日本人の少ない当地での和食レストランを成功させるには欧米人の好みに合わせたメニュー作りをしている中国人韓国人のほうが正解なのだろうなと納得してしまうのです。真の和食を求める日本人の行くべきでないレストランとして避けて通るのが精一杯の意思表示です。

でも、どうしてあの手の店ではおにぎりみたいな大きなライスボールの上にちょこんと小さな魚の切り身を載せて「寿司」なんて呼ぶんでしょうか?でも、どうしてアメリカ人・カナダ人はわさびと醤油をドロドロにペイスト状にして、それに寿司を「浸けて」食べるのでしょうか?鼻にツンと来る感覚は彼らには無いのでしょうか?

ヘルシーフードとして和食が評価され、いまや寿司やてんぷらを箸を巧く操って食べるのは、異文化を理解するインテリの一つのステイタスシンボルだなんて言われているアメリカ・カナダであるだけに、「本当の和食とはあんなモンじゃないんだ!」と言ってあげたいのは山々なんですが、言って何になると自問自答して、結局は真の和食を家に帰って食べているケロウナ生活です。

家庭で真の和食を作ると簡単に言いますが、実は真の「和食材」が無いんです、ケロウナには。唯一つある日本食品店も品揃えが貧弱でわざわざ出かける気になりません。アジア系食材を扱うオリエンタル・ショップが中国・韓国食材に加えて若干揃えている和食材を買い込んで、知恵を絞って腕によりかけて「真に近い和食」に仕上げるのが在ケロウナ日本人妻の大きな仕事なのです。

ケロウナから国道97号線を一路南に走ること一時間、アメリカとの国境まであと一時間ぐらいの所にペンティクトン(Penticton)という小さな町があります。そこには日本人オーナーシェフの経営する「本当の寿司屋」があるそうです。どうやらその寿司屋がオカナガン地方で唯一の「まともな和食や」との評判なので、そのうち行ってみたいと思っています。

でも往復2時間は遠いよねぇ!帰り着く頃にはまた腹が減りそうですよね。

 

 


ケロウナ便り(9) ゴルフ料金(2)

2006年06月02日 05時34分43秒 | Weblog

私の所から片道30分の範囲内にゴルフ場が15コースあります。中にはショートホールだけであったり、ショートを中心とした短いコース(パー32~68)も含みますので、パー71以上のいわゆるチャンピオンシップコースは10コースです。
(これまた滝沢さんのHPを参照願います。http://www.ogt.co.jp/golf/course.htm

このうち純粋なプライベートコースは、マスターズの開かれるあのオーガスタナショナルと同じ頃1920年代に創設されたThe Kelowna Golf and Country Clubだけで、他は誰でもプレーできるパブリックコースです。リゾートコースと呼ばれる6コースの料金は前回みたとおり、円貨にしてほぼ一万円でした。残りの4コースはもう少し気軽にプレーできる料金で、グリーンフィーが40~50ドル程度、カート代が一人15ドルですから5~6千円で一日楽しめます。サンドイッチ食べたりコーヒー飲んだりしても7千円あれば十分でしょう。

3つのパブリックコースに共通の回数券も発行されていますので上手く利用したり、フラットなコースであればカートに乗らずにこちらのゴルファーと同じように手押しカートで回れば更に節約が可能です。異文化体験の絶好のチャンスでもあります。
http://www.golfkelowna.com/参照)

コースもリゾートコースに比べて平坦で、全体にやや短めにプレーしやすく設計されていますので中級ゴルファーや女性にも人気が高くいつも混んでいます。混んでいてもプレーヤーはお互いにのんびりと楽しむ風情があって、日本のコースのように後続組みが打ち込んでこやしないかと心配するような場面はまったくありません。初心ゴルファー天国とも言えます。ショッピングをはじめとする一般生活で待たされることに対する「寛容、あきらめ」が身に染み付き、これがゴルフでも活かされているのでしょうか。

これまでみてきたチャンピオンシップコース以外にあるショートコースやパッティングコースも芝の手入れやコースの整備が行き届いており、初心者のみならず中級・上級者にとっても気軽に練習場として利用できるのが嬉しいところです。

要するに、ケロウナとはBiginnersからSerious Golfersまであらゆるゴルファーにとって、まさに「ゴルフ天国」なのであります。
(写真は滝沢さんから拝借)

 

 


ケロウナ便り(8) ゴルフ料金(1)

2006年06月01日 04時44分01秒 | Weblog

日本のゴルフ料金も一時に比べるとずいぶん安くなりました。一定レベルのゴルフ場で平日ならセルフ・昼食付きでビジター料金1万円を下回るコースがたくさんあります。メンバーであっても1万円弱はかかるわけですから、会員になるメリットがありません。何時でも出来る「安心料」のつもりで、安くない年会費を納め続けている会員が沢山います。(私もその一人ですが)

一般にカナダはゴルフが安く出来ると理解されています。では実情はどうなのか、調べてみましょう。私の所属するBC州ケロウナのOkanagan Golf Clubと他に人気の高いパブリックコースを例にとっての話なのでカナダ全体に共通するかどうかは分からない点を含んでおいて下さい。

料金はカナダドル(税抜き)の表示です。BC州は14%の消費税(国税7%、州税7%を)が上乗せされます。1㌦≒100円で換算してみて下さい。

先ず会員制コースの場合です。ビジターフィーを払えば会員同伴でなくてもプレーは出来ます。会員一人に付きゲスト3人まで同伴でき、ゲストフィーはビジターフィーより3割程度安く設定されています。

Okanagan Golf Clubについては滝沢さん作成のHPで概要をつかんで下さい。
http://www.ogt.co.jp/golf/course/bear/top.htm
もっと詳しく見たい方は↓のGolfBCのHPでチェックして下さい。
http://www.golfbc.com/courses/bear

ケロウナでは高級チャンピオンシップコースが6つあるとされていて、そのうちの2コース(BearとQuail)を擁するOkanagan Golf Clubです。ビジター料金は↑のHPにも記載されているとおり、平日(月~木)95ドル、週末(金~日)100ドルとけっして安くありません。ゲストフィーは60ドルです。二人乗りカートが一台38ドル、一人19ドルですね。ゲストでプレーして79ドル、税込みで90ドル。サンドイッチ、飲み物入れてなんだかんだで合計100ドル、1万円ですね。これは日本のレベルと大差ありません。フェアウエーを走ってボールの位置までカートで乗りつけたり、前後のプレーヤーが混雑していないリゾートコースをのんびり回る贅沢気分をどう評価するかの問題でしょう。

因みに、このクラブの会員はすべて年会費制で、日本のような会員権は存在せず、入会金も要りません。年会費は正会員2,300ドル、平日会員1,580ドルです。大雑把に計算すると曜日に関係なく年間38回以上回れる人は正会員になったほうがお得だということです。平日だけしか出来ない人でも26回がブレークイーブンです。もっともシーズンは5月から10月までの半年ですから月間6回のペース、週に1.5回ほど行かないと元が取れないともいえますね。

滞在期間中に十分に元の取れそうな目算のある私はもちろん正会員になりました。プレー当たり単価を下げたい一心で、仕事のようにではなく、毎日の仕事として事に処しております。仕事となると結構きついのです、本当の話。

もっとリーズナブルなパブリックコースの料金は次回に回します。