連載小説「六連星(むつらぼし)」第27話
「英治の破門」
救急車で搬送をされた英治は、すぐさま市内の救急病院へ収容されました。
腹部を染めた大量の出血のために、一時は重大な事態も予測されましたが、幸いなことに
傷口はきわめて細長く切り裂かれただけのため、内臓への被害はありません。
「それにしても・・・・」と、治療にあたった医師の杉原が、
被害を最小限に食い止めた新聞紙の束を手にして、苦笑いをしています。
「任侠映画ではよく見かけるパータンだが、時代錯誤もはなはだしい。
殴りこみに行くわけでもでもあるまいし、
今時、刃物よけのために腹へ新聞紙を巻き付けておくとは、あきれた小僧だ。
岡本も、若い者にいったいどういう教育をしているんだ。
幸いなことに、相手が安っぽいナイフで、素人だから上手く助かったものの、
こんなものが本当に防御の役に立つと思っているんだから、
まったくもって、始末が悪い」
「新聞紙では、防御の役に立たないのですか?」
響が目を丸くしたまま、杉原医師へ聞き返しています。
「こんな新聞紙が、防備の役にたってたまるか。
新聞紙を腹に巻くのは、せいぜい寒さしのぎか、やくざ映画を見過ぎた者の酔狂だ。
まぁ、多少の血止めくらいにはなるかもしれないが・・・・
それにしても、機能的には充分と言えん」
残りの処置を看護婦たちに任せて、医師の杉原が響の背中を押しながら、
岡本と俊彦が手持無沙汰で待機をしている廊下へ出ます。
響から深夜の連絡を受けて駆けつけてきた、岡本の心配顔が寄ってきました。
その背後には愛人のホステスが、いまだに血の気を失った白い顔のまま、
ぴったりと岡本に寄り添っています
「日本刀などのきわめて鋭利な刃物の場合でも、
振りまわして相手を傷つけるのではなく、一直線に突き刺すことが殺傷の基本だ。
それが、刃物を使うプロたちのやり方だ。
そういう事態になれば、新聞紙などというものは、何の役にもたたない。
せいぜい、出血時の血止めの代わりくらいだろう・・・・
おい、岡本。前近代的な非科学的なことを若いものに教えるなよ。
つまらん知識は、大怪我のもとになる」
「なんだ。新聞紙では防御の役には立たんのか。
東映映画の高倉健は、腹にさらしを巻いていたが、それも実戦では役にたたんのか?」
「あたりまえだ。
果物包丁や、安物の刃物ならたまには役にたつこともあるだろうが
極めて鍛えられた鋭利な刃物の前では、切れ味が良すぎて何の防御にもならん。
前もって包帯を巻いていると言う程度の代物だ。
衣類などを用いて、刺される前に身体の前で防御をした方が、
よっぽども実戦的なやり方だ。
お前も大学を出た割には、前近代的な迷信を未だに信じているようだな、岡本」
「医者の割には、つまらんことまで良く知っているな。お前。
さすがに、極道の本場の広島から帰ってきただけのことはある。見上げたもんだ。
原爆病を見るのが専門だとばかり思っていたが、それ以外にも、
任侠道まで手掛けるとは、実に大した博識ぶりだ」
「それよりも、警察の連中が来たら厄介になる。
お前さんところの身内となれば、一般市民の喧嘩沙汰では済まなくなるだろう。
相手の男のほうも、どうやら、どこかの組の息がかかっているような気配がある。
そうなると警察もただでは済ませず、痛くない腹まで探られることになる。
早いうちに手を打っておいた方が、お互いの身のためだな」
「その件なら、もう結論は出た。
英治はとっくに、俺の処を『破門』にした。
といっても、これまでも英治は、正式に組が面倒を見ていたわけじゃねぇ。
俺が3年間も『使い走り』として、ただ手元においていただけだ。
『クビだ』と俺がひと言いえば、それで今までの関係は帳消しだ。
トシに言われるまでもなく、そろそろクビにしょうと考えていたところだ。
だが治療費のほうは、全部俺が出す。
そんな訳だ。あとはいつものように上手くやってくれ。
頼んだぜ。杉原」
「あいよ、わかった。こちらもそれで了解だ」
響が唖然として見つめる中、男たちはいとも簡単に段取りをつけてしまいます。
話を決着させた男たちは、お互いの顔を交互に見つめ合った後、
何事もなかったように、それぞれに帰りの支度をはじめます。
煙草をくわえた医師の杉原は、『じゃあな』と手を振ると、
ぼさぼさの頭を掻きながら、いつもの仮眠室へ消えていきます。
「それじゃ、俺たちも引きあげだ」と、俊彦と岡本もくるりと背中を見せます。
白い顔の愛人もあわてた様子で、二人の背後を追いかけます。
響もつられて、あわてて駆けだします・・・
その響の足音に俊彦が気づいて、振り返りました。
「なんだ。お前も帰るのか? 冷たい奴だなお前も。
大事に至らなかったとはいえ、英治くんは一応、お前さんの命の恩人にあたるはずだ。
身体を許せとは言わないが、キスのひとつくらいなら安い謝礼だ。
一晩くらいは看病をしてやれ。今夜くらいは英治くんをいたわってやれ」
俊彦が、手を振ったまま遠ざかります。
(なにさ。人の気も知らないで勝手に呑気なことを・・・
でもまあ、トシさんが言うようにたしかに、それにも一理ある)
響もそこで立ち止まります。
もう一度病室を窺ってから、暗い廊下を振り返りました。
しかし大人たちはもう早々と立ち去って、そこに人の気配は有りません。
(けっこう、大人はドライだな・・・・英治が『破門』ということは、
あのお金はどうなるんだろう。 まぁいいか。どうせなるようにしかならないもの。
さて、病室にもどってやるか。でも間違っても唇などはあげませんよ。
英治なんかに・・・)
表へ出た俊彦がポケットを探って煙草を取り出しました。
一本目を咥えると、後からやってくる岡本に箱ごと煙草を渡します。
後ろを歩く愛人にも『一本どうだ』とすすめています。
「まったくもって、今の時代は、どこもかしこもが禁煙だ。
健康増進法のために、煙草吸いどもはすこぶる肩身が狭い。
この煙草の長さの半分以上が、税金なんだぜ。
俺たちは優良納税者だというのに、いまじゃ、公共の建物すべてが禁煙だ。
世も末だな。こんなちぐはぐなことじゃ・・・・」
「俺んところなんか、女房と娘に嫌われて、家の中じゃ全く吸う事ができねぇ。
前は辛うじて換気扇の下で吸えたが、
いまじゃもう完全に嫌われて、家の外の追いだされている始末だ。
女には逆立ちをしても勝てねぇ・・・・
で、どうした。響とは、その後」
「何の話だ?」
「もしかしたらだが。
響が、俺ん所の英治と恋仲にでもなると思って、
それが心配で朝早くから、あんな話を持ち込んできたんだろう。
いま時の教育ママでもあるまいし、そこまで気を使うこともないだろう。
それともなにか・・・・
自分の娘だと思うと、やっぱり心配で放っておけないか。
だがな。自分の子供でも娘となると、なにかにつけて面倒ばっかりだぜ。
男親の言うことなんかは絶対に聞かねえし、第一、年頃になったら寄りつきもしねぇ。
冷たいだけだ。俺んところなんか、最悪だぜ」
「まだ響とは、親子を名乗りあったわけじゃねぇ・・・・」
「なんだ、まだか。じれったいなぁ・・・・
湯西川の清子とは、もうその辺りは確認をしたんだろう。
もしかしたらとは思っていたが、やっぱり響は、トシの娘で決まりだな。
だがな、そうなると問題は、この先だ。
英治は破門にしたが、どう考えても、響とじゃ役者が釣り合わねぇ。
英治は、根は真面目だし一生懸命な性格の持つ主だが、
もうひとつ機転が利かないし、知恵も足りねぇ。
素人を相手に喧嘩なんぞするなと、あれほどきつく注意をしておいたのに、
いざとなると、やっぱり全く駄目だ。
女の前で良い恰好を見せようなどと、つまらなく粋がる男は、
俺たちの世界では、絶対に長生きはできねぇ。
あんな単細胞は、任侠の世界では使い物にならないし、資質の面で最初から失格だ。
早いところ秋田に帰して、畑仕事でもさせた方が無難だろう。
この世界にいつまでも居たんじゃ、何かあった時に鉄砲玉に使われて終わるか、
消耗品にされて使い潰されるのが、オチだろう。
頭の悪い奴や、融通のきかない奴は、任侠の世界でも長生きは出来ねぇ。
それが、あいつへの破門の理由だ」
「そいつがお前さんからの、せめてもの親心ってやつか」
「何とでもいえ。親の役目っていうのは、何事につけても大変だ。
トシもそれを実感する時が、そのうちに嫌でもきっとやってくる。
そん時になれば、俺の言っていることが良くわかる。
おう、待たせたな。
送ってやるから帰ろうぜ。
せっかく顔を見られたと言うのに、こんな場面じゃ、しっぽりと
濡れる気分にもなりやしねぇ。
今日は、久し振りのエッチをあきらめて、とっとと帰ろうぜ。
なぁ帰ろう、帰ろう」
(来るのかなぁ・・・・そんな時が俺にも)俊彦がゆっくりと煙を吐き出しながら
救急病院の病室を見上げて、ぽつりと呟いています。
・本館の「新田さらだ館」は、こちらです http://saradakann.xsrv.jp/
・連載中の新作小説は、こちらです
赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま (60)草履塚から御秘所(おひそ)まで
http://novelist.jp/62952_p1.html
(1)は、こちらからどうぞ
http://novelist.jp/61553_p1.html
「英治の破門」
救急車で搬送をされた英治は、すぐさま市内の救急病院へ収容されました。
腹部を染めた大量の出血のために、一時は重大な事態も予測されましたが、幸いなことに
傷口はきわめて細長く切り裂かれただけのため、内臓への被害はありません。
「それにしても・・・・」と、治療にあたった医師の杉原が、
被害を最小限に食い止めた新聞紙の束を手にして、苦笑いをしています。
「任侠映画ではよく見かけるパータンだが、時代錯誤もはなはだしい。
殴りこみに行くわけでもでもあるまいし、
今時、刃物よけのために腹へ新聞紙を巻き付けておくとは、あきれた小僧だ。
岡本も、若い者にいったいどういう教育をしているんだ。
幸いなことに、相手が安っぽいナイフで、素人だから上手く助かったものの、
こんなものが本当に防御の役に立つと思っているんだから、
まったくもって、始末が悪い」
「新聞紙では、防御の役に立たないのですか?」
響が目を丸くしたまま、杉原医師へ聞き返しています。
「こんな新聞紙が、防備の役にたってたまるか。
新聞紙を腹に巻くのは、せいぜい寒さしのぎか、やくざ映画を見過ぎた者の酔狂だ。
まぁ、多少の血止めくらいにはなるかもしれないが・・・・
それにしても、機能的には充分と言えん」
残りの処置を看護婦たちに任せて、医師の杉原が響の背中を押しながら、
岡本と俊彦が手持無沙汰で待機をしている廊下へ出ます。
響から深夜の連絡を受けて駆けつけてきた、岡本の心配顔が寄ってきました。
その背後には愛人のホステスが、いまだに血の気を失った白い顔のまま、
ぴったりと岡本に寄り添っています
「日本刀などのきわめて鋭利な刃物の場合でも、
振りまわして相手を傷つけるのではなく、一直線に突き刺すことが殺傷の基本だ。
それが、刃物を使うプロたちのやり方だ。
そういう事態になれば、新聞紙などというものは、何の役にもたたない。
せいぜい、出血時の血止めの代わりくらいだろう・・・・
おい、岡本。前近代的な非科学的なことを若いものに教えるなよ。
つまらん知識は、大怪我のもとになる」
「なんだ。新聞紙では防御の役には立たんのか。
東映映画の高倉健は、腹にさらしを巻いていたが、それも実戦では役にたたんのか?」
「あたりまえだ。
果物包丁や、安物の刃物ならたまには役にたつこともあるだろうが
極めて鍛えられた鋭利な刃物の前では、切れ味が良すぎて何の防御にもならん。
前もって包帯を巻いていると言う程度の代物だ。
衣類などを用いて、刺される前に身体の前で防御をした方が、
よっぽども実戦的なやり方だ。
お前も大学を出た割には、前近代的な迷信を未だに信じているようだな、岡本」
「医者の割には、つまらんことまで良く知っているな。お前。
さすがに、極道の本場の広島から帰ってきただけのことはある。見上げたもんだ。
原爆病を見るのが専門だとばかり思っていたが、それ以外にも、
任侠道まで手掛けるとは、実に大した博識ぶりだ」
「それよりも、警察の連中が来たら厄介になる。
お前さんところの身内となれば、一般市民の喧嘩沙汰では済まなくなるだろう。
相手の男のほうも、どうやら、どこかの組の息がかかっているような気配がある。
そうなると警察もただでは済ませず、痛くない腹まで探られることになる。
早いうちに手を打っておいた方が、お互いの身のためだな」
「その件なら、もう結論は出た。
英治はとっくに、俺の処を『破門』にした。
といっても、これまでも英治は、正式に組が面倒を見ていたわけじゃねぇ。
俺が3年間も『使い走り』として、ただ手元においていただけだ。
『クビだ』と俺がひと言いえば、それで今までの関係は帳消しだ。
トシに言われるまでもなく、そろそろクビにしょうと考えていたところだ。
だが治療費のほうは、全部俺が出す。
そんな訳だ。あとはいつものように上手くやってくれ。
頼んだぜ。杉原」
「あいよ、わかった。こちらもそれで了解だ」
響が唖然として見つめる中、男たちはいとも簡単に段取りをつけてしまいます。
話を決着させた男たちは、お互いの顔を交互に見つめ合った後、
何事もなかったように、それぞれに帰りの支度をはじめます。
煙草をくわえた医師の杉原は、『じゃあな』と手を振ると、
ぼさぼさの頭を掻きながら、いつもの仮眠室へ消えていきます。
「それじゃ、俺たちも引きあげだ」と、俊彦と岡本もくるりと背中を見せます。
白い顔の愛人もあわてた様子で、二人の背後を追いかけます。
響もつられて、あわてて駆けだします・・・
その響の足音に俊彦が気づいて、振り返りました。
「なんだ。お前も帰るのか? 冷たい奴だなお前も。
大事に至らなかったとはいえ、英治くんは一応、お前さんの命の恩人にあたるはずだ。
身体を許せとは言わないが、キスのひとつくらいなら安い謝礼だ。
一晩くらいは看病をしてやれ。今夜くらいは英治くんをいたわってやれ」
俊彦が、手を振ったまま遠ざかります。
(なにさ。人の気も知らないで勝手に呑気なことを・・・
でもまあ、トシさんが言うようにたしかに、それにも一理ある)
響もそこで立ち止まります。
もう一度病室を窺ってから、暗い廊下を振り返りました。
しかし大人たちはもう早々と立ち去って、そこに人の気配は有りません。
(けっこう、大人はドライだな・・・・英治が『破門』ということは、
あのお金はどうなるんだろう。 まぁいいか。どうせなるようにしかならないもの。
さて、病室にもどってやるか。でも間違っても唇などはあげませんよ。
英治なんかに・・・)
表へ出た俊彦がポケットを探って煙草を取り出しました。
一本目を咥えると、後からやってくる岡本に箱ごと煙草を渡します。
後ろを歩く愛人にも『一本どうだ』とすすめています。
「まったくもって、今の時代は、どこもかしこもが禁煙だ。
健康増進法のために、煙草吸いどもはすこぶる肩身が狭い。
この煙草の長さの半分以上が、税金なんだぜ。
俺たちは優良納税者だというのに、いまじゃ、公共の建物すべてが禁煙だ。
世も末だな。こんなちぐはぐなことじゃ・・・・」
「俺んところなんか、女房と娘に嫌われて、家の中じゃ全く吸う事ができねぇ。
前は辛うじて換気扇の下で吸えたが、
いまじゃもう完全に嫌われて、家の外の追いだされている始末だ。
女には逆立ちをしても勝てねぇ・・・・
で、どうした。響とは、その後」
「何の話だ?」
「もしかしたらだが。
響が、俺ん所の英治と恋仲にでもなると思って、
それが心配で朝早くから、あんな話を持ち込んできたんだろう。
いま時の教育ママでもあるまいし、そこまで気を使うこともないだろう。
それともなにか・・・・
自分の娘だと思うと、やっぱり心配で放っておけないか。
だがな。自分の子供でも娘となると、なにかにつけて面倒ばっかりだぜ。
男親の言うことなんかは絶対に聞かねえし、第一、年頃になったら寄りつきもしねぇ。
冷たいだけだ。俺んところなんか、最悪だぜ」
「まだ響とは、親子を名乗りあったわけじゃねぇ・・・・」
「なんだ、まだか。じれったいなぁ・・・・
湯西川の清子とは、もうその辺りは確認をしたんだろう。
もしかしたらとは思っていたが、やっぱり響は、トシの娘で決まりだな。
だがな、そうなると問題は、この先だ。
英治は破門にしたが、どう考えても、響とじゃ役者が釣り合わねぇ。
英治は、根は真面目だし一生懸命な性格の持つ主だが、
もうひとつ機転が利かないし、知恵も足りねぇ。
素人を相手に喧嘩なんぞするなと、あれほどきつく注意をしておいたのに、
いざとなると、やっぱり全く駄目だ。
女の前で良い恰好を見せようなどと、つまらなく粋がる男は、
俺たちの世界では、絶対に長生きはできねぇ。
あんな単細胞は、任侠の世界では使い物にならないし、資質の面で最初から失格だ。
早いところ秋田に帰して、畑仕事でもさせた方が無難だろう。
この世界にいつまでも居たんじゃ、何かあった時に鉄砲玉に使われて終わるか、
消耗品にされて使い潰されるのが、オチだろう。
頭の悪い奴や、融通のきかない奴は、任侠の世界でも長生きは出来ねぇ。
それが、あいつへの破門の理由だ」
「そいつがお前さんからの、せめてもの親心ってやつか」
「何とでもいえ。親の役目っていうのは、何事につけても大変だ。
トシもそれを実感する時が、そのうちに嫌でもきっとやってくる。
そん時になれば、俺の言っていることが良くわかる。
おう、待たせたな。
送ってやるから帰ろうぜ。
せっかく顔を見られたと言うのに、こんな場面じゃ、しっぽりと
濡れる気分にもなりやしねぇ。
今日は、久し振りのエッチをあきらめて、とっとと帰ろうぜ。
なぁ帰ろう、帰ろう」
(来るのかなぁ・・・・そんな時が俺にも)俊彦がゆっくりと煙を吐き出しながら
救急病院の病室を見上げて、ぽつりと呟いています。
・本館の「新田さらだ館」は、こちらです http://saradakann.xsrv.jp/
・連載中の新作小説は、こちらです
赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま (60)草履塚から御秘所(おひそ)まで
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(1)は、こちらからどうぞ
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