先日佐野サービスエリアでストライキがありました。
経営がひどい場合、抗議の意味を込めて従業員が仕事をしないストライキをする権利が認められています。
ほとんど忘れ去られている権利ですが。
現在よりも権利を主張していた昭和の時代に、欧米から労働者の権利として輸入されたいくつもの権利の一つです。
JRが国鉄だった時代には、国鉄ストは朝のニュースになっていたんですよ。
通勤時に電車が動かない。
本当に。
賃上げのための手段です。
5月のメーデーはそんな交通麻痺の季節でした。
今現在労働組合はあっても、会社の経営判断に深入りしすぎちゃって、本当に労働者を守るために働いているかは甚だ疑問ですが。
労働組合がキャリアアップの一手法になってますよ。
今は直接労働基準監督署に相談をする時代なのでしょう。
尤も厚生労働省内部の汚職もあるので、万全とも言えません。
担当者の人権意識などにもよります。
余計な仕事を増やしたくないのは、公務員と官僚並みの給与水準を維持してしまうサラリーマン共通の懐柔で。
労基署担当者を説き伏せて、あっせんなどの権利を行うためには、それなりの法知識と覚悟が必要ですから、必要なイニシエーションかもしれません。
職業選択の自由もありますし、ひどい会社に従属し続ける意味なんてそもそもないとも言えまして。
そこで闘い続けるより、スパッと辞めたほうが怒りのエネルギーを維持しなくて済む。
そんな組織を改善させる愛情なんてなくなるので。
ブラック企業だったり、社畜だったり、いろんな表現が増えましたが、結局産業革命以降やそれ以前から存在している労使関係の歴史の繰り返しなんですよ。
解決策はたくさん存在している。
雇用側にもね。
労使関係を麻痺させる手段がたくさんある。
持株制度とか。
基本を分析すると大きな人権無視が存在しているのだけど、わかりにくくなっている。
朱に交わって全員同罪になっているのにさえ気付かないぐらい。
学校のいじめや村八分とそんなに変わらない昔ながらのローカルルールで、一大違法集団を形成していることにさえ気付けない。
少しは脳みそを使って生きたらどうだい?
まぁ、これもパワハラワードになるのでやんわりと言わずに辞めます。
創業者もそういう事態にならないための組織モラルづくりをしていたのにね。
「安全なくして生産なし」に込められたモラルに気付けないぐらい劣化しているんですよ。
白い作業着
きれいなトイレ
完全空調
その他諸々の福利厚生は、現場のエンジニアなくして生産できない。つまりは収益の元は何か?を突き詰めて考えた末なのに。
そういうしっかりとしたポリシーを持った会社を作らないとね。
日本という国はどんどん劣化しますよ。
いずれ独立する予定です。