いつもの職場の教養から。
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江戸時代初期の儒学者で、日本の陽明学の祖といわれる中江藤樹は、数々の人生訓を遺しています。
その中の一つに、「善をなすは耕耘のごとし」という言葉があります。
このこの言葉は、「善い行いというのは、すぐに結果が返って来るものではなく、
汗水を流して田畑を耕すようなものだ。実りの時期を迎えれば、豊かな収穫が得られるものである」
という意味です。
すなわち、善い行いをしても、すぐに報いを求めることの性急さを戒めたものです。
例えば、相手に対して「してあげたのに」とか、「私の好意がわからないのか」などと、
せっかくの善意に恩を着せては本末転倒でしょう。
「相手が幸せになってくれたらそれでいい」
というように、明るく広い気持ちでいることが大切です。
このような謙虚さを持っていれば、やがて大きな収穫があるかもしれません。
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こんなに良いことをしているのに結果が出ない。
よくありますね。
自分の経験でいえば、何かに取り組んだときに
すぐに結果がでるということはありません。
初めの変化が見えだすのは3か月後ぐらいからでしょうか。
個人差もそこにはあるでしょうけど、なんでもかんでもすぐに結果が出るわけではないですね。
昨今は目先の見返りや結果をすぐに求めがちな世。
内容によっては数年、数十年、あるいは世代を超えた長期的な時間が必要なこともあると思います。
じっくり成果を出す。
そういうことも重要なんじゃないかと思います。
あ、あと善いことは結果が出てもやめないで、ずっと続けることが大事なんですよね。
やめるとすぐにダメになっちゃいます。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。