ささの子通信

温泉、人形遣い、ソフトバレー、育ジイ、B級グルメ?

厚木公演

2013-03-04 | 人形遣い
昨日、厚木文化会館小ホールにおいて“相模人形芝居長谷座・笹子追分人形交流公演”が行われました。

7時前に厚木に向けて出発、9時前に到着。
文化会館が開くのを待って荷物の搬入。

ホールスタッフによる人形用の舞台セッティングが終わるのを待ってまずは追分人形のセット位置決めをして記しを付ける。
一旦片付けて今度は長谷座さんが位置決め。
大夫三味線の座る台は作り付けだと思っていたらバラせるんですね~


そしてリハーサル。
時間がないのでとびとびです。
舞台転換、ひと月前の公演が生かされず座員ウロウロ。
同じ事をすれば良いだけなのに覚えてないとは(-_-;)
舞台の大きさも違って舞台袖からのセット移動も勝手が違うので仕方ないのか。。。
この場面ではないハズのセットがそのままに・・・不安。

長谷座さんがリハーサルに入ったとこでお昼。
既に入り口にはお客さんの列。
控室のモニターで舞台を観ていると長谷座さんも先生に注意を受けていた。。。(^_^;)

長谷座さんのリハーサルが終わって再び一部のセット組。

お客さん、100人程に…開場時間を15分早める。

2時開演。
375人収容の会場、上の方に空席がありましたがほとんど埋まってしまいました。
山梨とは違うなぁ…

長谷座さんの三番叟からスタート。
舞台袖から観る。
二度目ですから余裕を持って観る事が出来ました。

終わってセット組。
いよいよ吉窪美人鏡がスタート。
カーテンがあるので舞台袖からは様子が分かりにくい。
自分の出を間違わないように、隙間から様子をうかがいます。
途中不安適中、逆にあるべきセットを片付けられてしまった、、、、転換が遅れた、、、、とアクシデントはあったものの最後はビシッと終われました。
今回、座員が足りず、後見が居ないために小物のやり取りに苦労しました。

松羽目前のセットを片付けて今度は三番叟。
舞台の奥行きがないため徳利にぶつかって落下…破損…(@_@;)

今回も若僧→下男→親鸞上人の主遣い。
最後は三番叟の主遣いのサポートをしながら左手遣い。
腕がダルダルです。

舞台替えをして長谷座さんの藪鶯恋の枝道。
少しだけ客席から観ました。
雪がしんしんと降り、雰囲気が盛り上がります。


最後の舞台あいさつは親鸞の首を止めるピンが外れてしまったため若僧で。
幕が閉まって直ぐに出入り口に行ってのお見送り。
良かったよの声が嬉しいです。
初めて観てくれた友人からも内容がわかりやすかったので眠くならずに集中して観られたと言ってもらえました。
厚木の別の座の方からも、更に良くなっているとお褒めをいただきました。
長谷座さんの座員の方には親鸞高評価。更に頑張れます。

荷物の搬出済ませ、長谷座さんと打ち上げ。

帰宅は9時過ぎ、、、、長い1日でした。

次の公演は6月上旬の県人会総会。
特別な依頼がなければ、他の座員は芋を植えたり田植えだったりとしばらく人形遣いはOFFになります。
自分は休んでいたバレーに5月半ばまで参加できそうです。(^_^)b

4 コメント

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Unknown (ななこま)
2013-03-07 14:34:18
こんにちは^^)お疲れさまでした
素晴らしいホール!緊張されたでしょうね
主遣いで大活躍。素晴らしいです、うれしく拝見しました
吉窪美人鏡に興味津々、ストーリーが読めるもの何かないのでしょうか?

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無事に・・・・・ (こきおばさん)
2013-03-08 10:15:32
大きな公演が無事に済んだようでホッとしたことでしょう。

やはり人口が多いと、観客も多くて遣り甲斐があったことだと思います。
次の公演に向けて、充分休養も忘れないでくださいね。
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ななこまさま (jin)
2013-03-11 09:22:37
神奈川にはいくつもの座があって人形芝居が盛んです。
そのためセットも立派です。

吉窪美人鏡は日高川に似ています。

笹子川のほとり、吉が窪におよ志という娘が住んでいました。
およ志は働き者のよい娘で、庄屋の息子の与三次に言い寄られても頑として受け付けません。
およ志は阿弥陀堂の若い僧に恋をしていました。
修行中の身である若僧はその思いを受け入れることはできません。
断られたおよ志は失意のあまり池に身を投げてしまいました。
そして、口惜しさに死んでもなお成仏できず、毒蛇となって村人を悩まし続けるようになりました。

笹子峠を越えてきた親鸞聖人がその噂を聞き、吉が窪で小石を拾い『南無阿弥陀仏』と六文字の名号を書き、一心に念仏を唱え池に投げ入れました。
するとたちまち毒蛇はおよ志の姿に戻り、成仏したのです。
村には再び平和な日々が戻りました。

静岡にこの続きがあるのが不思議です。
詳しくは度忘れ(^_^;)してしまいましたが、およ志の実家である小俣家には石とこの話が伝わっています。
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こきさま (jin)
2013-03-11 09:23:52
三回目の公演になり落ち着きと自信が出てきました。
袖に幕があって舞台の様子が見えない事は不安でした。
そのため出が遅れてしまった場面がありました。

やはり沢山のお客様が入るとテンションあがります。
また、文学館でやりたいな~
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