のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

グレゴリオ聖歌。

2006-06-01 | 『音楽のはなし』
久しぶりのお勉強タイム。

さぼってましたー。

今日は中世のグレゴリオ聖歌を探りますよー。

グレゴリオ聖歌は古代から、ローマ・カトリック教会において典礼に使われていた聖歌です。
歌詞はラテン語。
単旋律、無伴奏で歌われます。
教皇グレゴリウス1世が東方典礼聖歌をもとにして編さんしたと言われています。


キリスト教の典礼と音楽は、ユダヤ教の伝統を受け継ぎながらキリスト教と混ざり合いながら、3世紀から4世紀にかけて整えられました。

4世紀末には、キリスト教の典礼音楽はヨーロッパ各地でそれぞれの特色を持ったものがありました。それを統一しようとしたのが、教皇グレゴリウス1世です。

グレゴリオ聖歌は、8世紀から9世紀にかけて、カロリング朝フランク王国の文化の隆盛とともに発展しました。

教皇グレゴリウスの名前が付いた理由としては、当時フランク王国に多く招聘されていたイングランドの聖職者がアングロ=サクソン教会の創立者であるグレゴリウス1世をたたえたものであるという説があります。

旋律は教会旋法と呼ばれる8種類の音域(音階)でできています。

教会旋法は、

ドリア旋法 
ヒポドリア旋法 
フリギア旋法 
ヒポフリギア旋法 
リディア旋法 
ヒポリディア旋法 
ミクソリディア旋法 
ヒポミクソリディア旋法 

が、あります。



典礼音楽としてのグレゴリオ聖歌ははじめ、ラテン語だけで歌われていたけど、だんだんと、各国語の聖歌ができていった。

現在ではローマなど一部の教会を除いて通常の典礼ではあまり使われなくなった。
シンプルで澄んだメロディーには、ファンが多い。



今日は、教会旋法、というのがでてきましたね。
ドリア、というのは、なじみがあるから、覚えやすいですね!

では、次回は、ルネサンスの音楽に行きたいと思います。

堅苦しいですが、ゆるゆる行きたいと思います。


コメント
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