のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

野口雨情。

2006-06-11 | 『音楽のはなし』
野口雨情の名歌を尋ねて、の講座には150人あまりが参加したようです。

市民講座で、専門の方ばかりではないのですが、皆さんの関心の高さを伺わせました。

野口雨情は1882年、茨城県の多賀郡に生まれました。

63歳の生涯で3000あまりの詩歌を作ったそうです。

日本全国はもとより、当時の台湾、朝鮮、満州、樺太まで地方民謡を作ったそうです。

雨情の家は水戸の徳川家とも縁が深い旧家で、徳川光圀は、野口家の2階から、景色を美しいのを褒めて、観海亭、と名前をつけたそうです。

23歳のとき父の死で郷里に戻るも、家の財政は火の車でした。

ひろ、という奥さんとの結婚も、お金を当てにしたものでもありました。

37歳のとき、16歳のつる、と結婚します。

その後、童謡詩人として大きな飛躍を遂げます。

この日、第2部では、成瀬児童合唱団の子供たちが、澄んだ歌声で吉田覚先生の編曲の童謡を聴かせてくれ、心が洗われました。

ソロを歌った三溝美香さんも、のびやかな丁寧な歌唱で、合唱に溶け込んでました。

3部では、参加者全員で、合唱をして、とても楽しかったです。

わたしは、雨降りお月さん、青い目の人形、しゃぼん玉、が好きです。

吉田先生の編曲のしゃぼん玉は、転調を何度も繰り返し、幻想的で、現実と非現実が交錯する感じが魅力的でした。

吉田先生の編曲のすてきな和音進行は、童謡に新しい顔を与えていると思いました。

コメント
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