のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

手塚治虫展

2009-05-06 | 『毎日のこと』


大江戸博物館で開催している、生誕80周年記念 特別展「手塚治虫展~未来へのメッセージ~」を見てきました

手塚治虫は、昭和3年11月3日大阪府に生まれ、 60歳で癌で亡くなりましたが、今年生誕80周年になるそうです。

「ストーリーマンガ」、「テレビアニメーション」の創始者として昭和に活躍し、その生涯でマンガ作品約700タイトル(原稿枚数約15万枚)、アニメ作品約70タイトルという、すごい量の作品を描きました。
国産初であった30分アニメシリーズの放映やカラーアニメの放映など、新しいことにも挑戦したようです。


幼少の頃の大好きだった虫のメモ帳は圧巻で、マンガの巨匠は生まれたときからその器なんだ~、と思いました。
メモはとても細かく、細心の注意と関心を持って描かれた物であることがわかりました。
また、おそらく膨大な時間を要したものだろうと思いました。

ペンや机などの愛用品があり、手塚治虫の丁寧な慈しみの生き方がよくわかりました。
また、医師免許や、中学生時代の成績表も展示してありました。
直筆のマンガ原稿やアニメーションの資料は、細部まで注意が行き届いた様子で、あののびやかな絵が感覚だけで描かれたものではなく、十分計算されたものであるとわかりました。

虫が好きで、恵まれた幼少時代(当時家にフランス製映写機があるなんて)、戦争を体験した中学時代、医学生時代、トキワ荘での活躍、温かい家庭、倒産と再生。
その時々で手塚治虫はマンガを通して感情と思想を表現し、マンガを自己の最大の言語として生きてきたんだなあ、と思いました。


宝塚が好きで、宝塚の機関紙にマンガを寄せたりしていることもびっくりしました。
また、プッチーニのオペラ『マノン・レスコー』もマンガになっていました。
このような下地があって、『リボンの騎士』が誕生したことも、なるほど~と、思いました。


『鉄腕アトム』、『ブラック・ジャック』、『火の鳥』、などの作品の中では、生命観、死生観、倫理観、時と言う概念に関する思想、人の優しさと悲しみ、いろいろな人間としての課題が投げかけられ、手塚治虫が漫画家を超えた漫画家であり、思想を教示するパイオニアだったんだなあ、と思いました。

気になった漫画は、『どろろ』と、『ジャングル大帝』でした。
どろろ、は太宰治作品と色が似たようなところが気になり、ジャングル大帝はキャラクターの動物たちのはちきれんばかりの活力が気になりました。
読んでみたいです

楽しかった展示会でした


コメント
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