オペラは貴族の豪華な結婚式の引出物として誕生した。
記録上は1594年に作曲されたペーリ【ダフネ】が最古のオペラだが、現存しない。
ルーベンスの連作『マリ·ド·メディシスの生涯』第8図はイタリア、フィレンツェ、サンタ·マリア·デル·フィオーレ大聖堂における結婚式を描いている。
花嫁はフィレンツェの名家、メディチ家のマリア。
新郎はフランス王、アンリ4世。
式は1600年10月5日に挙行。
このふたりの結婚を祝い、さまざまな祝祭行事が催されたが、ピッティ宮で上演された新趣向の劇が注目された。
これが、現存する最古のオペラ【エウリディーチェ】
台本、リヌッチーニ
作曲、ペーリ
補筆、カッチーニ
引用∶
【西洋音楽の歴史】
東京書籍
「オペラの誕生とその発展」