本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

4月20日のお弁当

2006年04月20日 | 美味☆礼賛
いつもいつも多忙な夫、車の中で
どんな顔してお弁当食べているのかしら。
もっと料理上手の妻だったら、幸せなのにねぇ…。
まあ、自分なりに頑張るしかないのですが。

 とりあえず、今日のお弁当。

  春巻き(市販の冷凍食品)

  切り干し大根の煮物(前日に作り置きした)

  卵焼き(甘くないもの)

  キャベツと青じその浅漬け(“塩ちゃん”で)

  ごはん(この間は少なめだったので、今度は丼に一膳分くらい)

また茶色のおかずばかり。
ちゃんと食べそうなものでスペースを埋めると、
こんな感じになってしまいます。
どうせ残されると分かっていても、
カラフルな食材を入れるべきなのでしょうか。
アレルギーという訳ではないのに、
食べないと決めたものはとにかく避ける夫です。

大体好みが偏っているの。
朝食べてもらうためにいちごを洗っていたら、
「それもお弁当に入れるつもりじゃ…」
と警戒していたし。
食に対する柔軟な考えが無いのです。
果物だって、幼稚園児のお弁当に入れたら喜ぶの!)
お洒落なカフェ風弁当とか、絶対嫌がりそう。
もういい。卵焼きだけ、どーんと食え!という気分になります。

夫よ。単なる好き嫌いでこちらを困らせる癖に、
「アジアで犬が食べてみたい…」なんて二度と言うなよ。




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『マダムとミスター』

2006年04月20日 | マンガ

見たこともないけど憧れてしまう職業、それが執事。
一般人のわたしなどは、小説や映画の中でしか
その存在を知りません。
映画『日の名残』とか。
渋いです。堅苦しくて忠実なイメージがあります。

時々おばかな妄想をめぐらすのです。
わたしがさる名家の若奥様だったら、
「奥様、来週の昼食会のメニューのことですが…」
なーんて、執事が話しかけてくるんだろうな、と。
口やかましい時もあるけど、世間知らずな若妻を
さりげなく助けてくれるんだ。
「差し出がましいようですが、ブラウン嬢とスミス氏を
ご一緒に招待されるのはいかがなものかと…」
「あらっ!やっぱりあの二人、過去に何かあったのね?」
根っから庶民の奥様が好奇心いっぱいで尋ねても、
「……」
執事は沈黙を守るのです。
お家の事情ならば何でも知っているけれど、
節度をわきまえた良い使用人なのです。
ひそかに若奥様を慕っていても、
ストイックでおくびにも出さなかったり。
うふ。カッコいいではないですか。

小説に登場するのは、
覆面作家シリーズ(北村薫)の赤沼とか、
S&Mシリーズ(森博嗣)の諏訪野とか。
(あれらの場合、どちらかというと
お嬢様のほうが希少価値が高いか…?)
あっ、『ハイジ』のセバスチャンも執事!

ピーター卿シリーズ(ドロシー・セイヤーズ)
に出てきたバンターや、
エルキュール・ポアロ作品(アガサ・クリスティー)の
ジョージなども印象的だったのですが、
よく読んだら召使という立場でした。
執事じゃなかったんだ…。
(すぐには思いつかないものですね。
執事モノだけ集めた作品リストでも作ろうかな?)

漫画で言うと、
『エイリアン通り(ストリート)』(成田美名子)のバトラーとか、
『遥かなる愛し夢幻』(もとなおこ)のメイヤーとか。
(もとなおこ先生の作品には
『執事と奥様』という読みきりもありました)
ちょっと壮年の方が多いけど、
『マダムとミスター』のグラハムは青年です。

『マダムとミスター』全5巻 遠藤淑子 白泉社 1995~1998
 マダムとは、富豪のジョンストン老人と死に別れた、若妻グレースのこと。ミスターとは、ジョンストン家の冷静かつ有能な執事、グラハムのこと。ホントは二人には別の関係もあるのだが、世間には女主人と執事という立場で通している。
 明るくてタフだが無鉄砲なグレースは、常に事件を呼ぶ女。ジョンストン家で巻き起こる騒動に、堅物の(しかし意外な一面もある)グラハムはどう対応するか…?

好みの取り合わせです。元気な女性に、
振り回されつつフォローする男性というカップリング。
やはり男性がね、弱気なのではなくて、
自由奔放な女性を許容する余裕があるのがいいです。

もっとも、この話のグレースはすごい突っ走りようですが(笑)。
すでに充分金持ちなのに、
競馬・宝探し・犬の繁殖など、一攫千金に目が無い。
前向きすぎて、騙されても懲りないし、
お人よしなので、困っている人を見ると放っておけない。
巻き込まれるグラハムは、
時に借金のカタで奉公に出されたりして、大変な苦労なのです。

グレースとジョンストン家のために度々苦言を呈しても、
彼女、素直に聞いたためしが無いし。
まことに両極にいる二人なのですが、
一緒にいると不思議にバランスが取れているのです。

ラクして大もうけ、なんて堂々とのたまうグレースが、
どうにも憎めないのは、孤独な生い立ちを乗り越えて得た
気丈で優しい性格の持ち主だからでしょうか。
あやしげな催眠術セミナーに参加して、
グレースの心が子供に戻ってしまった話、結構好きなんです。
過去につらいことがたくさんあったとしても、
まっすぐ生きてたくましい大人になればいいんだな…って。
そうしたらどこかで誰かが見守っていてくれるのかもしれない。
グラハムみたいにね。
う~ん。わたしグレースになりたいのかもっ。
周囲には限りなく迷惑でも(笑)。

グラハムのほうも、真面目一方に見えるけど、
たま~に予想外の行動で奥様をぎょっとさせたりして、
そこがまた、いいんです。
教科書通りかと思ったのに、油断ならぬ、という感じで。

遠藤淑子先生のマンガは、ほのぼのしていて
独特のコミカルな味があります。
しかもそこはかとなくハートウォーミング。
この『マダムとミスター』はマンガ文庫でも出ています♪

          

今回ウェブで執事を検索してみたら、
メイド喫茶に対抗して執事喫茶ができたって?
び、びっくり。
というか、メガネ男子もスーツ男子も
執事も好きって…わたし腐女子なんでしょうか。
いちおう三十路を控えた人妻なんですけども。



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