今夜は夫実家に泊まって、明日早朝、滋賀に出発します。
震災後は、被災地の家族と友人たちの安否確認に、原発の経過を見守ること、家族の避難についてのあれこれ、そして引っ越しで頭が一杯だったので、こうして外の世界に出てみると、微妙に周囲とチャンネルが合わない感じです。
皆、日常生活があるし、報道をずっと追いかけることもできないし、それほど被災地の情報が入ってきている訳ではないから…よく分からないのは仕方ないことなのですね。
というか、あまりに情報が行き渡らず、放射能に対する誤解もあるので、ひとりで憤ってしまい、被災地の友達に「当事者ではないのだから、よく分からないのは仕方ないよ」って、言わせてしまいました。
馬鹿でした。わたしも同じ体験をしている当事者ではないし、きっと阪神大震災や新潟中越沖地震の時には周りの人々と同様に事態の深刻さを理解していなかったに違いないのです…。今、被災地の現状を少しは分かっている気になっているのは、わたしのおごりなのです。
母と長兄は、伯母と一緒に茨城に避難しました。
父はひとりで家に残りました。
次兄はボランティアをしているそうです。
そして一度避難した友達は、やむを得ずいわきに戻ってきています。
すべてがぎりぎりの選択であり、現場にいないわたしがみんなの気持ちを本当に理解することはできない。わたしが知っているのは、ただ被災地に家族と友人を持つ者の気持ち。
わたしは前々からウェザーニュースの地震お知らせメールに、故郷を登録しているのですが、あの日、引っ越し前の掃除の最中に、ふと届いていたメールの震度を見てショックを受けたことは忘れません。
家族と友人の安否を確かめられなかった、つらい時間も。
原発の件で突然発表や会見があるので、報道の音を流しながらその辺りで寝て、情報が入った気配で飛び起きたことも。
それは、これまで愚痴をこぼしてきたように、被災地以外で手に入る情報を送っても、あっさり受け流してしまう家族に対するもどかしさはあるけれど。
周囲に今言われているように、あの時大切な人たちが無事で良かったって、命さえあればって、思うべきなんだろうな。
わたしも、やり尽くして憔悴している場合じゃないですね。
これから少しずつ、前向きに進んでいきましょう。
震災後は、被災地の家族と友人たちの安否確認に、原発の経過を見守ること、家族の避難についてのあれこれ、そして引っ越しで頭が一杯だったので、こうして外の世界に出てみると、微妙に周囲とチャンネルが合わない感じです。
皆、日常生活があるし、報道をずっと追いかけることもできないし、それほど被災地の情報が入ってきている訳ではないから…よく分からないのは仕方ないことなのですね。
というか、あまりに情報が行き渡らず、放射能に対する誤解もあるので、ひとりで憤ってしまい、被災地の友達に「当事者ではないのだから、よく分からないのは仕方ないよ」って、言わせてしまいました。
馬鹿でした。わたしも同じ体験をしている当事者ではないし、きっと阪神大震災や新潟中越沖地震の時には周りの人々と同様に事態の深刻さを理解していなかったに違いないのです…。今、被災地の現状を少しは分かっている気になっているのは、わたしのおごりなのです。
母と長兄は、伯母と一緒に茨城に避難しました。
父はひとりで家に残りました。
次兄はボランティアをしているそうです。
そして一度避難した友達は、やむを得ずいわきに戻ってきています。
すべてがぎりぎりの選択であり、現場にいないわたしがみんなの気持ちを本当に理解することはできない。わたしが知っているのは、ただ被災地に家族と友人を持つ者の気持ち。
わたしは前々からウェザーニュースの地震お知らせメールに、故郷を登録しているのですが、あの日、引っ越し前の掃除の最中に、ふと届いていたメールの震度を見てショックを受けたことは忘れません。
家族と友人の安否を確かめられなかった、つらい時間も。
原発の件で突然発表や会見があるので、報道の音を流しながらその辺りで寝て、情報が入った気配で飛び起きたことも。
それは、これまで愚痴をこぼしてきたように、被災地以外で手に入る情報を送っても、あっさり受け流してしまう家族に対するもどかしさはあるけれど。
周囲に今言われているように、あの時大切な人たちが無事で良かったって、命さえあればって、思うべきなんだろうな。
わたしも、やり尽くして憔悴している場合じゃないですね。
これから少しずつ、前向きに進んでいきましょう。