おすましエルくん。
体つきはもうすっかり、さくらと張り合うくらいに大きくなりました。
「くっくっくっ…(爪をお手入れする音)」
しかしマジ怒りすると、まだ強いさくら。
(か細い声で体をよじりながらさくらに突っかかっているエルのほうが不利っぽい)
喧嘩は体の大きさではなく、気迫なのであろう。
キレたもん勝ちというか。さくらの威嚇顔とパンチは激しいからな。
この間の夜、エルくんのお気に入りの逃げ場所に、
さくらが遊びの延長で飛び乗ったまま落ち着いてしまって、彼も相当困ったらしい。
うろうろしても降りてこないので、「ぼくの特等席だよ!」と主張しに行きましたが、
猫パンチを見舞われるばかりでどいてもらえず、
仕方なくさくらを避けていつもの席を確保。
貫禄のさくら姫。物言いたげなエル少年。
結局この場所から先に降りたのはエルくんでしたとさ。