本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

みどりの遊び

2006年11月15日 | おえかきもの
水槽からゴツゴツ音がしても、
怖がることはありません。みどりです。

ぶくぶく(注:ろ過装置)にぶつかるようにして、
何度も底に頭を突っ込んでいるのです。
食い意地の張ったみどりのこと、
単なる餌探しだと思っていたのですが、
夫が言うには「あれは遊びだよ~」。
楽しそうにぶくぶくを動かしているんですって!
本当かしら。 
(あ~、今ぶくぶくの上を足場にして、水面に顔を出している)

しかし、ごとごと移動させているうちに、
チューブが外れてしまうのは困ったものです。
(いちいち水に手を入れて、戻してやらねばなりません)
今手を離せないから…と放置してお茶碗を洗っていると、
じとーっとした視線を感じます。
「早く戻して~」と非難されているのでしょうか。
カメ言語翻訳機が欲しいなぁ。



ブログ村のランキングに参加してます。

よろしかったら、
ぽちっと1回お願いします。

すべってころんだ

2006年11月14日 | おえかきもの
昨日、夜道でこける。
6年くらい愛用していたズボンのひざ小僧が破ける。
(中身は擦り傷くらい)
こんなことは常習なので、無言でむく、とおきあがります。
痛いけど笑ってごまかすのです。
完璧な人間じゃなくて良かった(←負け惜しみ)。

…しかし、いくら坂道でも、何もないところでよく転べるなぁ。
(スニーカーを履いているうえ、脇には手すりまであるのにさ)

  ※  ※  ※  ※  ※

☆覚え書き

冷蔵庫にあるもので作った鶏団子汁、美味しかった。
材料は大根(千六本)、ごぼう(ささがき)、舞茸(適当にちぎる)、
鶏の肉団子(冷凍もの)。
だし汁でかたい順に煮て、あくを取って、お味噌で味をつける。
仕上げに万能ねぎなど散らしても良いかもしれない。
ごぼうの風味がとても良い。



ブログ村のランキングに参加してます。

よろしかったら、
ぽちっと1回お願いします。

多分杞憂。

2006年11月13日 | 日々のこと

特別なことは何もないが平穏無事に過ぎた週末。
ただ、これからのことで文句(というか愚痴)を言い続けたので、
夫は困っていたようでした。
12月から彼はこれまで以上に忙しくなるのです。
平日はほとんど勤務地に外泊。
あなたの会社ってあなたの会社って…(以下自粛)。

悲しくって淋しくって、言葉にせずにはいられません。
「毎日会えないのイヤだ」
「そんな調子じゃ、休日も構ってくれなくなるよ」
「なんで夫は淋しくないの?」等々。(←全て自分の都合)
もう今から不安で仕方ない。
孤独に耐えられるんだろうか、わし。
めそめそめそ…。

それでもふと我に返り、
他の奥さまたちは、こんなにぶつくさ言わないの?と聞いたら、
そうだよ、という返事。
ごく当たり前に受け止めている、というのですが…。
嘘だ。絶対に家庭内では論議になっているはず。
表に出ないだけよ。
(でも反省…。甘えてばかりじゃいけないよね…)

わたしの口から嘆きや不満がこぼれるのは、
どうすることもできない状況で、
無意識にストレスを軽減しようとしているからなのよ。うん。
白髪もまた1本見つかってしまったし。
夫不在ストレスは大きいのだ。
毎日話をしたり触ったりできないと、へなへなしぼんでしまう。
(夫の生命力を日々奪って生き延びているのですからねっ)

うちにひとりでいるのが辛いなら、バイトすれば?と言われても、
そういう問題ではないのよ。
わたしの場合、外で忙しくしていても、
愛する夫と毎日話が出来なければ意味がないの!
いっそ小人になってどこにでもついて行きたい。

…などと、勝手な言い分をぶつけている訳ですが。
きっといざとなったら、それなりに順応するんだと思う。
夫には、こちらの都合を無視してつきまとう
“わんこ”のようなもの、とみなされているけれど、
甘えまくって気が済んだら自分の生活を楽しむという、
猫みたいなところもあるから。
オーバーアクションのわりに、たくましく留守番してるかも。
(バイトの件も、前向きに探してみようかな…)

それより心配なのは夫のほうですね。
何事もなるようになるさ!と捉えて、深く考えるタイプではないし、
本人曰く、ストレス溜まりにくい性格…らしいけど。
土曜日に泊りから戻ってきたら、
洗濯物を全部旅館に忘れてきたしさ。( ̄△ ̄;)
一人でいると、ますます、うっかりミスが増えるんじゃないだろか。
(今は出掛けに、妻が口頭で持ち物チェックしてます)
ホテルの枕も苦手そうだし。食生活もやばい感じ。
年金分割制度も念頭に入れて、
しっかと妻孝行もせねばならないし。
(↑一応プレッシャーをかけておく)
まー、ご苦労様だけど頑張りなさいね。



ブログ村のランキングに参加してます。

よろしかったら、
ぽちっと1回お願いします。


『ピーチコブラーは嘘をつく』

2006年11月11日 | 

ダイエットの敵のようなコージーミステリ(笑)。
ハンナたちの作るお菓子があまりに美味しそうなので、
傍らに甘いもの(特にクッキーとチョコレート)が無いと
読みながら身もだえしてしまいます。
レシピ付きなので、お料理好きな方は
ぜひ作中に登場するお菓子を味わってみてください。
(しかし大量にできる☆)

『ピーチコブラーは嘘をつく』ジョアン・フルーク ヴィレッジブックス 2006
ハンナが経営するクッキーの店のお向かいに、新しいベーカリーができて、好奇心一杯のお客が次々と流れてしまった…。ベーカリーのオーナーはショーナ・リー姉妹。豊富な資金と色っぽい制服で、町の人々の興味をひいている模様。かねてからハンナのボーイフレンドのマイクを追い掛け回していたショーナ・リー、ビジネスの世界でまでもハンナに挑戦するつもりらしい。突然の経営難に頭を悩ませながらも、対策を練る<クッキー・ジャー>側の面々。しかし共同経営者のリサの結婚式の日に、またも殺人事件が発生し…。シリーズ第7作目。

<↓ちらっと内容に触れています!>

しっかり者でいかにも“長女”らしく、
面倒ごとをひとりで背負ってしまうハンナ。
お店の経営に殺人事件の捜査が重なった日には、
多忙を極めすぎて、読んでいるこちらの目がうずまきになるほど。
\(◎o◎)/←ちょうどこんな感じですな。
でもハンナってば、猪突猛進に働いている時ほど
生き生きして見えるのである。
今回は中盤捜査に行き詰まりますが、
日常は待ったなし!な訳で…、
ハンナの話を聞きたさにお店に来たお客さん相手に、
やっぱり忙しそう。
そういうディテールもまた楽し。

名探偵を支える仲間たちも個性豊かです。
完璧なまでに美しく、情報収集力に優れた妹のアンドリアは、
家事と文法が苦手という弱点が魅力的。
第1作でようやくパートナーシップで結ばれたこの姉妹、
回を重ねるごとに強力なコンビになっています。
(アンドリアの娘のトレイシーも、おませで可愛い♪)
若くて心優しい共同経営者のリサは、
ハンナの探偵活動が始まると、
お店を一手に引き受けてくれたりして頼りになるのです。
(今回は新婚なのに!
そしてキャラが濃い、母のドロレス。
いつも死体を発見してしまうハンナに嘆いてばかりでしたが、
結局捜査に加わろうとするのね(笑)。
まあ、今作ではドロレス自身の問題もからんで大変でしたが。
ハンナとアンドリアが大人になってからも
母を“一人の女性”として捉えるのに抵抗がある、
と言う気持ちは分からないでもなかったのでした。
(子供って、そんなものだよね…

さて。ハンナがどっちつかずにデートを続けていて、
お互いに居心地の良い距離が保たれている、という感じの
ボーイフレンドのマイクとノーマン。
友好的な三角関係だった彼らも今後変わっていくようです。

マッチョでセクシーで、キスが上手なマイクと、
ハンナの独立心を尊重し、ユーモアを解する誠実なノーマン。
揺れてしまう女心…らしいのですが、
わたしは断然ノーマン派なのですよ!
恋人として遊ぶならマイクでしょうがね。
結婚してルックスやキスに慣れたあと、
あの性格に耐えられなくなりそうな気がします。
(だって!ジョークが即座に分からないのよ、あの男。
それにハンナの探偵能力も認めてないし)
その点ノーマンなら、こちらの話に耳を傾けてくれるし、
飼い猫のモシェも懐いているし、楽しく暮らせそうです。

…まあ、自分の好みを言っても仕様がないのでした。
ハンナ自身、現在恋に落ちているとは言い難いのでしょう。
(作中でも、アンドリアやリサが夫を愛するような感じで、
どちらかに夢中になっている訳ではない…と自覚していました)
最終的には一方を選ぶにせよ、幸せになってほしいものですね。
(もしもドラマ化されてマイク役がブラピにでもなっちゃえば、
ハンナがくらくらしちゃう気分も分かるかも?



ランキング参加してます。
気が向いたら、ぽちっと押してください♪
一日一回有効だそうです。


今度は、深層心理バトン!

2006年11月10日 | 日々のこと

夫が泊まりの金曜日。
これからおつまみを用意して、軽くビールなど飲むつもりです。
ふふふふふ。(向こうも宴会なのだから、良いのだ♪)

さて、今回「深層心理バトン」を、るーさんからいただきました。
試みにやってみれば、
何だか当たっていたり、とんちんかんだったりと、面白い。
皆さんも良かったら、質問項目に答えた後で、
下の結果を見てみてくださいね!
思わず笑っちゃうかもしれません。
では、気軽に行ってみよう~。↓

(1)あなたは知人から一冊の本をもらいました。
それは、有名な童話のようですが、あなたの知らない物語です。
この本はどんな内容の物語だと思いますか。

西洋のお姫様の恋物語。
特別ドラマチックではなく、淡々として地味だが、
しみじみいい話。

(2)本をめくっていくと一枚だけ色の違うページがありました。
それは全体のどの文にあると思いますか。


真ん中より、少し前の辺り。

(3)物語の結末は、どうなったと思いますか。

ハッピーエンド。そしてみんな、幸せになりましたとさ…。

(4)あなたは今、ダイヤモンドを一つ持っています。
それはどれくらいの大きさで、どんなダイヤモンドですか。
なるべく詳しく、具体的に書いて下さい。

ゴルフボールくらいのダイヤ。
丸くて、ブリリアントカット。(というの?)
とりあえずきらきら輝いている。

(5)あなたのダイヤモンドを盗もうと、
誰かが後ろからこっそりと覗いています。
さて、それはいったい誰ですか。

ルパンⅢ世。(テーマ曲と共に)

(6)あなたはそのダイヤモンドをもっと磨いてみることにしました。
さて磨いた結果はどうでしたか。

妖しい、魅力的な光を放つ。

(7)あなたはあまりにも美しいそのダイヤモンドに
名前を付けることにしました。
さあ、どんな名前を付けますか。

清子(きよこ)。

(8)あなたは、大切な人にプレゼントを買うために
街へ出かけます。 家から街へ着くまでは、どんな道のりですか。

徒歩とバスで15分くらい。

(9)街につき、あなたは人形を買うことにしました。
あなたが手にした人形を見て「それが欲しい!」
と言ってる人がいます、それは何歳くらいの人ですか。

70歳くらい。

(10)あなたは人形をあきらめて、
手作りのケーキを作ることにしました。
あなたは一生懸命作りました。
さあ、出来上がったケーキを見た感想を言って下さい。

「うまそう…!」

(11)相手にプレゼントをあげようと、
あなたはタクシーに乗ろうとしています。
手をあげると、そのタクシーは乗車拒否をしました。
去っていくタクシーに一言、言ってください。

「逃げられた~」

(12)本棚から取り出した絵本のページを何気なく開いてみると、
そこには恐ろしい魔女の姿が…。
この魔女はどんな性格で、どんな魔法を使うのでしょう。
詳しく説明して下さい。

プライドが高くて、ひとに魔法をかけて変身させる。

(13)この魔女が住む城の地下には、人が閉じ込められています。
何人くらいの人が囚われているでしょうか。

5人くらい。

(14)この人達は、いったいどんな理由で
閉じ込められているのでしょうか。

魔女の城へ宝物を盗みに入ったから。

(15)この絵本の最後で、
魔女は自分の行いを悔い改めます。
さて、どんな出来事がきっかけだったのでしょう。

魔女を気の毒に思った、お姫様の優しい心にうたれて。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


< ここから、答えの部分です >
   
1.あなたが、こう生きたいという願望

しみじみと愛に生きる(照)。

2.あなたに転機が訪れる年齢

もう過ぎた?これから?(微妙…)

3.あなたの人生の結末

周りの人も含めて幸せになれたらいいねえ。

4.自分自身の評価

どれだけ、でかくて光っているんだ。おい。

5.あなたを脅かす人。つまり目の上のたんこぶ

ルパンが?!
(アニメ全般なら、夫の気をそらす脅威となっておりますが)

6.自分の才能に対するあなたの評価

妖しいって、なんの才能だろう。
意外に自己評価が高いのかしら。

7.自分に対して呼んで欲しい愛称

まったく関係ないじゃないか。

8.あなたの青春時代

よく分からない。昔は彼氏(現・夫)のアパートまで、
徒歩とバスで通っていたけれど。
(寄り道が多かったので、大抵15分では着かなかったなぁ)

9.あなたの精神年齢

ひいぃ…。老成しすぎ。

10.あなたの初体験の感想

そんな。はしたない。

11.ふられた時に言う言葉

どんぴしゃり(死語)。

12.あなたが認めたくない自分自身の性格

プライドが高いのは確かに弱点だけども。
その魔法はどう解釈したらよいやら…。

13.目の前から消えて欲しいと思っている人の数

人畜無害の主婦でも、敷居をまたげば5人の敵がいる(?)。

14.あなたが人に対して敵意を持つ理由

宝だって。さもしいなぁ…。
(あー、でも今の宝物は夫だから、盗まれれば頭に来るだろな

15.あなたの支えとなるもの

こんな性格でも、
やはり一度は肯定されたいと思うもの。
心の広いお友達のことかもなぁ。
みんな、いつも優しくしてくれてありがとう。感謝!


無理やりこじつければ、辻褄が合わない訳ではない…。
『それいけ×ココロジー』を思い出します。
実はこういうの好きなんです。
真面目な顔で新たな自分を探るというよりも、
とんでもない答えでぷっと吹き出すのが楽しいというか。

もしお気に召した方がいらっしゃいましたら、
お好きにこのバトン、受け取ってくださいね。
さあ、遅くなったけど、家事の後はひとり晩酌だ!


ブログ村のランキングに参加してます。

よろしかったら、
ぽちっと1回お願いします。


踊りにもなりませんが。

2006年11月09日 | そのほかの趣味
フラメンコの日。
前日よく眠れなかったこともあり、朝は不機嫌。低調。
どうせわたしなんか何やってもダメ人間なんだし、
もう行きたくない…という暗ーい気分だったけれど、
夫に「大丈夫だよ」と励まされたので、
おずおずと教室に行く。
カルチャーセンターなんだから、
できなくたって楽しければいいんだ!と自分を奮い立たせる。

そして2回めのレッスン。
やっぱり前回習ったことは全部忘れてたし、
今回習ったことも一瞬後には脳内消去してるし、
動けない、とろい、かたい、格好悪い…と
我ながら呆れるくらいなんだけど、
なぜか面白くなってきた。不思議。
マイペースにやろう、という心境になったからかもしれない。

先生の素晴らしく美しい動きを凝視しながら、
もたもたもた、と真似をする。しかし鏡を見ればがっくり。
様にならなくて、滑稽なくらいである。
指先が盆踊り…。

習い始めた「セビジャーナス」のステップは、
入りのところがどうしても分からない。
そう、前回も「うわあ!」と思って、
家で練習できないか、ネットで映像を探したんだけど、
教室によって違いがあるというから、
参考にはならなかったんだ…。
結局、体感で覚えるしかないのかしら(←苦手)。
帰りに慌てて喫茶店に立ち寄り、
足の動きのようなものをメモしたけれど、
すでにあやふやな記憶…。
実際にその通り動かしてみると、一歩余ったり足りなかったりする。
リズム感…どこで落としてきたんだろう。

けれども、そんなずっこけぶりも愉快。
もうちょっと続けてみようと思う。
とりあえず、ゆっくりと。

   ※…※…※…※…※…※…※…※

蛇足。

☆「こんなストレッチを教わった」と家で見せたら、
夫のほうが体が柔らかかった。……ガーン。Σ( ̄ロ ̄lll) 

☆この間、試しに納豆おにぎりを作って食べた。
意外に美味と報告したら、無視された。
納豆の味付けとおにぎりの塩をきかせれば、イケるのよう。

☆「タイムボカン」シリーズのCDを夫婦で聴いていたら、
幼少期に見たきりという夫が、沢山歌を覚えていて、
しかも歌詞をほとんど違えず歌っていたのにびっくりした。
脳細胞の無駄遣い…などと、うっかり失言。



ブログ村のランキングに参加してます。

よろしかったら、
ぽちっと1回お願いします。

江戸本

2006年11月07日 | 

子供の頃は毎日TVで時代劇を観ていました。
父がチャンネル支配権を握っていたので、
ゴールデンタイムはそれしか流れなかったのです。
(やがて洗脳され、夕方の再放送も自分から観るように…)

『江戸を斬る』『大岡越前』『水戸黄門』『遠山の金さん』
『暴れん坊将軍』『鬼平犯科帳』『剣客商売』『三匹が斬る!』
『桃太郎侍』『銭形平次』『長七郎江戸日記』
『清左衛門残日録』などなどなど…。

今日はご隠居が米俵に座って怒られるパターン、とか、
「お代官様、黄金色の菓子でございます」
「越後屋、そちも悪よのう…」とか、
武家の妻女が道で座り込む時は大抵「持病の癪」とか、
最後に悪役は自分の悪行をご丁寧に語った後で、
十把一からげにヒーローに成敗される、とか。
(悪役のセリフ「出あえ出あえくせ者じゃ~」も欠かせない)
マンネリズムにも楽しみがありました。

しかし、作中の時代考証は信じていなかったような気がします。
これはフィクションだから、という割り切りが心のどこかに。
みんな、どの時代も似たようなまげでおかしいじゃないか、
などと笑いながら思っていたわけです。
(ま、当然ですが…

成長してから、いつしか杉浦日向子さんの本にハマりました。
『呑々草子』などの普通のエッセイも面白いですが、
(↑sayukiの本棚で感想書いてます)
江戸風俗に関するものは特に素晴らしい。
当時の食事や仕事、流行や趣味など、
日常のどんな些細なことでも、学ぶところがあります。
“封建時代”に対する固定観念が覆されるのです。
江戸時代の江戸という土地に限定すれば、
庶民は元気で心豊か。女も案外自由で強い。

今までの閉鎖的で窮屈なイメージは
「武家」のものだったのか…と、目からうろこが落ちるよう。
日本文化もなかなかやるじゃないですか。
明治維新で西欧礼賛ばかりしなきゃ良かったのに…と思う。
(風景にしろ価値観にしろ、江戸の面影はどんどん消えていく…)

以下は最近買った文庫本。

『杉浦日向子の江戸塾』杉浦日向子 2006 PHP研究所

江戸のあれこれについて、作家や研究者と語り合った対談集です。
殿方は遊郭に行くのも、妾を囲うのも自由だし、
妻と別れたいと思えば勝手に三行半を渡せるんだから
ずるいなぁ(または、昔はいいなぁ)、
な~んて思っていると、足元すくわれます。
江戸は圧倒的に女性不足。故にかかあ天下。
間男、多かったそうデスよ!
三行半も「再婚許可証」のようなもので、妻がもぎ取るそうです。
うふふ。当時もてた男の条件なども記されていて、気軽に楽しめます。

『お江戸でござる』杉浦日向子監修 平成18年 新潮社

2004年に終了したTV番組『コメディーお江戸でござる』。
その中での、杉浦日向子さんの解説から。
(いつも素敵な着物をお召しになられてましたね…)
こちらは元がNHKの番組ということで、テーマが上品。
花魁の話でも何だかさらりとしてる(笑)。
しかし江戸っ子の旅行のことや、奉公人の出世街道のこと、
火事の場合の消化方法、大家さんのお仕事など、
身近に感じる話題を幅広く取り扱っています。

江戸時代の風俗関連では、
氏家幹人さんの本にも注目しています。
本棚にあるのは、『武士道とエロス』『江戸の性風俗』
『江戸老人旗本夜話』『江戸奇人伝』など。
アマゾン見たら、他の本も続々文庫になっているんだなぁ…。
むむむー。欲しいです。



ランキング参加してます。
気が向いたら、ぽちっと押してください♪
一日一回有効だそうです。


     ※…※…※…※…※…※

ドラマ『のだめカンタービレ』。
いつもはひそかに応援しているのですが、
昨日は原作のエピソードが混ぜこぜになっているだけでなく、
発言や行動がキャラ的になんか違うかも…と少し不満。
わがままな視聴者なのでした。
(挿話がうまく省かれるのはいいんだけど、
何もかもごっちゃになるのはイヤ、などと実にうるさい)

原作が大人気で、読者それぞれに『のだめ』のイメージがあるから、
ドラマなりにアレンジを加えるのも大変でしょうね。
うちの夫も、
「千秋はTシャツのキャラじゃない!」ですって。
読み飛ばしているように見えて、こだわりがあったんだ(笑)。
さらに今後の放送回数から、どの話が省略されて、
どれとどれが盛り込まれるか、などと想像したりしている。
普段は冷静な人なんだけどなぁ。
恐るべき『のだめ』。30近い男も振り回している。( ̄ー ̄)


やさぐれた休日

2006年11月06日 | 日々のこと

土曜日はついに、ぷち家出をしてしまいました…。
というのも、出かける直前になって突然、
「うちで仕事しなきゃいけないし、ゆっくりできないよ」
と夫が言い出し、
先月からの約束を反故にしてしまったからです。

勿論、誰にでも都合というものはありますが。
時間に余裕のある時は、
「いつでも行けるでしょ~。今度の休みにね~」
毎週、毎週、延期で、
金曜日などは「明日行こうね」と適当に返事をして、
レンタルビデオ店に付き合わせたくせに。
妻とデートを約束した日だけ忙しいって?
…それはずるいのです。

また、仕事さえ口実にすればなんでも正当化できる
ような顔をしているのにも立腹。
一応「ごめんね」という台詞は口にしたけれど、
ちっとも謝罪の様子ではない…むしろ苛々した、
「仕方ないだろ」という開き直りの態度なのが、
こちらを逆上させる訳です。
きちっと謝ればそこまで怒らないのに。
何よ、その手抜きな対応は…とむっとする。

結局家を飛び出して、予定コースをひとりで回ることにしました…。
(夫の妥協案、“行ってもいいけどすぐ帰る”は却下。
脇でいつもみたいに、きいきい急かされるの、厭だもん!)
企画展の前売り券を持っていたので、まず美術館に。
「AIGコレクション フランス印象派からエコール・ド・パリへ」
モネ、ルノワールやゴッホ、ゴーギャン、
ローランサン、シャガール、藤田嗣治など、
著名な画家の作品が来ていたのです。
しかしイラついていたものだから…観ても全く心に入らない。
そんなことでも余計に腹が立つ。
(あと一枚チケットが残っているので、もう一度行くつもり…

美術館を出た時にはとっぷり日が暮れていたので、
ご飯でも買って帰ろうかと夫に電話したら、
もう食べた…とのこと。
「出島ワーフで食べたかったんでしょ~?食べてくれば~」だと。
仲直りの小さなサインを見逃す鈍い奴。
さらに立腹。

意固地になって本屋で散財し、港でひとり酒を飲む。
(しかも店が混んでいたのでテラス席。恥ずかしい
食って飲んで、食って飲んで…って、
ひとりで外でお酒を飲むのは初めてなので、加減が分からない。
頭がぐらぐらしたので、タクシーを拾って帰ったけれど。
どうやら自宅でも何杯か飲んだらしい。
家での行動はあまりよく覚えていないです。
どうやって夫と和解したんだ自分…。
すごい謎。

で、日曜は例のごとく強制的にアニメの“ながら”鑑賞。
わたしがいなくても夫は平気みたいです。
ぷち家出が癖になりそうな予感。
(というか、どんどんエスカレートして、
しまいには飛行機で実家に帰りそうな気がする…)



ブログ村のランキングに参加してます。

よろしかったら、
ぽちっと1回お願いします。


ほんのひとくち感想

2006年11月01日 | 

『旅のおはなし』雅姫 地球丸 2005

雑誌「天然生活」に掲載されていた、雅姫さんの旅行記。
旅の景色、洋服、食べ物、小さなお土産などなど、
この方が選ぶと何故か光って見えるのである。
ナチュラル派主婦のカリスマになっている、抜群のセンス!
しかし、憧れるばかりで真似はできないのです。
(わたくしなど、無邪気にリネンブームに乗っかって
郵便屋さん風バッグを持っていたら、
『昔の雑嚢だね~』と言われましたよ。
麻の室内用ズボンを穿いていたら、
今度は『作務衣みたい…』だって。へこむ)

『怪盗クイーンはサーカスがお好き』はやみねかおる 講談社 2002

クイーンは変装の名人で、驚くべき身体能力の持ち主。
武術を極めた助手のジョーカーと、人工知能のRDの協力を得て、
大胆な予告状通り、華麗に盗みを遂行する。
今回はサーカス団の謎と共に、
“クイーンは如何にして挑戦に応えるか?”の楽しみがある。
怪盗ファンの子供が増えそう…と探偵派のわたしは焦るのである。
(ホームズとルパンを読み始めた年頃にありがちな
『探偵派・怪盗派』論争、我が家では未だによくやる。
勿論、ホームズも名探偵コナンも夢水清志郎も猛烈に支持)

『つるばら村のくるみさん』茂市久美子 講談社 2003

ほのぼの温かくて、しかもお腹がすいてくる、
ファンタジックなパン屋のくるみさんシリーズ。
今回はライバル店登場と、ほのかな恋が目玉。
悩みながら試行錯誤するくるみさんだけど、
何事も相手を意識しすぎない方がうまくいくのかもね?
気を利かすネコのニボシは、相変わらず可愛いのだ!

『ぬまばあさんのうた』岡田淳 理論社 2006

“こそあどの森の物語”シリーズ第8作。
登場人物たちの風変わりな家の挿絵を見るだけで
ぐっと惹き付けられるのだが、この物語、とても深いのである。
子供たちを呼び寄せる不気味なぬまばあさんを通して、
自然の中で生きることを考えちゃったりする。
それにしてもバーバさん、いっこうに帰ってこんなぁ(笑)。

『骨の島』アーロン・エルキンズ 早川書房 2005

人類学者のギデオン・オリヴァーが、最近の人骨の鑑定から
事件を解き明かす、スケルトン探偵シリーズ。
今回はイタリアが舞台。
令息誘拐事件と白骨死体の発見が名家を揺るがす。
わたしはお馴染みの展開が好きなのであるが、
(「ギデオンが出先で鑑定を依頼される」→
「微妙な空気だった現地警察の方と徐々に親しくなる」→
「愛妻ジュリーの根拠は無いが鋭い直感」→
「何者かにギデオン襲われる」→
「鑑定し直して新たな事実を見出し、芋づる式に真相にたどり着く」)
それも緻密な設定と魅力的なキャラクターがあればこそ。
『骨の島』は…今までの路線と少し違う気がした。
個人的には未だに『古い骨』が一番だなぁ。



ランキング参加してます。
気が向いたら、ぽちっと押してください♪
一日一回有効だそうです。


  ※   ※   ※   ※   ※

さて、フラメンコ初日。
誰よりも動きが鈍く、体が動かない。よろける。止まる。
同じく初心者で年配の方もいらっしゃるのに、
鏡の中で、わたしだけ浮いている。
ものすごい赤っ恥なのである。

“誰でもできますよ”という教本のうたい文句は嘘だと思う。
思えば子供の頃からスポーツの類は不得意で、
みんながクリアする中でひとりだけ取り残されておりました。
大学の時も「卓球」で単位が危うかったくらい。(皆出席にも関わらず)
もっとよく考えてから受講すれば良かった…と心で泣く。

自己嫌悪。
しかも即、筋肉痛。
とほほ…。次回まで気力が持つかしら?(←燃え尽きるの早い