日本でいちばん大切にしたい会社 2の表紙です。
1~4巻出版されています。
日本でいちばん大切にしたい会社1~4
坂本光司著(法政大学大学院政策創造研究科教授)
あさ出版
を読みました。
感動したものですのでご紹介を。
第一冊は
2007年4月に発行されました。・・・5社紹介されています。
第二冊目は
2010年1月に発行されました。・・・8社紹介されています。
坂本先生は
6000社以上の会社を北海道から沖縄まで訪問されて
その中で100社以上書きたい会社があるそうですが、
第一巻では
「日本でいちばん大切にしたい会社」の定義を書かれ、
5社を紹介されて、
当初はそれほどではなかったようですが、
じわじわと浸透され、
現在は4巻まで出ています。
以前に一巻は読んで感動させられたのですが、
社会保険労務士試験に合格し、
企業に役立つお手伝いを
これからしていくのですから、
企業を知りたいと
少しづつ企業関係・マーケティング関係も読み始めています。
その中で、
以前読んで感動した坂本先生の本を
今回4巻まで読んでみようと思い1・2巻を読み切りました。
1巻・P121で
日本でいちばん大切にしたい会社とは
弱者の側に立った人間の尊厳を高め
守ることに役立つ製品を作っている会社だと。
また、
本当にいい会社とは継続する会社ですと。
第一巻で紹介されている会社さんは
☆日本理化学工業株式会社さん
☆伊那食品工業株式会社さん
☆中村ブレイス株式会社さん
☆株式会社 柳月さん
☆杉山フルーツさん
の五社
第二巻で紹介されている会社さんは
☆株式会社富士メガネさん(北海道)
「困っている人を助けたい」・・・世界の難民や中国残留孤児に
「視力」を贈る感動の眼鏡店
☆医療法人鉄蕉会亀田総合病院さん(千葉県)
「もう一度入院したい」と患者が言う病院
☆株式会社」埼玉種蓄牧場さん(埼玉県)
「農業のディズニーランド」を実現する「サイボウハム」
☆株式会社アールエフさん(長野県)
「小さな命をもっと救いたい」・・・世界が驚くカプセル内視鏡を開発
☆株式会社樹研工業さん(愛知県)
社員は先着順で採用・給料は「年齢序列」の不思議な会社
☆未来工業株式会社さん(岐阜県)
「日本でいちばん休みの多い会社」だから、不況知らずの会社になれる
☆ネッツトヨタ南国株式会社さん(高知県)
全盲の方と行く四国巡礼の旅で、人の本当のやさしさを学んでもらう
☆株式会社沖縄教育出版さん(沖縄県)
本当に世の中に役立つ事業をしたい。
一人ひとりの命が輝く会社になりたい
の八社です。
坂本先生は
会社が本当に大事にしなければならないこと
として、
五人に対する使命と責任を果たす→それが企業経営と。
五人とは
☆社員とその家族
☆社外社員(下請け・協力社員の社員)とその家族
☆現在顧客と未来顧客
☆地域住民、とりわけ障がい者や高齢者
☆株主・出資者・関係機関
その五人の中で
始めの四人、
とりわけ
「社員とその家族」が大切だと。
その立場で
日本でいちばん大切にしたい会社1~4
を書かれていますので、
読んでほしい本です。
いのししも
3・4を今週中には読みおおせます。
下記に載せましたのは
日本でいちばん大切にしたい会社 1巻で紹介されていました
「杉山フルーツさん」です。
会社じゃないのは
「杉山フルーツ」さんだけです。
昨年11月19日にラトブにて、
福島大学の公開講座で
杉山さんが講演されたのを
11月20日の当ブログに載せたものです。

昨日
福島大学特別公開講座・・・大同生命保険株式会社寄付講座が
ラトブで行われ、
さびれた果物屋さんを「行列を呼ぶ店に」した杉山さんの講演会に参加。

講演中
福島の原発事故については
会社責任と。利益だけの追及ではいけないのではと。
同感です。
感極まった杉山さん。
自分で扱っています商品には細心の注意を払わないとと!!

法政大学の坂本先生の書かれた本
「日本でいちばん大切にしたい会社」で紹介され、
会社でなく個人商店主の紹介は杉山商店だけではないのかな。

果物にいかに付加価値をつけるか
その追求の結果
この商品で大ブレークに!!

季節ごとに変えているようです。
昨日は
朝一番で仙台へ。
一年ぶりで昨年社会保険労務士試験に合格した
元レントゲン技師Aさんと交流を。
今年の8月に開業されました。
意見交換は楽しかった!!
午後いわきに帰り
ラトブにて
福島大学特別公開講座・・・大同生命保険株式会社寄付講座
人を大切にする企業からこれからの中小企業経営
~今こそ人を活かす経営を考えてみませんか?~
講師は
杉山フルーツ代表 杉山 清先生でしした。
ラトブにて。
参加者は50名弱でした。
杉山フルーツとは
静岡県富士市にあります
現在ではさびれた商店街にあります小さな家族経営の果物屋さんが
全国の百貨店歳時に呼ばれ、
行列を呼ぶ「お店に」に大変身!!
そのお話の中に
小さな組織が生き残るヒントが。
年商8000万のお店が10年間で倍の商店に。
1個4000円から1万円の高価メロンが
年間8000個も販売とか。
お客様から
あなたのお客でよかったと!!
☆街の果物屋さんの危機感→ギフト用高級果物専門店に転換
☆フルーツを最高の状態で届けるというこだわりと自信が
お客様の信頼へと。
☆家族経営で高い品質
そしておもてなしの心
あうんの呼吸で
十数年前は
どこにでもある地方のスーパーのそばにあります果物屋さんが
「変身」!!
郊外大型ショッピングセンターの誕生で客の流れが変化
↓
存亡の危機
↓
どうしたらお客に来てもらえるか
↓
果物を最高に魅力的に見せて売る
「果物の高付加価値」販売へ舵を切る
いわゆる
ニッチ作戦で「大変身」
↓
杉山店主の前職・ホテルでのフランス料理のシェフの感性を
活かした「生ゼリー」を利用した商品開発へ。
↓
大ブレークへ!!
↓
プラス、奥様による贈答品に
華やかなラッピング付加価値を!!
そして
ブランドになった!!
杉山先生のお話
お客様は二人いる。
購入されたお客様と
贈られたお客様と
やはり
坂本先生から
日本でいちばん大切にしたい会社に
選ばれる価値のあるお話でした。