それでは、連載第30夜は、平成16年秋の九州行きの写真からです。
往きの列車は、京都から。EF66 50牽引、「彗星・あかつき」です(写真)。以前は絶対に地元発でしたが、この頃は関西発という味を覚えてしまい、ハマっていました。しかも、「彗星」は宮崎行き、九州の奥深くへ行くのには便利な列車でした。
そして、延岡で、今は亡き「高千穂鉄道」(廃止)に乗車した記録が残っています。
そして、お帰りは、大分から。左オハネフ25 100番代、右スハネフ15で、いずれも切妻の緩急車です(写真)。それぞれ電源系統は独立し、ブレーキの読み替えを必要としなかったことから、連結可能でした。東京では折り返し、24系は「はやぶさ」、14系は「さくら」を表示し、それぞれの基地、熊本と長崎に帰庫します。
しかし14系は白帯の14形、ステンレス帯の15形が入り乱れ、既に編成美を失っていました。
その牽引機は、大分運転所所属のEF81 413(写真)。富士山形の「富士」のヘッドマークを装備します。ED76では無く、410でも無く、411でも無く、貴重な記録です。
使用車両の車齢から考えても、そろそろ限界だと気付かず、夢はまだ続くようでした。夢から覚めるのは、辛いことです。
それでは、次回をお楽しみに。