それでは、連載第40夜は、寝台特急「彗星」廃止直前の写真をお届けします。
平成27年10月改正で廃止になると決まった寝台特急「彗星」。南宮崎まで行く夜行で重宝していましたが、末期には「あかつき」と併結、14系15形4、5両の小編成で、利用率も低迷していたのでしょう、結果廃止となりました。
京都からの牽引機は、EF66 46「関」(写真)。「彗星・あかつき」の合同ヘッドマークになっています。
そして、関門も夢の中、終点の南宮崎に到着。スハネフ15の、テールサインが見えています。
牽引機は、ED76 87「分」(写真)。「彗星」のヘッドマークも、見納めとなりました。
南宮崎到着後、昼間同駅2番線と3番線の中線に、長時間留置されます(写真)。最後はこんな小編成で、ED76も、力を持て余しています。
夜間運転でコストもかかり、その割には利用率が低くては、このような運命になってしまいます。ちょっと高くても、普段から利用する、その心がけが必要だったのでしょう。特に、あんな長大編成が行き交った九州行きだけであっただけに、残念でした。
この頃宮崎~鹿児島間は災害で運転中止されていましたが、私が行く日には仮復旧し、大土木工事で応急措置し運転を再開していました。間もなく株式上場するJR九州は、そういう会社です。
それでは、次回をお楽しみに。