それでは、連載第26回は、引き続き舶来旧式電機をお送りします。
写真は、ED18 2です(写真)。JR東海浜松工場のイベントでの一枚です。
英国イングリッシュ・エレクトリック製の電機、「デッカー」の一族で、元々はED50 16として落成、貨物化改造でED17 16に改番、更に台車中間に軸重軽減用の従軸が挿入改造され、ED18 2に更に改番されました。本線引退後は浜松工場入換機として使用されましたが、JRになってから中部天竜にあった「佐久間レールパーク」(閉園)への「トロッコファミリー号」の牽引機に抜擢、再び本線を走りました。しかし故障により使用が中止され、静態保存になりかけていた、その頃の姿です。
そして、名古屋市の「リニア・鉄道館」の開館に伴い、同館にて静態保存されました(写真)。開館間もない頃の写真です。
今年の写真(写真)。同館は一般展示の照明は明るく、撮影には苦労しません。
一時は、低速な飯田線とはいえ本線を走行した同機ですが、今更動態化は困難が伴い、多分駄目でしょう。残念です。
それでは、次回をお楽しみに。