それでは、連載第27回目は、ED53、改めED19をご紹介します。
長野県箕輪町の施設にて保存される、ED19 1(写真)。元はED53 3として、アメリカのウエスティングハウス・ボールドウィンで製造された機関車です。
ED11、ED14もありますが、最もその後の国産電機に近いスタイル、というより日本がこれに範を取った機関車というべきでしょう。デッキに1軸先台車があり、軸配置は1B-B1であり、その後全くそのとおりに、日本で作っています。
別の機会に一枚(写真)。国産機と言っても分かりません。しかし、引退した同社製の大型ELの部品を使用し、末期まで純正品を使ったカマも多いそうです。
最近の一枚(写真)。F級電機の縮小版のような感じでもあります。
東海道線の電化に合わせ導入された電機ですが、貨物化改造の後、最終的には全6機飯田線に集結、ローカル輸送に従事したとのことです。後継機ED62の登場で、引退しました。なお、現存は同機のみです。
それでは、次回をお楽しみに。