11月24日は駿府匠宿の蕎麦祭りに行くか、朝霧高原そばの会の祭りに行くか悩んだわけで、
蕎麦打ちの技術云々についての情報を入手するためには、静岡の方が良いわけですが、家族で行くとなると私があまりのめり込まない方が適当であろうということになりました。
今回、朝霧高原で栽培した蕎麦は信濃1号とのことでした。
北海道や常陸秋そば等の玄蕎麦を幾つか栽培した結果、信濃1号が当地に適していると判断されたそうです。また、長野で取れる信濃1号と朝霧ではやはり味が違うとのことでした。
「たがた」(静岡市内のお蕎麦屋さん)の大将も地域活性のためにも、貴重な在来種を保存するためにも、静岡在来種にこだわっておられますが、今のところ、静岡市内の在来種をブランド化しようと計画されているとのことでした。私の住む近くにも「芝川在来種」が発見されたとおっしゃっていました。地域を区別することの大切さは朝霧高原栽培の信濃1号と同じように、大切なことだと思いました。
まあ、天候や肥料についてもその年毎の最適値が違ってくるので、全部が全部というわけではないと思います。
う~ん、やっぱり私は、「こだわらないのがこだわり」でいこうと思いました。
500g、700円の貴重な朝霧高原の蕎麦を石臼挽きした粉は打つ前に握って、すぐに「いい!」と解りました。しっとりと固まってこれなら10割でも繋がるそば粉です。
じゃあ、10割で打ったか? いえ、いつもと同じ2:8です。会場の苦労の末の蕎麦も2:8なのでちょっと対抗意識もあります。
寒いですが、辛味大根もお安く手に入ったので、ぶっかけで戴こうといつもより細打ちにしました。
使ってあるので本数が減っていますが、9本入って150円、しっかり辛いです。お得です。いい買い物をしました。
「おろしぶっかけ」で戴くつもりが、出てきたのは「みぞれそば」でした。
え!・・ あっ! いや、自分で作らないからいけません。 これはこれでいいです。
こだわっても、こだわりきれない世の中は辛味みぞれの淡雪となり。
畑のそば、完全にほったらかしにしておいたら、播種から70日目にじーちゃんとばーちゃんが刈取りをしていました。
去年に比べて全然少ないです。立ち枯れているのもあるので期待できませんが、畑をほったらかしにしておくと恥ずかしいとのことから刈取りしてくれたようです。(合掌)