今日でこそ蕎麦打ちが主な趣味となっていますが、以前は模型製作が主な趣味でした。
とは言え、木製の艦船模型はちょっと敷居が高そうだったので、手は出していませんでした。
週刊「タイタニックを作る」に手を染めたのが運の尽き、案外に自分でもできる事にうれしくなって、ついに帆船模型に行きつきます。そうです。「キング・オブ・ホビー」 趣味の王様、王様の趣味!
1隻目はアシュットのブラックパールでした。 初心者の入門として、易しいのですが、細部が気になり出すと消化不良を起こします。
2隻目はディアゴのビクトリー。これが良かったです。3年程掛かったのですが、読み物を面白く、製作の参考になり、製作説明も丁寧で、リギングの省略もほとんどないため、今回の製作に際しても引っ張り出して読み返しています。
で、今回は何年も製作に係るのは重いので、軽く楽しめるキットを購入する事にしました。
2月3日の状況
内板貼りを行います。 多少の隙間は、この後外板を貼るのでパテで修正できます。
製作台はキールとフレームが歪まない様に使用するので、外板まで貼って、船体に強度が出れば無くても良いようです。
このキットはデッキが加工済みの1枚板なので、マストの位置を確認するために、マストの制作もある程度進めて置く方がよさそうです。
中段のデッキは後でほとんど見えないのですが、あらかじめチョコレート色で着色しました。
今回の塗装は、船体は半艶の透明アクリルで行います。艤装、マスト、ヤードの類は、古くなってきた蜜蝋を使ってしまおうと計画しています。
2月11日の状況
外板貼りが終了しました。
船底付近で、外板の膨らみが気になる箇所が1箇所ありますが、写真では判りません。船体を塗装して固めた後で、気に入らなければ、そこだけ切り取って直すことも考えられますが、船台に置くと見えないのでどうしようかと保留します。(きっと永久に保留すると思いますが。)
サウンディングシーラーを塗って、マスキングして船体の塗装準備を行いました。
船体の上部をチョコレート色で塗装します。後で気が付きましたが、船首部の上段は着色しない方が良いようでした。まあ、塗ってしまったのは仕方がないので、これはこれで良しとします。
マスキングの未着色部分をガイドにして船体に外板や砲門の補強材を現物合わせで接着しました。
細かな凹凸は木材用の塗料だと染み込み易いので、角のメリハリを考えて後から接着しました。
船が小さいので貼る板も軟です。2リットルのペットボトルの上部を切って水を入れて、材料を1晩漬けて置けば、きついアールも適当に曲げられました。
なんとなく、形が出来てくると、愛着が湧いてきますが、まだまだ先は長い。 つづく。