神戸電鉄・有馬温泉駅から歩いて10分ほど、温泉街の古い町並みの中、坂道の上のほうにある「銀の湯」は、2001年にオープンした温泉施設で、その翌年にオープンした「金の湯」とともに、有馬を代表する共同湯のひとつです。
しかし、事前の調べでは100%循環ろ過だそうで、温泉愛好者の評価も芳しくないのが気になるところです。
さっそく浸かってみると、炭酸泉と放射能泉の混合のお湯は澄明で無味無臭。炭酸泉なのに肌に気泡が付着することはないのは循環するうちに飛んでしまっているからでしょう。
それよりも館内に入ったとたんプーンと漂う塩素臭にはがっかりします。同じく塩素投入されている「金の湯」ほど泉質に特徴があるわけではないし、白湯の銭湯と変わらないというのが正直なところです。
・場所:神戸電鉄有馬温泉駅
・泉質:単純二酸化炭素冷鉱泉 18.6度 単純放射能温泉 29.4 (混合)
・訪問日:2007年1月15日