JR山陰本線・倉吉駅より日交バスで約35分のところ。関金温泉は鳥取県倉吉市、大山の東麓にある温泉で、3軒の旅館と1軒の共同湯がある小さな温泉地です。
開湯は1200年以上前の古湯で、江戸時代には、鳥取県中部と山陽地方を結ぶ備中街道(美作街道)上にあり、関金宿が置かれていました。
放射線が測定されるより以前の時代には「淡黄色の無臭の炭酸泉」とされていたが、その美しさから「銀湯」と称されているとのこと。現在でも三朝温泉に次いで日本国内第2位のラドン放射能を有する、無色無臭の美湯です。
関金温泉のバス停から、この小さな町の細い坂道を歩くと、坂道の突き当たりにこの街の共同湯、「関の湯」が現れます。ここは地元で共同管理している温泉で、湯船は4・5人も入ればいっぱいの小ぢんまりした温泉です。
利用のほとんどが地元の人たちのようで、顔見知りの中によそ者が紛れ込んだようになりました。お湯は放射能泉のやや熱い透明な湯。もちろん掛け流しです。
お湯自体、無味無臭で特徴はないのだが、これは放射能線なので仕方のないこと。それでも鄙びた雰囲気が心を鎮める実に雰囲気のある温泉です。
・場所:日本交通・関金温泉BS
・泉質:放射能泉 45.7℃
・訪問日:2008年9月17日
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