花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~ラブラドライト~

2010年12月02日 | 天然石標本
今週ご紹介する天然石第三弾は
すっかりお待たせした感のある
ラブラドライトです。
和名は『曹灰長石(そうかいちょうせき)』
長石(=フェルドスパー)の一種である
斜長石のグループに属する半貴石です。
同じ長石の一種である正長石には
宝飾品の世界では有名な
ムーンストーン(和名:月長石)があります。


以下、天然石関連書籍による概略説明です。


「ラブラドライトは1770年、
通常の白色で不透明や淡い黄色の透明な
『曹灰長石』の中から突然出現した。
カナダ・ラブラドル沿岸セント・ポール島産。
(これが名前の由来ともなっています)
虹色効果は結晶の特定の面に平行に
金属鉱物の微薄層が繰り返して発達し、
その薄層の境界で光りの分解が生じて
虹色になるという光学効果(=ラブラドレッセンス
「ラブラドルの光り」という意味)」


購入したのは数年前のミネラルショーにて。
若干記憶が曖昧ですが
やはりその場で即決購入した石でした。


『Labradorite』
 産出地不明

 



世界一美しい蝶と言われる
南米モルフォ蝶のネオンブルーの翅によく似た
とても魅惑的な青です。





裏面です。
こちらはやや茶色味帯びた
くすんだチャコールブルー。
色の美しさを顕著にするためか
全体的にポリッシュ(研磨加工)が
施されています。
大きさ(おおよそ手の平大)からいって
タンブル(樽磨き)というよりは
意図的に研磨した感じでしょうか。


それでは次回更新は明日木曜日になります。
予定としてはオパールをご紹介できればと思っています。


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