切石をするための矢穴のある大きな岩に小さな石仏が彫ってあります。
昔のネガですが、記憶から消えてしまっていました。
地獄谷聖人窟から石切峠に向かって歩いていると突然目前に現れました!
予想もしていなかっただけに、ちょっと吃驚!
昔のままでした・・・
切石をするための矢穴のある大きな岩に小さな石仏が彫ってあります。
昔のネガですが、記憶から消えてしまっていました。
地獄谷聖人窟から石切峠に向かって歩いていると突然目前に現れました!
予想もしていなかっただけに、ちょっと吃驚!
昔のままでした・・・
春日奥山の地獄谷にある聖人窟の奥壁に如来像を線彫りしてあります。
全体に彩色されており、金箔を押した跡も残っている様です。
奈良市高畑町
残念ながら金網が張ってあって中に入ることはできません。
現在
頭部には緑青、胸などの肉身部には黄土、衣には朱が施されています。
滝坂道の旧柳生街道と、地獄谷への分かれ道に、道しるべの様に立っています。
奈良市高畑町
巨樹が良い感じです。
首の所で折損しており、荒木又右衛門試し斬りの伝説があります。
めずらしく白い涎掛けが掛けられています。
現在
昔と比べると、右足元に小石仏が置かれています。
地蔵の後ろの樹が左に倒れてきています。
夕日観音の次に出逢うのはこの朝日観音です。
朝日に映えて美しく浮き出す所から、そう呼ばれています。
夕日観音と同じく、観音では無く弥勒仏と地蔵が二体です。
奈良市高畑町
中尊が弥勒仏、左右が地蔵です。
右の地蔵は他の二体と作風が異なり、後世に追刻された様です。
現在
これも昔とあまり変わらないかな?
少しだけ苔が増えたように思います。
三体地蔵の所から急坂を登った最上部の南面した岩肌に彫られています。
夕日に映えて美しいところから夕日観音と呼ばれていますが、弥勒仏です。
この先の朝日観音と、この夕日観音は滝坂の道石仏群の二大スターです。
奈良市高畑町
夕日が当たる時刻に撮影しています。
石仏の上に大きな樹がありました。
現在
昔と変わらぬ優しいお顔。
上の樹はかなり大きくなっています。
昔は五尺地蔵と呼んでいた滝坂地蔵です。
春日山中で最も美しい地蔵磨崖仏と言われています。
奈良市高畑町
美しい表情の顔立ち
現在
昔と比べて樹木が茂っています。
紅葉が美しかったです。
寝仏から少し行くと、三体地蔵・四方仏・滝坂地蔵・夕日観音などが
集中して彫られています。 まずは三体地蔵と仏像岩四仏から。
奈良市高畑町
三体地蔵
昔は、とても薄暗く撮影が困難でした。
仏像岩四仏は撮影不可能でしたので、写真がありません。
現在
周りの木樹が伐採されてずいぶん明るくなっていました。
昔に撮影出来なかった仏像岩四仏です。
この左の部分に先の寝仏が並んで、五尊だった様です。
私の石仏撮影の原点である柳生街道滝坂の道へ久しぶりに行ってきました。
まずは最初に出会う寝仏です。
この一枚を撮影してから石仏に嵌ってしまい現在に至ります。
奈良市高畑町
上にある四方仏の所から割れて落ちてきた様です。
大日如来です。
柳生街道滝坂道の石畳
現在
見事なまでに昔のまんまでした。
さあ!石仏街道の始まり始まり~
明日香駅の西、越の集落にある道標石仏です。
明日香村越
江戸末期の名工丹波佐吉の作と言われています。
軟らかい砂岩系の石を使い精巧に彫られています。
奈良県下で一、二の美しい道標と言われています。
現在
左の電柱、昔の写真では木製の電柱だったんです。
飛鳥駅の南方、国道169号沿いに立っています。
畦の曲線がいいですねぇ
壷の様な物を持っていますが、何と言う石仏なのか判りません。
現在
道路拡張工事で歩道が出来、そこに移動されました。
小さいほうは覆い屋が出来、大きいほうは台座が無くなって低くなっています。
お決まりのよだれかけ、赤い頭巾、ガードレール、等々・・・
かなりの変わり様です。