談山神社の西門跡の石垣の上に二体の石仏があります。
弥勒石仏
青面金剛石仏
現在
多武峰街道から大宇陀への山越え道の入り口
不動橋の道脇の大岩に不動明王が彫ってあり
破不動と呼ばれています。
桜井市八井内
現在
石碑、灯籠、賽銭箱、等々・・・
お供え物の中になぜかラーメンどんぶりが???
石仏の彫ってある岩がぱっくりと割れていて
ここから破不動と名前がついたようです。
飯垣内から更に南へ行くと、奈良県との県境近くに
上太郎生の集落があり街道脇に庚申さん等があります。
美杉村上太郎生
これ等も記憶から無くなっていましたが
偶然に見つかりました。
現在
後ろが石垣になっている以外は昔のままです。
集落を通る道、直ぐ西側に広い道路が通ってしまい
この街道を通る車も少なくなり寂しくなりました・・・
大昭橋から少し南に国津神社があります。
境内に国内で最も古いと云われる双仏石があります。
名張市上比奈知
当時、日本最古の双仏石発見の新聞記事を見て行った様な記憶があります。
現在
双仏石の定番、地蔵と阿弥陀です。
端整なお顔がなかなか好い感じ。
左下にくっ付いている石は昔はありませんでした。
土中から出てきたのでしょうか?
名張の積田神社から南へ走ると、上比奈知に大昭橋があります。
橋の袂に一体の石仏があります。着物に袴を穿いており
あまり見かけない様式の像で、何と言う石仏なのか判りません。
名張市上比奈知 大昭橋
現在
花立がある以外は昔のまんまです。
この辺りの景色は昔とほとんど変わりません。
昔のネガを見ていて、全く思い出せなかったものです。
しかも、露出アンダーで何だか判りませんでした。
レベル補正をして何とか見られるようになりましたが
何処の石仏だか記憶に在りません。
変わった狛犬
お地蔵さんの様です
梵字とお地蔵さん
お地蔵さんの横に五輪塔が彫ってあります
これもお地蔵さん
何度見ても思い出せませんでしたが、これ等の石仏の前に
曽爾の青面金剛石仏が写っていたのと、後ろには美杉村の石仏が写っていました。
曽爾から名張、そして美杉村へ行く途中で偶然に見つかりました。
それらは名張市夏見の積田神社の境内にありました・・・
きれいに並べ替えられていました。
曽爾村長尾にある青面金剛石仏、庚申さんです。
岩をくり抜いた所にはめ込まれています。
前の樹もいい感じです。
現在
雨よけの板が無くなってしまい、上からの雫で汚れてしまっています。
昔と比べて、大量の苔に覆われています。
後ろは畑でしたが今は家が建っています。
下笠間の川向に阿弥陀磨崖仏が 彫られています。
昔の笠間街道はとても狭くて車の対向が大変でした。
この磨崖仏へは狭い道になんとか車を止めて
笠間川を飛び石で渡って出合う事ができました。
室生村下笠間
現在
他の石仏と同様、周りの樹木が育って薄暗くなり
苔等で判りにくくなってしまいました。
道路は拡張され、川には立派な橋が架かっています。
旧都祁村藺生から三谷へ抜ける旧道の藺生峠に
忘れ去られた様に静かに横たわっていました。
桜井市三谷
右上手にある阿弥陀磨崖仏
現在
昔は小夫から徒歩で随分歩かないといけませんでしたが
今はすぐ近くに車道が通ったので、とても楽になりました。
行きやすくなった分昔と比べて雑然としています・・・
こちらは昔とあまり変わりません
姿の良い優れた地蔵像です。