止々呂美(とどろみ)集落から池田へ旧摂丹街道を行くと
非常に珍しい、翼のある不動明王石仏に出会えます。
大阪府箕面市下止々呂美(字亦旅)
日月大高不動尊と書かれています。
昔、この辺りにはキリシタンが多くいて、隠れキリシタンが
天使をお不動さんに変えて信心したと言う説と・・・・・
この辺りにあった天狗を祀る天狗信仰と
不動尊信仰が融合したと言う説もあり・・・・・
実際の所は謎です・・・・・
何れにせよ、珍しいものには違いありません。
出会えて良かった・・・・・
小堂の中には地蔵石仏が祀られています。
亦旅と言う字からまたたび地蔵と呼ばれています。
初めて見た時「なんじゃこりゃ~」でした(笑)
ここから豊能にかけては石造物が豊富で数か月通い詰めました。
止々呂美(とどろみ)って耳に残りますよね。
珍しいでしょうね。
天使と天狗、翼以外にも何か共通点がありそうな気がします。
祠のお地蔵さん、箕面市の説明板によると明治六年の刻銘があるそうです。
日月大高不動尊はもっと古い時代のものでしょう。
元々あった場所から、祠の横に移したのかもしれませんね。
止々呂美(とどろみ)という地名の呼び方、一度聞いたら忘れがたい独特な響きがあります。
止々呂美も旧街道にあたり、石造物が沢山残っている所です。
此方から豊能方面に向かいます・・・
この不動さんはそういわれれば天使に様に可愛い顔をしていますね。
あの辺りに有るキリシタン遺物と時代が重なるなら多分それの遺物ですよね。