石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

三重県 大山田村 汁付 旧伊賀街道の双体地蔵磨崖仏

2014年06月30日 | 古道・旧道

 

汁付集落の東端、地蔵谷を横切る旧伊賀街道。

長野峠を越える旅人の道中安全を祈るかの様に

道に迫り出した岩面に二体の地蔵が刻まれています。

 

三重県阿山郡大山田村大字上阿波字汁付

 

龕部を深く彫り込んだ中に三尺程の地蔵が刻まれていますが

胸の辺りに亀裂が走り崩落、風化も伴い残念な状態・・・

深く彫り込まれている為、辛うじて頭部と錫杖の先が残ります。

 

自然に還る日も、そう遠くないかも・・・

出逢えて良かった・・・

 

 往時が偲ばれます・・・

 

 

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4 コメント

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Unknown (まだまだ)
2014-06-30 16:35:35
画像がモノクロなのが情緒あって良いですね
石仏にカラーは必要ないかも 石は まだまだ残りますよ
線刻が薄れてくるかもしれませんね
ゆっくり 見させてもらいます
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Unknown (たいしん)
2014-06-30 22:13:33
まだまださん、おいで頂いて有難うございます。

初期の頃はカラーでしたが、どっちみち単色になってしまうのでモノクロにしています。

そうですね、まだまだ残りますね。

もっと細かくカテゴリー分けをすれば見やすいんでしょうが
どうしてもどっちつかずの物が出てくるので、今は細かく分けていません。
もし目的の物がお有りでしたらブログ内検索をおススメします。

これからも宜しくお願い致します。
返信する
そ、それがですね・・ (阿漕 平八)
2014-07-01 22:30:19
勢州近くまで、ようこそ!

こちらの地元の石は、たいへん柔らかいです。
特に南向きの石仏さんなど、ボロボロになって
しまい、ついには砕石の山のようになって、仏
の姿を失くしてしまったものも少なくありません。

そうなると、仏さんのお世話をしている地元の
ものしかわかりません。建屋があると、かろう
じて旅人にも仏さんだとわかりますが。

表面全体が一様に摩耗・風化していくというより、
縦横に亀裂が入り石塊が剥げ痩せていって、
最後に全体崩壊するといった感じです。

野仏などではない特別な寺の石仏さんなどは、
花崗岩系に刻んでいたようで、これはさすがに
長持ちしていますけど。

願わくば、この双体仏さんも末長く原型を偲ば
せる状態でありますように・・

でも、ある程度は風化していないと情緒がなくて
ツマラナイなどと言うとバチが当たりますかねぇ。



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そ、そうなんですか・・・ (たいしん)
2014-07-01 23:52:58
阿漕さん、こんばんは。

流石、石の特徴をよく御存じですね。
南向きで亀裂崩落・・・条件悪すぎです・・・

磨崖仏の上部から常に水が滴っている状態ですので
厳冬期には亀裂の隙間の水が凍って膨張し
亀裂が更に拡大・・・

まぁ今のお姿でも残っていてくれた事に感謝です。

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