80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

「ダスティン・ホフマンになれなかったよぉ~♪」

2016年11月05日 09時57分54秒 | 考える
2016年11月5日 (土) 晴れ  
ちょっと前までは、ずっと仕事がしたいと思っていた。
はっきり言えば、「金が欲しかった」 と言うべきなんだろうが、
この所、何だか、総てが面倒になってきた。

殊に 「人づきあい」・・・。 

さらに言うなら、生きていくのも面倒くさくなってきたというのが、
本音だが、さりとて死んでしまうというのも、いろいろと手続きが
厄介だし、何より自分から死を選ぶというのも 「負け」 を認めるよ
うで情けない。

古いノートに書かれていた。  
「お山の先生」 ・・・。

そう、昔、それに憧れ、それを目標にしていた時もあった。
時を経て、今思う。
所詮は、「夢、理想でしかなかった」 と言う事なのだろう。

総てが中途半端・・・、
こんな私が相手では、付き合う方も疲れるだけだ。
結果、離れていく。

これは、絶対に相手のせいではない。
私・・・、私自身の責任だ。
自らの、底の浅さに気付く。
  

「ダスティン・ホフマンになれなかったよぉ~♪」
「卒業」・・・ 花嫁を奪って逃げる。
何ともかっこいいラストシーンだが、結局その後、二人の
人生はどうなったのか?
 

結婚は一時的なものじゃない。
現実の生活が、ずっと、ずっと、後に続く。
何年も、何年も、二人が老いさらばえてしまっても、
ず~~っと・・・、 ず~~っと・・・、 ず~~っと・・・!!


理想通りの人生なんて、ほとんどの場合、夢物語にすぎない。
・・・って、これは、結果として、結婚相手が見つからなかった
孤独(?)な老人のやっかみなのだろう。


女は体で感じ、男は頭で考えるとか・・・。
これは世の女性たちから、猛反発を食らいそうだ。

「ダスティン・ホフマンになれなかったよぉ~♪」
今から、今さら、とても無理な話・・・。

これは男女の話ではないが、コミュニケーションのない同居に、
一体、何の意味があるのか?
お互い、相手との交流あってこその同居ではないのか?


何か、やることなすこと、総てが、虚しく思えてくる。

独りいて ずんと身に凍む 冬の風   風来居士 

またまたまた、話が暗くなってきた。  ・・・大反省 !!  


月 天心 貧しき町を 通りけり  与謝野蕪村 

できるなら、手前が死んだだけのことで、世話になった人を
寒空の下で立たせたくはない。 
大人の流儀6 「不運と思うな」 伊集院 静