雑誌「ダヴィンチ1月号」を読んでそこに今回の本が紹介されていたと思います。ちょっと前で忘れたのですが、多分面白そうだと思って図書館に予約したのだと思います。大きくて重い本です。7700円もする本なので早く読んでしまおうと借りたらすぐに座れるところを探して読みました。写真も多いので無事に読み終わり、すぐに返却しました。
マリメッコはフィンランドのアパレル企業で、創業者はアルミ・ラティアと夫のヴィリヨ・ラティアです。「マリメッコは、ドレスがコンセプトであり、ライフスタイルであり、自由や安らぎ、愛や幸せを高らかに宣言するものだった。」と書かれています。アルミの言葉が沢山載っています。
「私は、美しさは絶対になくてはならないものだと思う」
「何か言いたいことがあるのでなければ、どうして白い生地にあえてプリントを施して汚すのか?」
「私は新しい女性を売っている」
アルミは女性の地位を高めようと熱意をもって創業されたようです。マリメッコの代表的なデザイン「ウニッコ(けしの花)」はマイヤ・イソラのデザインです。マイヤ・イソラのデザインには、新たなビィジョンや時代を受け入れて変化する、カメレオンのような力があるとも書かれています。マリメッコがこんなに人気なのは単にデザインだけではなく、コンセプトやライフスタイルにまで関係するものだったとは初めて知りました。色使いが好きでしたが、今度からはマリメッコの商品を見る目が変わる気がしました。高価で買えませんが、見て楽しむことはできます。アルミさんの生き方の素晴らしさに感動しました。
2024-4-20(日) 図書館資料 請求番号:589.2/ボ
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