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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

翔んで埼玉

2019-09-16 20:31:08 | 邦画
嘘か真か、よくは知りませんが"ダサい"の語源は"埼玉だ"、それがトアル業界の
逆さま言葉として"だ埼玉"に変化して、その業界のさらに短縮化ってとこから"ダサい"になっていったとか・・・
でも今回この映画を見て知ったのですが『パタリロ!』の作者魔夜峰央による1980年の作品の映画化ってことで
どうやら上記の都市伝説"ダサい"は、この作品の劇中の台詞でもさんざ使われていた"ダサいたま"っていうことで

私の中の認識はこの漫画から発信されたものだったのかも
ってことで関東地方7県の神奈川、東京を別格として
千葉と埼玉の二番手争い、関東北部地方の三県の最下位争いから
関西の滋賀とか奈良とかのディスりとかが
TVのバラエティ番組で数字をとるために結構使われてるブームのなかで
ついに出ました埼玉をディスることで埼玉愛を語る映画が登場してきて来ましたが

いやはや、これまたフジテレビ製作の映画だったんですね
現実の現代パートの埼玉県人のオトーサンと千葉県民のオカーサンが
娘の結納に東京に行くカーラジオで聴く

いつの時代か埼玉県民は東京都民からひどい差別を受けており、
東京へ入るのにも通行手形が必要で、手形がなければ即強制送還という屈辱の日々から
県民を救ったヒーロー話を具現化した作品です

いいか悪いかは別にして登場人物はまるで宝塚の舞台からでてきたようなキャラクター
って言うか、さらに二階堂ふみは宝塚をさらに意識したのか
こっちは最後に女ってオチだと思ってましたが
あくまで男役を演じてるンですね
そしてキャラクター同士のなんというか少女マンガのBL的な雰囲気を・・・

いやはや、東京の学校に通わせて"草でも食っておけ"って言われる女性徒はセーラーにもんぺ、男子も国民服にもんぺって・・・

結局東京に千葉と対立していた千葉県民と埼玉県民はこぞって東京都庁に攻めいるンですね
埼玉県人マークとか、草加煎餅の踏み絵とかの発想が秀逸
現代パートの埼玉県人のオトーサンと千葉県民のオカーサンが結婚をしたのもこういった
千葉埼玉合同戦線の過去があってこそだったんですね

私は三河出身の都民ですが、昔は東京から川越にアルバイトで通い
最終的には神奈川の公務員って言う出稼ぎ人ですが
何だかんだって東京は君臨してますが、所詮東京は日本全県からの人々が寄せ集まってるだけでしょ

これのヒットにあやかって、加藤諒主演で「パタリロ!」も実写化されたンでしょうか

2018年製作、日本映画、「翔んで埼玉」製作委員会、東映配給
武内英樹監督作品
出演:二階堂ふみ
GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香、成田凌、中尾彬、間宮祥太朗、加藤諒、益若つばさ、武田久美子、麿赤兒、竹中直人、京本政樹、宮澤竹美、高月彩良、田中明、秋月三佳、勝矢、小沢真珠、中原翔子
コメント (2)
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