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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

幼い依頼人

2020-07-07 23:25:58 | 韓国映画
映画の情報をほとんど入れないから、この邦題から、最近見た韓国映画の「無垢なる証人」みたいな作品だと思ってレンタルしてきたら
なんと実に暗い内容で、見てて疲れるを完全に通り越して、鬱になるような作品
こう言う風に観客側をも映画の内容同様に鬱に陥れる映画を作るのが韓国映画は実に上手い
 
先に言っちゃいますが、この映画は実際に起きた事件を元にして作られた
児童虐待による殺人事件を題材にしてるようです
児童虐待といえば、隣国韓国でも日本同様親による子供への虐待が主で
韓国も日本同様にかなり増えているようでして
ある意味児童虐待に警鐘を促す作品になってるようで、そうゆう意味で観客を鬱にするプロットで一貫してつらぬ枯れてるし
こういった家庭の問題って脇は見て見ぬふりっていうのもわからなくもないんですが
そうですねアメリカだと実親がなんと言おうと、児童福祉局の権限は子供の人権で成り立っており
児童福祉局にかなりな法的な権限を与えているわけでして
日本も韓国もそう言う意味では家族として言う単位で成立してるってことから子供の人権よりも、家族という単位に立ち入れないし、福祉局はそこまで法的に守られていないのが
児童虐待が年々増加していくと言う悪循環に陥ってるのも事実なんでしょう
 
10歳の姉と7歳の弟が、父親と暮らしている
ある日父親が新しいお母さんを連れてきたきたことで、この継母による姉弟への暴力が日常茶飯事に行われることに
ひどいのは周りの大人たち、アパートの住人は虐待の殴打の音とか罵声が聞こえても見ぬふり
もっとひどいのは、姉の担任にの女教師、首に絞められた傷跡を見ても、忙しいと姉の話を聞こうとしない
司法試験に受かったものの弁護士の仕事にありつけないのジョンヨプは、いやいやバイトで
児童福祉館に勤めていたためにこの姉弟を受け持つものの
警察自体も親が子供をしつける物だと言う司法判断から、何があっても子供を親の元に返してしまう
 
ジョンヨブ自体も腰掛け仕事として扱うんですが、姉弟は毎日彼のもとにやって来る
無碍にもうできんから、ぃやいや付き合ってくれるんで毎日毎日やってくる
そんなジョンヨブにソウルの大手弁護士事務所から誘われて
格差社会の韓国で上流社会の事案しか扱わない法律事務所に就職できて姉弟からの連絡を断つジョンヨブだったが
 
ある日姉が弟を殴り殺したと連絡が入り・・・
未成年ですから、罪を認めても家裁ではなく家に返される姉
心を閉ざし誰とも口をひらかなくなり、裁判に臨む姉のために
児童福祉局を促して姉にの心を開かせようとするジョンヨブでしたが
そう継母が弟を折檻死射せていたのですが、姉に全ての罪を暴力で受けさせていたにだった
 
ある小道具で裁判を逆転させるジョンヨブでしたが
実父と継母を有罪にしたジョンヨブでしたが、姉は保護者がいなくなってしまって
後は施設なんですかねぇ
 
一応ラストではちゃんと泣かせてくれる作品でした
 
2019年製作、韓国映画(日本公開作品)
チャン・ギュソン監督作品
出演:イ・ドンフィ、ユソン、コ・スヒ、ソ・ジョンヨン、ウォン・ヒョンジュン、イ・ナラ、イ・ジフン、チョン・ジュンウォン、イ・ヒョンギュン、イ・ロウン
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アンストッパブル

2020-07-07 17:27:18 | 洋画
「アンストッパブル」っていうと10年くらい前でしょうか
デンゼル・ワシントンが暴走する機関車を止めようとする映画がありまして
私はジャケット借りの人ですから、ジャケット一瞥しただけで本国で製作された『ミレニアム』シリーズの「ドラゴンタトゥーの女」で、日本デビューを果たし
世界的な女優さんの一人になってしまわれたノオミ・ラパスがジャケットに写ってるだけで
ガーリーアクションだって、勝手に思い込んでセットレンタルに組み込んだんですが
 
最初にいっちゃいますと、ガーリーアクションではありません
が、実に面白い作品だった
もうラストは9階の裏ツーアウト満塁で、三点差のビハインド
なんとラストバッターは9番ライトの選手が打ちに打ったり逆転満塁サヨナラホームランをかっ飛ばしたような映画だった
ノオミ・ラパスはやっぱ演技巧者であった作品だったなぁ
 
お話としては、って言うか原題が「Angel of Mine」って事で
7年前に種産後すぐに産院の家事で最愛の娘を亡くしたリジー
その事故?がトラウマとなって精神的にかなり不安定な状態で
11歳の息子を一人で育てているシングルマザーです
リジーの事故後から続いている精神が不安定であることを理由に、
元夫のマイクは息子の単独親権を求めていた
ある日彼女は、息子の友達の誕生パーティーで偶然出会った少女ローラに娘の面影を見て、なんと次第にストーカー化していく・・・
劇中の誰もがリジーを異常だと思う行動を繰り返し
見てるこっちもリジー希異常さにコレはやばい映画だって見ていくわけで
その少女を誘拐してしまうんじゃないかと思うほど執拗にローラを追いかけていく
 
ローラの母クレアがリジー希異常さに気づき・・・
そうなんですノオミ・ラパスがあまりに異常すぎて、過剰にローラに執着を見せた来るのに対して
ローラの母親役のイヴォンヌ・ストラホフスキーの見てくれが、実に理知的で押さえた演技と母親としての自然な演技が素晴らしくて、見てるこっちはイヴォンヌ・ストラホフスキーの方を応援してしまうんですね
こう言う時に役に立たないのが父親
危機感もほとんど感じないわけで・・・母親はある意味自分のお腹から出た分身が娘ですから
そこはなんだろう動物的な勘が危機を呼び覚まされるんですね
そう言う勘というか母性はノオミ・ラパスの方にも生まれて
完全にストーカー化してしまうんですね
 
そして先に書いたように誰も予想だにしなかった逆転満塁サヨナラホームランという驚愕のラストが待ち受けているんですが
脚本が粗かったのか、意図だったのか、劇中で小出しに伏線を全く出さずに
いきなり驚愕ラスト
こっちもいきなりのツイストに完全にやられた映画だった
ある意味卑怯だよね、どっかに伏線にの一つくらいは、貼って置いて欲しかった
ノオミ・ラパスの暴走振りが邦題no「アンストッパブル」だったんですね
 
2019年製作、オーストラリア・アメリカ合作映画
キム・ファラント監督作品
出演:ノオミ・ラパス、レベッカ・バウワー、ルーク・エヴァンス、フィン・リトル、アンニカ・ホワイトリー、イヴォンヌ・ストラホフスキー
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