MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

制覇

2020-07-08 22:38:49 | Vシネマ
2015年に製作が開始された作品、小沢仁志と白竜さんのW主演信夫オールイン任侠大作です
「日本統一」から遅れる事数年でしょうか
やばいのは「日本統一」の方は、完全にモデルは神戸の日本最大組織である山口組みの全国制覇を描いたフィクションにしてるものの
こちらの「制覇」は、実際の現山口組六代目とその若頭をモデルにした実録路線という事で
 
相変わらず登場人物や組織の名前を多少変更して描いてはいますが
完全に上記に書いた人物の半生を描いた作品でして
当時まだ暴対法だけでしたので、六代目の伝記だか、その若頭の方だかは分かりまへんが
明らかにオールインにおけるDVD作品のある一定量の販路目的で製作開始された作品に違いはないと思われますが
暴排方が施行されたことで、反社との商売的な関わりに関しての法律により
シリーズ途中から作品コンセプトを実録からフィクションに変更せざるを得なくなったシリーズでしたねぇ
 
って事で実はこの2015年って、六代目体制になってから
創業以来2回目の組織分裂が起きた時で、
私自身ここではないブログに第二作目まではレビュー書いてはいたんですが
流石に時期的にコレはあかんやろって、全20作目までは見るには見ていたものの2作目でブログアップするのをやめていたんですが
 
日本映画専門チャンネルで「日本統一」のOAを休止して、新たにこの「制覇」劇場のOAを4月から開始したのを契機として、またフィクションにプロットが変更されたことなども考えて、改めてレビュー書いてみようかな・・・
って思い、レビューを始めることに・・・
そういや「日本統一」もなんか13だか14でレビュー中断してしまってる
OAは20までいってるんですよね
改めて「日本統一」希方も書き綴っていかないと、血液型に反するなぁ
 
と言う事っでなんとこのシリーズ六代目のお話と言うよりは
六代目を助けて、現在若頭を努めている、現弘道会会長の高山清司氏の伝記映画ですねぇ
劇中は武田信八と言うお名前で、演じられてるのは小沢仁志兄貴
劇中では更に日本一の組織名は難波組、さらに武田信八が組を構えているのは中部地区にある中日市となっています。
 
第一回のメイン野村お話は中日市における武田信八という人物の紹介エピソードですか
新見組だけが関西の難波組参加組織であるため
中日市の他のヤクザ組織は大同団結して中国侠道結社を組織して中日市だけは難波の魔の手から逃れていたものの
縄張りが隣接する成瀬組と悶着を起こし、成瀬組みを壊滅させるまでを描いた作品
 
一応白竜さんとのW主演の体裁を取っていますが小沢仁志さんを主演にすえての武田信八を描いた作品になってますよね
小沢仁志演じる武田信八が中国俠道結社の会長である諏訪太朗と、幹部演じる野口雅弘の目前で、成瀬組組長演じる川原英之をぶった斬る小沢仁志が、この作品の一番の見どころとなっていたようです
 
2015年製作、日本Vシネマ、アドヴァンス作品
渋谷正一監督作品
出演:小沢仁志、水元秀二郎、千葉誠樹、SHU、宮﨑貴久、冨田じゅん、斎藤綾乃、館昌美、谷村好一、野口雅弘、川原英之、諏訪太朗、深水三章、白竜
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー

2020-07-08 17:28:22 | 洋画
惹句あたりに、あの「ダヴィンチコード」シリーズの第三弾「インフェルノ」のなんたらとか
あったんで、それだけでセットレンタルの員数にしてきた作品
映画の情報をほとんど入れてないから、一連の「ダヴィンチコード」の続編とか思っていたのですが
まるっきり違っていた、要は「インフェルノ」が出版されるときに
いわゆる宣伝イベントとして、世界何ヵ国同時発売とかで、いっか所に各国の言語で翻訳する、翻訳家を集めて一斉に同時翻訳させたって言うイベントから骨子をいただいて製作した映画だったようです
 
ってことで、世界的にベストセラーとなった、オスカル・ブラックの著作『デダリュス』の第3巻の発売するにあたり、版権所持のアングストローム社の社長エリックは、9カ国同時発売を打ち上げ、デンマーク語のエレーヌ・トゥクセン、イタリア語のダリオ・ファレッリ、ロシア語のカテリーナ・アニシノバ、スペイン語のハビエル・カサル、英語のアレックス・グッドマン、ドイツ語のイングリット・コルベル、ギリシャ語のコンスタンチノス・ケドリノス、ポルトガル語のテルマ・アルヴェス、中国語のチェン・ヤオと言った9人の翻訳家をフランス郊外の人里離れた村にある洋館に集め
外部との接触を一切禁止し、日々10枚の原稿を一斉に翻訳させる。
しかしある夜、出版社社長エリックの元に“冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる”という脅迫メールが届く
誰が、一体何のために・・・って完全に保持されてた作品の一部がネットで完全に公開されたことでエリックは
この9人の中に漏洩犯がいると思い
犯人探しが始まる・・・
 
最初は“どうやって流出させたのか?”“誰が流出させたのか?”と言ったミステリーとして映画が進行していきます
もう疑心暗鬼ですから、最初に携帯とか預かっているものの
もうエリックは全員集めて
翻訳家を裸にしての身体検査
その最中にまた“ページを公開した”更に脅迫金が増額されたメールが届いて
この9人は脅迫犯ではないと言うことに・・・

そんなこんなでエリックの犯人探し、さらに翻訳家内での犯人探しも始まるのですが、
それが映画が進行していくことで“なんのために流出させたのか?””そもそも今、一体何の犯人を探しているのか?”という方向にストーリーが変わっていきます
映画の進行に併せていくつかの方向性が見失われつつも、見てるこっちはどんどん映画に引き込まれていくんですね
 
逐一明らかにされる謎ですら、実は最後まで本質にはなりませんが・・・
まさかそうきたか!そうだったのか!と最後には納得させらてしまうんですが
ある意味ツッコミどころが何箇所かにあっても、最終的には見てるこっちに突っ込む隙を与えずに
納得させられてる自分がエンドロールを見ているんですね
こうやってブログヲ書いて映画を反芻してるとツッコミどころが見えてくるんですが
見てる間は突っ込むことも忘れてるって言う映画
 
2019年製作、フランス映画
レジス・ロワンサル脚本・監督作品
出演:ランベール・ウィルソン、オルガ・キュリレンコ、アレックス・ロウザー、シセ・バベット・クヌッセン、リッカルド・スカマルチョ
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