白竜さんがプロデュースされ、片岡修二監督がオリジナルで脚本を書き、監督してきた
現代版「必殺仕事人」的な作品だが、悪を悪で倒すものの
底に被害者たちからの金銭的なやり取りもなく
正義を行使していく白竜さんと、中村獅童さんのお二人
でもここまで、彼らの正義で悪を殲滅してくると
いくら警視庁の公安部刑事榊原利彦演じる戸倉がいても
噂は司法の上に伝わってくるものでして
戸倉は、法務省の宇崎竜童演じる磯川長官に呼ばれ
公安庁が内偵を続けていた男が殺され、それが”影の処刑人“の制裁に似た殺され方だった、という事で、彼の捜査してきて知ってることを話すように命令される
ところから始まる今回のエピソードは
原発誘致に関して贈収賄の町長と電力会社
更に環境団体に、経産省ではなく、原発推進に政治生命をかける国交大臣と社会問題満載なお話になってます。
原発誘致乳暈動いた汚職町長が何者かに殺され
公安庁と法務省はまた“影の処刑人”の仕業と推測するが・・・
紀藤・風間も、町長殺害と原発誘致についての調査に乗り出していたのだった
今回は単発での今エピソードという事件を解決させるものの
そこは宇崎竜童さんが出演されてきてるということで、結構人間関係が複雑に絡み合ってきてるんですね
宇崎竜童さんの公安時代の部下がなんと白竜さんが演じてる紀藤って言う関係ですが
お互い口には出さぬものの、追う側追われる側という立場での再会ですが
原発誘致に絡んで今回は国交大臣に雇われた環境保護団体のリーダーが町長殺しの実行犯で
一応紀藤の存在と裏の仕事をつksまれるものの・・・
調査不足で中村獅童さんの存在まで掴めていなくて逆転で退治されてしまい
調査不足で中村獅童さんの存在まで掴めていなくて逆転で退治されてしまい
国交大臣演じる下元史朗の怒りを買い
国交大臣と司法長官によって
かつて傭兵時代に戦地で中村獅童に命を救われた新羅慎二演じる元傭兵が
法之枠を超えた暗殺部隊の編成を依頼され
紀藤たちと敵対していくようになるんですね
片岡修二さんは博学奇才のお方ですから「極道の紋章」シリーズでも毎回星座のエピソードヲプロットに併せて披露したり
他作品でも武蔵の『葉隠』をヤクザ世界に転用させてみたりと
蘊蓄をプロットに組み込むのが特徴ですが、幕末の会津のお話とか
ビールの泡に関する蘊蓄を入れ込んできてましたねぇ
片岡監督の作品は違う意味でお勉強になります
って決しておべんちゃらではあらしまへんです・・・
今作と次作で二部で完結するのか、はたまた宇崎竜童とか白竜さんとの対立はシリーズの芯となって続いていくのでしょうか?
2020年製作、日本Vシネマ、PsiD作品
片岡修二脚本・監督作品
片岡修二脚本・監督作品
出演:白竜、中村獅童、國本鍾建、水元秀二郎、五十嵐剛、中川翔太、YU、下元史朗、安部賢一、澤村 國矢、ひらがかんいち、新羅慎二、榊原利彦、宇崎竜童、リリー・フランキー
