もう6月も下旬を迎えてしまいました。ってことで日本映画専門チャンネルの企画恒例番組<おとなの桃色シネマ白書>シリーズ
実な月初にOAされててその時に録画しておいたものの
見るのが専門チャンネルでの再放送の月末になるとはねぇ
ってことで本日の深夜枠で再度のOAされるこの作品を・・・
ピンク四天王のお一人サトウトシキ監督さんのこの映画実はこの作品なぜかピンクという映画製作の裏側を描いた作品でして
ピンクとしては自虐ネタっていうか製作も2004年ですからピンク完全衰退期に作られてる作品で
なんとDVD化もされてるもののエロ映画みたいな扱いにもなってなかったような
そうこのジャケットが精一杯エロっぽく見せてきてるほどエロくも全くなく
自分たちの業界への衰退への自戒を込めて作ったようなそんな気にさせる本を書いたのはこれまたピンク卒業生の小林政広
ピンク映画に出演する俳優と、その妻の物語。ピン球男優に川瀬陽太さん、その妻に佐々木ユメカさん
佐々木ユメカさんはもうこの頃おっぱいの下に刺青入れてるもののドウランで塗り隠してのご出演ですからはっきりわかるような照明の下での濡れ場はあまりない
何と脱ぎ専はピンク女優役の風間今日子さんですかねぇ
実にしたたかな役所でした
撮影現場の空気が面白い朝から妻で2発抜いてきちゃってる川瀬さんのアヘアヘ演技に何テイクも撮るもOKカットを出さない小林節彦監督に現場は厭世感が流れてきてる
奥さんは何と同窓会それも盛り上がらないから元カレが来てる前で元担任に犯されるのを途中でやめさせて元彼と元鞘になるユメカさんですが・・・
ピンク映画だからか、スタッフもキャストも自らを震わせて将来の夢遠求めて頑張ってるものの本番話が出てきて何と女優はギャラ値上げを画策して監督食ってしまうからあとはいい加減さに陽太さんが切れて
スタッフも切れてみんな監督置いて逃げてく始末
そんな筆頭女監督に古舘寛治さん
実にいい役でした
当時でもピンク作品は3日で撮影完了しなければ赤字だし予算も少ないスタッフも少ない。
でも映画が好きという気持ちだけでみんな頑張ってるっていう映画だったかな
日本映画専門チャンネルが選ぶピンク映画はやっぱ選択基準が違うよね
斜陽になりつつあるピンク業界を描きつつ人間応援ドラマになってる作品だったのね
切り口の違う記事はコチラ
2004年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝映画配給
サトウトシキ監督作品
出演:佐々木ユメカ、川瀬陽太、向井新梧、風間今日子、小林節彦、古館寛治、下元史朗、清水大敬、女池充、伊藤猛、間宮結、本多菊次朗、華沢レモン