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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

セールス・ガールの考現学

2023-11-11 05:05:03 | アジア映画
これは珍しいモンゴル映画なんですが、個人的にこのDVDで映画が世界各国から輸入されてきてる時代。過去にもここのブログでは現代のモンゴルでFBI捜査官が大暴れする刑事ものの「リーサル・コネクション」というアクション映画を見、さらにモンゴルって言ったらジンギスハン、その血を引いた女戦士クトゥルンの歴史時代劇「女戦士クトゥルン モンゴル帝国の美しき末裔」を見てきて、ここのブログにもアップしておりますがいづれも日本未公開のDVDスルーの作品でしたが
今作はメジャー劇場にはかからないものの<アジア国際映画祭>で主演のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルが女優賞を受賞したことから、各地のミニシアターや地方公会堂で口コミによって公開されたモンゴル映画って言うことになりますねぇ
 
邦題からしてちょっとな感じがしますがモンゴル語での原題は「KHUDALDAGCH OHIN」ロシア後に近いのかなぁ
英題はまんま「THE SALES GIRL」邦題の“考現学”はついておりません
地味な女子大生サロールがひょんなことからセックスショップの店員となり、そこのオーナーとの交流の中で自我に目覚めていくという青春王道ストーリー

サロールは大学生で年齢的には大人だが体も小柄(脱いだらおっぱい結構おっきい)な童顔で幼く見えて肉体とのギャップがカワイイ女の子
大学の同級生が漫画みたいにバナナの皮で滑って骨折したための彼女の骨折が治るまで代理のアルバイトを頼まれる
サロールとしては見るもの聞くもの初めてのセックスショップだが店員ならなんとかできるお仕事だが
その仕事にはアダルトグッズのお届けというお仕事のほかオーナーに1日の売り上げを毎日届けるという付帯仕事が伴っていた
 
アダルトグッズのお届けはラブホの現場であったり個人の家だったりするモンだからウブだった彼女もそれなりに耳学問がついたり
小柄な女の子ってことで危険な目にあったりするもののなんとか切り抜けてバイトしてる有様でしたが

毎日売り上げを届けるショップオーナーのカティアはリッチな有閑マダムで、性の観点から偉人の本質を見抜いてしまうような女性で
1発でサロールの処女までも見抜いてしまうもののサロールとのコミュニケーションを測ってなにかとプライベートで可愛がってくれてくれる
カティアとの交流でサロールはカティアの浮世離れした生活感が羨ましくもあり、自身の日常とのギャップも感じるようになって行き
さらにサロールは毎日来店する客たちの子生態から性への興味が沸き自らおもちゃを試したり、いちばん面白いのは倦怠感からからセックスレスの子両親にバイアグラを二人に飲ませてみたり
男友達の子オスイヌにこれまたバイアグラを飲ませたら飼い主の元を離れて野良犬のケツ遠追っかけまわしていたりで
自らもバイアグラとディドルでオナって見ようとするものの・・・
 
そこで男友達を家に誘い込んで全裸でベッドに誘うものの上手くいかない。
性の目覚めと共にカティアとの交流の中で親に勧められて原子工学の学部に在籍していたものの本当に自分がやりたいことを自覚し、学校を美術学校に変えて絵画の勉強を始める・・・

とにかくヒロインの女優さんが地味な感じから、最後には自由を得て垢ぬけた感じを上手に演じて実に可愛いらしかったしまぁ見せるものも上手にあんま見せないもののなんとスッポンポンの全裸にまで・・・
一応おっぱいの先っぽは見せてくれているもののモンゴルでは映画でのハダカはOKなようですね
ってそれだけ知らないモンゴル映画
モンゴルの青春映画の一本として一人の女の子の成長のお話としていい映画を見せてもらった気がする。
 
2021年製作、モンゴル映画(日本では<アジア国際映画祭>および劇場公開作品)
センゲドルジ・ジャンチブドルジ脚本・製作・監督作品
出演:バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル、エンフトール・オィドブジャムツ、サラントヤー・ダーガンバト、バサルラグチャー、バヤルマー・フセルバータル、ガンバヤル・ガントグトフ、ツェルムーン・オドゲレル

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