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私自身ネタバレは必要なときはしますが基本ネタバレはしない人だと自負しておりますが
まさか映画タイトルまぁハングルでの意味は完全不明とは言っておきますがついてる英題が”Owl”ですからねぇ
映画自体見る前から完全ネタバレさせてる作品
韓国時代劇である。オープニング17世紀朝鮮王朝時代の記録書『仁祖実録』に記されたお話とスーパーが出るものもちろんフィクションである
主人公は盲目の天才鍼師で全く目が見えない・・・それが前提で一応映画は始まる
前半はある意味登場人物の人員整理やら紹介で結構見ててもの誰がどうなってどう言うんだって言う紹介が見てても分からなくて辛いものがある上に
韓国人の名前も覚えづらいし
なんか宮廷のというか王室の人間関係のごちゃごちゃも覚えづらいものの
結構ここを見飛ばしてもお話しの筋は一本なので後半になると王様と孫さえ覚えていればこの映画の面白さは完全に伝わる
宮廷内でも王様でも自分の子供だろうが誰だろうが地位といのちを狙っているって疑心暗鬼がいつしか妄想に・・・
妄想が講じれば権力者は自分にあだなす者たちをつぶしにかかるそれが実子だろうが誰だろうが・・・
そんな時宮廷での“怪奇の死“にまつわる謎を、盲目の鍼師が目撃者として最後に暴くというお話
まぁタイトルがネタバレしてる通りで主人公の鍼医ギョンスはフクロウと同じ目をした盲目の鍼師
劇中でバラされていますからいいよね
明るいとこでは見えなくて暗いとこではなんと目が効くという人
まぁ韓国の宮廷での権力の座につくと親が子を殺し。孫を島流しにして、最後にはいつも命を王位を狙われるという惧れから自分は狂っていく様をもしっかりと見せてくれる
明るいとこでは見えなくて暗いとこではなんと目が効くという人
まぁ韓国の宮廷での権力の座につくと親が子を殺し。孫を島流しにして、最後にはいつも命を王位を狙われるという惧れから自分は狂っていく様をもしっかりと見せてくれる
前半の人物紹介のワケワカメに比して
後半のために作られた映画、後半の半端ない映画的なスリリングなたたみかけは前半があってこそ生化されていたようですね
そう鍼医ギョンスは痛いけな命を守るために自分のヒミツをばらしてまでも自ら目撃したことを話すが王は王様であるために
周りも権力を失いたくないから王は王として自分たちとの利害を合致させて王様をそのまま君臨させて自ら王という神輿を担ぐんですね
そこに正義はなくみんな自らの権力を失いたくなく最後にはギョンスまでも犠牲にしようとするが
下士は権力の座についてなくギョンスは救われる・・・
ここいらちょっとご都合主義ですけどね
韓国の映画ですから歴史書云々と言えどもそこにフィクションをきっちりと絡ませて一本の娯楽映画として作っている
派手なアクションもないものの人間の権力にしがみつく醜い世界を描くだけで立派な娯楽作品に昇華させて見せる韓国映画の底力を見せつけられた作品
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
アン・テジン脚本・監督作品
出演:リュ・ジュンヨル、ユ・ヘジン、チェ・ムソン、チョ・ソンハ、パク・ミョンフン、キム・ソンチョル、アン・ウンジン、チョ・ユンソ
韓流ドラマ、映画好きの父にも本作を見せましたが、画面が暗過ぎて良く分らんな、と言ってました(笑)。
ま、私は夜に観たのでそこはクリア出来たのですけども、ちょっと人物関係についていけない部分はあったもののの、結果的に王と子、そして主人公のキャラクター性を理解出来ていたら、後半は凄く楽しめる作りではありましたね。
日中は丸で見えないが、夜だと目が見えるという特性(秘密)を最大限に活かした展開はお見事でした。
そうですねフクロウに因んで敢えて画面を暗く作っていたんだろうってそこは不問でしたし
前半と後半の違いがあってこその映画だったんですよね
映画作りに関してきっちりとできてるとこがある意味羨ましい韓国の映画界
映画もですがとんでも韓流ドラマにハマりにハマっていまして5ヶ月経ってもいっこうに終わりが見えない韓流ドラマのとんでも感がたまりません
何せワンシーズン120話ですからねぇ