多分今日が一番ヒマ、てことで少しでも更新(笑)。
◆8月21日(金) リッフェルホルン(2928m 岩登りトレーニング)
本日からマッターホルンに向けてのトレーニング開始。エージェントでお願いしてもらったガイドさん、Roman Haltinner氏とともにリッフェルホルンへ向かいます。
<駅>
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8時にゴルナーグラート行の登山電車に乗ります。ゴルナーグラートの一つ手前の駅、Rotenbodenで下車。早速Roman氏にザックが重すぎる、と言われてしまいます。
<逆さマッターホルンだよ!写真をどうぞ、とRoman氏>
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岩の取りつきまで、少し歩いてからハーネスなどを装着。いきなり登らずに、岩の歩き方から練習です。あわよくば楽なルートに逃げようとする私に、「練習でしょ!」とRoman氏。だってねえ、いくら確保してくれているとはいえ、冬用の登山靴(ネパールエボ)で岩の上を下を向いて降りろって言われたって怖いですよ?!(言い訳です、完全に)。ちなみにRoman氏はスポルティバがお気に入りらしく、お勧めの靴も教えてくれました。
その後、リッフェルホルンを氷河側に回り込んで取りつきへ向かいます。ルート名は聞きましたが忘れました。私たち以外にも、マッターホルンのためと思われるパーティが、4,5組は居たでしょうか。
最初の2ピッチはビレイしたかな。あとはRoman氏がほとんどフリーで登って行きました。新鮮だったのは、どのガイドさんも自分のお客ではなくても、前後のクライアントには親切、というかいろいろ教えてくれること。状況によっては、そのクライアントのガイドに、状況を伝えているようです(ドイツ語で分からず)。ま、モタモタされたら危険だからでしょうが・・・。
とにかくその2ピッチが緊張しているせいもあり難しく感じられ、こんなのが続くんだったらマッターホルンなんて絶対無理!ごめんなさい、出直します!!と心の中で泣きを入れてましたが、後で聞いたら「こんなとこはない」とのことだったので少しだけ安堵(でも不安は消えず)。
Roman氏のリードはとてもなめらかで美しく、思わず見とれてしまいます。するとすかさず「足を止めない。登り続けて!」と声が飛んできます(コンテの箇所だから)。だって観たいのに・・・。疲れてさぼっているわけではないのです。どんなに遅くても足を止めないこと、ガイドから離れないことが重要、と何度も言われました。また、とにかく細かいスタンスで登ること、疲れないように省エネの動きをすることも強調されました。理解はできても普段の癖が出て、なかなか実行できないのですが、氏は根気よくアナウンスしてくれました。
とりあえず山頂に抜けると、休憩の前にマッターホルンで出てくる、ロープを使った登下降の練習。このロープが曲者。すごく太くて重いので、手の大きい私でも持て余します。ほんの数メートル、下りて登っただけで腕はパンプ。全く指示通りにできなくて凹んでしまい、もっと練習したほうがいい?と尋ねたところ「疲れるだけだからもういいよ。どんなものだかわかってくれれば」とのことでしたが、募る不安・・・。
<登山中はRoman氏が私のカメラを預かってくれて、随所で写真を撮ってくれました。びっくり!緊張していてもポーズを忘れないちゃっかりさは褒めてほしい(笑)>
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<意外に手掛かりはあるルートでした>
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<やっほう>
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<山頂到着>
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そのあと休憩。丁度ほかのパーティも休んでいます。皆さん体格が良くて、貧相なのは私だけ。こういう人たちに混じって登るのかと思うとまた不安(苦笑)。
やれやれこれで下山だわ、あとはロアーダウンの練習ね、と思ったらそうは問屋がおろしません。ロアーダウンは2本やっただけで、あとはひたすら前を向いて自分で降りる練習。この前を向いて、というのがポイントで、普段すぐに岩のほうを向いて後ろ向きに下りている私にはなかなか怖いのです。後ろを向うとするとすかさず「だめ!前向き!」と指示が飛んできます。うへえ、と思いながらしばらく下りると再びRoman氏が前に出て歩き始めます。トラバースだからかな?と思っているうちに何だか上を向き始めて、どこまで行くのだろうと思ったらまた頂上に出てしまいました。氏曰く、マッターホルンの本番は最初の1本目より登り返しのルートに近いとのこと。・・・そうでございましたか。
<登り返しの後で>
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今度こそ本当に下山で、極度に緊張して力んでいた私の足はもう限界。最後は結構フラフラでした。デポ下荷物を回収して、駅に戻ります。長かった気がしましたが13時過ぎ。たいした時間は経っていませんでした。でもとても密度が濃くて充実した時間で、Roman氏にガイドしてもらえて良かったな、と思いました。翌日のブライトホルンも氏に見てもらえるので楽しみになってきました。
<駅から、リッフェルホルン。面白い岩山です。ノーマルルートは簡単に登れるそうです>
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一旦アパートに戻り、シャワーを浴びてから街をぶらぶら。
<アルパインセンター。山の情報や、ガイドの手配をしてくれます>
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<かわいい家。住み心地はどうでしょうね>
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この日、ルームメイトMさんは登る予定のモンテローザに小屋まで下見に行ったのですが、18時半を過ぎても帰ってきません。まさか何かあったんじゃ・・・19時を過ぎても帰ってこなかったらエージェントに相談しよう、と思っていたところに無事に帰宅してくれました。目印があるとはいっても初めての人にはわかりにくく、慎重に歩いていたら時間がかかり、夕方から電車の本数が減るので余計遅くなってしまったとのこと。何事もなくて良かったです。
夕食はコメが食べたくなったので、サフラン入りのキノコリゾット。お腹の弱いワタクシ、翌日はブライトホルンなので、大事に至らないようアルコールは控えておきました。
◆8月21日(金) リッフェルホルン(2928m 岩登りトレーニング)
本日からマッターホルンに向けてのトレーニング開始。エージェントでお願いしてもらったガイドさん、Roman Haltinner氏とともにリッフェルホルンへ向かいます。
<駅>
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8時にゴルナーグラート行の登山電車に乗ります。ゴルナーグラートの一つ手前の駅、Rotenbodenで下車。早速Roman氏にザックが重すぎる、と言われてしまいます。
<逆さマッターホルンだよ!写真をどうぞ、とRoman氏>
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岩の取りつきまで、少し歩いてからハーネスなどを装着。いきなり登らずに、岩の歩き方から練習です。あわよくば楽なルートに逃げようとする私に、「練習でしょ!」とRoman氏。だってねえ、いくら確保してくれているとはいえ、冬用の登山靴(ネパールエボ)で岩の上を下を向いて降りろって言われたって怖いですよ?!(言い訳です、完全に)。ちなみにRoman氏はスポルティバがお気に入りらしく、お勧めの靴も教えてくれました。
その後、リッフェルホルンを氷河側に回り込んで取りつきへ向かいます。ルート名は聞きましたが忘れました。私たち以外にも、マッターホルンのためと思われるパーティが、4,5組は居たでしょうか。
最初の2ピッチはビレイしたかな。あとはRoman氏がほとんどフリーで登って行きました。新鮮だったのは、どのガイドさんも自分のお客ではなくても、前後のクライアントには親切、というかいろいろ教えてくれること。状況によっては、そのクライアントのガイドに、状況を伝えているようです(ドイツ語で分からず)。ま、モタモタされたら危険だからでしょうが・・・。
とにかくその2ピッチが緊張しているせいもあり難しく感じられ、こんなのが続くんだったらマッターホルンなんて絶対無理!ごめんなさい、出直します!!と心の中で泣きを入れてましたが、後で聞いたら「こんなとこはない」とのことだったので少しだけ安堵(でも不安は消えず)。
Roman氏のリードはとてもなめらかで美しく、思わず見とれてしまいます。するとすかさず「足を止めない。登り続けて!」と声が飛んできます(コンテの箇所だから)。だって観たいのに・・・。疲れてさぼっているわけではないのです。どんなに遅くても足を止めないこと、ガイドから離れないことが重要、と何度も言われました。また、とにかく細かいスタンスで登ること、疲れないように省エネの動きをすることも強調されました。理解はできても普段の癖が出て、なかなか実行できないのですが、氏は根気よくアナウンスしてくれました。
とりあえず山頂に抜けると、休憩の前にマッターホルンで出てくる、ロープを使った登下降の練習。このロープが曲者。すごく太くて重いので、手の大きい私でも持て余します。ほんの数メートル、下りて登っただけで腕はパンプ。全く指示通りにできなくて凹んでしまい、もっと練習したほうがいい?と尋ねたところ「疲れるだけだからもういいよ。どんなものだかわかってくれれば」とのことでしたが、募る不安・・・。
<登山中はRoman氏が私のカメラを預かってくれて、随所で写真を撮ってくれました。びっくり!緊張していてもポーズを忘れないちゃっかりさは褒めてほしい(笑)>
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<意外に手掛かりはあるルートでした>
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<やっほう>
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<山頂到着>
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そのあと休憩。丁度ほかのパーティも休んでいます。皆さん体格が良くて、貧相なのは私だけ。こういう人たちに混じって登るのかと思うとまた不安(苦笑)。
やれやれこれで下山だわ、あとはロアーダウンの練習ね、と思ったらそうは問屋がおろしません。ロアーダウンは2本やっただけで、あとはひたすら前を向いて自分で降りる練習。この前を向いて、というのがポイントで、普段すぐに岩のほうを向いて後ろ向きに下りている私にはなかなか怖いのです。後ろを向うとするとすかさず「だめ!前向き!」と指示が飛んできます。うへえ、と思いながらしばらく下りると再びRoman氏が前に出て歩き始めます。トラバースだからかな?と思っているうちに何だか上を向き始めて、どこまで行くのだろうと思ったらまた頂上に出てしまいました。氏曰く、マッターホルンの本番は最初の1本目より登り返しのルートに近いとのこと。・・・そうでございましたか。
<登り返しの後で>
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今度こそ本当に下山で、極度に緊張して力んでいた私の足はもう限界。最後は結構フラフラでした。デポ下荷物を回収して、駅に戻ります。長かった気がしましたが13時過ぎ。たいした時間は経っていませんでした。でもとても密度が濃くて充実した時間で、Roman氏にガイドしてもらえて良かったな、と思いました。翌日のブライトホルンも氏に見てもらえるので楽しみになってきました。
<駅から、リッフェルホルン。面白い岩山です。ノーマルルートは簡単に登れるそうです>
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一旦アパートに戻り、シャワーを浴びてから街をぶらぶら。
<アルパインセンター。山の情報や、ガイドの手配をしてくれます>
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<かわいい家。住み心地はどうでしょうね>
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この日、ルームメイトMさんは登る予定のモンテローザに小屋まで下見に行ったのですが、18時半を過ぎても帰ってきません。まさか何かあったんじゃ・・・19時を過ぎても帰ってこなかったらエージェントに相談しよう、と思っていたところに無事に帰宅してくれました。目印があるとはいっても初めての人にはわかりにくく、慎重に歩いていたら時間がかかり、夕方から電車の本数が減るので余計遅くなってしまったとのこと。何事もなくて良かったです。
夕食はコメが食べたくなったので、サフラン入りのキノコリゾット。お腹の弱いワタクシ、翌日はブライトホルンなので、大事に至らないようアルコールは控えておきました。
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