札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

小川忠著「原理主義とは何か : アメリカ、中東から日本まで ...」を読んで

2007-11-01 16:34:58 | 宗教・カルト問題
小川忠著「原理主義とは何か : アメリカ、中東から日本まで ...」(講談社)を最近読み終わりました。
というより、音訳したものを聴きました。
これはニューヨークでの9.11同時多発テロ事件囲碁に書かれたものです。
アメリカ・エジプト・イラン・インド・インドネシア・日本と、各国の宗教と共に考察されて書かれていました。
私自信クリスチャンとしてよくキリスト教ファンダメンタリズムに対して批判的になってしまいます。
そのファンダメンタリズムがアメリカ系の教派に多い事は理解していましたが、やはりその根底にはピューリタン思想から来ているようです。
アメリカの開拓時代には、それぞれコミュニティーの秩序を乱さずに纏まって生きていくには、厳しい戒めが必要だったのでしょう。
もちろん彼らはキリスト教徒ですから、それが今日のアメリカのキリスト教ファンダメンタリズムに受け継がれたと見る事ができるようです。
その他興味深い事として、日本に置ける神道です。
日本ではよく八百万の神などと言われますが、今日それぞれの神仏を統合する神が存在するという考え方が広がりつつあるというのです!!!
ある意味では一身強的とも言えます。
以前私は路上で手かざしをする新興宗教の人に話しかけられて、彼らと少しお話した事がありますが、彼らも似たような事を言っていたように記憶しています。
確か、だから自分達の神が本物なんだみたいな事を、彼らは言っていました。
彼らにしてみれば、キリスト教の神も八百万の神々の一人に過ぎず、さらにその上に神が存在するのだと、言いたいのでしょう。
そのような思想が広がりつつある、・・・一神教を否定しても結局一神教的・・・・!!!
興味深く感じました。



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