獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

「反・反創価学会本」のいろいろ(1)

2023-04-12 01:24:47 | 創価学会・公明党

「東村山市議転落事件」がらみで、宝島社「池田大作と暴力団」(2012年8月)という本を読んでいたら、こんな記事を見つけました。

 


告発スクープ:

謎の調査会社JTCに流れた公明党の“政党交付金”
__反創価学会勢力潰しの「世論工作」と公明党の隠微な関係!
         高橋篤史(ジャーナリスト)
反創価学会勢力を叩く正体不明の出版活動
その関連会社に、公明党が多額の調査・研究費を投じ続けている。
このような支出は公党に相応しいものなのか?

 

公党が7500万円の資金を投じた謎の会社

公明党が調査・研究費を毎年支出し続けている謎の調査会社がある。東京都新宿区の「JTC」なる会社がそれだ。ただ、政治資金収支報告書から分かるのはそれくらいで、インターネット上にホームページは見当たらず、「104」に訊いても電話番号が分からない。支出が始まったのは2006年7月月28日。多い年には総額7463万円余りにも上る。それまで数百万円程度だった公明党の調査・研究費はJTCとの取引開始で激増した。
JTCとはいかなる会社なのか……。
法人登記によると、資本金300万円で設立されたのは06年5月9日。取締役は代表の井原武人氏のみ。目的欄には「各種マーケティング業務」や「世論調査の請負」などが並ぶ。事務所が入るのは、信濃町から徒歩数分、戸田記念国際会館裏手の低層ビルだ。
取材を進めると、井原氏の意外な経歴が浮かび上がってきた。反創価学会勢力を攻撃する出版活動を長年行なってきた人物なのである。手がかりは古い裁判記録の中に残されていた。
1997年に提訴された東村山騒動を巡る民事訴訟において井原氏の名前は登場する。95年9月、創価学会に批判的な東京都東村山市の女性市議がビルから転落死、それを契機に世間の耳目を集めた騒動である。捜査当局は自殺と断定したが、女性市議の支援者らが他殺説を声高に唱え、それに対し『潮』など学会系の雑誌が批判の矢を放った。両者の激しいぶつかり合いは今なお続いている。
件の民事訴訟によると、井原氏は転落死の1週間後、「潮特派記者・江原芳美」の名刺を持ち、現地取材に現れていた。その後、井原氏は別のペンネームである「山本芳実」を使い、『潮』95年11月号に「世間欺く『東村山市議自殺事件』の空騒ぎ」とのタイトルで女性市議派を叩く記事を執筆している。じつは井原氏の創価学会擁護の言論活動はそんな程度ではない。東京・西新宿の雑居ビル6階に「エバラオフィス」なる出版社がある。設立は94年7月。代表取締役は井原氏。ほかに妻と思しき女性が取締役となっている。同社はこれまで少なくとも10冊の書籍を世に送り出した。ただし、出版コードは持たず、流通は中取次会社「星雲社」のルートを利用してきた。実態は編集プロダクションに近い。
第一弾の『法主ファミリーの大悪行 宗門の私物化をこれ以上許すな!』に始まり、刊行書籍には毒々しいタイトルが並ぶ。攻撃対象は日蓮正宗や創価学会に批判的な週刊誌・ライター、それに学会で過去数々の裏工作に携わり脱会後は批判勢力の急先鋒となった山崎正友元弁護士 (故人) など。著者は日蓮正宗からの離脱僧侶やその団体など。マンガの原作を含め最多の5冊を出す「佐倉敏明」なる著者は奥付を見ても略歴が載っていないが、学会周辺の出版事情に詳しい関係者によれば、井原氏の別の筆名だという。 
江原名で88年に出された書籍によると、井原氏は1945年生まれで北海道留萌市の出身。前出の関係者によれば、上京後は女性誌のライターやグラビア雑誌の編集などに携わったようだ。
「日顕法主のスキャンダルか何かを女性誌に書いたら売れたようで、創価学会はカネになると思い、独立したらしい」という。
エバラオフィスの出版方針は明らかに偏向しているが、表向き創価学会との関係は見えない。水面下でつながっているかどうかも不明だ。同社の書籍刊行は05年12月を最後に途絶えた。ほどなくして井原氏はJTCに軸足を移したことになる。そして、学会が支持母体の公明党とすぐに取引が始まった。 
出版活動停止状態だったエバラオフィスは11年8月にドメインを取得してサイトを開設、これまでの刊行物を無料公開する大盤振る舞いだ。


表1)JTCに対する公明党の調査・研究費支出額 調査・研究費

 

表2)公明党の政治資金収支報告に記載された JTCへの支出


(つづく)

 

 


解説
「東村山市議転落事件」を巡っては、学会寄りの主張をするジャーナリストの素性が気になります。
彼らはペンネームを複数使い分けているので、注意が必要です。
公明党から費用の支払いを受けていたJTCの井原武人とは何者なのでしょうか。
彼の別名である佐倉敏明の名前でいくつか著作をものしていますね。

出版活動停止状態だったエバラオフィスは11年8月にドメインを取得してサイトを開設、これまでの刊行物を無料公開する大盤振る舞いだ。

と書いてありますが、エバラオフィスのホームページそのものは見つかりませんでした。

その代わり、創価学会、元本部職員の北林芳典氏のホームページ(地湧の電子書庫)のリンクで、それらを読むことができます。

おそらく、北林芳典氏のホームページで無料で佐倉敏明氏の著作が何冊も読めるということは、佐倉敏明氏の著作は創価学会の中では公共財産のような扱いなのではないかと思います。

 

獅子風蓮