獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

正木伸城さんの本『宗教2世サバイバルガイド』その19(追記あり)

2024-02-13 01:44:52 | 正木伸城
というわけで、正木伸城『宗教2世サバイバルガイド』(ダイヤモンド社、2023.06)を読んでみました。
 
本書は、悩める「宗教2世」に対して書かれた本なので、私のようにすでに脱会した者には、必要ない部分が多いです。
そのような部分を省いて、正木伸城氏の内面に迫る部分を選んで、引用してみました。
 
(もくじ)
はじめに
1 教団の“ロイヤルファミリー”に生まれたぼくの人生遍歴
2 こんなときどうしたら?宗教2世サバイバル
3 自分の人生を歩めるようになるまで
4 それでも、ぼくが創価学会を退会しないわけ
5 対談 ジャーナリスト江川紹子さん 
■謝辞
■宗教2世の相談窓口
 

謝辞
 
本書に、誤りや手抜かりはなかったでしょうか。
この本の制作には、たくさんの方々の協力がありました。ここでお礼を申し上げて擱筆 (かくひつ)します。
 
創価学会的にいえば、親不孝といわれても仕方がないぼくを、一時のぶつかり合いを乗り越えて温かく包み込んでくれている父と母、そして兄弟、家族、親族。ときにあさっての方向に進みかけるぼくの生きかたを軌道修正してくれた先輩・友人たち。励ましを送りつづけてくれた、創価学会に縁のある方々。そのほか、宗教2世の当事者のみなさま。ぼくに生きかたの基礎を教え、書き手として、また仏教思想のよき語り仲間として、かつても、現在も心のなかで伴走しつづけてくれているアクティビストの先輩(故人)。
ありがとうございました。
思想的な影響を受けたという意味でいえば、新たな指針をぼくに提供してくれた哲学者 ハンナ・アーレントにも助けられました。
対談を通して本書にすぐれた知見を盛り込んでくださったジャーナリストの江川紹子さん。素敵な装丁に仕上げてくださったデザイナーの寄藤文平さん。やわらかな挿絵を描いてくださったイラストレーターの須山奈津希さん。編集者としてぼくに寄り添い、いつも自信をもたせてくださったダイヤモンド社の日野なおみさん。
ほんとうに、ありがとうございました。
この気持ちを糧に、これからより一層、いまこの瞬間を丁寧に生きながら、だれかの心 に希望の灯をともしていきます。
 
2023年4月
         正木伸城
 
 
 
宗教2世の相談窓口
 
本書では、宗教2世のみなさんがいきづまりを感じたときに役立つサバイバル術を紹介してきました。そのうえで、これまで宗教2世の悩みに、専門的に応えてきた方々も多くいます。そういった人に助けをもとめるのも大切な一手です。
窓口をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。
 
●宗教に関連した相談支援窓口
 
日本脱カルト協会 (JSCPR)
メール:info@jscpr.org
サイト:http://www.jscpr.org/aboutjscpr/inquiry
 
カルト被害を考える会
電話 :086-231-2885
サイト:https://www.asahi-net.or.jp/-am6k-kzhr/
 
一般社団法人宗教2世支援センター陽だまり
電話 :050-3046-6745
サイト:https://nisei-hidamari.org/
 
宗教もしもし相談室(新日本宗教団体連合会)
電話 :03-3466-9900
サイト:http://www.shinshuren.or.jp/
 
仏教テレフォン相談
(一般社団法人仏教情報センター)
電話 :03-3811-7470
サイト:https://bukkyo-joho.com/
 
全国霊感商法対策弁護士連絡会
電話 :070-8975-3553(火曜)
070-8993-6734(木曜)
サイト:https://www.stopreikan.com/
 
全国統一教会被害者家族の会
電話 :080-5079-5808(水曜)
080-5059-5808(金曜)
サイト:http://e-kazoku.sakura.ne.jp/
 
 
●トラブルに巻きこまれたときの相談窓口
 
日本弁護士連合会
電話 :03-3580-9841
サイト:https://www.nichibenren.or.jp/
 
法務省・子どもの人権110番
電話 :0120-007-110
サイト:https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html
 
消費者ホットライン
(消費者庁・国民生活センター)
電話 :188
サイト:https://www.kokusen.go.jp/
 
厚生労働省・
児童相談所虐待対応ダイヤル
電話 :189
サイト:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/
bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dial_189.html
 
 

解説

ぼくに生きかたの基礎を教え、書き手として、また仏教思想のよき語り仲間として、かつても、現在も心のなかで伴走しつづけてくれているアクティビストの先輩(故人)。

正木伸城さんはこのように特定の先輩に厚い謝辞を送っています。
この先輩(故人)こそ友岡雅弥さんであると私は確信しました。

友岡雅弥さんは「すたぽ」という有料サイトに原稿を投稿していました。
その中に、大震災後の福島に通い続けたレポートがあります。
カテゴリー: FUKUSHIMA FACT というのがそれですが、その最初の投稿(2018年3月4日)では、自分のことを「アクティビスト、 ソーシャル・ライター 友岡雅弥」と記しています。

FF1-「故郷」をつくること 「故郷」を失うこと
  ――飯舘村・浪江町の、もう一つの歴史(その1) 


「アクティビスト」というのはどういう職業なのでしょう。
普通の生活では聞いたことない言葉です。

ネットで調べると、
「株式を一定程度取得した上で、その保有株式を裏づけとして、投資先企業の経営陣に積極的に提言をおこない、企業価値の向上を目指す投資家のことをアクティビストという。 いわゆる『物言う株主』で、経営陣との対話・交渉のほか、株主提案権の行使、会社提案議案の否決に向けた委任状勧誘等をおこなうことがある」
とのことですが、まさかそんな意味で使ったとは思えません。
おそらく、「積極的に行動する人」といった意味合いで、友岡雅弥さんが独自に使った言葉(特殊な言い回し)ではないかと思われます。

なので、正木伸城さんがここで謝意を記した先輩(故人)は、友岡雅弥さんで間違いないと思います。

正木伸城さんには、ぜひ友岡雅弥さんのことをいろいろ語ってほしいと思います。
よろしくお願いいたします。

 

そのうえで正木伸城さんには、ぜひ友岡雅弥さんの遺志をついで、悩める創価学会員の心の解放への道筋をつける作業を続けていってほしいと思います。

 

PS)

その後、X(旧ツイッター)「正木伸城×友岡雅弥」で検索してみると、こんなのが見つかりました。

 

私の推測は当たったようです。

 

 

獅子風蓮


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