明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

空が青い時間から飲める 国分寺『青空食堂』

2025年02月21日 | 定食、食堂
拙ブログはかつて、日が沈む前の飲酒を積極的に楽しんでいた時期もあったが、
ここ数年は諸事情により、世間一般の方々と同様、夕方からの飲み始めが多くなった。
諸事情とは要するに、「正午まで寝ているから」だったりするのだが(恥)、昼酒を提供している酒場の開拓が滞っているのは事実。
今回は、昨年見つけた昼酒可能なお店、国分寺駅南口を出てすぐの場所にある『青空食堂』を紹介。


去年のGWでもちょっと触れたが、お酒の種類やツマミが豊富で、食堂だけど飲み客を歓迎している様子。

※GWに注文した「水餃子」

初訪問はちょうど1年前の今頃。店内はテーブル席のみで、中央の大きなテーブルに先客と相席になった。
レギュラーメニューはこちら。食堂だけあって、麺類、ご飯もの、定食などの食事類は豊富。


裏面はおつまみやドリンク。この充実ぶりは居酒屋と遜色ないでしょ。


この他、ホワイトボードや卓上にも、手書きの日替わりメニューがある。


まずは「びんビール(中) 赤星」650円を注文し、喉を潤す。
料理のファーストオーダーは、あれば絶対に食べる「餃子・焼」400円と、日替わりメニューから「もつ煮込み」400円を注文。
働いているのは、接客とドリンク担当の店主と、調理担当の料理長のふたり体制。
この日のお客さんは、私を含む飲み客が大半だったが、食事だけのが客もいた。

先に餃子が提供される。1人前6個でサイズは標準。


中身を凝視しなかったが、野菜より肉の風味を強く感じた。
ビールを飲み終え「ホッピーセット(白)」600円にチェンジした頃、もつ煮が登場。


大きめ野菜がゴロゴロ入るタイプで、そのままでも美味しいのだが、こちらのお店はいろんな調味料が置いてあるコーナーがあり、
そちらから七味と柚子胡椒(商品名は「ゆずとうがらし」)を借りて、煮込みに加えると、さらにウマさアップ。


個人的な意見だが、柚子胡椒無料のお店は良店が多い気がする。

追加したホッピー中を飲み終える頃、シメのお食事を注文。選んだのは「台湾ターミーメン」300円。


価格が一番安いからではなく(笑)、このあと別の店で飲む予定があったので、満腹になりたくなかった。
ターミーメン(担仔麺)は、調布の『台北飯店』でも食べたが、ご覧のとおり小さな丼で提供される。

※もつ煮の器よりひと回り大きい程度

塩ベースの清湯スープに、具材もモヤシは揚げネギ程度と、シンプルだがシメには最適の麺料理である。

青空食堂さんにはその後も、0次会で利用したり、友人と一緒に空が青い時間帯から飲んだりと、
ちょくちょく通っている。以下で、これまでに注文した商品を、いくつか掲載していこう。
ドリンクは、「ウーロンハイ」400円を頼むことが多いが、あるとき、常連らしき客が「チューハイ」を大ジョッキで注文していた。
すかさず店主に、「私も、ウーロンハイをあのサイズで作ってもらえますか」とお願いした。


追加料金をたずねたら「100円」だって。大ジョッキウーハイが500円で飲めるのは嬉しい。
焼酎はそんなに濃くないが、500円だからと調子に乗って飲み続けていると、私のように夕方18時台で撃沈するハメになるので注意しよう。

おつまみもいろいろ頼んでいる。
こちらは、メニュー表では赤字で記してあった、推奨商品(?)の「純レバ」600円。


浅草が発祥とされる、レバニラのように野菜を加えず、「純粋にレバーだけ」の料理だ。
一度揚げてから調理したのか、レバーはカリッとした歯触り。
続いては、こちらも赤字で表記されいてた「上州富岡名物 ほるもん(ちくわ)揚げ」1本100円。


群馬出身の店主曰く「富岡の名物」らしく、切り分けた竹輪にパン粉を付けて揚げたものだが、食感は確かにホルモン。
竹輪をパン粉とソースで食べた記憶はなかったが、なかなか美味しい。

こちらは、定食のオカズにもなる「油淋鶏」550円。


日替わりメニューから、「にんにく丸揚」350円に、


「手造りコロッケ」350円。こういう、お手頃価格の一品が豊富なお店はいいね。


ツマミ類はどれも、味濃いめ、盛り付け豪快、というか乱雑(失礼)で、「ザ・男の料理」という印象。
一方、お食事メニューはなかなか本格的。ある日、ツマミとシメを兼ねて、「五目あんかけ焼きそば」900円を注文したところ、
彩り豊かな具材が盛られた、見ただけでウマいとわかる一皿が登場。


海老、木耳、青梗菜など、歯応えのある食材がシャキっと炒められており、ウーハイとも好相性。
塩味のあんかけと絡む麺は、柔らかい部分とパリパリ部分の双方が楽しめる。


途中で長崎皿うどんのように、先述した調味料コーナーから借りた、「金蝶ソース」を加えてみた。


さらに、料理長は以前、別のお店でスパイスカレーを作っていたそうで、
こちらのお店でも、西八王子『あづまかん』と同様、土日だけスパイスカレーを提供している。


日曜夜に訪問した際、シメとしてスパイシーチキンと町中華の2種盛りを注文したが、残念ながらチキンは売り切れ。
なので冒険はせず、「町中華カレー」800円を選択。確かに中華屋さんのカレーっぽいビジュアル。


横アングルも撮影。お皿の向こうに見えるのは、店内本棚に置いてあった「美味しんぼ」だ。


あとからミニサラダもやってきた。


短時間で炒めたと思われる肉野菜と、とろみのあるカレーソースが食欲をそそる。
スパイスカレーにあえて町中華風を含めた、料理長のセンスが光るね。

群馬出身の店主に対し、料理長は島根出身らしいが、昨夏の甲子園では、早稲田実業と島根代表の大社が対戦。
その試合は、青空食堂さんの店内TVでも放映しており、その場にいた客は全員、地元国分寺の早実を応援していたが、
料理長はひそかに、大社の勝利を願っていたそうだ。アンチ早実の私も、自宅TVで大社を応援していたよ。
大社高校野球部の皆さん、早実を破ってくれてありがとう

今年に入り、反対側の北口にあった、国分寺の人気食堂『だるまや』さんが、残念ながら閉店。


上記貼紙を確認後、落胆した私は南口に移動し、青空食堂さんで慰めてもらうことに。
ちょうどお客さん不在の時間帯だったので、店主が客席でゴロ寝していた(笑)。
彼の前歴は小学校の教師(20年間!)らしいが、決して厳格ではなく、いい意味でフランクな方である。
また、店主は鉄道マニアらしく、店内壁には往年の特急列車の写真が多数掲示してあったりする。


この日の注文は、最初にウーハイ、続いてウーハイ大ジョッキ。
おツマミは日替わりメニューから、「ひとくち串かつ」100円と「うずら串」200円を1本ずつに、


「牛すじ煮込み」400円を注文。もつ煮とは違いスープが透明だ。


すじ煮はやや薄味に感じたので、煮込み類の味を引き立てる、柚子胡椒を再び加える。


このあと用事があったので、酔う前に食事でシメる。
平日だったためスパイスカレーはないので、レギュラーメニューの「バリ辛カレーライス」のミニカレー400円を頼んでみた。
店主曰く「ちょうど今できたところです」と告げられて、提供されたのがこちら。


ライスはお茶碗一杯分くらいあり、ミニというよりハーフサイズだ。

※横アングルのつもりだが、1枚目とあまり変わらないね

食べてみると、さっきの町中華カレーよりも確かに辛いが、ウマさも増しており、最近食べたカレーでは一番気に入った。
「辛い、けれどもウマい」と即たいらげ、「次回はミニではなく普通サイズ(800円)にします!」と店主に告げると、
「人気商品ですぐ売り切れるので、来る前に連絡してください」とのこと。その人気も納得のウマさであった。
こちらでは様々な料理を食べてきたが、イチオシはバリ辛カレーライスだ。料理長はカレー作りの天才かも。

カレーばかりホメてしまったが、麺類やチャーハンなど、未食の料理もたくさんあるし、他にもまだ当たりが隠れているはず。
メニュー豊富で、価格はお手頃、働いているふたりも朗らかで、早い時間から飲める。
青空食堂さんは、天井こそあるけれど、青空の下のように開放感がある、素晴らしいお店である。
だるまやさんの分まで、今後も通うつもりなので、店主さん料理長さん、よろしくお願いします。

おまけ
壁に貼ってある、「寝台特急と一緒に写る陽気な店主」の写真



青空食堂
東京都国分寺市南町2-16-19
JR、西武線国分寺駅南口から徒歩約1分(信号次第)
営業時間 11時~21時
定休日 火曜、その他年末年始
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今年も、ハヤシライスにもっと光を! その5

2025年02月08日 | カレー、ハヤシ
今回が5度目となる、ハヤシライス礼賛シリーズ。 過去分はこちら→1 2 3 4
礼賛なんて言葉、世界史で習った記憶がうっすらと残っているだけで、使ったのは人生初だ。

前回末尾で、「次回第5弾は、レトルトは避け、洋食店のハヤシを軸にしたい」「浅草や日本橋など(中略)に行かないと」と記したが、
私が住む立川市からは遠いので、今回も相変わらず、都内東側にある有名洋食店には足を運ばず、西側のお店ばかり。

まずは、このブログでも何度か名前を出している、西荻窪の深夜食堂兼酒場『最後に笑え』
ハヤシライスはレギュラーメニューではなく、私が最後に食べた下記画像は、今から7年前くらいのもの。


酔って入店したので、味をはっきり覚えていないが、美味しかったのは間違いない。
そして昨年末、久々にハヤシライスがメニューに登場したのをSNSで知り、お店に駆けつけた。
ブレ画像で申しわけないが、商品名は左段の上からふたつめ、「国産牛切り落としのハヤシライス」900円。


焼酎の無糖茶割りを何杯か飲んだあと、シメに作ってもらった。


ソースは濃厚でコクがあり、店主やお店の雰囲気と共通(?)。前回よりも牛肉が大きめで食べ応えがあった。
食堂兼酒場なので、ツマミとして頼む客もいるため、味は結構しっかりしているが、決してしょっぱ過ぎない。
近年は22時開店になり、なかなかシラフで行く機会がないが、たまには終電を忘れて、じっくり飲みたいね。
なお、今回は最後に笑えが唯一の都内店舗(杉並区)で、以降はすべて多摩地区かつ、拙ブログ初登場のお店ばかりである。

2軒目は小金井市・東小金井駅からすぐの場所にある、カレーとハヤシの専門店『高橋商店』。


上記画像の看板どおり、カレーもハヤシも650円と安価で、食事メニューはその2品と、「あいがけ」「お子様ハヤシ」のみ。


カツなどのトッピングも用意していないのは、それだけ味に自信があるに違いない。
カレーも気になったが、まずは「ハヤシライス」を単独で注文。
店主と思われる男性が、すぐにお皿にご飯をよそり始め、ハヤシソースをかけて完成。


お店インスタグラムによると「昔ながらの欧風カレーとハヤシライス」とのことだが、
食べてみると確かに、家庭で作るような、トロッとした歯触りの正統派ハヤシソースだ。
無論、プロの技術が秘められており、酸味と甘味がほどよくクリーミーで、
玉ねぎの歯触りや、お肉の大きさもちょうどいい。これで650円はリーズナブルだね。


先述のインスタグラムによると、今年の目標として「新メニューの追加」を挙げており、また近いうちに食べに行きたい。

3軒目はさらに西へと進み、西武線鷹の台駅を出てすぐの場所にある、小平市の『キッチンヌー』。


ご夫婦で営んでいるようだが、看板イラストのとおり、奥さんが厨房で調理をし、旦那さんがホール担当であった。
ハヤシライスは、「エビフライ付」など全6種類だが、他店と同様、私は「プレーン」1000円を選択。


お店HPによれば、「数種類のハーブをブレンドして煮込んだ」とのこと。数分後、旦那さんがハヤシライスを運んできた。


水平に盛られた美しいビジュアルで、食べる前からウマいのがわかる。


手書きの看板イラストなど、家庭的な雰囲気のお店だが、ハヤシソースの味は本格的な洋食店そのもの。
ハーブには気付かなかったが、ほのかな酸味と苦味があり、さらに、お肉の柔らかさには驚かされた。


硬めに炊かれたご飯とも好相性で、スプーンが止まらぬまま「ごちそうさまでした」。
会計時は、旦那さんと一緒に、厨房の女性シェフも挨拶してくれた。
ここで紹介した、近所の『ジュノン』とこちらは、鷹の台の二大洋食店として、地元民から支持を集めている。


4軒目は国立市から。国立駅近くの老舗喫茶店に、ハヤシライスがあったと記憶していたが、
残念ながら商品名が「ビーフストロガノフ」であった。見た目はハヤシと差がないんだけどね。
それでも、やはり駅近くに『kuniさん家』という食堂があり、そちらでは「ハヤシライス」を提供していたので訪問。
まずは、店外にあったメニューを拝見。ハヤシは1320円。


やや値は張るが、店主は長年のシェフ経験があるらしく、食堂風の内装で、本格的な洋食を提供している模様。
注文後、いかにも腕の良さそうな店主が炒め作業を開始。ここのハヤシは、煮込むのではなくソテータイプだ。
ひと通り調理を終えると、今度は何かを素早くスライスし始め、その後すぐに「お待たせしました」とハヤシライス一式が登場。


メインの他、サラダと豚汁が付く。店主がスライスしていたのは、サラダの飾りの人参だったようだ。
ハヤシだけアップ。今回紹介してきた3皿よりも、ソースの色が黒い。


まずはひと口食べてみると、一瞬「ナポリタン!?」を思わせ、すぐにビターな香りがやってくる。
ナポリタンを思い浮かべた理由は、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームなど、共通の食材がソテーされていたからだ。


お肉は、小ぶりなのがたくさん入っていたが、煮込みタイプよりも当然、やや硬く感じた。
立川の洋食店『にゅうとん』でも感じたが、ソテータイプのハヤシは、デミグラスソースに具材を絡め短時間で仕上げるためか、
酸味や甘味などよりも、苦味がダイレクトに伝わるが、既出した炒め玉ねぎなどとの相性は悪くない。
あと、豚汁が意外と具だくさんなのが、食堂っぽくて好感が持てるし、サラダも付いて1320円なら、決して割高でもないね。


ハヤシ以外にも気になる料理があるので、こちらには近いうちに再訪するつもりだ。

そして最後のひと皿は、地元立川市から。「立川 ハヤシライス」でネット検索しても、
さっき名前を出した『にゅうとん』以外は、既に閉店した店や、現在はハヤシを置いていない店が表示されるのだが、
ウインズの先にある、訪問経験はないが存在だけは知っている、洋食店『トスカーナ』を調べたところ、
ハヤシライスを提供していることが判明。行ってみることにした。

ディナータイムは店内暗く、カップルや団体客ばかりで、ひとり客は私くらい。
メニューブックを確認すると、ハヤシライス単品が見当たらず。店員さんにも聞いてみたが、単品はないとのこと。
なので、ハヤシ礼賛シリーズの規則に反するが、「カツハヤシのM」1350円を選択。メニューはすぐに下げられたので撮影できず。
サイズはS、M、大盛り、Lの4種類ある模様だが、Lはデカ盛りでユーチューバーが挑戦するレベルだとか。
カツの揚げ時間を要するため、少したってからの提供となった。


横アングルも撮ってみたが、量自体はM=標準サイズ。福神漬けもあるのでカツカレーみたい。


お店HPによると、デミグラスソースは「60年以上継ぎ足し続けた特製」で、期待しながらスプーンを口に運んでみると、
バカ舌の私には、60年間の重厚な歴史がわからず(泣)、クセや苦味はなく、まろやかで食べやすい、としか書けない。
具材はお肉が少々あったくらいで記憶になく、カツは厚さも味も普通。揚げたてのはずだが、温かくないような…?


無論、味に不満はなく、残さず食べ切った。もっとも印象に残ったのは、やはりソースであった。
こちらのお店は、食べログでは「イタリアン」扱いされており、注文するならばピザやパスタだったかな。

以上、今回も5種のハヤシライスを食べてきた。
冒頭でも触れたが、ハヤシの名店といえば、浅草などだいたい東京の東側にあるのだが、そういうお店は、他の誰かが既に投稿済みだろう。
拙ブログはあえて、多摩地区など東京西側に存在する、隠れた名店のハヤシライスを紹介したいと考えている。
今年も引き続き、ハヤシライスに光を当てるべく頑張るので(←ただ喰うだけだが)よろしく!
コメント (2)
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駅至近の隠れ家風酒場 分倍河原『花まる』

2025年02月04日 | 居酒屋・バー
以前も書いたが、自分が気に入った居酒屋のマスターから教わる、おススメの同業店はほぼハズレがない。
昨年、行きつけの某居酒屋の店主さんから、「分倍河原駅出てすぐの場所に、おでんで飲める良店がある」と教えてもらい、
数日後に分倍河原へ行ってみたところ、確かに駅至近の距離に、看板に「おでん」と記載されている居酒屋があったが、
その隣にも、おでんを出しているお店があり、屋号を記憶していなかった私は立ち往生。ちゃんとメモっておかなきゃダメだな。
片方は、店内明るく活気ある印象の居酒屋で、もう一方は、店内照明は抑えているが、渋い雰囲気のお店。
私が選んだのは、ひとり客でも入りやすそうな後者のお店で、屋号は『花まる』

※上記画像はお店インスタグラムより拝借

後日、居酒屋店主に確認したところ、教えてくれたお店もこちらであった。

入口で、女性店員さんに「いらっしゃいませ、お靴を脱いでお入りください」と声掛けされる。
店内に入ると、畳フロアに座布団が敷いてある。和の内装でなんだか落ち着く。
掘りごたつ式のカウンター席に案内されたが、団体用のテーブル席も3つある。
内観を見てほしいが、いつもお客さんがいるので撮影できず。気になる方は「府中 花まる 内観」で画像検索を。

着席するとおしぼりが提供され、最初のドリンクは、「ホッピー白」セット495円を注文。


お通しは推定300円で、上記は苦手なトマトか梅干しを使用した「なにか」だったので、食べられなかったが(たぶんイチゴではない)、
毎回、手間がかかった小鉢を出してくれる。たとえば、ナルトが入った野菜の煮物や、


こちらは茹でたワンタンに、ネギと食べるラー油のような調味料をかけたもの。


このスパゲティサラダは、レギュラーメニューにしてほしいウマさだった。


壁いっぱいにメニュー札が貼ってあるが、卓上にも手書きのメニューがある。
また、私の座った席からは、厨房内のおでんの大鍋が見え、食欲をそそる。
さっそく、おでんの「牛筋」「がんも」「玉子」と、看板に【串揚げ】とあったので、「玉ねぎ」「キス」「ニンニク」も注文。
以下で、2度目の訪問で撮影した、卓上メニューを掲載していく。
まずはおでんメニュー。1個132~385円の単品注文も可能で、春夏秋冬提供している。


こちらは揚げ物やチーズ料理など。「串揚盛り合わせ」770円のところに“単品でもどーぞ”と記されているように、


壁には串揚げの単品メニューが掲示してあり、私はそこからさっきの3品を選択した。価格はひとつあたり132~275円と安価。
さらには、魚、野菜、納豆・豆フなどもあり、この他に、日替わりの黒板メニューも用意されている。


続いてはドリンクメニュー。ビール、サワー、カクテルなどの定番に、


焼酎や日本酒も揃っている。やはりおでんには、熱燗か焼酎のお湯割りだよね。私は即酔うので遠慮しておくが(苦笑)。


まずは、大鍋から盛られたおでんが登場。牛筋はネギ入りで、お皿を分けてくれた。


出汁は濃すぎず、ちょうどいい塩梅。左側の器は、牛筋の旨味が加わりさらに美味しい。
続いて、串揚げ3種が登場。左から玉ねぎ、キス、ニンニクだが、それぞれの価格は覚えていない。


串カツ専門店のような細かいパン粉で、サクサクと食べられる。私の好きなニンニク揚げもホクホクだ。
「おかわり焼酎」ことナカ220円をお替わりし、さらに「ウーロンハイ」440円を飲み終えたところで、
こちらに来る前に他のお店で飲んできたので、お会計をお願いした。
最初に声掛けしてくれた女性が店主のようだが、お会計はもちろん、調理、接客、洗い物などもすべてひとりでこなしている。
後日、もうひとりの女性バイトも見かけたが、私の訪問時は大半がワンオペ。
終始忙しそうなので、会話はできなかったが、注文時は笑顔で応対してくれたし、
安くてウマいお酒とおツマミ、さらに落ち着く内装や、分倍河原駅から徒歩約10秒という好立地も気に入り、
以後もちょくちょく通っている…のは、既にお通しの数々を紹介しているので、書くまでもなかったか。

余談だが、花まるさんがある場所の奥には、だいぶ前に紹介した洋食店『ハッスル』もある。
お店データは「駅から徒歩約20秒」と記したが、店舗は二階にあり、階段を上る時間を忘れていたので、徒歩30秒に修正しておいた。

以降では、その後に頼んだ料理を掲載していく。おでん各種もたびたび注文しているが、そちらは省略。
お酒は3度目くらいの訪問時に、「キンミヤ」ボトル2200円を入れて、飲ませてもらっている。この日のお通しは菜の花の和え物。

※外ホッピーや、氷セットの価格は忘れた

キンミヤは、よくある720mlサイズではなく、900mlなので2200円はお得だ。

お子ちゃま口の私だが、たまには「酒の肴」的な商品も頼む。こちらは、黒板メニューの「鮭の西京焼き」で、価格はたぶん6~700円くらい。


私は女将さんと呼んでいる、女性店主が料理上手なので、普段は食べない焼き魚も美味しくいただいた。
ここからは、普段の私らしい料理(笑)が続くが、大人も子供も食べて満足できる逸品ばかりだ。
まずは、居酒屋の定番メニュー鶏の唐揚げ。「おひとりならハーフの方が…」とおススメされたので、「鶏唐ハーフ」385円を頼んだら、
串揚げと同様、細かい粉で揚げられた唐揚げが、5個もやってきた。普通の「鶏唐揚」660円は10個らしい。


味付けは控えめの油っこくない唐揚げで、5個でもじゅうぶん満足できた。
こちらは「チーズオムレツ」638円。ケチャップではなくソースがかかっていた。


中から出てくるとろ~りチーズが、ソースと意外に合うのが面白い。


女将さんは揚げ物が得意なようで、コロッケ類も当然美味しく、常連さんにも人気らしい。
先に、「ポテトコロッケ」275円と、「クリームコロッケ」330円を注文。1個ずつ頼めるのが嬉しい。


右側のポテトコロッケには、ソースを付けていただき、


左側のクリームコロッケは、そのまま食べた。どちらも間違いのないテイスト。


唐揚げハーフや、コロッケ1個からの注文を認めてくれるなど、ひとり客への配慮がありがたいね。

別の日には、コロッケトリオ最後のひとり・「カレールーコロッケ」330円も注文した。
まずは、黒板メニューの「ポテトサラダ」をいただく。価格は400円くらいだったかな。


自家製と思われるサラダに舌鼓を打った数分後、カレールーコロッケも登場。


カレーはかかっているのではなく、中に入っており、小さく切ったじゃがいもも入っている。


その直後、せっかくなので、コロッケトリオをまとめて追加注文。


ふたつに割って撮影し、「ウマいウマい」とパクついた……以降の記憶がなく、気付いたら立川市の自宅で寝ていた。


この日は、花丸さんが2軒目で、1軒目の店でもそこそこ飲んでおり、酩酊状態で入店していた。
酔って迷惑をかけたか不安になり、翌日、女将さんにお詫びしに行ったが、2ヶ月ほど店内での飲食を自粛していた。
その後、特に問題はなかったと判明(たぶん)し、つい先日、友人と一緒に訪問。
入口で、「以前泥酔した正田ですが、大丈夫ですか」と確認すると、女将さんも「どうぞどうぞ」と迎え入れてくれて、ひと安心。

ふたりなので初めてテーブル席に座り、いつものようにキンミヤボトルをホッピーなどで割り、
昆布を含めると全9品あった、おでんの「盛り合わせ」825円、


串揚げ各1本ずつ(ニンニク、うずら、紅生姜)、


そして、日替わりメニューにあった、「チーズリゾットコロッケ」550円を注文。コロッケ類はすべて食べておかなくては。


最初からソースがかかった、小さめサイズが3個。中にはチーズとライスがあり、確かにリゾット風だ。


友人が、いかにもツマミらしい「もろきゅう」385円を追加したところ、しっかり包丁細工が施された一品が出てきた。


繰り返すが、女将さんはワンオペなのに、仕事に手抜きがない。

記憶をなくしたときは、個人的な理由で不機嫌な状態で入店したため、悪酔いを心配していたのだが、
ポテサラやコロッケ3種、なにより女将さんの明朗な応対で、機嫌を直したのだろう。
実際、近くの初めて会った客に、「元気出しましょーよ!」などと声掛けしていたらしいし。人見知りのオレが!?
この日は、ほろ酔い状態でお会計を済まし、「また来ます」と告げてお店を出た。

女将さんに、いつから営業しているのかたずねたところ、「今年で18年目」と教えてくれた。
やや目立たないエリアにあるとはいえ、花まるさんの存在に、長年気付かなかった自分が悔しい。
おツマミ豊富で、ひとり客も安心して飲める、駅至近の隠れ家風居酒屋として、今後もぜひ通い続けたい。
なお、泥酔者など女将さんを困らせるような客は入店禁止である。「お前が言うな」と怒られそうだが。



居酒屋 花まる
東京市府中市片町2-21-17
JR、京王線分倍河原駅から徒歩約10秒
営業時間 17時~23時 22時ラストオーダー
定休日 日曜、その他不定休
※不定休などの情報は、お店インスタグラムでご確認を
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2025年初○○ -飲食店ばんざい-

2025年01月29日 | 飲食店まとめ
新年最初に利用した飲食店を発表する、恒例の【初○○】シリーズ。前年分をチェックすると、以前の分もたどっていける。
前もって、日野の『大餃子はんじゃ』、豚骨ラーメンの国分寺『木村亭』、洋食&寿司の東所沢『鮨みつ』など、
元日から営業しているお店をリストアップしていたのだが、12月30日の競輪グランプリで、寒空の下をうろついていたためか、
その日の夜に風邪をひき、年始は自宅にこもるハメに。グランプリが的中し、あぶく銭を得てバチが当たったのかも。

三が日はほぼ外出せず、ようやく体調が戻り、新年初めて出かけた飲食店が、荻窪の『グレートスコット!』。25年初の居酒屋・バーにもなる。
いつものように、「モリンガハイ」のラージを注文したのだが、こちらはただでさえ焼酎濃いめなのに、
体調不良で、約1週間酒を抜いた状態で飲んだため、早々と酩酊&退散。なので当日の写真がないので、
昨年のクリスマス訪問時に撮影した、「カンパリオレンジ」と「モリンガ茶」のラージと、

※一応、クリスマスカラーである

今年2度目の訪問時に注文した、日替わりメニューの「野菜と肉豆腐の白湯スープ煮込み」(商品名うろ覚え)の画像を掲載。


グレスコさんは近年、定休日の月曜は、オーナーの知人である板前さんが店主となり、寿司などの魚介メニューを提供している。
普段とは違うおツマミで、評判も上々のようだが、板前さんが作る焼酎割りも、やっぱり濃いらしい(笑)。

続いては、最寄り駅は国分寺だが住所は府中市になる。居酒屋の『それはそれ』で、新年初餃子
自家製ジャンボ餃子から、皮が白い「オリジナル」と、緑色の「にんにく丸ごと」を2個ずつ注文。 ※一人前は4個


ひと口かじれば、旨味たっぷりのスープが飛び出し、緑の餃子からは、青森産にんにくがゴロッとこぼれる。


ウマかったので即たいらげ、黄色い「カレーチーズ」と、再びにんにく餃子を2個ずつ追加した。


店主からは近隣の飲食店情報を教えていただき、そのうちの数店舗は既に訪問済み。それらのお店も、拙ブログで紹介していきたい。

新年初うどんは、これまた行きつけのお店である、吉祥寺の『うどん白石』
まずは、熱々の「鶏天」と、「うカロニサラダ」+「味玉」で瓶ビールを飲み、


シメには、期間限定メニュー「年明けうどん」を注文。


赤い海老天と人参に、白いお餅とうどん、そして紅白のナルトとお麩を添える、正月らしい華やかなうどんである。
アンパンマンが描かれたナルトと、昆布加工会社に特注した、お店イメージキャラ・どんちゃん型の昆布が愛らしい。


初訪問から8年たったが、個人的に一番好きなうどん店は、現在もうどん白石である。

うどんの次は新年初ラーメン。今年は一橋学園『なにや』で、基本メニューの「中国麺」を中盛で注文。
店内飲食は久々なのだが、その理由は、店主がサービスしてくれるので申しわけないから、である。


たとえば上記中国麺は、通常よりチャーシューが3枚多く5枚になり、ブロッコリーが2個加わり、
さらに新メニュー「大根ラーメン」のメイン具材と思われる、茶色く煮込まれた大根まで入っているではないか。
中盛は「麺が1.5玉」、つまり、お店特製の翡翠麺が50%増量なのだが、具材まで増やしてもらい、感謝感激。


この日も当然、絶品チャーシューを1本お持ち帰り。価格は時価で、最近は100グラム380~400円前後。
画像はあとで掲載するが、ここより美味しいチャーシューを私は知らない

なにや退店後は、同じく一橋学園が最寄り駅の『ナイトー洋菓子店』で、新年初スイーツを購入。
ブログアップした23年8月から、少しだけ値上げしたようだが、それでも昭和価格を維持している。


接客担当のお母さんも相変わらずお元気で、購入額がわずかでも、いつものように丁寧に包装し、紙袋に入れてくれる。
帰宅後、箱をくくったヒモに、次回50円引き券も挟んであった。ささやかだが嬉しいサービスだ。


この日購入したのは、母親の好きな「プリン」と「アップルパイ」に、珍しい「プリンコーヒーゼリー」。


名前のとおり、プリンとコーヒーゼリーの双方が味わえるデザートで、なにやチャーシューと一緒に撮影。


こちらのプリンは、知人へのお土産として買うことも多いが、「素朴で美味しい」と好評を得ている。

プリンの次は新年初洋食。オムライスのチェーン店『ラケル』のグランデュオ立川店。
グランデュオというのは、以前紹介した『陳建一麻婆豆腐店』もある、立川駅直結の商業施設だ。
実は私、若い頃からラケルの隠れファンである。隠れファンの理由は当然、女性客が多くアウェイ感があるので(苦笑)。
この日の注文は、「包餡ハンバーグオムライス デミグラスソース添え」と、


個人的に、オムライスより大好きな「濃厚コラーゲンコーンスープ」を追加。


久しぶりに食べたが、ハンバーグもオムライスも、そしてスープも美味しかった。
立川駅周辺のチェーン飲食店では、接客に不満を抱くことの多い私だが、こちらは特に問題もなかった。さすがはラケル。

新年初カレーは、数日前に投稿した、地元立川の『ごんにんごん』の「カツカレー」だったが、


こちらはお弁当屋さんなので、店内で食べたのは、ラケルのオムライス内のカレーピラフが最初になる。


カレーピラフとカレーは別物だろう、という突っ込みも入りそうだし、私自身もそう思うので、
聖蹟桜ヶ丘の居酒屋『三太』で食べた、「じっくり出汁をとった鶏出汁チキンカレー」のライス抜きを、25年初カレーに認定。
鶏肉を、レンコンや玉ねぎと一緒に煮込んだもので、最初に玉ねぎの甘さ、その後ピリピリと絡みが押し寄せ、お酒がススム。


三太では、週末限定でカレーを提供しているが、味は毎週異なり、前の週は「ポークビンダルーカレー」であった。

新年初食堂は、立川市の新奥多摩街道沿いにある『ふじみ食堂』へ。
まずは、「しょうが焼き」をツマミに瓶ビールを飲む。以前頼んだ「焼肉」と同様、お肉だけのタイプだ。


生姜焼きは、玉ねぎなどの野菜が混ざるタイプもあるが、私は肉オンリーの方が好きかな。
シメのお食事は、「五目チャーハン」をチョイス。普通の「チャーハン」に+100円で、カニやシイタケなどが加わる。


残ったお肉を盛り付け、さらに五目感が増したところで、ガツガツと食べ切った。


ふじみ食堂は一昨年、めでたく創業60周年を迎えた。その頃訪問したとき、お店特製の記念トートバッグをいただいた。


「60YEARS」「established -1963-」などと、お店の雰囲気とは異なり(失礼)、横文字が多いデザインである。
それ以降、こちらのお店に来る際は必ずバッグを持参し、近くのスーパーでの買い物に利用している。

新年初の中華も、ふじみ食堂の五目チャーハンになるが、
中華食堂としては、ラケルと同様、このブログでは初登場の北府中『大楽フーチン』に訪問し、
写真の「唐揚げ丼」を食べたので、こちらを新年初丼ものに認定。


横アングルも撮影。牛丼チェーンの並盛丼と同等か、ちょっと大きいくらいか。


唐揚げは、コロモが柔らかいタイプの普通サイズが5個。マヨネーズ付きがありがたいね。


ここ大楽フーチンも、以前からチェックしていた府中市の個人店であり、近いうちに紹介する予定である。  ※しました→こちらをクリック

元々は、コロナ禍により営業自粛などで苦しんでいた、飲食店を応援するための企画だったが、
以降も、原材料など各種経費の高騰により、ツラい立場を強いられているお店も少なくないようだ。
私自身も、長年の金欠から抜け出せない状況だが(←自業自得)、外食や飲酒などで、微力ながらお店に協力できれば幸いである。
飲食店及び関係者の皆さん、今年もよろしくお願いします!
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寒くはないのに震えた -日大三高野球部2025-

2025年01月26日 | 高校野球
1月24日、「春の甲子園」とも称される、選抜高校野球大会に出場する、32チームが発表された。
神奈川の横浜高校が、秋の神宮大会で優勝し、関東・東京は出場枠が1増え、計7校になり、
東京からは予想どおり、秋の都大会優勝校の二松学舎大附と、同準優勝の早稲田実業が選出された。
我が母校日大三は、ベスト8で敗退したため、今年も候補には上がっておらず。
正直、秋大会の敗戦には慣れてしまった私だが、今年もやっぱり腹が立った。
前回の高校野球ブログでは、秋大会2回戦までをリポートしたので、その続きとなる3回戦=ベスト16からの2試合について語る。
書き始めたのが24日で、当日中に書き終えるつもりだったのだが、
振り返っているうちにだんだんムカついてきて、途中で飲みに行ったりしたので、投稿が今日になってしまった。

前回のおさらいとして、25年度チームの主な特徴を記載。
○例年同様、打撃主体のチームで下位打線でも長打が飛び出す。足を絡めた攻撃は少なく、フライや残塁が多いのも例年どおり。
○投手は背番号1の川上に、10近藤、11山口の右投手3名が主軸。左腕も18の細谷がいる。
○公式戦4試合でノーエラーだが、試合前練習や試合でのプレイを見た限り、これまた例年どおり、守備力もたいしたことはなさそう。
私の推し選手は、彼が登板するとチームに流れがくる、2年生投手の近藤と、1年生ながら99kgの巨漢で四番を打つ田中(諒)。

なお、2回戦の錦城戦は、背番号1の川上が、試合前だけでなく試合中も、まったく投球練習をしなかった。
3年前の矢後、昨年秋の谷亀もそうだったので、「またエースが故障か」と落胆したのだが、
3回戦の試合前練習では、元気な姿を見せてくれたのでひと安心。ただし、川上は結局、1回戦の日大鶴ヶ丘線以降は先発を任されず。


試合に出られないような大ケガではなさそうだが、何かあったのだろう。

3回戦の相手は駿台学園。先発投手は背番号10の左腕。三高は秋の本大会、3試合連続で左投手との対戦だ。
ただし、それほどスゴイ投手ではなく、3回に降板させると、後続の投手も四球や安打や失策があり大量失点。
三高は山口が先発し、6回1失点(自責点0)と試合を作り、7回は近藤がリリーフし、危なげなくコールド勝ち。
秋季東京都大会3回戦 日大三10-1駿台学園


試合後の挨拶。駿台学園は、付属中学の軟式野球部は強豪だが、部員は内部進学はせず、別の強豪校に進学してしまうらしい。


なお、4試合無失策だった守備陣は、初回の相手先頭打者のゴロをいきなりトンネル(嘆)。
スコアボードのE3が示すとおり、この試合は3エラー。やはり、前回ブログで「堅守」(笑)と、カッコワライを付けて正解だった。

迎えた準々決勝。相手は昨年の秋大会で、8-15と8回コールド負けを屈した二松学舎。
スコアを先に報告すると、秋季東京都大会準々決勝 日大三1-8二松学舎大附


三高野球部史に残る、同じ対戦相手に2年連続のコールド負けである。
蛇足ながら、コールドゲームとは、雨天など何らかの理由があって、責任審判によって試合の終了が宣告された試合のことで、
私はガキの頃、cold gameだと思い込んでいたが、正しくは、宣告された試合→called gameとなる。
もっとも、私にとってこの敗戦は、凍てつく寒さに震えるかのごとく、怒りで震撼したcold gameであった。

二松学舎の先発は、またまた左腕の甲斐。背番号は9で公式戦初登板らしい。
私の目には、球速は120キロ程度で、特に鋭い変化球もなく、フォームも変則的ではない、いたって普通の投手に見えたので、
左腕を苦手とする(?)三高相手の奇襲起用かと思っていた。打順も、投手では珍しい二番だったし。
それでも、三高自慢の強力打線は打ちあぐね、バットには当てるものの、フライアウトの山を築く。

一方の二松学舎は、三高の先発山口に対し、フライではなく内野ゴロを放っていくと、
それが幸運なイレギュラーでのヒット(エラーっぽいのもあったが)になり、その走者が得点に繋がってしまう。
もうひとつ、この日三高は4個の死球を与えたが、中には、打者がよけずに身体をひねっただけに見えた投球もあった。
アンフェアなプレイだが、当たってでも塁に出る! という気迫を、球審も認めたのかもしれない。認めちゃアカンのだが。

不運な内野安打や死球により、山口は、毎回のようにピンチを迎えながらも1失点に抑えていたが、
5回に一死満塁のピンチを迎え、ラッキーボーイの近藤に交代。ところが、彼も押し出し四球で2点目を与えてしまう。
その裏三高は無得点。新チーム結成以来、初めて近藤の登板直後に得点を奪えなかった。
それでも、6回裏に三高が1点を返し、反撃ムードで迎えた7回表。
先頭打者死球、バントで二塁に進むと、ヒットとパスボールで3点目。その後も近藤が打ち込まれ、
さらに2点を失い、一死満塁となったところで、最近二試合で出番がなかった川上に交代。
さっき語ったように、本調子ではないと予想される川上は、最初の打者に走者一掃の三塁打を浴び、7点差に。
7回裏の攻撃は、走者を出したが無得点に終わり、1-8で7回コールド負け。

二松学舎の甲斐は、三高相手に7回1失点の完投勝利を収めたが、なぜ打てなかったのか、今でも理由がわからない。
本当に好投手だったら、その後の試合でも起用するはずだが、結局、都大会も神宮大会でも、彼の登板機会はなかった。
最初の印象どおり、平凡な投手だったはずだし、私だけでなく三高ベンチも、「いつでも打てる」と侮ってしまったのか。
序盤、無策にポンポンと打ち上げたことで、気分良く投げさせてしまい、逆に三高打線は、焦りで余計な力が入ったかも。
結局、最後まで三振はひとつもなく、5回以降はようやくゴロを放つようになったが、時すでに遅し。
守りでは、イレギュラーの内野ゴロと死球判定は、これはもう不運だったとしか書きようがない。
ただ、死球過多により、内角攻めを避けざるを得なくなり、外角に集中したボールを狙い打たれた可能性はある。
結果的には完敗ではあったが、怠慢プレイがあったわけでもないし、選手たちを責める気はない。

それでも、繰り返しになるが、三高はコールドで敗れ去ったのである。
近年は、夏大会に照準を合わしているとはいえ、秋の都大会では、直近4年間で3度の屈辱である。
高校野球で、【全国区の名門校】が何校あるのかは、人によって意見が分かれるだろうが、
20世紀に春のセンバツで優勝、21世紀には夏の選手権大会を2度制した、日大三高もそのうちの一校だと私は誇っていたが、
4年間で3度もコールドで負ける高校は、もはや名門と呼べないのではないか。
その3度の敗戦、全試合ベンチにいた唯一の人間、三木監督の責任は大きい。

秋大会でのコメントは見つからなかったが、三木監督は、23年夏の甲子園や、24年夏の西東京決勝での敗戦後、
「選手はよくやった。勝たせてあげられなかった監督の責任です」のような内容の談話を残している。
戦前から甲子園に出ていた伝統校である、日大三高野球部の監督は、相当な重責がある役職と、私は位置づけしている。
少なくとも、オーナーの気まぐれで即交代させられる、楽天イーグルスの監督よりは、よっぽど価値があるだろう。
そんな重責を担う方には、「監督の責任」という自身の発言にも責任を持ってほしい。
口だけで一切責任を取ろうとしない、ダメな政治家と同じでは困るのである。

監督に対しての「責任を取れ」は、当然、退任を求めているのではない。
野球チームだけでなく、企業や組織でも、大きな失敗をしたら、原因の追究と対策の考案に尽力し、二度と失敗しないよう努力をする。
三木監督は、一昨年の二松学舎戦のコールド負けには、とある雑誌のインタビューで
「私にとっても屈辱的な結果」で、「この結果を受け止めて、未来を変えていくしかない」とコメントしたが、
同じ過ちを繰り返さないよう、じゅうぶんな追究及び対策に時間を費やしたのだろうか。

選手たちは、ジュースやお菓子、スマホも夜遊びも禁じられ、日々、野球のトレーニングに没頭している。
それを課している、監督やコーチたちは、部員と同様の努力をしているのか。
マネジメントやコーチングについて新たに学んだりせず、毎年同じことを繰り返しているだけではないのか。
私は、三高野球部の寮に入ったこともないし、関係者に取材したこともないので、指導者側の努力不足を断定することはできないが、 
昨年と今年の結果だけを見たら、努力はしていないだろうし、しているとしたら、方法が間違っているはず。

二松学舎戦の試合後、球場内で常連観戦者たちと会話していたとき、たまたま、帰りのバスに乗り込む監督と助監督を見かけた。
大敗後にもかかわらず、関係者らしき方と、薄ら笑いを浮かべて会話しているふたりを見て、悔しさが増幅したのを覚えている。
敗戦後、もし部員が笑顔を見せたら、間違いなく恫喝されるだろうし、ちょっと前の時代ならば(以下自主規制)。
無論、敗戦後でも知人とは普通に会話を交わすのも、立派な大人の対応といえるし、完全否定はできないが…。
ちなみに、前任の小倉監督も、敗戦後に球場から出てきた際は、苦笑いというか柔和な表情を見せたことはあったかもしれないが、
夏大会を除き、控室では部員たちに対し、厳しい指導(←言葉選んでるよ)を行なっていた時期もあった。

批判ばかりで重苦しいので、最後にちょっと和むような画像を挿入。もはや手遅れかもしれないが(苦笑)。
八王子球場で行われた、3回戦の帰りに、八王子駅近くの「都まんじゅう」を購入。


1個50円くらいで、まとめて買うと少し安くなる。画像はないけど、中身は白あんだ。


長年、都まんじゅうが店名だと思い込んでいたが、屋号は『つるや製菓』らしい。

都まんじゅうは、八王子名物のひとつだが、三高にとって秋のコールド負けが、名物というか季節の風物詩にならないことを願う。
不満を述べたが、私は今後も三高野球部を応援するし、公式戦はなるべく、球場で生観戦するつもりだ。
先述の近藤や田中の他、楽しみな選手は多いし、夏の甲子園を狙えるチームだと信じているので、
春の都大会でも頑張ってほしい。昨年チームが逃した夏のシード権獲得=ベスト16進出が最低のノルマだ。
三木監督やコーチ陣には、選手たちをしっかり鍛え直し、高校野球ファンが「やっぱり三高は強い!」と感嘆し、
私が「失礼なコトを書いて申しわけなかった!」と謝罪するような、素晴らしいチームを作り上げてほしいものである。
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噂の「ちゃん系」はやっぱりウマかった! 高円寺『ともちんラーメン』

2025年01月22日 | ラーメン、つけ麺など
今から数年前、ネット記事や他人のブログなどで、「ちゃん系」と呼ばれるラーメン店があることを知った。
元祖は、神田の『ちえちゃんラーメン』らしいが、その後は別の場所で、『えっちゃん~』『ひろちゃん~』などと、
提供しているラーメンやメニュー構成はほぼ同じだが、人名というか店名が異なるお店が続々誕生。
この、「○ちゃん+ラーメン」という組み合わせの屋号が、ちゃん系とカテゴライズされる理由らしい。

どのお店も人気があり、関連店はどんどん増え、【ちゃんのれん組合】も発足したが、組合HPを見たところ、店舗の大半は23区内。
私が住む立川市から一番近いのが、高円寺の『ともちんラーメン』。ちゃんではなく「ちん」だが、れっきとした組合加盟店だ。
昨年秋頃、飲んだ帰りに初訪問し、ちゃん系ラーメンを味わってきた。


右側のノレンには、「ともちん」の文字があるが、目立つのはやはり、真っ赤な看板に記された「中華そば」と「もり中華」の文字。
中央の○珍は、店名のともちんを表していると思われるが、どこのお店も、赤い看板と、中華そば&もり中華の文字は共通のようだ。

提供しているラーメンについては、ちゃんのれん組合のXに、下記の投稿があった。


たっぷりスープ、切り立てチャーシュー、中太平打ち多加水麺が特徴のようで、ネットでは「喜多方風」という意見もあった。

続いて、メニューを紹介。店頭の券売機では、まず「初めて」か「2回目以降」かを問われるが、


どちらのボタンを押しても、下記画面に変わる、入店後も、店員さんの対応に変化はなかった。


メニューは、看板に記載された「中華そば」「もり中華」に、「チャーシュー麺」の3種の他、
かけラーメンに該当する「中華そば(ねぎのみ)」や、「上」「特上」「大盛」、あとは「瓶ビール」にトッピング類と、少数精鋭である。
初回は、基本の中華そば850円の食券を購入してから入店。店内はカウンター席のみで、私が着席し満席になった。
先述した「チャーシュー切り立て」に従い、接客担当の店員さんは手が空くたびに、まな板の上でチャーシューを切っていた。


数分後、麺とスープにチャーシューが盛られて、中華そばが提供された。


横アングルがこちら。スープは本当に「縁までなみなみ」で、下の受け皿に少しこぼれている。


さっき掲載した、ちゃんのれん組合のX投稿には、「ラーメンライスの最高峰」と記されてあったが、
ともちんラーメンさんではライスは無料。しかも「おかわりできます」&「おいしい国産米」だ。


ライス希望者は、券売機の下にある白い札を、食券と一緒に渡すのがルールだが、店員さんに直接注文しても対応してくれる。


まずは、あふれそうなスープをレンゲでひと口。薬味のネギが好相性な、しょっぱウマい醤油ベースの清湯スープだ。
続いて麺を啜ると、平打ちの多加水というか、柔らかいピロピロ麺という、私の好きなタイプ。


大小サイズは様々だが、たっぷり入ったチャーシューは、醤油の旨味が凝縮されており、抜群に美味しい。
何度も書いているが、チャーシューは醤油で煮込むのが正義であり、低温調理が主流にならないことを祈る。
チャーシューは、出来立てで温かい状態のものを、切り立てで提供するのが、こちらのお店の規則のようだ。
メンマは、細く茶色いのが数本入っていたが、味の感想は特にナシ。
チャーシューをライスに乗せ、さらにスープやネギも加え、ズズズっとお茶漬けのようにかきこんだら、


「最初よりやや少なめで」とお願いし、2杯目のライスお替わり。


卓上には上記のように、きゅうりのカッパ漬けと、「ンモーッHOT」と記された、私は未使用の辛そうな調味料、
そして、酢、コショウ、唐辛子、刻みニンニクなども用意されている。


コショウとニンニクを入れてみたが、個人的には、ともちんの清湯醤油スープに、ニンニクは不要な印象。


麺と具材、2杯目のライスは当然食べ切り、スープを少しだけ残し「ごちそうさまでした」。
初めてのちゃん系ラーメンだったが、噂どおりのウマさに大満足であった。

既述したように、事前情報では喜多方風と聞いていたが、私自身は、有名チェーン店の『坂内』よりも満足度が高かった。
以前も書いたが、漫画「美味しんぼ」のカキ対決と同様、洗練よりも興奮を求める私には、
ともちんの方が味が濃く、スープもチャーシューも多く、ワイルドな仕上がりで好みなのだ。
そもそも、お替わりOKのご飯付きで850円は、今の時代では破格だろう。しかも、つい最近まで750円だったようだし。

数日後には2度目の訪問を果たし、もうひとつの看板商品である、もり中華1000円をオーダー。


つけスープには、中華そばと同様の具材に、スライスされた茹で玉子と茹でモヤシが加わる。


スープは熱々だが、私の苦手な酸味はなく、中華そばをそのまま、スープと麺に分けたような印象。
例のピロピロ平打ち麺は、茹で後に冷水で締められたことで、さらに舌触りが良くなった。


玉子が半熟ではなく、昔懐かしい完熟なのは、ちゃん系独自の狙いがあるのだろう。


当然のように、今回も無料ライスをいただいている。このミニチャーシュー丼は、私にしてはいいデキ。


今回もハシが止まらず、スープ以外は一気に食べ切った。もり中華もウマい!

ちゃん系ラーメンは、『すごい煮干しラーメン凪』の凪グループが関係しているらしいが、凪のHPには、ちゃん系については触れていない。
凪は、屋号のように煮干しラーメンが有名で支店も多く、居酒屋『ビーフキッチンスタンド』立川店にも、ラーメンを卸していた。

※立川店で食べた「すごい煮干しラーメン」。最近訪問してないので、現在も提供しているかは不明

凪はかつて、立川にも店舗があったが、当時は豚骨ラーメンのお店で、味も良く私も何度か通った。
豚骨ラーメンも煮干しラーメンも美味しく、近年は喜多方というか、ちゃん系ラーメンで話題を集めている。
このように、3種の異なる味で人気を博した凪グループって、実はすごいラーメン店なのでは?
「今頃気付いたのかよ!」と凪ファンに怒られそうなので、この話題はもうおしまい。

ともちんさんにハナシを戻すが、3度目の訪問では、券売機には表示されていない「中華そばの塩味」を注文。
裏メニューなのかもしれないが、中華そばの食券を渡すときに、「塩味で」と伝えれば作ってもらえる。価格は同じ850円。
出てきた塩ラーメンがこちら。スープの色が透明に近いが、塩分はさほど変わらなかった。


今回は「生卵」100円も追加。ライスを付けるのは毎度おなじみ。


この日は、チャーシューを数えてみたところ、全部で13枚。もはやチャーシューメンである。
溶いた生玉子に、すき焼きのようにチャーシューを絡めたり、


永福町系大勝軒で覚えた、麺を付けてから啜ってみたりしたのち、


それらをライスに乗せて、まとめて食べていく。麺が黄色く染まっているのにお気づきだろうか。


と、玉子やライスを楽しんでいるうちに、ラーメンスープの色が、変化しているではないか。


透明だったスープが、画像右奥、退店した客が残した中華そばのスープと、ほぼ同じ色になっている。 
おそらく、チャーシューを煮た醤油ダレが、時間の経過とともにスープに溶け込んだのだろう。
1杯で2種の味を楽しめる、画期的なラーメンかもしれない。まあ実際は、味の変化はそれほどなく、終始しょっぱかった(笑)。
まあ、濃い味が好きな私には、美味しく食べられるレベルだったし、そろそろライスをお替わり…と思いきや、
店員さんたちが閉店準備を始めている。時刻は22時過ぎ。あわてて近くの男性店員に閉店時間をたずねたら、
「22時ですけど、ゆっくりしていってください。ご飯のお替わりも遠慮なく」と、笑顔で返答してくれた。
「あ、そうすか。じゃあライスをもう1杯…」とお願いするほど、私も図々しくない。
すぐにスープ以外をたいらげ、「ごちそうさまです、遅くまですみません!」と謝罪してからお店を出た。

私が帰ったあとも、何人かの客が残っていたし、明らかに、22時過ぎに入店したと思われる客もいたが、
ともちんさんは、平日は22時閉店らしいので、訪問の際はお店の厚意に甘えず、時間は厳守するように!
無論、閉店時間を知らずに入店し、結果的に時間オーバーしてしまった、私自身も反省している。
それにしても、閉店時間が過ぎていてもなお、笑顔でご飯のお替わりを薦めてくれるなんて、素晴らしい店員さんである。
彼のお陰で、ますますこちらのお店のファンになった。

最近は、ちゃん系とは無関係のくせに、似たような外観で似たような商品を提供する、パクリ店も登場しているようだが、
私は、ちゃんのれん組合以外のお店に行くつもりはないし、今後しばらくは、ともちんさんのお世話になると思う。
そういえば、お店に設置されている名刺の裏には、系列店が記載されていたので、最後にその画像を掲載。


高円寺店の開業は2021年らしいが、既に支店が8つもあるとは、人気あるんだねえ。



高円寺 ともちんラーメン
東京都杉並区高円寺北2-21-4
JR高円寺駅北口から徒歩約3分
営業時間 月~金 10時~22時、金は朝5時まで、土日8時~朝5時、日は21時まで
定休日 基本無休だが、たまに休業日や中休みがある
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小鳥ちゃんマークのお弁当屋さん 立川『ごんにんごん』

2025年01月10日 | お弁当
年末に体調を崩し、さらにgooブログの不具合もあり、挨拶が遅れてしまったが、
読者の皆様、あけましておめでとうございます。2025年も拙ブログをよろしくお願いします。

新年一発目は毎年、良店を取り上げているつもりだが、今年は個人的に思い入れの強いお店、『ごんにんごん』を紹介。
こちらは、立川や周辺地域に店舗展開しているお弁当屋さんで、今回のためにカテゴリー「お弁当」を新たに追加した。
創業は昭和57=1982年で、私が初めて利用したのも、この翌年くらいだと思う。


小学生の頃に住んでいた家の近所に、ごんにんごんの支店があり、硬貨を数枚握りしめ、何度かお店に向かったものだった。
無論、同級生にもこちらのお弁当にお世話になった者は多く、当時は『ほっともっと』も『オリジン弁当』もまだなく、
我々が住む地域では、ごんにんごんは『ほっかほっか亭』と並ぶ、弁当店の2トップであった。

さきほどの包装紙を開くと、支店名と電話番号が記載されているが、


上記のうち、1号店であった西立川店が昨年閉店し、東大和店もグーグルでは「閉業」扱いになっている。
私自身が通っていた店舗は、だいぶ前に閉店したので、ここ数年、ごんにんごんさんのお弁当はご無沙汰していた。

閉店した西立川店は、唯一SNSで情報発信をしており、下記画像もお店のXから拝借。


幸せを招きそうな、黄色い外観と小鳥ちゃんマークが、ごんにんごんさんの特徴である。

だいぶ前に語ったが、私は中学卒業後、市外の高校に通い出したため、立川をうろつくことが減少。
その後の数年間は、市内で立ち寄るのはウインズと競輪場(←ダメ人間)、あとはせいぜいコンビニ程度。
気付けば、昔通った駄菓子屋や本屋などはなくなり、飲食店もだいぶ減ってしまっていた。
なので、数年前に中華食堂『銀星』に向かう途中、ごんにんごん西立川店を発見したときは、幼なじみに再会したみたいで嬉しかった。
ただし、銀星で飲み食いしたあとは満腹だし、自宅からはそこそこ距離があり、持ち帰る頃には冷めてしまうため、
西立川店でお弁当を購入したことはなく、そのうち買いに行こう…と考えているうちに、閉店を迎えてしまった。

現存する店舗で、私の自宅から一番近いのは、立川市富士見町の東側にある富士見店。実は、西立川店も同じ富士見町だが、
あちらは青梅線の西立川が最寄り駅で、富士見店は立川駅にやや近く、私の自宅からもお弁当が冷めない距離である。
ただし、こちらは早朝から昼までの営業だったようで、私が店の前を通るときは、いつもシャッターが下りていた。
つい最近、西立川店を引き継ぐ形で、富士見店も夜まで営業するようになり、昨年11月、約40年ぶりにお弁当を購入することができた。

弁当を紹介する前に、こちらのメニュー表を掲載。赤文字と黒文字の2枚があるが、以下でそれぞれ拡大する。


こちらは赤メニューの左側。「タヒチ」から始まり、その後も「アタック」「テキサス」など、一般的には見かけない弁当名が並ぶ。


このネーミングも、昔から続くごんにんごんさんの特徴であるが、私自身は気にしたことがなく、
一番好きだった「アタック弁当」は、アタックする気力が湧いてくるからかな? などと勝手に解釈していた。
続いて赤メニューの右側。こちらは、オーソドックスな商品が多い印象。


黒メニューの左側も紹介。当店最高値の「メガ」は、オカズたっぷりで950円でも納得の構成。


最後に黒の右側。「ナスしょうが焼」は、そこそこ珍しいオカズではないだろうか。


以上、「ハワイ」などの地名シリーズ、「ファイト」「ゴジラ」などの分類不可能シリーズもあったが、
脇にちゃんと(チーズハンバーグ、目玉焼)などと、内容が説明されているので、戸惑うことはないはず。
特筆したいのが、種類の豊富さと、全体的に安価であること。
先述した3大チェーンの価格を調べてみたら、 ※ほっともっととほっかほっか亭は東京、オリジンは関東の価格
もっとも安そうな「のり弁」は、ほっともっと420円、オリジン356円、ほっかほっか亭は480円で、個人経営のごんにんごん350円の勝利。  
他の弁当も、だいたいごんにんごんが最安だったが、オリジンも僅差で健闘。東秀ファンとしては喜ばしい。

無論、こちらのお弁当は、安さだけでなく、味やボリュームでも満足できる。
さっき触れた、ガキの頃から好きだったアタック弁当は、ハンバーグ、えびフライ、しゅうまい、コロッケの4種が入り600円。
ちなみに食べログによると、2年前まで550円、4年前の西立川店(たぶん富士見店と同額)は500円であった。
私が食べた約40年前も、アタック弁当は500円だった記憶があるが、さすがに値上げナシのはずはなく、実際は450円くらいだったのかな?
いずれにしても、40年前は500円でも「高い」とされたラーメンが(※詳細はこちら)、現在は千円の壁を越えつつある中、
オカズ4品で600円という価格のお弁当は、リーズナブルといっていいだろう…
と、いつもどおり前置きが長くなったが、以下で商品画像を掲載していく。
久々に買ったのは、当然アタック弁当で、冒頭の包装紙の中身でもある。


揚げたしゅうまいは小さいが、ハンバーグやえびフライは立派なサイズである。
さらに、ピンクの漬物と煮物だけでなく、主要オカズの下には、少量だがキャベツも敷いてある。


昔は、もっと多かった気がするが、最近はキャベツも高いので仕方がないし、そもそも私は野菜嫌いなので問題なし(笑)。
しゅうまいはひと口で食べてしまったので、中身画像はないが、コロッケは自家製で、ポテトの固まりがゴロゴロと入っている。


ハンバーグは肉々しくジューシーで、えびはプリプリの歯応え。どちらも使い古された表現でゴメン。


ご飯は並盛だと200グラムで、+100円の大盛りは300グラム。並盛だったので、すぐにたいらげてしまった。
久しぶりのごんにんごん、そしてアタック弁当だったが、期待どおりの美味しさであった。

少年時代の私がよく食べていた【ごんにんごんベスト3】は、
①アタック弁当 ②キャプテン弁当 ③カツカレーで、次点はファイト弁当かな。
なので、富士見店2度目の訪問では、「キャプテン弁当」600円を注文。40年前は550円だったと記憶。
さらに下記のオカズ単品から、以前はなかった「あげギョウザ」60円も1個いただく。


こちらがキャプテン弁当&あげギョウザ。餃子は1個だけなのに、わざわざ別容器に分け、醤油も付けてくれた。


キャプテンは焼肉、コロッケ、しゅうまいという構成で、ハンバーグ&えびフライが焼肉に代わった以外は、アタックと一緒である。


記憶が定かではないのだが、ガキの頃はアタックとキャプテンは明らかな違いがあったはずで、
アタック=ハンバーグ、唐揚げ、コロッケ、しゅうまいの4種で、キャプテン=焼肉、えびフライ、しゅうまいの3種だったような。
あと、キャプテンが焼肉メインだったのは間違いないが、タレの味はもっと薄く、そして量が少なかったはずで、
さっきの画像を見ればわかるが、容器の端からタレが漏れてしまっていた(苦笑)。
タレを残すのが惜しいので、焼肉の下のキャベツだけでなく、コロッケやしゅうまいも浸して食べた。


ぎょうざの方は、肉多めの小さめタイプ。しゅうまいと同様、たぶん自家製ではないだろう。


甘じょっばいタレでご飯が進んだので、自宅の冷やご飯も追加し、残さず食べ切った。

年が明け、富士見店には3度目、通算だと推定43度目くらいのごんにんごん訪問。
私が訪問する夕方の時間帯は、いつも男性店員のワンオペ。彼が店長なのか、バイトなのかは不明。
お弁当屋さんにしては店内厨房は広く、いつも忙しそうに駆け回っているため、注文と会計以外の会話はしたことがない。
いつかは、ごんにんごんという屋号の由来を聞いてみたいものである。
ネットでは、「ごんだ姓の方が5人で始めた」説も見受けられたが、真偽は不明だ。

今回はベスト3の一角、「カツカレー」600円を購入。ガキの頃は450円と、五百円玉でお釣りが来たのである。
さらに単品オカズから、「かきあげ」50円、「からあげ」80円、「カニクリームコロッケ」と「しろみフライ」各120円も1個ずつ購入。
こちらがカツカレー。カレー類は「10分ほどお時間いただきます」と店内貼紙に記してあったので、ただ温めるだけではないようだ。


普通のお弁当とは違い、底の深い容器を使用している。


こちらはオカズ4品。ふたつの容器に入っていたが、ひとつにまとめた。


付属の先割れスプーンで、ピンク漬物を取り除き(苦手なので…)、さっそく食べ始める。


こちらのカレーは、かつては業務用ルウを溶いただけのような、イエローのさらさらタイプだったはず。
チープではあったが、家庭や給食では食べられないカレーで、意外と好きだった。具がないので飲むようにスルスル食べられたし(笑)。
現在のごんにんごんカレーは過去とは対照的に、野菜たっぷりの自家製で、ブラウンのもったりとしたタイプ。


じゃがいもや人参が入る家庭的なカレーだが、先述の貼紙では「中辛より辛め」と説明してあり、確かにちょいとピリ辛。
カツは脂身が少なく、やや平凡だったが、カレーと一緒に食べると当然ウマい。
オカズの方は、かきあげは具材は玉ねぎのみだが、たぶん自家製。50円という価格はありがたいよ。
からあげは柔らかめのコロモで、薄い醤油味。こちらも80円なら文句はない。
カニコロッケとしろみフライは、自家製じゃない気がするが、なかなかのクオリティ。120円では相当お得!


この日は、私のあとから来たおっさん客が、弁当は買わずからあげとしゅうまいを5個ずつ注文していたけど、
私もいつか、カニコロとしろみ、さらにからあげやぎょうざなどを大量に買い、自宅で一杯やろうかな。
オカズもカレーに付けたりして、今回もやはり、自宅の冷やメシを追加し、腹一杯になるまで食べてしまった。

以上、ごんにんごんのお弁当3種とオカズを、約40年ぶりに食べてみた。
さすがに、昔の記憶が薄れており、味の比較はできないが、豊富なメニューと安価が維持されていたのは、実にありがたかった。
スーパーやコンビニでは滅多にオカズを買わない私だが、こちらの商品ならば、ビールなど酒類のおつまみとして、喜んで購入したい。
約40年間、ご無沙汰してしまったことを後悔するとともに、ごんにんごんさんとは今後も、末永くお付き合いするつもりだし、
読者の皆さんも、機会があったらぜひ、こちらのお弁当を味わっていただきたい。
営業時間は8時~20時だが、店内貼紙には「8時すぎ」と記してあるので、開店直後の訪問は避けてほしい(笑)。



ごんにんごん 富士見店
東京都立川市富士見町5-4-13
JR立川駅から徒歩約12分、多摩モノレール立川南駅からは約10分
営業時間 8時すぎ~20時
定休日 木曜
※10円玉、100円玉が不足しているようなので、小銭を用意してください
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新たな伝説を築け! 「ケイリングランプリ2024」

2024年12月30日 | ギャンブル
年の瀬の12月24日、ビッグニュースが飛び込んできた。
GⅠ通算16勝、生涯獲得賞金29億円超、記念通算99V、S級在籍35年9ヶ月などなど、
競輪界の記録を多数保持するリビングレジェンド、神山雄一郎が現役引退を表明したのだ。
番手から勝利を収めた、23日の取手競輪最終日が、結果的に彼の最後のレースとなった。
翌日の引退記者会見では、感情を露わにする神山らしく、吉岡稔真らライバルたちに感謝を告げる瞬間は、目を潤ませたそうだが、
「競輪は人生そのもの。ありがとうございました」と変わらぬ競輪愛をアピールし、最後は笑顔を見せた。
 (C)日刊スポーツ

蛇足だが、とある媒体では「神山号泣」なんて報じていたけど、号泣とは、声を出して大泣きしている状態を表す言葉である。
元兵庫県議会議員の野々村竜太郎はともかく、神山は号泣なんてしていないはずで、マスコミの誤用は嘆かわしい。

私が中央競馬のファンをやめて、競輪場に通うようになったのは、1997年の夏頃で、当時はまさに神山の全盛期。
騎手同士が仲良くなり、競らずに折り合いスローペースの上がり勝負という、つまらない競走が増えた競馬に対し、
対戦相手に敵意を燃やし、頭突きや斜交もOK(厳密にはダメだが)と、格闘技のように刺激的な競輪に、鞍替えしたのは必然であった。
その競輪のトップであった神山は、常に本命を背負い他の選手から警戒され、包囲・体当たりなどの妨害を受けながらも、
最後は力でねじ伏せ、確実に勝利をつかんでいた。彼のそんな姿に魅了され、私は競輪にハマったのである。
選手とファンという関係だったが、神山と同じ時代を生きたことを、私は誇りに思う

巨星は去ったが、競輪は今後も続いていく。そして、本日12月30日にはケイリングランプリ2024が行なわれる。
今年は静岡競輪場での開催で、出場メンバーは下記の9名。

1 古性優作  100大阪
2 平原康多  87埼玉
3 郡司浩平  99神奈川 
4 眞杉匠   113栃木 
5 岩本俊介  94千葉
6 清水裕友  105山口
7 北井佑季  119神奈川 
8 新山響平  107青森
9 脇本雄太  94福井 

並び予想⑦35-④2-⑨1-⑧、⑥

※競輪関連の画像はKEIRIN.JPより拝借。以下同

岩本が真ん中に写っているが、これはアイドルグループのようにセンター(中心)というわけではなく、単なる車番順である。

過去の拙ブログでも指摘しているように、【どうでもいいヤツが勝つ】のが競輪GPの特徴であり、
今年は、近況イマイチな選手も約4名いるが、彼らが勝ってもおかしくないレースなのである。

前日の車単オッズは下記のとおりだが、私の予想より①に人気が集中せず、④が結構売れている。


これを書いている23時台では、1=9の折り返しが人気になっているが、3と4のアタマもさらに売れて混戦模様。
個人的に注文していた⑤は、予想どおり8番人気だったが、もっと高配当になると期待していた(笑)。

個人的には、バカみたいに連敗してきたGPだが、直近の3年は払い戻しがあった。
3年前→古性優作本命→4番手追走から最終バックで捲り優勝! トータル10万円超の勝利。
2前年→松浦悠士本命→北日本勢分断に出たが競り負け5着。ただし、脇本雄太-古性優作も押さえており、+5600円と一応黒字。
そして昨年は、深谷知広を本命視。中団から単騎捲り、直線では一瞬先頭に立つも、松浦悠士に差され2着惜敗。一年遅い!
ただし、松浦-深谷の裏目も押さえていたため、ー5700円で済んだ。前年と合わせれば、ほぼトントンだ。
GPは過去34度挑戦し、黒字はわずか4度。トータルは当然、大幅マイナスで、今年はまた、大ハズレしそうな予感がする。

ハズレそうな理由は、地元立川市屈指のパワースポットである(※個人の意見です)、ラーメン店『パワー軒』の存在。
3年前から、車券購入後にここでラーメンを食べて以来、毎年払い戻しを受けてきたのに、本日月曜は定休日なのである。
なので、今年は前日の29日に足を運び、「塩豚骨らーめん」1030円の中盛100円を食べてきた。


濃厚豚骨スープに背脂を追加した、エネルギッシュかつアブラギッシュな一杯だが、スープまで全部飲み干してしまった。
空いた丼をカウンター上に乗せながら、店主さんに「今年一年ありがとうございました」と挨拶し、膨れたお腹をさすりながら退店。
白いスープと背脂を食べたのだから、GPでは白の1番車・古性を買うべきか、
あるいは、塩豚骨らーめんの券売機ボタンは黄色なので、黄色の5番車・岩本も押さえるべきだろうか。


なお、上記画像は昨年撮影したもので、現在とは価格が異なる。また、年明けのパワー軒は、3日から営業開始だ(16時閉店)。

パワー軒からの帰路(立川駅まで徒歩30分以上)、そしてこの駄文を書きながらも、GPは悩みに悩んだが、
3年前と同様、古性本命で勝負することにした。
今年は競輪祭以外すべての大レースで優出。安定感抜群の自在脚で賞金ランキングを独走。3年前の当地静岡GPも制している。
この1年間、ほとんどのレースで本命を背負いながらも、しっかり期待に応えてきた選手だし、
最盛期の神山でさえ、初日特選はヤラズの大敗が多かった中、古性は初日から上位に入線し、今年の三連対率は8割超だ。
その奮闘は、GPの優勝賞金1億4千万円という、競輪史上最高額で報われてほしい。
レースでは、Sを取って脇本を迎え入れ、赤板で北井が上昇してきたら、後続を捌いて南関後位を奪いそう。
その後、脇本が最終バックを奪えば確勝だし、巻き返し不発の場合も、自ら踏み込み斬り込んでいくはず。
印を打てば、◎古性○脇本×清水△新山▲平原「注」岩本になる。

脇本は脚力だけなら現在でも競輪界ナンバー1。GPは過去に5度参戦し、毎回最終バックを奪っている。
何度か競り負け、競輪祭では落車させられた郡司が、古性に復讐の押圧をくらわせた場合は、脇本の押し切りもある。
清水は下半期は低迷したし、個人的に好きな選手でもないが、こういうタイプがGPではよく台頭する。
今年の静岡記念では、単騎ながら南関の二段駆けを撃破しV。単騎同士の新山の仕掛けに乗れば大駆けも。
新山はスピードだけならメンバー屈指で、単騎の今年は自分本位の仕掛けが望める。GP直前の広島記念参戦も好感。
平原は秋だけで3度落車しており、状態には疑問だが、神山との関係は深く、引退する彼のためにも見せ場は作ってほしい。
岩本は9名の中で一番早く静岡競輪場に到着と気合じゅうぶん。過去のGPでは、先手ライン3番手からのVも多いため要注意。

郡司は人気の一角だが、すんなり番手追走とはならないだろうし、個人的に車券相性が良くないので消し。
眞杉は高校の先輩でもある、同県神山の後継者として期待されているが、ちょっと人気になりすぎなので、やっぱり消し。
北井はこのメンバー相手だと、赤板から全力で逃げるしかなく、失速は免れないだろう。

車券は、古性1着の三連単全通りで、印を打った選手の2着は厚めに購入。対抗脇本の2着は元取り程度で、薄目の好配当に期待。
印を打った選手のアタマも押さえたいが、妙味があるのは清水かな。どうせ自力は通用しないんだから、新山マークで戦えばいいのに。
あとは、9人の中で唯一大レース優勝経験がなく、確認を怠り一日早く静岡に来てしまった(苦笑)、岩本もやっぱり気になる。
S級昇格当時から、南関ラインを引っ張ってきた割りには、あまりいい思いをすることなく、全盛期は過ぎてしまったが、
GPで一発決めて、長年の苦労が報われる瞬間を見てみたいが…私は絶対泣いちゃうな。
一応、千葉勢は過去に、滝澤正光、鈴木誠、海老根恵太、和田健太郎と、全国最多となる4人のGPウィナーを輩出している。
岩本からも、三連単全通りを百円ずつ買っておこうかな。理想は5-7-4の3210倍だ(深夜1時現在)。

最後に、毎年恒例となっている、本命古性の画像と、インタビューの抜粋(一部偽装)を転記。


「競輪祭のあとは、トレーニングと体調管理をしっかりしてきました。静岡は走ってて気持ちが良く、相性もいいです。
GPを優勝した3年前と同様、正田さんが本命にしてくれたのも心強いです」

神山に代わる新たな伝説を築くべく、頑張れ古性優作!


※グランプリのレースの模様は、本日16時頃から日テレ系で放送予定
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愉快な屋号のジビエ居酒屋 花園町『近所のおばはん』

2024年12月28日 | 居酒屋・バー
だいぶ前に、西荻窪の深夜食堂『最後に笑え』で、若い女性客とお話しさせていただいたことがある。
その方は、女性ひとりで大阪・西成区の安宿に宿泊するツワモノで、女性6名用のゲストハウスに泊まったこともあるらしい。
昔よりは治安がマシになったとはいえ、西成はやはり西成である。見知らぬ5人との相部屋なんて、私でもおっかない。
そんな女傑が教えてくれた、西成区のおススメ飲食店こそが、今回の『近所のおばはん』である。
奇抜な屋号に反し、店主夫妻は猟師の資格を持っており、猪肉や熊肉などのジビエ料理を提供している。
他店では食べられないメニューと、愉快な店名に興味を惹かれ、今から6年前、2018年の夏に初訪問。

最寄り駅は地下鉄の花園町だが、私は新今宮駅周辺のホテルから徒歩で向かった。
しばらくすると、「近所のおばはん」の文字が記された、真っ赤なファサードを発見。

※上記画像は2022年に撮影

入店すると、「いらっしゃい」と声がかかる。どうやらこの方が女性店主のようだ。
店名から、上沼恵美子みたいな、いわゆる「ナニワのおばはん」を想像していたが、見た目はごく普通の女性である。
ただし、店内はかなり奇抜であり、壁にはシカの首のはく製があり、


カウンターには大量のイモリが生息しているケースと、


マムシだかなんだかわからんが、ヘビを漬けた酒瓶が複数置いてある。


圧倒されつつも、イモリケースそばの席に座り、とりあえずビールを注文。
ワンオペの女性店主に、初めて来たこと告げると、東京モンの私に対しても、丁寧に応答してくれた。
そんな店主を、私は「女将さん」と声掛けし、常連客は、「なおちゃん」と呼んでいた記憶があるが、
今回ブログではあえて、店名と同様「おばはん」と記させていただく。

メニュー表を眺めると、「イモリの唐揚」などに混ざり、「ハンバーグ」といった普通の商品も記されている。
他店で飲み食いしてきたので、おつまみは上記2品のみをオーダー。価格はどらちも500円。
イモリはこのケース内のを調理するんですか? という私の質問に対し、おばはんは、
「そやで。生きてるヤツを捌いて揚げるんや」と「せやけど、内臓は抜くから苦味はないで」と解説してくれて、
撮影はしていないが、実際にまな板の上で捌く様子も見せてくれた。
その後、エビセンと一緒に、揚げたイモリが提供された。


苦味はないとはいえ、グロテスクな見た目にビビりつつ、かじってみたところ、おお、確かにクセはない。
かつて、イモリの黒焼きは身体にいいとされてきたが(迷信説もあり)、直前まで生きていたイモリの唐揚げも、精がつきそうだ。
続いて、おばはんはハンバーグの調理にかかる。ジビエではなく牛と豚の合い挽きのようで、注文後にお肉をこねて成型。
数分後、居酒屋というか、レストランで出てきそうな立派なひと皿が登場。


ハンバーグにハシを入れると、肉汁がドバーと飛び出す。このクオリティで500円とは驚きである。


当然ながら味もいい。というか、この年関西で食べた料理では、ここのハンバーグが一番ウマかった。
猟師の顔を持つおばはんだが、調理師としても一流なのであった。

舌鼓を打ったところで、目の前のヘビが入った瓶を改めて見てみると、小さな穴が開いており、「さわるな」の注意書きも。


理由をたずねたところ、「中のヘビ、まだ生きてんねん。穴は呼吸用や」だって。
「もうそのヘビは大丈夫やろうけど、元気なうちは指入れたら噛まれるで」うわ、おっかない!
ビールも2本飲み終えたので、せっかくなので、透明だった焼酎がだいぶ色づいた、瓶のお酒を飲ませてもらうことに。


ビール中瓶も、ハンバーグと同様500円だったが、ヘビ酒は700円くらいだったはず。


まあ、生きたヘビのエキスが抽出されたお酒なのだから、値が張るのも当然だ。
味の方は、焼酎に獣臭を加えたようで、ちょっとクセがある。滋養強壮効果を期待し、一気に飲み干した。

こちらのお店は、イモリやヘビだけでなく、生きたスッポンも仕入れており、
おばはんがわざわざ見せてくれた。バタバタと手足を動かす、元気なスッポンである。


サービス精神旺盛な、おばはんとの会話が楽しく、ビールをさらに追加してしまった。
ただ、おばはんは初見の私には普通に対応していたが、常連客には「ナニ言うとんじゃアホ」「やかましいボケ」などと、関西弁で罵り放題。
こういう発言を耳にすると、やっぱりナニワのおばはんだなあ、と思ってしまう(笑)。
言葉はキツイが、それが客との親密さを表しており、聞き苦しいどころか、むしろ心地良く、意外と長居してしまった。

その後はコロナ禍もあり、西成に行く機会がなかったが、2022年、甲子園出場を決めた母校野球部を応援するため、4年ぶりに関西へ。
近所のおばはんにも、ようやく再訪できたが、お店入口には「準備中」の札が。


しかし、店内では飲んでるお客さんがいるので、ドアを開けてみたところ、入店を許された。
おばはん曰く、「メンドくさいから、いつも準備中にしとるんや」だって。
それでも、常連らしき客が次から次へとやって来て、おばはんの罵倒も絶好調で、店内は賑やかである。
4年ぶりに来たことと、前回は元気なスッポンを見せてもらったことを申告したら、「今はもうスッポンはやめた」と返答。
その理由は「ある日、一匹どっか逃げてもうたんや。何万円もの損やで」。イキが良すぎるのも困ったものである(笑)。
相変わらずおばはんのハナシは面白く、ついつい酒がススム。
ただし、この日も難波『カツヤ』のカツカレーなど、既に2軒で飲み食いしていたので、注文したおつまみは一品だけ。
その前に、メニューを撮影したので掲載する。こちらはドリンクと定番のおつまみ。


他にも料理はたくさんあり、さらにホワイトボードにも日替わりメニューがある。


上記メニューの右側が、鹿、ハクビシン、猪などのジビエを含む、こちらのお店ならではの希少商品。


その中から私は、「鹿の焼き肉(タレ)」1600円を注文。
数分後、玉ねぎと一緒に炒められた、鹿の焼き肉が登場。


数粒散りばめた赤い実も、確かおばはんが採集したものだったはずだが、名称は忘れてしまった。


鹿の肉は結構硬く、噛み応えがあった。タレのせいで臭みなどは感じず、牛肉に近い味か。

おばはんは、狩猟についても語ってくれたが、猟には銃、網、罠などを使い、それぞれ資格が必要だそうだ。
猪や鹿は頭が良く、自分の縄張りに人間が侵入したことを、匂いや地面のちょっとした変化で察知するそうで、
我々素人が罠を仕掛けても、まずかからないらしいし、一度人間の存在を察した地域には、しばらく近付かないらしい。
もちろん、捕らえた肉も素人が処理すると、臭みが残ったり硬くなったりする。
私が食べた鹿肉も、こうして料理になるまでに、相当な手間がかかっているようなので、感謝して味わったよ。

そして昨年の夏も、我が母校野球部が甲子園に出場したので、私も2年連続で関西に行き、近所のおばはんに寄った。
3度目の訪問では、瓶ビールや「ウーロン割」450円の他、以前も頼んだ景気づけのヘビ酒と、


日替わりメニューの「アライグマの肉豆腐」をオーダー。500円くらいだったかな。


近所のおばはんでは、アライグマ料理を複数提供しているが、店内一角に、あらいぐまラスカルのグッズが置いてあるのがちょっとイヤ(笑)。


アライグマの肉は、脂身が多かったが、醤油ベースの甘辛出汁や、豆腐と一緒に食べると美味しい。


調理を終え、客席で休憩しているおばはんに、相変わらず忙しそうですね、と声をかけると、
「夜はええけど、最近はランチの時間に他の人にお店を貸しててな、その準備もあって忙しいねん」とのこと。
間借り営業で、別の方がバターチキンカレーを提供しているそうで、私が興味を示すと、おばはんが「よかったら食べる?」だって。
カレーがあるんですか? と聞いたら「あるもナニも、作ってるの私やから」。えっ!? 
お店を貸すだけでなく、調理までおばはんが担当し、「別の方」は販売するだけらしい。変わった間借り営業である。
そこそこ満腹だったが、せっかくなのでいただくことに。
数分後、パンを添えられた「バターチキンカレー」が出てきた。価格は確か1000円。


バター由来のマイルドなカレーで、鶏肉は柔らかく煮込まれ、パンとの相性も良好。


狩猟もできて、料理も美味しく、少々口は悪いが、竹を割ったような性格の方で、
先述したが、私は実際には「女将さん」と呼んでいたし、おばはんよりも、そちらの呼び名の方がふさわしい女性である。
そもそも、なぜこの店名にしたのか気になったので、本人にたずねてみた。
「私はな、こういう性格だから、絶対に客と揉めるって、開業前に旦那に言われたし、私自身もそう思った。でな、警察沙汰になったとき、
捕まった相手が、“どこで揉めた?”って聞かれて、“近所のおばはんで”答えるの相当恥ずかしいやろ思って、この名前にしたんや」とのこと。
過去に警察沙汰になったことがあるのかは不明だが、私の訪問時は、タチの悪い客を見たことはない。

今年は、母校が地区予選で敗れ、関西及び近所のおばはんには行けずじまい。
つい先日、冒頭で名前を出した『最後に笑え』へ飲みに行き、マスターと例の女性客や近所のおばはんについて語っていた。
マスターがスマホで、お店の近況を検索したら、「あれっ、近所のおばはん閉店してる!」と教えてくれた。
お店インスタグラムを見てみると、確かに「12月15日で都合により近所のおばはん閉店させて頂きました 11年間有難う御座います」の投稿が。
常連客は知っていたのかもしれないが、私にとっては突然の閉店で、ファンとしてショックである。

関西では、毎回あちこちで食べ歩き、こちらに空腹で来たことはなかった。
お店インスタグラムの説明では、「春は山菜取り夏は釣り秋は畑仕事の手伝い冬は狩猟をしています」と記してあり、
狩猟が解禁される冬シーズンは、獣肉も美味しくなる時期らしく、
「ウチに来るなら冬がおススメよ」とおばはんには言われていたが、高校野球がない冬は、関西に行く機会がなかった。
一度でいいから、冬場に空腹で、可能ならば友人たちと複数人で、ジビエだけでなく普通の料理も、片っ端から注文してみたかったな。

最後に、閉店を発表したときのインスタ投稿を、スクショして転記。


旦那さんは初めて見たが、確かに猟師っぽい貫禄がある。
再び何らかの形で、お店が復活してくれることを願いつつ、ひとまずは、
女将さん、旦那さん、11年間にわたる『近所のおばはん』の営業、お疲れさまでした。
またいつか、お目にかかれたら幸いですし、その日が来ることを祈念いたしております。



近所のおばはん
大阪府大阪市西成区鶴見橋1-4-14
地下鉄花園町から徒歩約1分、南海電鉄萩之茶屋駅から徒歩約5分、新今宮駅からは徒歩約13分 ※食べログの「新今宮駅より徒歩7分」は無理
営業時間 夕方から0時くらいまで(と聞いた)
定休日 不定休

※文中のとおり、2024年12月15日で閉店なさいました
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悔しいけれどお前に夢中 府中本町『だるま一家』

2024年12月24日 | ラーメン、つけ麺など
タイトルに、西城秀樹さんの名曲「ギャランドゥ」の歌詞をわざわざ使った、府中本町のラーメン店『だるま一家』
「悔しいけれど~」の理由は後述するが、下記画像は、先月ここで紹介した、基本の「だるまラーメン」850円。


白濁スープにチャーシュー、木耳、青ネギが乗る、福岡スタイルの豚骨ラーメンであり、茨城の本店は『博多長浜ラーメン だるま一家』と名乗っている。
本店があるということは、府中店は分店扱いで、大阪や栃木にも店舗がある模様だが、九州の有名店『だるま』とは無関係の様子。
また、お店HPのフランチャイズ募集コーナーでは、「通常4時間程かかる仕込みも約1時間で完了」と説明。
府中店の壁には、スープを仕込んでいる鉢巻き職人の画像(だるま一家グループのオーナー?)が掲示してあるが、


1時間でスープが完成するわけがないので、本店か工場で炊いたものを、府中店に送っているのだろう。

こちらは麺類メニューだが、スープ作りの人件費やガス代が不要な割には、ラーメンは850円~と決して安くはない。


有名店だるまの名をパクり(?)、まだ4軒とはいえ全国に店を展開する資本系で、スープは自店で炊かないのに値段はやや割高と、
失礼ながら訪問前の印象は、世にはびこるインチキ家系チェーンと同様、私が嫌うタイプのお店であった。
それでも、人生何度目かの豚骨ラーメンブームを迎えていた私は、府中に用事があった帰り、誘惑に負けて寄ってしまった。

注文したのは、さっき画像を載せただるまラーメン。この系統では珍しく、券売機ではなく口頭で店員さんに告げる。
冒頭の画像を再度見てもらいたいが、こちらの豚骨スープは、牛乳でも混ぜたかのような、不自然な白濁色。
怪しみながら、レンゲでスープを啜ってみると……意外とイケるではないか。
福岡ラーメンの麺は白っぽい印象があるが、こちらは薄茶色。撮影者の腕が悪く、わかりづらくてゴメン。


色の理由は、小麦の殻を半分含んだ、オリジナルの半粒粉の博多麺だから、と店内貼紙で解説してある。


例の妙に白いスープも、国産豚100%使用の無添加だって。
麺とスープも、さらにチャーシューもしっかり作られており、結構気に入ったので「半替玉」100円を追加。
資本系などと否定的な感情を抱いていたが、テイスト自体は私好みであったため、
数日後、用事のついでではなく、だるま一家さんへの再訪を目当てに、再び府中本町へ。

2度目の訪問では、ピリ辛ひき肉入りの「赤だるまラーメン」950円と、
選べるミニ丼セット350円から、「チャーシューごはん」愛好家なので「炙りチャーシュー丼」を選択。
ほぼ同時にふたつの商品が到着。こちらが炙りチャーシュー丼で、平日17時までは300円で、明太子やモツの丼もある。


赤だるまラーメンは、前回のだるまラーメンに、別皿のピリ辛ひき肉を添えて提供された。


ひき肉を白いスープに溶かすとオレンジ色になり、ちょうどいいピリ辛風味になる。


一部をチャーシュー丼にも加えてみた(右端)。


チャー丼は、青ネギの乱雑な盛り付けは不満だが、肉の量や風味はなかなかいい。
一方、例のミルキーな豚骨スープは、日によって仕上がりにブレがあるのか、先日とは味が違う。
ただし、デキが悪かったのではなく、むしろ今回の方が旨味が強く感じる。要する前回よりウマいのだ。
バカ舌の私が気に入ったのだから、本当に「無添加」なのかは疑わしいが、とにかく素晴らしいスープである。
なので当然のように、チャー丼にも注いで一気にかきこみ、


麺もすぐに食べ終えたので、当然「替玉」120円を追加。これまでは「普通」か「やわめ」だったが、珍しく「バリかた」をチョイス。


私は柔らかい麺が好みだが、ここの半粒粉博多麺は、歯応えのある硬めの方がおススメかも。

ところで、今回ブログの商品画像は、店内照明の影響なのか、実際の色とは異なっている。
たとえば、赤ラーメンはピリ辛ひき肉の影響で、下記画像よりもオレンジ色が濃いのである。

※2玉目にはおろしニンニクも投入

他の商品も、実際とはビジュアルが異なるかもしれないが、味の良さは保証する。

スープは少し残したが、麺は食べ切り「ごちそうさまです」。最初の訪問時より、ますます気に入ってしまった。
私が過去に食べた、福岡スタイルのラーメンとはちょっと違う気がするし、ギャランドゥの歌詞のように「夢中」というほどではないが、
だるま一家さんのラーメンは、悔しいけれどウマい、と認めざるを得ない。

つい最近、今度は飲んでからラーメンで締めることに。まずは「瓶ビール」600円を注文。
出てきたのはサッポロラガーの中瓶で、ドリンクメニューも一緒に撮影。


おつまみメニューはこちら。サイズは中と小があり、中が600円で小が400円。


私のオーダーは、初訪問時から気になっていた「上モツ煮」と、「若鶏の唐揚げ」に「プリプリ海老の水餃子」をすべて小で。
最初に来たのが上モツ煮。野菜が入らずホルモンとネギだけという、私の好きなタイプ。


以前絶賛した、千歳烏山『世田谷餃子』の煮込みと見た目は似ているが、味はだるま一家さんの方が濃厚に感じた。
「柔らかいモツを仕入れて店内仕込み」(※府中店ではないかもしれないが)とのことだが、商品名に偽りのない上等な煮込みである。
卓上の七味とニンニクを入れたら、さらにウマさ増し増し。小ではなく中にするべきだった。


瓶ビールを飲み終え、「ウーロンハイ」450円に変えたあと、


水餃子が登場。酸味の効いたタレがかかっており、下にはモヤシが敷いてある。


その後、店員さんが粉を付けてから揚げた、唐揚げが登場。


食べる前から予想していたが、水餃子は業務用のよくある味。たぶん「鶏皮餃子」もそうだろう。
唐揚げは自家製で、味も悪くなかったが、美味しい唐揚げは世にあふれているので、イチオシはやはり上モツ煮だな。

ウーハイを飲み終えたので、シメの麺類を作ってもらう。
お願いしたのは、上モツ煮と同様、初回から気になっていた、「超濃厚 数量限定 鬼だるまラーメン」950円。
数量限定なので、入店後すぐに残っているか店員さんに確認し、「あとで必ず頼むので取っておいてください」と予約。
ここまで触れていないが、こちらの接客は客とは付かず離れずで、店員さん同士や常連客との私語もなく、問題ないと思う。
あと、個人的に好感を抱いたのが、店内BGMの有線が、80~90年代に流行った曲ばかり。 ※西城秀樹はまだ聴いたことはない
おっさんの私の耳にはなじむが、若い店員さんたちはイヤじゃないのかな。最初の方に画像を載せた、鉢巻きオーナーの趣味か?
森昌子の「越冬つばめ」のサビ部分、「♪ヒュルリ~ヒュルリリ~ララ~」の絶叫に驚いていた頃(本当)、
鬼だるまラーメンが登場。だるまラーメンよりさらに濃厚で、チャーシューも1枚増えている。


普段のスープは、私の推測では乳成分由来の白さだが、このラーメンは、たっぷり入った背脂由来の白さに思えた。
レンゲでスープをすくえば、背脂の固まりが多数浮いている。


飲んでみると、背脂過多でちょっとくどく、麺を啜れば背脂がバッチリ絡む。
濃厚好きの私だが、鬼だるまラーメンは、ちょっとキツく、麺と具材は食べ切ったが、スープは結構残してしまった。

そういえば、モツ煮も少し残しておき、『味源』立川店でもよくやるように、お行儀悪く麺を浸して食べてみた。


濃厚スープと同様、濃厚モツ煮もやはり、麺と好相性。熱々の状態ならもっとウマかっただろう。
期間限定商品で、「モツラーメン」という商品も出しているようだが、これはおそらく、ベースのだるまラーメンにモツを加えたものだろう。


可能ならば、モツ煮を2杯頼み、ひとつの丼にまとめてもらい、そこへ注文した替玉をドボンと投入する、
「スープまでモツ煮ラーメン」を食べてみたい。価格も計920円とお手頃である。
この後も何度か通って、店員さんと仲良くなったら、そういう裏メニューもお願いできるかな。
そのときは、「ここの豚骨スープ、本当に無添加なの?」と聞いてみたいが…それは失礼か(苦笑)。
いずれにしても、コミュニケーション能力が乏しい私には難しそうだが、
だるま一家さんに、今後も通おうとしているのは事実である。店員さん、今後もよろしく!

最後に、だるま一家さんとは無関係だが、国分寺駅近くの満腹食堂『だるまや』さんが、
下記のような貼紙でしばらく休んでいたが、最近もシャッターが下りたまま。


だるまやさんも、まだまだ通いたいお店なので、早期復活を願っている。 ※詳細をご存知の方の報告、お待ちしております



だるま一家 東京府中分店
東京都府中市宮西町2-12-1
JR府中本町駅から徒歩約5分、京王線府中駅からも同じくらい、分倍河原駅や府中競馬正門前駅からも徒歩圏内
営業時間 10時45分~24時
定休日 基本なしだが、大晦日と元日は休み
※お店情報は、府中店のインスタグラムでご確認を
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