今回のブログタイトル、ひねりがなくて申しわけないが、
過去にも何度か述べてきたように、『ヤマタニ餃子店』の餃子はウマいのである。
こちらのお店のオーナーは、国分寺で『ぴぐもん』という居酒屋も経営しており、
当店の人気メニューであった、「餃子」の専門店を、世田谷区の千歳船橋でオープンしたのが2016年。
その後、ぴぐもんは閉店したが、ヤマタニ餃子店は隣駅の経堂と祖師ヶ谷大蔵にも支店を出し、現在に至る。
「餃子の大将」を自称する(山下清さんを意識)ほど餃子を愛し、いろんなお店で食べてきた私が、
一番好きなお店は高円寺『赤天』なのだが、
一番ウマいと思っているのが、ぴぐもん=ヤマタニ餃子店なのである。
ここで、ぴぐもん紹介時にも載せた、ヤマタニ餃子店のレギュラー商品「特製餃子・焼」の画像を再掲。
写真は2人前で、1人前は現在429円。「にんにく・にら」の有無を選べ、私は当然「あり」を選択。
普通よりやや大きめで、丁寧に包まれた皮の中身となるアンは、よく練り込まれた肉が主体。
けれども臭みやしつこさはなく、口に含むと旨味が充満。餃子は野菜多めが好みだが、ここだけは例外。
また、しっかり味も付いているので、調味料ナシでもイケる。
シソ、チーズ、海老入りなどもあるが、基本のアンが優れているので、どの具材とも合う。
以上、ここの餃子について解説してきたが、ぴぐもんのときも、同じようなことを語っているので、
気になる方は、そちらも見ていただきたい→こちらをクリック
とにかく素晴らしいヤマタニ餃子だが、いかんせん、私が小田急線に乗る機会が少ないため、
お店で食べた回数はごくわずか(持ち帰りはよく買っていた)。国分寺にあれば、頻繁に通うんだけどねえ。
ここからは、数年前に経堂店で食べたときの様子をお伝えする。
訪問したのは夕方16時台、私の大好きな日が沈む前の酒+餃子だ。
まずはメニューから。現在は少し値上げし、さらに税込表示になっている。
まずはホッピーセットの白を注文すると、お通しのキャベツサラダが出てくる。
※お通し220円、酒類注文客のみ
振りかけられた、オレンジ色の人参ドレッシングがおいしい。当然、お店のオリジナルだ。
しばらくすると、まずは「まるごと海老餃子・水」が完成。
一尾丸ごと入った海老と肉々しいアン、そしてチュルンと歯触りのいい皮との組み合わせが秀逸。
続いて、「特製餃子」と「チーズ餃子」が焼き上がった。
あまり美しくないが、皮をめくった中身の画像を。こちらが基本の「特製」。肉のピンク色が鮮やかだ。
こちらが「チーズ」。ベースは特製と同じ。チーズが濃厚な旨味をさらに増幅させる。
ホッピーもお替りし、別の餃子も食べたりして、すっかり酩酊&満腹で「ごちそう様です」。
この日の餃子は、オーナーではなく若手の社員が焼いていたように、部下も順調に育ってきた印象。
その後も経堂店は、テイクアウトの購入で何度か利用したが、オーナーとは会えずじまい。
既出したように、祖師ヶ谷大蔵にも支店を出したし、経堂店は部下に任せ、そちらで働いていたのだろう。
以降は、忌々しいコロナ禍もあり、最後の訪問から、約2年ほど空いてしまった。
最近のヤマタニ餃子店さんは、経堂店は臨時休業、他の2店舗も時短かつ酒なし営業を続けている。
そんなお店を応援するため…というか、あの餃子がモーレツに食べたくなったため、先日、千歳船橋店を訪問。
この日は、オーナーのひとり営業。コの字カウンターの店内席は、イスの数を減らし間隔を空けていた。
あと、おつまみメニューを絞り、定食や油そばなど、食事客向けのメニューが増加。
「どうもご無沙汰してます」と店主に挨拶し、さっそく餃子2種と油そばをオーダー。
以前は大勢の客でにぎわっていた千歳船橋店だが、この日の客は私だけ。
さすがのヤマタニさんでもこうなるか…とさみしく感じたが、その後は食事や持ち帰りの客が次々と訪問。
全盛期ほどではなかったが、店主はひとり回しのため、調理、接客、(持ち帰り注文の)電話応対と、忙しそうであった。
お酒を注文した客も何人かいたが、提供できないことを店主が詫びると、納得したのかソフトドリンクに変更していた。
揉めないのはさすが世田谷区民…というか、この辺の人は「都内の酒提供禁止」を知らないのか(苦笑)。
ノンアルコールビールなどもあるようだが、私は「ウーロン茶」330円を注文。
無論、「ちょこっと焼酎を入れてください…」といった、お店を困らせる要求はしない。
ちなみに、現在はドリンク注文は必須ではないようで、食事客にはジョッキ入りの冷水が提供される。
さてハナシは戻り、久々のヤマタニ餃子を味わうことに。まずは、「特製餃子・にんにくにらあり」429円。
個人的には、店主が焼いたのを食べるのは、約4年ぶり。相変わらずイイ焼き色である。
ひと口かじれば、焼き立てならではの熱気とともに、強烈な肉の旨味が口内にあふれ出す!
感想はただひと言、「やっぱりウマい!」だ。
ただ、ヤマタニ餃子をシラフで食べるのは、たぶんこの日が初めて。濃い味付けゆえ、酒が欲しくなった。
こんなにウマい餃子を、酒ナシで食べるなんて、ツラすぎるよ…。
もうひとつの餃子は、最近メニューに加わったと思われる「お好み焼風餃子」462円。
「紅しょうが餃子」に、ソース、マヨネーズ、削り節、青海苔をかけ、お好み焼き風に仕上げたもので、
※わかりづらいが、アンには紅ショウガ入り
以前紹介した、八王子の餃子専門店『餃子のパプア』にも、同様のメニューがある。
それから数分後、これも初めて食べる「しょうゆ油そば・並」726円が完成。
当初は、祖師ヶ谷大蔵店のランチタイム限定商品だったのだが、千歳船橋店でも提供されるように。
こちらは横からのアングル。スープ付きが嬉しいよ。
具材は、大きめカットのチャーシューに、メンマ、かいわれ、ネギ。底のタレと、よく混ぜ合わせてから食べる。
いざ麺をすすってみると、タレの風味が独特で、シンプルなようで複雑な、クセになるテイストだ。
醤油タレには、メンマの旨味のようなものが溶け込んでいるのだが、バカ舌の私には、もちろん味の正体はわからない。
味の濃さもほどよく、いずれにしても、麺150グラムの並では足りないウマさであった。
次回は300グラムの大盛か、もうひとつの「麻辣油そば」に挑戦だな。
なお、付け合わせのスープも、ショウガ風味でウマかった。つけ麺風にして食べればよかったかな。
最後に、もうひと皿だけ餃子が食べたくなり、「しそ餃子」429円を追加注文。
※ニラと区別つかないだろうけど、刻んだシソが入っている
焼肉屋でミント味のガムを噛むかのように(←全然違うのでは?)、お口を爽やかにしてからお会計。
「相変わらず美味しかったです」とオーナーに告げて退店。マスク内のにんにく臭が、実に心地いいね。
美味しかったのは事実だが、ヤマタニ餃子は、異様に酒が欲しくなるという危険性(?)に気付いてしまった。
餃子+ビール、あるいは餃子+ホッピーという、麻薬のように魅力的な組み合わせを味わうためにも、
次回は酒類販売OKの時期に行かなくては。
ヤマタニ餃子店 千歳船橋店
東京都世田谷区経堂4-7-8
小田急線千歳船橋駅から徒歩約1分
営業時間 現在は11時半~20時 19時半ラストオーダー
定休日 月曜(祝日は営業し、翌日火曜が休み)
過去にも何度か述べてきたように、『ヤマタニ餃子店』の餃子はウマいのである。
こちらのお店のオーナーは、国分寺で『ぴぐもん』という居酒屋も経営しており、
当店の人気メニューであった、「餃子」の専門店を、世田谷区の千歳船橋でオープンしたのが2016年。
その後、ぴぐもんは閉店したが、ヤマタニ餃子店は隣駅の経堂と祖師ヶ谷大蔵にも支店を出し、現在に至る。
「餃子の大将」を自称する(山下清さんを意識)ほど餃子を愛し、いろんなお店で食べてきた私が、
一番好きなお店は高円寺『赤天』なのだが、
一番ウマいと思っているのが、ぴぐもん=ヤマタニ餃子店なのである。
ここで、ぴぐもん紹介時にも載せた、ヤマタニ餃子店のレギュラー商品「特製餃子・焼」の画像を再掲。
写真は2人前で、1人前は現在429円。「にんにく・にら」の有無を選べ、私は当然「あり」を選択。
普通よりやや大きめで、丁寧に包まれた皮の中身となるアンは、よく練り込まれた肉が主体。
けれども臭みやしつこさはなく、口に含むと旨味が充満。餃子は野菜多めが好みだが、ここだけは例外。
また、しっかり味も付いているので、調味料ナシでもイケる。
シソ、チーズ、海老入りなどもあるが、基本のアンが優れているので、どの具材とも合う。
以上、ここの餃子について解説してきたが、ぴぐもんのときも、同じようなことを語っているので、
気になる方は、そちらも見ていただきたい→こちらをクリック
とにかく素晴らしいヤマタニ餃子だが、いかんせん、私が小田急線に乗る機会が少ないため、
お店で食べた回数はごくわずか(持ち帰りはよく買っていた)。国分寺にあれば、頻繁に通うんだけどねえ。
ここからは、数年前に経堂店で食べたときの様子をお伝えする。
訪問したのは夕方16時台、私の大好きな日が沈む前の酒+餃子だ。
まずはメニューから。現在は少し値上げし、さらに税込表示になっている。
まずはホッピーセットの白を注文すると、お通しのキャベツサラダが出てくる。
※お通し220円、酒類注文客のみ
振りかけられた、オレンジ色の人参ドレッシングがおいしい。当然、お店のオリジナルだ。
しばらくすると、まずは「まるごと海老餃子・水」が完成。
一尾丸ごと入った海老と肉々しいアン、そしてチュルンと歯触りのいい皮との組み合わせが秀逸。
続いて、「特製餃子」と「チーズ餃子」が焼き上がった。
あまり美しくないが、皮をめくった中身の画像を。こちらが基本の「特製」。肉のピンク色が鮮やかだ。
こちらが「チーズ」。ベースは特製と同じ。チーズが濃厚な旨味をさらに増幅させる。
ホッピーもお替りし、別の餃子も食べたりして、すっかり酩酊&満腹で「ごちそう様です」。
この日の餃子は、オーナーではなく若手の社員が焼いていたように、部下も順調に育ってきた印象。
その後も経堂店は、テイクアウトの購入で何度か利用したが、オーナーとは会えずじまい。
既出したように、祖師ヶ谷大蔵にも支店を出したし、経堂店は部下に任せ、そちらで働いていたのだろう。
以降は、忌々しいコロナ禍もあり、最後の訪問から、約2年ほど空いてしまった。
最近のヤマタニ餃子店さんは、経堂店は臨時休業、他の2店舗も時短かつ酒なし営業を続けている。
そんなお店を応援するため…というか、あの餃子がモーレツに食べたくなったため、先日、千歳船橋店を訪問。
この日は、オーナーのひとり営業。コの字カウンターの店内席は、イスの数を減らし間隔を空けていた。
あと、おつまみメニューを絞り、定食や油そばなど、食事客向けのメニューが増加。
「どうもご無沙汰してます」と店主に挨拶し、さっそく餃子2種と油そばをオーダー。
以前は大勢の客でにぎわっていた千歳船橋店だが、この日の客は私だけ。
さすがのヤマタニさんでもこうなるか…とさみしく感じたが、その後は食事や持ち帰りの客が次々と訪問。
全盛期ほどではなかったが、店主はひとり回しのため、調理、接客、(持ち帰り注文の)電話応対と、忙しそうであった。
お酒を注文した客も何人かいたが、提供できないことを店主が詫びると、納得したのかソフトドリンクに変更していた。
揉めないのはさすが世田谷区民…というか、この辺の人は「都内の酒提供禁止」を知らないのか(苦笑)。
ノンアルコールビールなどもあるようだが、私は「ウーロン茶」330円を注文。
無論、「ちょこっと焼酎を入れてください…」といった、お店を困らせる要求はしない。
ちなみに、現在はドリンク注文は必須ではないようで、食事客にはジョッキ入りの冷水が提供される。
さてハナシは戻り、久々のヤマタニ餃子を味わうことに。まずは、「特製餃子・にんにくにらあり」429円。
個人的には、店主が焼いたのを食べるのは、約4年ぶり。相変わらずイイ焼き色である。
ひと口かじれば、焼き立てならではの熱気とともに、強烈な肉の旨味が口内にあふれ出す!
感想はただひと言、「やっぱりウマい!」だ。
ただ、ヤマタニ餃子をシラフで食べるのは、たぶんこの日が初めて。濃い味付けゆえ、酒が欲しくなった。
こんなにウマい餃子を、酒ナシで食べるなんて、ツラすぎるよ…。
もうひとつの餃子は、最近メニューに加わったと思われる「お好み焼風餃子」462円。
「紅しょうが餃子」に、ソース、マヨネーズ、削り節、青海苔をかけ、お好み焼き風に仕上げたもので、
※わかりづらいが、アンには紅ショウガ入り
以前紹介した、八王子の餃子専門店『餃子のパプア』にも、同様のメニューがある。
それから数分後、これも初めて食べる「しょうゆ油そば・並」726円が完成。
当初は、祖師ヶ谷大蔵店のランチタイム限定商品だったのだが、千歳船橋店でも提供されるように。
こちらは横からのアングル。スープ付きが嬉しいよ。
具材は、大きめカットのチャーシューに、メンマ、かいわれ、ネギ。底のタレと、よく混ぜ合わせてから食べる。
いざ麺をすすってみると、タレの風味が独特で、シンプルなようで複雑な、クセになるテイストだ。
醤油タレには、メンマの旨味のようなものが溶け込んでいるのだが、バカ舌の私には、もちろん味の正体はわからない。
味の濃さもほどよく、いずれにしても、麺150グラムの並では足りないウマさであった。
次回は300グラムの大盛か、もうひとつの「麻辣油そば」に挑戦だな。
なお、付け合わせのスープも、ショウガ風味でウマかった。つけ麺風にして食べればよかったかな。
最後に、もうひと皿だけ餃子が食べたくなり、「しそ餃子」429円を追加注文。
※ニラと区別つかないだろうけど、刻んだシソが入っている
焼肉屋でミント味のガムを噛むかのように(←全然違うのでは?)、お口を爽やかにしてからお会計。
「相変わらず美味しかったです」とオーナーに告げて退店。マスク内のにんにく臭が、実に心地いいね。
美味しかったのは事実だが、ヤマタニ餃子は、異様に酒が欲しくなるという危険性(?)に気付いてしまった。
餃子+ビール、あるいは餃子+ホッピーという、麻薬のように魅力的な組み合わせを味わうためにも、
次回は酒類販売OKの時期に行かなくては。
ヤマタニ餃子店 千歳船橋店
東京都世田谷区経堂4-7-8
小田急線千歳船橋駅から徒歩約1分
営業時間 現在は11時半~20時 19時半ラストオーダー
定休日 月曜(祝日は営業し、翌日火曜が休み)