明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ここの餃子はやっぱりウマい! 千歳船橋『ヤマタニ餃子店』

2021年06月07日 | 餃子
今回のブログタイトル、ひねりがなくて申しわけないが、
過去にも何度か述べてきたように、『ヤマタニ餃子店』の餃子はウマいのである。
こちらのお店のオーナーは、国分寺で『ぴぐもん』という居酒屋も経営しており、
当店の人気メニューであった、「餃子」の専門店を、世田谷区の千歳船橋でオープンしたのが2016年。
その後、ぴぐもんは閉店したが、ヤマタニ餃子店は隣駅の経堂と祖師ヶ谷大蔵にも支店を出し、現在に至る。
「餃子の大将」を自称する(山下清さんを意識)ほど餃子を愛し、いろんなお店で食べてきた私が、
一番好きなお店は高円寺『赤天』なのだが
一番ウマいと思っているのが、ぴぐもん=ヤマタニ餃子店なのである。

ここで、ぴぐもん紹介時にも載せた、ヤマタニ餃子店のレギュラー商品「特製餃子・焼」の画像を再掲。


写真は2人前で、1人前は現在429円。「にんにく・にら」の有無を選べ、私は当然「あり」を選択。
普通よりやや大きめで、丁寧に包まれた皮の中身となるアンは、よく練り込まれた肉が主体。
けれども臭みやしつこさはなく、口に含むと旨味が充満。餃子は野菜多めが好みだが、ここだけは例外。
また、しっかり味も付いているので、調味料ナシでもイケる。
シソ、チーズ、海老入りなどもあるが、基本のアンが優れているので、どの具材とも合う。
以上、ここの餃子について解説してきたが、ぴぐもんのときも、同じようなことを語っているので、
気になる方は、そちらも見ていただきたい→こちらをクリック

とにかく素晴らしいヤマタニ餃子だが、いかんせん、私が小田急線に乗る機会が少ないため、
お店で食べた回数はごくわずか(持ち帰りはよく買っていた)。国分寺にあれば、頻繁に通うんだけどねえ。
ここからは、数年前に経堂店で食べたときの様子をお伝えする。
訪問したのは夕方16時台、私の大好きな日が沈む前の酒+餃子だ。
まずはメニューから。現在は少し値上げし、さらに税込表示になっている。




まずはホッピーセットの白を注文すると、お通しのキャベツサラダが出てくる。

※お通し220円、酒類注文客のみ

振りかけられた、オレンジ色の人参ドレッシングがおいしい。当然、お店のオリジナルだ。
しばらくすると、まずは「まるごと海老餃子・水」が完成。


一尾丸ごと入った海老と肉々しいアン、そしてチュルンと歯触りのいい皮との組み合わせが秀逸。
続いて、「特製餃子」と「チーズ餃子」が焼き上がった。


あまり美しくないが、皮をめくった中身の画像を。こちらが基本の「特製」。肉のピンク色が鮮やかだ。


こちらが「チーズ」。ベースは特製と同じ。チーズが濃厚な旨味をさらに増幅させる。


ホッピーもお替りし、別の餃子も食べたりして、すっかり酩酊&満腹で「ごちそう様です」。
この日の餃子は、オーナーではなく若手の社員が焼いていたように、部下も順調に育ってきた印象。
その後も経堂店は、テイクアウトの購入で何度か利用したが、オーナーとは会えずじまい。
既出したように、祖師ヶ谷大蔵にも支店を出したし、経堂店は部下に任せ、そちらで働いていたのだろう。

以降は、忌々しいコロナ禍もあり、最後の訪問から、約2年ほど空いてしまった。
最近のヤマタニ餃子店さんは、経堂店は臨時休業、他の2店舗も時短かつ酒なし営業を続けている。
そんなお店を応援するため…というか、あの餃子がモーレツに食べたくなったため、先日、千歳船橋店を訪問。
この日は、オーナーのひとり営業。コの字カウンターの店内席は、イスの数を減らし間隔を空けていた。
あと、おつまみメニューを絞り、定食や油そばなど、食事客向けのメニューが増加。


「どうもご無沙汰してます」と店主に挨拶し、さっそく餃子2種と油そばをオーダー。
以前は大勢の客でにぎわっていた千歳船橋店だが、この日の客は私だけ。
さすがのヤマタニさんでもこうなるか…とさみしく感じたが、その後は食事や持ち帰りの客が次々と訪問。
全盛期ほどではなかったが、店主はひとり回しのため、調理、接客、(持ち帰り注文の)電話応対と、忙しそうであった。
お酒を注文した客も何人かいたが、提供できないことを店主が詫びると、納得したのかソフトドリンクに変更していた。
揉めないのはさすが世田谷区民…というか、この辺の人は「都内の酒提供禁止」を知らないのか(苦笑)。
ノンアルコールビールなどもあるようだが、私は「ウーロン茶」330円を注文。
無論、「ちょこっと焼酎を入れてください…」といった、お店を困らせる要求はしない。
ちなみに、現在はドリンク注文は必須ではないようで、食事客にはジョッキ入りの冷水が提供される。

さてハナシは戻り、久々のヤマタニ餃子を味わうことに。まずは、「特製餃子・にんにくにらあり」429円。


個人的には、店主が焼いたのを食べるのは、約4年ぶり。相変わらずイイ焼き色である。
ひと口かじれば、焼き立てならではの熱気とともに、強烈な肉の旨味が口内にあふれ出す!
感想はただひと言、「やっぱりウマい!」だ。
ただ、ヤマタニ餃子をシラフで食べるのは、たぶんこの日が初めて。濃い味付けゆえ、酒が欲しくなった。
こんなにウマい餃子を、酒ナシで食べるなんて、ツラすぎるよ…。

もうひとつの餃子は、最近メニューに加わったと思われる「お好み焼風餃子」462円。


「紅しょうが餃子」に、ソース、マヨネーズ、削り節、青海苔をかけ、お好み焼き風に仕上げたもので、

※わかりづらいが、アンには紅ショウガ入り

以前紹介した、八王子の餃子専門店『餃子のパプア』にも、同様のメニューがある。
それから数分後、これも初めて食べる「しょうゆ油そば・並」726円が完成。


当初は、祖師ヶ谷大蔵店のランチタイム限定商品だったのだが、千歳船橋店でも提供されるように。
こちらは横からのアングル。スープ付きが嬉しいよ。


具材は、大きめカットのチャーシューに、メンマ、かいわれ、ネギ。底のタレと、よく混ぜ合わせてから食べる。
いざ麺をすすってみると、タレの風味が独特で、シンプルなようで複雑な、クセになるテイストだ。
醤油タレには、メンマの旨味のようなものが溶け込んでいるのだが、バカ舌の私には、もちろん味の正体はわからない。
味の濃さもほどよく、いずれにしても、麺150グラムの並では足りないウマさであった。
次回は300グラムの大盛か、もうひとつの「麻辣油そば」に挑戦だな。
なお、付け合わせのスープも、ショウガ風味でウマかった。つけ麺風にして食べればよかったかな。

最後に、もうひと皿だけ餃子が食べたくなり、「しそ餃子」429円を追加注文。

※ニラと区別つかないだろうけど、刻んだシソが入っている

焼肉屋でミント味のガムを噛むかのように(←全然違うのでは?)、お口を爽やかにしてからお会計。
「相変わらず美味しかったです」とオーナーに告げて退店。マスク内のにんにく臭が、実に心地いいね。

美味しかったのは事実だが、ヤマタニ餃子は、異様に酒が欲しくなるという危険性(?)に気付いてしまった。
餃子+ビール、あるいは餃子+ホッピーという、麻薬のように魅力的な組み合わせを味わうためにも、
次回は酒類販売OKの時期に行かなくては。



ヤマタニ餃子店 千歳船橋店
東京都世田谷区経堂4-7-8
小田急線千歳船橋駅から徒歩約1分
営業時間 現在は11時半~20時 19時半ラストオーダー
定休日 月曜(祝日は営業し、翌日火曜が休み)
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日伊合作の餃子と麺類 西武柳沢『一八亭』

2021年04月02日 | 餃子
数年前のことだが、友人がSNSで、ちょっと変わったラーメン店を紹介していた。
お店の名前は『一八亭』といい、屋号自体は奇抜ではないのだが、
イタリア人のシェフがいて、生ハムやチーズを使用した、餃子や麺類を提供しているらしい。
調べてみたところ、シェフはお店の娘婿らしく、ローマ出身の彼が働くようになってから、
イタリア~ンな中華メニューが加わったようだ。
最寄り駅は西武新宿線の西武柳沢だが、私は電車代をケチって、JR三鷹駅から徒歩で向かった…疲れた。

到着したのは夕方。外観はごく普通だが、確かに、イタリア人らしき方が働いている。
 ※お店のHPより拝借

店内に入ると、厨房を囲むようにカウンター席があり、奥には団体客向けのテーブル席も。
厨房は意外と広いのだが、この時間はシェフのひとり回し。そのせいか、少しお疲れの様子。
私が入店したときも「お好きな席へどうぞ」と小声だったし、オーダー時の受け答えも、うなずくだけでほぼ無言。
イタリア人は全員陽気だと思い込んでいた私は、ちょっとカルチャーショック。
だが、こちらのお店は、通常は11時~翌朝4時半まで営業している。やっぱり疲れてるのかな。
その後、友人に教えてもらったのだが、昼の時間帯はイタリア人旦那、夜は日本人奥さまが店番だそうで、
夜になっても旦那(本名は「ジャンニ・ジャンマリオリ」さんらしい)は退店せず、客席で晩酌を楽しんでおり、
忙しくなると、席を立って奥さまを手伝うとか。やはり、お店には長時間滞在しているようだ。
ちなみに晩酌は、メニューにない洋風おつまみとワインだって。「洋風おつまみ」、気になるな。

さて、初訪問時の私が最初に頼んだのは、びんビール550円と餃子3種。
ドリンクは他にも、サワー類やハイボールなどの定番や、ワインも当然、白と赤の2種を用意。
また、ここ一八亭さんは料理メニューも多彩で、特に餃子などの点心類は豊富。
今回のブログカテゴリーも、「中華食堂」や「居酒屋・バー」かで悩んだ挙句、「餃子」にしてみた。
最初に完成したのが、茹でるタイプの「モッツァレラの水餃子」。通常は590円だが、3個だと330円。


モッツァレラチーズを包んだ皮に、トマトソースとチーズをかけた、ビールに合う餃子だ。
「ビールお替わり」の注文と同時に、「焼き餃子」430円(ハーフ230円)と、


「海老にら餃子」550円が焼き上がった。


こちらの創業は1985年。イタリア旦那が働く前から存在したと思われる焼き餃子は、当然イタリア風ではなく、
和風タイプ…イヤ、厳密には中国風になるのか。とにかくオーソドックスな餃子だ。
海老にら餃子は大きめのが4個。中には小エビがいくつも入っている。

※できれば、鉄板に残った汚れを取り除いてから盛りつけてほしかった

途中でウーロンハイ370円に変えて、餃子3種を食べ終わったところで、シメのお食事を注文。
選択したのは、お店の一番人気らしい「油そば」730円。


自家製の太麺にタレを絡め、削り節とネギ、そしてチーズを振りかける。
日本(たぶん多摩地区)発祥の油そばに、イタリア産パルメジェーノチーズを加えた、日伊合作メニューだ。
なお、「パルメジェーノ」という表記は、お店HPに従ったもの。イタリア風の正しい発音なのかな?
油そばなので、よく混ぜてから食べることに。さっきの画像では見えなかったが、チャーシューもちゃんと入っているよ。


チーズは入るものの、油そば自体の味が濃いので、さほど気にならなかった。もっと個性的なテイストを期待したのだが。
カルボナーラ風の「ローマのまぜそば」や、トマトソースの「トマトのまぜそば」にしておくべきだったか。

それから数ヶ月後、三鷹から歩くのはしんどかったので、西武柳沢駅からのルートで再訪。
ただし、駅近くの『どさん子』でラーメンを食べたあとだったので、食事はせず軽く飲むだけに。
友人に聞いたとおり、夜の時間帯は奥様がひとり回しで、旦那さんは客席で飲んでた(笑)。
注文したのはびんビールと、おつまみ「3点盛り」630円、そして「サルシッチャ餃子」550円。
ラーメン店の「3点盛り」でよく使われるのは「チャーシュー」「メンマ」「味玉」で、店によってはザーサイやキムチも。

狛江『狸小路』の「とりあえず三点盛」350円

ところが、一八亭さんは、さすがはイタリア人シェフがいる(そして飲んでる)お店。
3点盛りが「カポナータ」「生ハム」「チーズ」と、イタリアン仕様だ!


本当はビールより、ワインの方が合うんだろうけど、私はワイン飲むと悪酔いしちゃうので…。
しばらくすると、サルシッチャ餃子が焼き上がった。


一見、「おやき」みたいだが(?)、中にはお肉の塊とモッツァレラチーズが詰まっている。


中身のイタリアンソーセージ(お店メニューの表記より)は、肉々しいけどハーブなど調味料も効いており爽やか。
濃厚チーズとの相性も最高だし、一八亭さんの餃子では一番のおススメだ。

緊急事態宣言などいろいろあり、久々となった3度目の訪問は、先述した友人と一緒に昼間から飲みに行った。
せっかくなので、こちらの餃子・点心類をすべて制覇すべく、未食メニューを注文させてもらった。
こちらが「水餃子」430円。さっき書き忘れたけど、焼き餃子はニンニク入りだが、水餃子はなし。


シンプルだけど旨味が強く、皮の歯応えもヨシ。餃子ではサルシッチャの次にオススメだ。
こちらは「焼売」550円。自家製らしく形が不揃いだが、それがまたイイ。


最後の紹介は、世界三大珍味のひとつを使用した、「トリュフわんたん」690円! 


ただ、私自身はいいトシこいて、トリュフを食べた記憶がない。誰かの結婚式で出たかもしれないけど。
トリュフと思われる黒い粒々を、生ハムと一緒に味わってみたが…残念ながら、私の苦手な味であった。


口に含んだ瞬間、「お前はやめとけ!」と、脳内から命令がきた。なので、残りは全部友人に食べてもらった。
無論、原因はお店でもトリュフでもなく、私の貧乏舌のせいである。
トリュフが苦手でない方は、ぜひ食べてみてほしい。

他にもいろいろ一品料理を頼み、結構長い時間飲み食いしたため、我々以外のお客さんがいなくなってしまった。
イタリア旦那も、休憩したそうなので(推測だが当たってるはず)、シメを食べて帰ることに。
私がオーダーしたのは、飲んだあとに最適な「塩らぁめん」690円。


油そばのときにも記したけど、こちらは自家製麺を使っている。滋味あふれるスープも、当然自家製だろう。
結局、実は満腹だったのに、残さず食べてしまった。ここのラーメン、ウマい気がする

失礼ながら、一八亭さんのことは、イタリア風のメニューがある変わったお店だと捉えていたが、
普通の商品もしっかりしている。先代(娘さんの父親?)は腕のいい職人だったのだろう。
もちろん、現店主も頑張っていらっしゃる。友人が頼んだのは、イタリア旦那の母国の味を取り入れた、
味噌ラーメンにカポナータとリコッタチーズを加えた、日伊合作商品「味噌ポナータ」890円!


友人も結構飲み食いしたはずなのに、しっかりたいらげていたから、味には満足しているようだ。
こちらには他にも、ラグーが入る「味噌ラグー」や、バジル使用の「ジェノベーゼ」などもある。
これからも、イタリア旦那と日本人奥様による、新たな日伊合作メニューに期待したい。
「汁なしケチャップ炒めそば」とか作ってほしい…って、それはただのナポリタンだ。

日が沈む前に飲める、「イタリアンバル兼ラーメン店」は、私にとって貴重な存在。
食べていないメニューも多いし、一八亭さんには今後も通い続ける予定だ。
なお、店内には漫画本もたくさん置いてあり、ひとり酒でもさみしくないよ…たぶん。



一八亭(いっぱちてい)
東京都西東京市柳沢2-1-23
西武線西武柳沢駅から徒歩約7分、三鷹駅からは徒歩約45分、近所に「東伏見稲荷神社」というバス停あり
営業時間 火~土、祝日、祝前日 11時~翌4時半 日 11時~23時半
定休日 月(祝日の場合は11~23時半)
※現在は毎日、21時閉店です
※くわしくはお店のHPにて→https://ippachitei.com/
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多摩地区の誇り「マンシュウぎょうざ」 立川『満北亭』

2021年02月12日 | 餃子
緊急事態宣言下ゆえ、【近所の飲食店を巡る】シリーズ。 ※ただし、近所=徒歩60分圏内
今回は、自宅から徒歩45分の場所にある、『満北亭』砂川九番店を紹介する。

中華食堂『満北亭』(まんほくてい)さんの創業は1970(昭和45)年。その後、東京都下の多摩地区を中心に支店展開。
かつては立川駅のすぐ近く、現在の伊勢丹がある場所の裏あたりにも支店があったとか。
近年は新規開店がなく、逆に玉川上水店と小平店が閉店し、現存する店舗は東京都下に5、山梨に2の計7店。
個人店を愛する私ではあるが、チェーンとはいえそれほどメジャーではなさそうだし、
なにより餃子好きとしては、ちょっと応援したくなるグループなのである。

砂川九番店には駐車場があり、そこには「満北亭」だけでなく、お店自慢の「マンシュウぎょうざ」の文字も躍っている。
なので、そちらが店名だと思っていた客は多い。私もそのひとりなので、ブログタイトルにも使わせてもらった。
ただ、同じく東京の西方面や埼玉で支店展開している、『ぎょうざの満洲』グループとはまったく無関係である。
それでも、「マンシュウぎょうざ」の商品名を、近年「肉餃子」「野菜餃子」の2種に変更。
一部店舗を除き、店の看板からも「マンシュウぎょうざ」の文字を消した。ぎょうざの満洲に配慮したのかな。
とはいえ、開業した昭和40年代当時はおそらく、「餃子=中国・満州から持ち込まれた料理」という印象が強かったため、
味噌ラーメンのお店が、屋号に「サッポロ」とつけるように、満北亭も「マンシュウ」を名乗ったのではないか。
そもそも、餃子自体の味が違うし、サイズも満北亭の方が、ぎょうざの満洲より2倍くらい大きい
要するに満北亭は、創業が6年早かった、ぎょうざの満洲をマネしたわけではないのだが、
反対に、餃子どころか、満北亭の大部分をパクったと思われるグループがあるので、後述する。

お店自慢の餃子は、商品名が変わった今でも、ジャンボサイズなのに違いはなく、
1人前は6個500円で、3個270円の半分サイズもある。少食の方なら3個でじゅうぶんではないかね。
いかんせん、自宅からは遠くしんどいので(←徒歩で行くからだ)、最近はご無沙汰していたが、
数ヶ月前、東大和市で飲んでいるうちに終バスをなくし、歩いて帰る途中、つい立ち寄ってしまった。
注文したのは「肉餃子」3個と、期間限定メニューの「魚介豚骨醤油中華そば」760円。
こちらが肉餃子。毎度のごとく、写真がヘタでわかりづらいだろうが、なかなか大きめ。


置いたレンゲとの比較で、サイズを把握していただければ幸いだ。
こちらが魚介豚骨醤油中華そば。満北亭らしさを加味した、ちょっと懐かしさを感じるテイストで、意外と美味しい。


ナルト好きとしては、2枚入っていて感動。まあたぶん、間違って2枚入っただけなのだろうが。


上記2品の他、手持ちにある満北亭の料理画像は、8年ほど前に撮った、下記のガラケー写真のみ。


今はメニューから消えた、「水餃子ラーメン」と「マンシュウぎょうざ」である。
『天下一』代々木八幡店のときにも記したが、私は餃子入りラーメンに餃子を追加するのが好きなのだ。
スープは醤油味だが、お店のウリは味噌で、塩バターも推している模様。

久しぶりに、満北亭で一杯やりたくなり、冒頭のとおり片道45分歩き、シラフで訪問。
お店の手前にある、「住宅情報館」の看板や照明が、ハデで明るいのに反し、
満北亭は異様に暗く、「臨時休業、あるいはつぶれてしまったのか!?」と一瞬心配になった(笑)。

※右上の白い看板だけ、うっすらと点灯している

「営業中」らしいので入店すると、店内には先客が数名おり、常連らしき団体の飲み客もいた。
私も負けずに「瓶ビール(大瓶)」630円を注文。つまみには肉餃子と野菜餃子3個ずつの「ハーフ&ハーフ餃子」500円と、
大好きな「豚肉ときくらげの玉子炒め」の単品680円をオーダーした。
まずはビール、そして結構なスピードでKTI(=きくらげ玉子炒め、世界で私しか使っていない略語)が登場。


680円という価格から、なんとなく覚悟していたけど、ひとり酒のツマミには量が多い!
ここのは珍しく、ニラが少し混ざっているので、「ニラ玉」のような味も楽しめてお得。


途中で卓上の白コショウを振りかけたら、米抜きチャーハンみたいな味になったよ。
しばらくすると、肉と野菜のハーフ&ハーフ餃子がやってきた。


左側が、さきほども紹介した肉餃子で、右側の、ちょっと緑色に染まっているのが野菜餃子。
なお、卓上には酢醤油、ラー油、白コショウと七味しかないので、私のように酢が苦手な方は、
店員さんに頼んで、酢抜きの醤油をもらおう。 ※わざわざ紹介することでもないので縮小版で

メニューやHPの説明によると、餃子の具材には、一度も冷凍していない国産豚肉と新鮮な国産野菜を使用し、
包む皮も、高級小麦「ナンバーワン」で作り、添加物は入っていないそうだ。

肉餃子が、たぶん昔のマンシュウぎょうざに近いタイプで、ひと口かじるとジュワッと肉汁。
野菜餃子の方はニンニク不使用で、野菜が粗目に刻んであり、シャキッとした歯応え。
味もしっかり付いており、私は最初の数個はそのまま食べ、最後に少しだけ醤油を使用した。
一応、ハシで割って中身を撮影したが、あまり見た目がよくないので、こちらも縮小版で。

なお、肉餃子には野菜、野菜餃子にも肉が、それぞれちゃんと入っている。
どちらも素晴らしい餃子だが、ニンニク好きの私としては、伝統ある肉餃子に軍配を上げたい。
いずれにせよ私個人は、立川市で一番ウマい餃子のお店は満北亭だと思っている。

途中でビールをやめて、珍しくデュワーズ使用の「ハイボール」380円に変更。


本当はウーロンハイが理想だが、焼酎は「氷彩サワー」使用の炭酸系サワーしかないのが残念。
ジャンボ餃子と、大盛のきくらげ玉子炒め、さらにアルコール類でお腹が苦しくなってきたが、
シメとして、「味噌ラーメン」660円+「バター」100円を頼んでしまった。


チャーシューやメンマでなく、モヤシやコーンなどが乗る「サッポロ式」の味噌ラーメン。
ただし、野菜には火が通っているけど、炒め時間は少なめの様子。多少焦げてるくらいが好みなのだが。
麺はサッポロ風ほど真っ黄色ではない、自家製のちぢれ麺。この日はちょい柔らかめの仕上がり。
途中で、辛味と刺激を加えるべく七味をかけたら、牛丼チェーン『松屋』の七味にそっくりだった。


味噌スープは、赤味噌主体で甘味の少ないタイプ。健康面ではともかく、バターは入れて正解。
野菜とスープを少々残し、腹十二分の状態でお会計。だいぶカロリー摂取したので、帰路も歩いたよ。

砂川九番店は、現存する満北亭では最古の店舗であり、過去だけでなく、コロナ禍の現在も客足は上々。
この日も、19時半ラストオーダーの間際に、イートイン客だけでなく、テイクアウト利用客も殺到していた。
そんな満北亭さんの人気に便乗するように、同じようなメニューに同じような屋号、
さらに、満北亭さんの店舗の間近に支店を出すという、大胆不敵なグループがある。
その店の名前は『南京亭』。やはり多摩地区を中心に店舗を展開する中華食堂で、
赤い看板や屋号の字体もそっくりだったので、私は昔、満北亭と同グループだと思っていたよ。

多摩都市モノレールの桜街道駅、東大和市の新青梅街道の店舗には、それぞれの店舗が競るように近接しており、
同様の条件だった、国立市・谷保の満北亭は、近所の南京亭に敗れ(?)、閉店してしまったそうだ。
ちなみに私は、南京亭でも食べたことがあるが、悪くない…というか結構イケるよ。
両社にどんな因縁があるのかわからないが、明らかに南京亭がケンカを売っているように見える。
いっそのこと、漫画「美味しんぼ」みたいに、料理対決で決着! をつけるのはどうかね。
もちろん、勝負は引き分けに終わり、「満北亭さん、今までごめんな」「南京亭さん、わかってくれたか」
栗田「これでお互い仲直りね」 山岡「まったく、世話のかかるふたりだよ」 富井副部長「こらーっ山岡!」と、
最後はドタバタで終わる、いつものパターンが理想なのだが…実世界では無理だろうな。
私としては、昔から知っている「マンシュウぎょうざ」の満北亭を支持するが、理想は当然、共存共栄だ。
満北亭さんにはとりあえず、私の自宅に近い(徒歩10分程度)場所に、新たな支店を作っていただきたい。

【徒歩60分圏内でメシ喰おう】シリーズ(←名称が最初と誓うぞ)、次回は高幡不動の予定。



満北亭 砂川九番店
東京都立川市幸町4-39-3
西武線東大和市駅から徒歩約12分、多摩都市モノレール砂川七番駅からも同じくらいか
JR立川駅からは徒歩約43分なので、バスに乗った方がいい
営業時間11時~24時 3月7日までは11時~20時
定休日 年中無休
※満北亭HP→http://www.manhokutei.co.jp/
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夏の終わりにジャイアント餃子 市川大野『ひさご亭』

2020年09月04日 | 餃子
先日、自転車競技(要するに競輪)を観戦するため、千葉市に行ってきた。
そのあとは、せっかく千葉まで来たのだから、以前から気になっていた飲食店に立ち寄ることに。
そのお店が、今回紹介する市川市の『ひさご亭』さん。
ちなみに、最寄り駅である市川大野には、千葉駅からは電車で最低でも30分かかるため、
「ついでに立ち寄る」にはちょっとメンドーな距離ではあったが、それだけの価値はあった。

こちらのお店は、以前四つ角飯店さんのときに紹介した、2011年発行の「餃子グルメ パーフェクトガイド」で知った。
この書籍は誤字・誤記が多く、レイアウトもお店の掲載基準もメチャメチャで、
全然「パーフェクトガイド」ではないのだが、ひさご亭さんを教えてくれたことは、素直に感謝したい。
ここの餃子についてガイド本では、下記のように報じていた。
「1個100gの超重量級餃子!」「ニンニクがガツンと味もヘビー!!」「甘い!? 強烈な餃子!!」
信用度はさておき、「超重量級」「ニンニク」「甘い」と、個人的にそそられるコピーばかりである。

初めて下車した市川大野駅から、まっすぐの道をてくてく歩き、念願の『ひさご亭』さんに到着!


ご覧のとおり、こちらはいわゆる中華食堂だが、お店の名物は「餃子」であり、
来店客全員が餃子を注文していたため、ブログのカテゴリーも「餃子」にしてみた。
店内はカウンター席とテーブル席が3つ。アルコール液で手の消毒を済ませてから、餃子とビールを注文。
ビールは大びんで700円。他の酒類では、発泡酒や缶チューハイなどがあった。
餃子は1人前6個で900円。「半餃子」だと3個で500円。量的には半餃子でも充分だろう。
厨房にお父さん、ホールがお母さん。あとから若い青年ふたりが厨房に加わった。息子兄弟かな?
若者たちが麺類・ご飯類を担当し、お父さんが餃子担当のようだが、お父さんが一番忙しそう。
私が着席した位置は、ほぼお父さんの目の前だったので、大変なのがよくわかった。
大きな皮で、たっぷりの具材をせっせと包み、


それを休む間もなく焼き上げる。これを若者たちが持ち帰り容器に詰めていき、


空いてるカウンターにお持ち帰り用餃子を置いていく。こっそり盗撮したためブレたが、終始山積み状態だった。


先客はふた組だけだったが、その後すぐに満席となり、お持ち帰り餃子の注文電話もジャンジャンかかってくる。
そのたびにお母さんが「今からですと45分後」「1時間後に来て」などと応えていた。
注文自体も多いが、餃子がデカい分、焼き上がるのに時間がかかるのだろう。
私の餃子は、タイミングが良かったようで(お持ち帰り用と重なった?)3分ほどで提供された。


本当に、写真がヘタでわかりづらいだろうが、とにかくバカでかい餃子なのである。
右脇のビールが入ったタンブラーとほぼ同サイズで、ハシで持つと異様に重い。割りバシなら折れちゃうかも。


「ジャンボ餃子」という名称の商品は世に多く存在するが、それらの餃子よりも、ひさご亭さんの方が絶対に大きい。
ジャンボの上、という発想から「ジャイアント餃子」と勝手に命名し、今回のブログタイトルとさせてもらった。
どうでもいい情報だが、私は昔の全日本プロレスのファンである。

大量の油で揚げるように焼く、有名な『ホワイト餃子』にビジュアルは似ているが、
あちらよりサイズは大きくジャイアントなのに、皮は薄かったため、食べやすかった。


皮の中にギッチリと詰まったアンは、野菜が主体で少々粘り気がある。
まずはそのまま食べてみると、確かにニンニクが効いており、甘味を感じる!
醤油などを付けた方がよさそうなので、お店自家製の唐辛子(下記参照)など、卓上の各種調味料を試してみた。


信用できるサイトの情報によると、粘り気と甘味の原因はバナナらしい。
「バナナみたいに大きい」と表現される餃子もあるが、バナナを使用した餃子というのは珍しいのではないか。

さっきのガイド本のとおり、超重量級で、ニンニクががっつり効いていて、甘味を感じるテイストではあったが、
私が食べた感覚では、1個100グラムはなく、だいたい85~90グラムぐらいではないかと。
とはいえ、『餃子の王将』は1個25グラムだし、東京の一般的なお店の餃子は約20グラムだ。
参考までに、90グラムとはペヤング普通サイズの麺(茹でる前だが)、吉野家の牛丼並の具材(アタマ)とほぼ同量。
1人前6個=540グラムというのは、王将餃子21.6個分、ペヤング6個分、牛皿6皿分という、とてつもない量なのである。
なので、1個半食べた時点で、早くもビール大びんが空いてしまい、おかわり。


いくら餃子とビールが好相性とはいえ、このペースだと大びんを4本飲むハメになる
というワケで、以後はお水を飲んだりして、ビールを少し控えた。
途中、お母さんがお店の外に出て、先述した兄弟らしき若者たちが接客担当になった。
兄貴分らしい方は、袖の下からタトゥーが見えるし、弟分の方も「ビー・バップ・ハイスクール」(古い?)のヒロシのような外観。
おっかないし電話や調理で忙しそうだったので、自分で冷水器にお冷やを注ぎにいったら、
ヒロシ風の店員さんがわざわざやってきて、「どうもすみません」と謝られてしまった。
このふたり、見た目に反して(失礼!)接客や電話の応対が丁寧。いいお店だよ。

結局、ビール大びんを3本飲み干し、推定540グラムの餃子をなんとかたいらげたが、
私個人が一番気に入った食べ方は、具材に唐辛子と黒コショウ、皮の底部分に醤油、であった。


ビールでお腹が膨れてしまったので、麺類などのシメは断念。
ちなみにこちらのお店は「ラーメン」800円、「タンメン」900円と、普通のお店よりやや割高。


他の客に提供される麺類を見たが、餃子と違い、いたってフツーでの量であった。
「チャーハン」2人前を盗撮したが、これは大盛らしいので、ひと皿900+200=1100円となる。


悲しいことにこちらのチャーハン、ひとつはオーダーミスだった。※私個人は、客の注文の仕方が悪かったと思う
「じゃあその余ったチャーハン、私がもらいますよ」と、助けてあげたいところだが、
1100円はお高いし(セコイ!)、そもそも満腹で入らないしで、助っ人活動を断念。
とはいえ私自身も、ビール3本と餃子で3000円使ったので、カンベンしてほしい。
結局そのチャーハンは、タトゥー兄さんが厨房内にしゃがみ、ガツガツと喰っていた(笑)。

会計時、「生餃子のお持ち帰りをできるか」たずねたところ、「やってないんです」と断られてしまった。
家族や友人に食べさせたかったのだが、強い火力や大量の油が必要だろうし、家庭向きではないかもしれない。
オンリーワンなジャイアント餃子を満喫し、「ごちそうさまでした」と退散。

日が沈む前の酒で酩酊したので、お店の目の前にある、公園のベンチで休憩していくことにした。


池には、何羽かの鳥(名称わからず)が交代でやってきて、


すぐ目の前の樹には、セミ(種類わからず)が留まっている。


鳴き声を発せず、微動だにしないセミの姿に、なんとなく夏の終わりを感じて、
さみしくなって目を閉じると、たまに吹き込む涼風に誘われて、ついついそのままベンチでうたた寝…
の数分後、「ダメだ、ここは千葉だ!」と気づいて飛び起き、市川大野駅に向かう私であった。
帰りの武蔵野線内では、当然のように爆睡。悪いけど気持ちよかったよ(笑)。
まだまだ気温の高い日が続くけど、徐々に日が沈むのが早くなってきたねえ。



ひさご亭 市川大野店
千葉県市川市南大野3-22-2
市川大野駅から徒歩約12分
営業時間 12時くらいから19時半くらいまで
定休日 水曜
※現在は支店はなく、市川大野店のみ
※お持ち帰りは予約電話ナシだと相当待つことになりそう
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フツーじゃない絶品餃子のお店 築地『餃子と沖縄』

2019年04月30日 | 餃子
昨年末のとある日。築地の本願寺あたりをウロウロしていたところ、写真のお店を発見。


提灯に「餃子と沖縄の味」とあるように、こちらの屋号は『餃子と沖縄』というらしい。
その日の夜、用事を済ませて再び店の前を通ってみる。開店前ゆえ中の様子はわからないが、そんなに広くはなさそう。
餃子は食べたいけど、沖縄の店か…と悩んでいたところ、ちょうど店主が出勤してきて、
「まだ準備できてませんが、よかったら中でお待ちください」とお招きしてくれたので、入ってみることに。
店内はテーブル席とカウンター数席。10人くらいで満席になるかな。
壁には、普天間基地や安室奈美恵さんの引退などを報じる、沖縄の新聞が何枚も貼ってあり、
中には沖縄・興南高校の甲子園春夏連覇を告げる紙面と、我喜屋監督のサインもあるではないか!


高校野球ファンの私だが、春の決勝で興南に敗れたのが我が母校日大三なので、あえて反応はしない(←心狭い)。
カウンター席で、店主の開店準備を待っている間、卓上のメニューに目を通す。




ビールとホッピーセットが700円、サワー類が600円。相場よりちょっとお高いかね。
準備ができたようなので、「オリオンビール中瓶」と、「手作り餃子」に「沖縄ポークたまご」をオーダー。
メニューによると、餃子が「人気No 1」で、ポークたまごが「人気No 2」のようだ。
その直後、バイトの女の子が出勤してきて、「こんばんは~」と声をかけてくれながら、
写真のビールと海ぶどう(サービス)を運んできてくれて、「どうぞ」とグラスにビールを注いでくれた。

※注いでくれない場合もあるので期待しないように

若い娘さんに親切にしてもらい、恐縮しつつ(←だらしねえ)ビールを飲んでいたところ、常連らしいお客さんがやってきた。
私の近くに座った彼に、注文したお酒が届いたところで、店主が「おふたり、乾杯して!」とうながすので、
素直に従い、グラスとグラスを合わせ「はじめまして」とご挨拶。相手の常連さんもイヤな顔をせず、挨拶してくれた。
入店してわずか数分だが、こちらのお店はイイ店だと確信した。

さっき、「沖縄の店か…」と書いたが、これは以前、都内の有名な沖縄居酒屋に入ったとき、常連らしい客に、
「ここは沖縄出身者のための店なんだよ」みたいなことをいわれ、露骨に邪魔者扱いされたことがあってね。
それ以来、沖縄のお店は警戒…というか、要するに悪印象しかなかったのだが、
こちらの店主は、入口での応対もそうだが、ヨソもんの私でも気兼ねせず楽しめるよう、配慮してくださる。
あとからやってきたお客さんも、沖縄出身の方も含め、みなさん好人物ばかりだった。
のちに、店主といろいろ会話するようになってから聞いたところ、過去にはやはり、クセのある客もいたらしい。
「いろいろ苦労しましたよ…」と語る店主の努力により、現在は誰でも安心して飲めるお店となっている。

さて、注文した料理も紹介しよう。まずは「沖縄ポーク玉子」600円。沖縄ではメジャーな料理らしいが、私自身は初めて。


ふわふわ玉子とランチョンミート(スパム)に、一緒に提供されたケチャップをつけて食べる。
しょっぱいポークと玉子の組み合わせがいい。実は私、炒り玉子も好きなのでね。
続いては、お店の看板商品でもある「手作り餃子」6個600円。焼きあがる直前に、酢とコショウが入った別皿もきた。


ひと口かじると…うお~すげえニンニク風味! こりゃウメえ!! 
最近はニンニク抜きの餃子が多くなったけど、個人的にはニンニク大歓迎よ。
これが沖縄の餃子なのか、店主にたずねたところ、「イヤ、これは沖縄風でなく自己流です」とのこと。
「そもそも、沖縄の人はメンドくさがりが多いから、餃子はほとんど作りません」だって。本当かな?
それにしても、ニンニクと野菜と肉のバランスがよい、素晴らしい餃子である。
何も付けなくてもおいしいが、せっかくなので、用意してもらった酢コショウも使ってみたところ、
個人的には苦手な酢の酸味が、ニンニクと合わさると気にならなくなる。なるほど、これは好相性だ。
その後は沖縄らしく、「泡盛のさんぴん茶割り」を頼み、ほろ酔いになったところで退店。

帰宅し、食べログの「餃子と沖縄」に目を通す。不本意ながら、投稿文も読んでしまった。
食べロガー3人がオフ会で訪問したらしく、同じような画像と紹介文が3回続き、まったくもってウンザリ。
なにより腹が立ったのが「餃子の味は普通」という意見。
食べロガーがバカでクズでロクデナシってのは、拙ブログでは何度も何度も何度も書いてきたが、
味覚については、個人差があるので黙認してきた。だが、ここの餃子を「普通」と感じるのは絶対におかしい。
あんなにニンニクがっちりで、個性的な餃子はなかなかねえぞ。あるなら挙げてみろよ!
「食べロガーが不愉快だったので、近所の100円ショップで買った餃子を出してやった」のなら仕方ないが、
店主はそんなことはせず(当たり前だ)、「いつも同じ餃子を出すし、味も変えたことはない」とおっしゃってた。
実際、さっき紹介した、ビールを注いでくれたバイトの女の子にも、
「ここの餃子を知ったら、普通のじゃ物足りなくて。どこかおいしい餃子のお店知ってますか?」とたずねられて、
自称「餃子の大将」(裸の大将みたいでいいでしょ)のオレ様も、一瞬困ったからな。
ここと同じくらいインパクトのある餃子は、なかなかないからねえ。
うら若き乙女が「私、フツーのじゃダメなんです…」と物欲しげにつぶやく(←誇張しすぎ)、
絶品の餃子を求め、ここ『餃子と沖縄』さんには、その後も定期的に通わせてもらっている。
もちろん餃子は毎回頼んでおり、写真は12個バージョン。価格は1000円と、6個バージョンよりお得になる。


こちらは数量限定の「しそ餃子」700円。うっすらとシソの緑色が透けているでしょ。


さらにこちらは、本来は女性客のみ注文可能だが、特別に提供してもらった「蒸し餃子」。6個で900円。


こちらは味がついており、タレなしで食べる。もちろん、ニンニクはしっかり効いている。
どれも美味しいが、私はやっぱり、オリジナルの焼き餃子が一番のお気に入りだ。
酢コショウ以外にも、卓上にはいろんな調味料がそろっているので、試してみるといい。


これらは店主がそろえたのではなく、お客さんからの寄贈品らしい。
左端のハンドクリームは、女性客が置いていったそうだが、間違って料理に使わないように(←使わねえよ)。
餃子以外のメニューも紹介しよう。こちらも人気商品である沖縄名物「ラフテー」600円。


一般的な豚角煮より、やや甘口の印象。下に敷いてあるモヤシが、肉の旨味を吸ってウマイ。
こちらはシメで食べた「沖縄そば」800円。うどんともラーメンとも違う、独特の歯触りの麺が特徴。


その沖縄そばの麺で作った(と聞いた記憶がある)、「昭和風ナポリタン」800円。


味の良さは語るまでもないが、意外とボリュームがあり、食べ切るのに苦労した。
こちらは常連さんにオススメされた「ハブ酒」のロック800円。飲んだあとはギンギンだぜ(←本当か?)。


こちらはホッピーセット(アイスペールつき)と「パパイヤキムチ」。


パパイヤキムチ、初めて食べたけど確かにキムチだった。
最後に紹介するのは、バイトの女性が「実家で作ってるんで、よかったらどうぞ」とサービスしてくれた「さんまの缶詰」。


「地元で買ってきたお土産」というケースは多々あるが、「実家の缶詰工場で作っている」のは珍しい。
缶詰の説明文によると、「道東では、さんまの刺身に醤油にワサビでなくコショウを入れて食べる」そうで、
「その食べ方を缶詰で再現した」とのこと。ひと口味わってみたら、コショウが効いててなかなかイケる。
お店にもいくつか在庫があるそうなので、せっかくなのでひとつ購入させてもらった。


正式名称は「黒さんま(黒胡椒入り醤油味)」、製造しているのは『マルユウ』という会社だ。
あのときの女の子、実家の缶詰宣伝しておいたよ。こんなブログ見ねえだろうけど。
そうそう、こちらのお店は女性バイトを複数名雇っており、私は今まで5回訪問したが、5回とも違う女の子がいた。
中には普段アイドル活動をしているという娘さんもいて、最近は水着の仕事もやっていると聞き、
「ウホッ、水着ですか。イヤらしいですなあ」とゲスな反応をしたところ、
「水着イコールイヤらしい、という発想自体がイヤらしいです」と、ド正論で返されてしまった(恥)
彼女には嫌われたかもしれないが(←自業自得)、みなさんいいお嬢さんばかりなので、安心してほしい。

インパクトのある餃子と沖縄料理に、気さくな店主と若い女性店員たちが作り出す和やかな雰囲気。
すぐに満席になるのが難点だが、外で待ってでも入ってみる価値のあるお店だと思うよ。
驚くことに年中無休なので、たぶん今回の大型連休中もやっている…はず。



餃子と沖縄
東京都中央区築地7-6-7
地下鉄築地駅から徒歩約2分
営業時間 18時半~26時くらいまで
定休日 基本的になし
※満席時は店入口にお知らせあり
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多彩な種類の馬蹄型餃子 国分寺『谷信』

2018年12月10日 | 餃子
「餃子の王様」、あるいは「餃子の大将」を自称している私が、
一番ウマいと思っている餃子は、去年当ブログでも書いた、国分寺の居酒屋『ぴぐもん』のもの。
   ※左から焼き餃子、揚げ餃子、ぴぐもん鍋

昨年夏、諸事情により閉店したことを知った私は、新たな絶品餃子を求め、再び国分寺界隈を探索。
以前紹介した『ハルダイニング』も、そのときに見つけたお店だ。
   ※左からミートソース餃子、きのこペペロン餃子、2種のチーズ餃子

そんなある日、国分寺駅北口を出て、東側の通りを進んだ奥に、餃子をウリにしているらしいお店を発見。
店頭に飾ってある提灯には、『餃子酒場 谷信』の文字が。
名称は「酒場」だが、ガラス張りの店内はバーのようで、個人的には苦手な雰囲気だが、思い切って入ってみることにした。

カウンター席のみの店内には、店主らしき男性と若い女性店員が。「お好きなとこへどうぞ」と案内されて着席。
各席に設置されたメニューを見ると、ビンビール550円、ホッピー450円、サワー類400円など、普通の価格でひと安心。
こちらがフードメニュー。写真がピンボケなのは毎度のことなので、カンベンしてほしい。


まずはホッピーと、基本の味だと思われる「谷信餃子」の焼きと、「鶏ガラスープ餃子」を注文。
すぐに女性店員が、ラー油の入った容器と、口直しのガリを添えたタレ用小皿を持ってきてくれた。


数分後、谷信餃子が焼きあがった。一般的なものより大きめのサイズが5個で400円。


焼き色にムラもなく、食べる前からウマいのがわかる餃子だ。
まずは、何も付けずに1個食べてみると…肉多めで味がしっかりしていて、タレがなくてもイケる。
しかし、この餃子の一番の特徴は、その形状だろう。


具を包んだ皮の両側をくるっと丸め、馬の蹄(ひづめ)を模している
個性的なのは餃子だけでなく、自家製ラー油とガリも同様。特にガリは、ジューシーな餃子と好相性。
続いて、鶏ガラスープ餃子のレギュラー600円(ハーフサイズもあり)が運ばれてきた。


ふわふわ玉子のスープに、ゆでた餃子が入っている。なるほど、これもウマいな…とムシャムシャ喰っていたら、
店主らしき男性が「あの…以前『ぴぐもん』でお会いしましたよね?」と声をかけてきた。
思い出せない私(失礼)に対し、「自分、厨房で働いていました」と店主。ああ、言われてみればそうだ!
常連扱いされるほどは通っていなかった、私の顔なんてよく覚えていてくれたなあ。
改めてメニューを確認してみたら、しそ、エビ、チーズ、4種盛りなどは、ぴぐもんにもあった餃子ではないか。

その後、店主の手が空いたときを見計らって、いろいろ聞かせてもらった。
ぴぐもんでの勤務中、今度は自らがオーナーの店を出すことを決意したこと、
場所は多摩地区で探したが、知人も多い国分寺を選び、こちらのお店を昨年11月にオープンさせたこと、
店名の「谷信」は、店主の名字(谷口)とお母様の名前(信子さん…だったかな?)が由来、などなど。
そういう、「母子の絆」みたいなハナシ、私大好きでね。応援したくなるよ。
そんな谷口店主のお店・谷信さんが、私の行きつけとなったのは言うまでもない。

以下では、その後に食べたメニューの一部を紹介していく。
こちらはさっき書いた、「焼き餃子 4種盛り」400円。


基本の「谷信」、「しそ」、「エビ」、「出汁ネギ」。エビは尻尾が飛び出ているからわかるね。
「焼き」だけでなく、「水餃子」もオーダー。餃子自体は同じだろう。


こちらは、チーズを中身でなく上からかけた、「チェダーチーズ餃子」450円。


馬蹄型餃子だと、こういう乗せモノが収まるからいいね。もちろん、濃厚チェダーチーズとの相性はバツグン。

そしてこれは、レギュラーメニューにではなく、“本日のおすすめ”ボードに記されていた「きのこたっぷり水餃子」。


値段は覚えてないけど500円くらいだった、はず。メニュー名の「きのこたっぷり」も実際は違うかも。ゴメン。

谷信さんのスゴイところは、餃子以外にも逸品が多いこと。こちらはマカロニサラダ300円。


お皿は小さいが、こんもり盛り付けられている。餃子が焼きあがるのを待つ、お通し代わりに最適。
こちらも、先述のおすすめボードにあった、「牛スジ煮込み」500円。


一緒に提供される七味はもちろん、卓上の柚子胡椒を溶いてもウマい。
というか、柚子胡椒無料提供って、かなりありがたいよね!?

メニューには、肉味噌を使ったツマミがいくつかあるが、私はピーマンを選択。
子供の頃は苦手だったのに、我ながら大人になったなあ…などと、いいトシこいて感慨に浸っていたら、
出てきた「肉みそピーマン」320円は、ちょっと予想外のサイズ!


店主曰く「仕入れ値が安かったので…」と、豪快に盛りつけられた、生ピーマンのデカいこと。
マヨネーズと肉味噌をたっぷり付けて、苦みと酸味としょっぱみが合わさったピーマンをバリバリ喰らうこの快感。
お行儀悪いけど、余ったマヨと肉味噌は、当然のように餃子にも使わせてもらう。


この肉味噌は、ツマミにも餃子の薬味にもなるから、単品でも頼めるといいな。今度相談してみよう。

以前勤務していたぴぐもんの影響を感じさせながらも、馬蹄型餃子や各種おつまみなどから、
独自の改良やオリジナリティがうかがえ、引き出しも多そうな谷口店主。
過去にはアボカドなどの変わり種餃子も出していたようだし、季節限定のメニューにも期待してよさそう。
バーのようなオシャレな店舗には不釣り合いな私だが、今後も通わせていただこうと思う。



餃子酒場 谷信
東京都国分寺市本町2-4-5 千成ホテル「味の名店街」フロア内
国分寺駅北口から徒歩約3分
営業時間 17~23時LO
定休日 火、ほか不定休
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餃子と唐揚げがおいしい穴場食堂 三鷹『誠一郎本舗』

2018年10月04日 | 餃子
以前、拙ブログで『やみつき』という餃子店を紹介した。
-住宅街の隠れ家餃子店 三鷹『やみつき』-
https://blog.goo.ne.jp/shiyoudayuuji/e/7741ed440df0859076ccc58b553b870b

繁華街からは離れた住宅街にある店舗で、数種のオリジナル餃子を提供していたが、
  

こちらのお店はどこの駅からも遠く、私は三鷹駅から歩き、行きは迷って45分、帰りも30分かかった。
その点、今回紹介する『誠一郎本舗』さんは、同じく住宅街にあるのだが、
やみつきさんよりはアクセスよく、三鷹駅からは徒歩約15分。やっぱり遠いじゃねえかって?
しかし、こちらのお店も、歩いてでも食べに行く価値があるお店なのである。
一番わかりやすいルートは、三鷹駅南口を出て、左斜めに伸びた道をひたすら歩き、
早朝から営業の名店『いしはら食堂』を過ぎた先に、「アソシエイト」という黄色い看板がある。
そこから右に伸びた道を、さらに真っすぐ進んでいくと、そのうち下の看板がある店を発見できるはず。


「ギョーザと唐揚げの専門店」。この看板を見た私は、吸い寄せられるように入店したものだ。
店内はカウンター席と、奥に座敷席があり、厨房には作務衣を着用した、いかにも職人風の男性店主が。
主なメニューはこちら。当然のように、お店自慢の餃子と唐揚げが、上の方に記してある。


初訪問時のファーストオーダーは、生ビール470円と「焼ギョーザ」320円&「にんにくギョーザ」320円。
店主はおっかなそうな見た目に反し、注文の受け答えやビールの注ぎ方などが丁寧でひと安心。
不愛想で威圧的な店主なんて、評論家気取りの食べロガーと同様、一日も早く世の中から消えてほしいね。

しばらくすると、餃子が焼きあがった。1人前各6個。焼き色にムラがなく見栄えもイイ


確か、手前が普通の「焼ギョーザ」で、奥が「にんにく」だったはず。
皮はやや薄目で、中の具はシャキシャキ野菜が多めで、甘味を感じるやさしいタイプ。
にんにくギョーザは名前の通り、皮を開くとにんにくの粒がゴロゴロ出てきた。


粒のままのにんにくは歯応えがいいだけでなく、「おろし」や「刻み」より胃腸への負担も少ないそうなので、
ここのにんにくギョーザなら、何個でも食べられるので、スタミナついて困っちゃうね(←発揮する場所がないけど)。

お酒をウーロンハイ350円に変え、誠一郎本舗さんのもうひとつのウリである、「からあげ」も追加注文。
タレに付け込まれた鶏肉に粉を付け、しばし油で揚げたのちに出てきたのがこちら。

※からあげは4個で420円

おお、貝殻マドレーヌのような模様が。強面店主(失礼)、なかなか芸が細かい!
鶏肉もジューシーで味もしょっぱすぎず、ツマミとしてもオカズとしても、ちょうどいい塩梅。
餃子と一緒に、唐揚げを看板に掲げていたのはダテではなかった。
偶然入ったお店ながら、一発で気に入った私は、その後も餃子と唐揚げを求め、てくてく歩いて通うこととなった。

こちらは、昼も夜も定食を出しており、食事だけのお客もよく見かける。
食事メニューはこちら。ランチタイムはさらに100円引きらしい。太っ腹だね。


定食のおかずも、単品で頼めることもできるため、先日は「ハンバーグ」をオーダー。


チーズと目玉焼きも付いて、確か600円くらいだったかな。こちらのメニューは、なんでも安いね。
こちらは定番の「グラタンコロッケ」。大きめサイズが2個で400円。


ハンバーグ同様、自家製ではなさそう(違ったらゴメン)だが、子供の食べ物が好きな私は大歓迎だ。
先述のメニューの他にも、日替わり料理がいくつかあり、それは厨房内のホワイトボードか、
それをはみ出て、冷蔵庫にも直接書き出される(笑)


先日は「豚肉と玉子のラー油炒め」420円を頼んでみた。
KTI=きくらげ玉子炒めファンとしては、食べておかないとね。KTI、全然流行らねえけど
こちらが豚肉と玉子のラー油炒め。ラー油のオレンジ色が印象に残るね。


書き忘れたが、こちらは卓上のものとは別に、自家製ラー油があり、たぶん、それを使用したと思われる、
最初のひと口はほぼラー油味のみだが、徐々に肉や野菜の旨味や他の調味料が溶けだし、まろやかな味になってくる。
中華屋さんでも食べたことのない料理だけど、これはイケる。レギュラーメニューにすればいいのに。
残ったタレを、餃子に付けて食べてみたけど、なかなか美味しかったよ。

また、私は食べたことはないが、隣席の客が頼んだ定食をチラ見したら、
ごはん、味噌汁、お新香に小鉢(おでんの場合が多い)が付き、そしてキャベツ主体の野菜がたっぷり。
さっき載せた、ハンバーグに添えられた野菜の3倍以上は盛られているよ。
私も以前、シメに定食を頼もうと思ったが、あまりのボリュームに食べきれるか心配になり、断念してしまった。

冒頭で述べたように、誠一郎本舗さんは、駅からちょっと離れた住宅街に位置するため、
現在の主な客層は、近隣の住人や勤め人が大半だと思われるので、
大騒ぎする若者や、泥酔するダメ客はいない。あと、ウザい食べロガーも、夜はあまり来ていない模様。
安くてウマくて食事もできて、初見のひとり客でも店主は普通に迎えてくれて、居心地も悪くない。
隠れた名店が多い三鷹だが、ここは屈指の穴場ではないかな。



誠一郎本舗
東京都三鷹市下連雀4-6-15
三鷹駅南口から徒歩約15分
営業時間 11時半~13時、18時~22時半
定休日 月曜


※2024年1月追記 昨年閉店し、『江ぐち』系統のラーメン店に変わったようです
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色鮮やかなモチモチ餃子 飯田橋『PAIRON』

2018年09月22日 | 餃子
東京生まれにもかかわらず、プロ野球はガキの頃からアンチ巨人で、競馬・競輪は常に穴狙い、
さらには国民の三大義務である「勤労」「納税」を拒否し(?)、「義務教育」すらも怪しい私。
自分では、反骨心のある男を気取っているが、世間的にはただのへそ曲がりである。
そんな、へそ曲がりの私は飲食店も、マスコミやネットで話題のお店は、なるべく避ける傾向にある。
飯田橋の餃子専門店『PAIRON(パイロン)』も、そんなお店のひとつだった。

餃子マニアゆえ、存在自体は以前から知ってはいたが、いつも混んでるみたいだし、
女性客が多く、オーナーの本職はイタリアンという評判から、なんとなく私にはアウェイな気がしたのでね。
実際に店をのぞくと、昼夜問わず繁盛しており、入るのは大変そうだった。
そんなある日、13時半過ぎに通りかかったら、ランチのピークが終わって空いていたので、思い切って入ってみた。
ルーローハンやショウロンポウなどもあったが、2種類の餃子を味わえる「ミックス餃子定食」750円をチョイス。
まずはご飯、スープ、小鉢の冷奴に副菜のサラダがやってきた。


続いて、メインの餃子が焼きあがった。奥の白っぽいのが白龍餃子、手前の緑色が青龍餃子だ。


見ての通りヒダがなく、皮を伸ばして包むタイプのようだ。
白龍の読みはパイロン。お店の名前がついた餃子で、メニューにも(おすすめ)と記載がある。


かじってみると、ツユがどばっと出てくる。「受け止め用にレンゲを」と貼紙に書いてあったので助かった。
中身はほぼ肉で、不思議な香りがすると思ったら、シナモンが入っているらしい。個性的な味だな。
続いては、青龍と書いてチンロンと読む、クロレラを練り込んだ緑色の餃子。


ニラが主体のアンで、他店でいう野菜餃子だ。こちらの方がクセがなく、個人的には好みだった。
今回は「焼き」で頼んだが、皮がモチモチしているので「茹で」(水餃子)も試したくなった。
餃子は他にも全9種類あり、さらには焼売などの点心や、ツマミもなかなか豊富なようなので、
数日後、ディナータイムに再訪した。

夜の時間帯は、お得なドリンク飲み放題がある。制限時間は各コース70分。
基本の1190円だとサワー、ハイボール、梅酒などが飲め、ビールと生果実サワーを付け足すと1390円(現在は1500円)、
さらに日本酒とシャンパン付きだと10800円らしい。そんなブルジョア客も来るのか!?
シャンパンが苦手かつ金欠(泣)の私は、無難にビールが飲める2番目のコースを選択した。
まずは生ビール(普通に頼むと530円)と一緒に、お通し(200円)のキャベツが登場。


右のタレは「豚醤油」というお店オリジナルのタレ(無料)で、チャーシューを作るときに使った醤油らしい。
いきなりビールをお替わりし、同じタイミングで餃子も数種類頼んだ。
飲み放題ゆえガンガン飲ませてもらうが、その分いっぱい食べて、売上げに貢献しないとね。

まずはランチでも食べた、青龍餃子を茹でバージョンで。


水餃子にすると、皮のグリーンがさらに映えるね。
さっきの豚醤油に、ラー油などを加えたタレに付けて食べる。
続いて、レッドドラゴン(別名:赤龍)と黒龍餃子が焼き上がった。赤龍・黒龍の読みはメニューに未掲載ゆえ不明。


中を割ってみると、赤龍は肉主体のピリ辛アンで、皮にも唐辛子が練り込まれている。
竹炭で皮を黒く染めた黒龍には、醤油漬けのニンニクが丸ごと入っていた。


ここまでに、生ビール3杯とウーロンハイ(単価390円)を飲んでいるが、酒に合うのは赤と黒かな
ここからさらに、「小籠包(ショウロンポウ)」と「ひとくち餃子」を追加。
小籠包550円は、やや小ぶりだが、中には大量のスープが包み込まれている。


期待通りのツユだくだくゆえ、ヤケドしないよう、レンゲをうまく使って食べた。


ここのショウロンポウは、絶対食べた方がいい逸品だよ。
遅れてやってきたひとくち餃子は皮が薄く、形状も白、青、赤、黒などの餃子とは異なる。


個性はないものの、おいしい餃子だった。さすがは人気店、どの餃子もレベルが高い。
この日注文した餃子(あと白龍も)はすべて390円。他にはしそ餃子、ニラ玉餃子(各450円)などもあった。
また、焼と水だけでなく「蒸」も選べるので、何度通っても飽きることはなさそうだ。

接客については、メニューにないドリンクを頼んだ女性客が、冷たくあしらわれたように(客が悪いんだけどね)、
繁盛店ゆえ、ややドライな応対も見受けられたが、私には許容範囲だった。
最後のウーロン茶(単価260円)も含め、70分間で計7杯のドリンクを飲み干し、お会計は3700円。
たっぷり飲んで、ウマいモン喰って、大満足の晩餐となった。

味もコスパもいい、PAIRONさんの欠点はやはり、いつも混雑していること。
入店を断られた客が何組もいたので、店に向かう前に電話で、空き具合を問い合わせた方がいいね。
もうひとつ気になったのが、席と席の間隔が狭いこと。特にカウンター席は、隣客とは密着することになる。
しかも、この日の私の両隣は女性客だったため、意地汚く飲み喰いしている自分が、ちょっと恥ずかしかったぞ。
隣り合う女性客に失礼だから、汚い格好やデブの客は、訪問を控えるべきかもな(←お前がいうな)。



PAIRON(パイロン)
東京都新宿区新小川町8-32
各線飯田橋駅から徒歩約8分、神楽坂、江戸川橋駅からも推定約15分
営業時間 11時30分~14時30分、17時~23時(土日祝日は多少短縮する模様)
定休日 不定休だが、平日はほぼ休まない
※市ヶ谷にも支店あり



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「餃子おやじ」も満足のオシャレな専門店 野方『野方餃子』

2018年09月05日 | 餃子
最近、けっこうな餃子ブームになっている。
餃子専門店だけでなく、餃子をウリにした居酒屋も増え、「餃子女子」なんて言葉も耳にするようになった。
餃子が幅広い層に支持されることは喜ばしいことだが、雑誌やネットの餃子女子向けの記事は、正直イラっとくる。
なぜなら、それらの記事で推奨されるお店は、以下の毎度お決まりのフレーズが使われるから。
○ニンニク・ニラ不使用♪
○肉汁たっぷりでジューシー♪
○ワインやデザートも豊富♪
○店内にはジャズが流れ、女子会やデートに最適♪
○餃子屋さんとは思えない、オシャレでスタイリッシュな雰囲気♪

♪の代わりにハートマークが付いていたりするが、だいたいこんなモンだ。
餃子だけでなく、女性向け飲食店の記事の内容って、もう何十年前もから変わってないよね。
匂わなくてジューシーでデザートがあってジャズが流れてデートができてオシャレで…と、
どうも、「こういう記事書いときゃ、女は喜ぶんだろ」という、書き手の古臭い偏見を感じるのだが。
そもそも、ワインやジャズの有無って、女性にとってそんなに重要かね?
そういう方は、ジャズが流れるうどん屋さんが下高井戸にあるから、ぜひ行ってみてほしい。
お店の名前は『ジャズ・ケイリン』。ジャズだけでなく、店内モニターでは競輪中継も流しているよ(笑)。

個人的に一番ムカつくのが、最後の「餃子屋らしからぬスタイリッシュさ」という主張。
餃子店は汚ない、という固定観念は、女性がジャズ好き、以上に不愉快だ。
確かに、有名餃子店は、どこも決して小綺麗ではないけれど、その分良心的な価格で営業しているケースが多い。
逆に、しゃらくさいオシャレ店に限って、ウマくもねえのに割高なケースがよく見受けられる。
だいたい、お店が汚いのは歴史の積み重ねによるもので、長年支持を受けている証拠ではないか。
「ナニがオシャレ餃子だバカヤロー。餃子ってのはそういうモンじゃねえんだ。そうでしょマスター!?」
などと、餃子で一杯やりながらクダを巻く私に対し、肯定も否定もせず聞き役になってくれたのは、
私が日本一好きな餃子店高円寺『赤天』のマスターであった。



 
こちらのお店も、決してキレイではないけれど(失礼)、最近若い女性客が増えてきている。
バカな記事を鵜呑みにしない、本当に餃子が好きな女性たちなんだな、きっと。

前置きが長くなったが、今回紹介するのは、野方にある『野方餃子』さん。
以前から、餃子のお美味しい店とは聞いていたが、こちらの特徴を調べたところ、
さきほど挙げた「餃子女子・ありがち記事5条」のすべてが当てはまったため、行くのに抵抗があった。
ある日、意を決して入店してみたら、オシャレな内装と店員さんたちがお出迎え。
ガラス張りで外から丸見えなのだが、その方が店内の様子がわかって女性でも入りやすいのかな。
私のあとにも、お客さんが続々とやってきて、すぐに満席に。ほとんどが家族連れか女性客だ。
店内ではやはりジャズが流れており、壁にかかった大型テレビでは、BSの野球中継を放映している。
対戦カードは、なぜか日本ハムvsオリックス。オリックスファンの私としてはありがたかった。

まずは飲み物として、ビールの中から「レーベンブロイ」550円を選択。餃子店で置いてあるのは珍しい気がする。


続いて餃子も頼んだところ、女性店員から「当店の食べ方をご存知ですか?」と聞かれたので、いいえと返答すると、
「にんにくには酢醤油ラー油、酢にはコショウ、2種のタレを…」と丁寧に説明してくれた。
店員さんの説明と、ほぼ同内容のことが卓上のメモにも記されてあったので、参考のため載せておく。


なお、店員さんは説明中、わざわざ酢を小皿にブシューと注ぎ、酢コショウタレを完成させてくれた。


実は私、酢が苦手なので、「どうせ使わねえのにもったいねえな…」と困惑していた。
壁のテレビではオリックスが先制。だが、店員さんは作業に集中しており、他の客も興味ないらしく、全員無反応。
結果的に、この時間帯の大型テレビは、私のためだけに流れていたことになる。なんだか申し訳ないね~。

野球を眺めているうちに、注文した餃子が運ばれてきた。まずは水餃子450円。


そして焼餃子450円も。これほど均等で美しい焼き色は、久しぶりに見た。


まずは焼餃子をタレなしで食べてみる。女性客が多く、ニラとニンニクの入らない餃子ゆえ、味は薄めかと思いきや、
ひと口かじれば、薄いけれどもパリッとした歯ごたえの皮から、旨味と肉汁があふれ出す。
おお、予想外の濃厚テイスト!
水餃子もやはり、モチモチ皮が具材の旨味を逃さず包み込んでいる、高品質な一品。
せっかくなので、お店推奨の食べ方も試してみることに。使わないと、酢コショウがもったいないからね。
ニンニク・酢醤油ラー油は悪くはないが、具材の味自体がしっかりしているので、ニンニクだけで良かったかも。
一方の酢コショウは、私の嫌いな酢独特の酸味と匂いを、濃厚餃子がしっかり受け止め、別の味わいを引き出した。
お姉さんが小皿に作ってくれたのを、使ってみてよかったよ。
そもそも酢コショウについては、酢が苦手だからだけでなく、最近は流行りだからとばかりに使うヤツが多いので、
そういう風潮に対しても抵抗があったのだが、この餃子には確かに合う。
というか、ここの餃子、かなりレベル高いよ!

ビール2本と計12個の餃子をたいらげ、すかさずホッピーセットの白490円と、別の餃子も追加。
まずは乾酪餃子480円。「乾酪(かんらく)」とはチーズのことらしい。知らなかった。
外観は焼餃子とほぼ一緒なので、中身を見せようと思ったが、皮がしっかり閉じてあり、開くのに苦労した。


こちらも美味しかったけど、元々の具材が濃厚なので、チーズの風味はあまり感じられなかった。
続いては、「麻辣坦担水餃子」580円。 ※「坦担」の表記はHPより


ゴマダレとラー油(?)と三つ葉がたっぷりかかった水餃子だ。
+100円で三つ葉をパクチーに変えられるが、私はパクチーが世の食べ物で一番嫌いなため、遠慮しておいた。
食べてみたところ、ゴマダレの甘味を強く感じた。個人的には、もうちょっと辛い方が好みだね。

あとはデザートとして、「柔らかもつ煮込み」490円をオーダー。 ※店内メニューでは「柔か」


モツが本当に柔らかく、クリーミーで上品な味わいだった。もうちょっと量があるとうれしい。
さらに、本当のデザートとして、「レアクリーム杏仁」330円を。おっさんだって、甘いモノ食べたっていいだろ。


杏仁は確かにレアな仕上がりだが、牛乳プリンみたいだったので、もっと杏仁の香りが欲しかった。
ただ、サービスでついてきた右側のミント茶は、口の中をサッパリさせる、最高の口直しとなった。
餃子4種とデザート2種(?)にアルコールで、すっかり満腹になったところでお会計。
レジの店員さんに「いつも野球中継を流しているのですか」と聞いたら、「いえ、特に決まってません」とのこと。
「また来ます」と告げ、壁テレビでは相変わらずオリックスがリードしていたのを見届けてから、店を出た。

オシャレで女性客の多い餃子ゆえ、多少のアウェイ感はあったが、味や接客は申し分なかった。
餃子店らしからぬというか、野方らしからぬ(失礼だね)スタイリッシュなお店だったので、
餃子女子だけでなく、「餃子おやじ」も大満足である。
機会があったら、愛人(←いるのかよ)とのデートや、「おやじ会」で利用させてもらおうかな。
なお蛇足ながら、この日のオリックスは、その後逆転負けしてた(怒)。



野方餃子
東京都中野区野方6-18-8
西武線野方駅から徒歩約5分、都立家政駅からは推定約12分
営業時間 月~日 17時半~24時、金~日・祝は、11時半~14時半も
定休日 無休
※ラストオーダーは昼夜ともに閉店30分前

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イタリアンな餃子酒場 国分寺『ハルダイニング』

2018年06月12日 | 餃子
店頭に「餃子」の文字を見つけたら、ついつい興味を示してしまう私。
先日は、国分寺をプラプラ歩いていたところ、写真の提灯を発見。


のイタリアンカラーに「肉餃子」の文字。店の外観も、中華食堂ではなくレストラン風。
↑の緑、白、赤をそれぞれ色づけしたら、パソコン画面だと白が見えなくなっちまった。マヌケだね。
お店の名前は『ハルダイニング』。正式名はアルファベットの「HARU DINING」かな。
こういう、ヨコ文字のオシャレな店は苦手なのだが、変わった餃子が食べられそうなので入ってみることに。
あとで調べたら、当初はイタリアンのお店だったが、最近餃子をメニューに加え、夜は洋風居酒屋に業態替えしたらしい。

入店した途端、厨房の店主に、「いらっしゃい。1階席と2階席、どちらにしますか?」とたずねられ、
すぐ目の前で調理風景が見られる、1階のカウンター席を選択し、とりあえずビールをオーダー。
料理メニューを拝見すると、パスタや洋風ツマミの他に、たくさんのオリジナル餃子が。


トマトにチーズにペペロンチーノなど、イタリア~ンを軸とした、多国籍な味付けが特徴のようだ。
まずは基本の「国分寺肉餃子」と、「じっくり煮込んだ自家製ミートソース餃子」を注文。
店主はさっそく、たっぷりのお湯が入った鍋に餃子を入れ、同時進行でソース作りにとりかかる。
ちょっと気難しそうな風貌の店主だが、調理の様子を見ると、腕が一流なのはわかった。
予想に反し、ミートソース餃子580円(外税、以下同)が先に登場。餃子はどれも、1人前4個。


まずはソースをひと口。さすがはイタリアンの専門店。トマトと肉の旨味が強い、コクのあるソースだ。
自家製らしい餃子は、やや大ぶりの肉多めタイプ。ただし、食べた瞬間のインパクトは、ミートソースの方が強い。
ビールをお替りしたところで、焼き餃子320円が到着。ビールは中生で、確か480円。


茹でてから、さらにフライパンで焼き色を付ける分だけ、時間がかかるようだ。
酢、醤油、自家製ラー油も一緒に提供されたが、さっきのミートソースに付けて食べる方がウマい
お次も、イタリアンっぽい「ゴルゴンゾーラとモッツァレラのクリームソース餃子」580円を追加。


昔、ゴルゴンゾーラのパスタを頼んだところ、あまりの臭さに降参し、大量に残したことがあったが、
ここのソースはイヤな匂いはほとんどない。モッツァレラと混ぜたからかな?
チーズ入りの餃子はいくつか知っているが、本格的なチーズソースがかかった餃子は珍しいはず。
最後にひとつ残った餃子で、チーズソースの最後の一滴まで、意地汚くすくい取ったよ
ドリンクをウーロンハイ380円に替え、さらに「あんかけキノコのペペロンチーノ餃子」460円を注文。


キノコがたっぷり盛り付けられた、餃子らしからぬ洋風料理のようなひと皿が出てきた。
ペペロンチーノなので、赤唐辛子も入っている。せっかくなので、そばに自家製ラー油も垂らしてみた。


わかりづらいけど、オレンジ色したつぶつぶ入りの液体がラー油ね。
味付けは、塩分と辛さがちょうどいい具合で、オリジナル餃子では、これが一番気に入った。
以上、個性豊かな餃子を4皿・計16個たいらげ、ソースまで舐めまわしたから、さすがに満腹になった。

それから数ヶ月後、別の店で飲んだ帰りに再訪し、とりあえずウーロンハイを注文。
以前はなかった、「ドリンク類70分1500円で飲み放題」も始めたらしい。シラフだったら挑戦したのに…。
飲み食いしたあとだったので、この日は「グリーンカレー餃子」と、デザートとして「カルボナーラ」を注文。
グリーンカレー餃子530円は、本来パクチーが乗るのだが、私は苦手なので抜いてもらった。


あまり辛くなく香りも少なく、カレーっぽくないソースだった。パクチーがあってこそ、成り立つ料理なのかも知れない。
ただし、餃子の中身の肉が、以前より粗挽きというか、歯応えが強くなっていた。これなら、濃厚ソースに負けないかも。
続いてはカルボナーラ900円が登場。麺はスパゲティとフィットチーネから選べるが、無難なスパゲティにしておいた。


生クリーム多めで、玉ねぎも入るやさしい味わいで、まさにデザート
この日はクリームソースが人気だったらしく、私のカルボナーラで「今日の生クリームがなくなった」と店主がぼやいていた。
次回は、ソースがしっかり絡む、フィットチーネ麺で作ってもらおう。あ、麺の代わりに餃子でもいいな。
なお、店内壁には、サッカー日本代表選手たちの顔写真が貼ってあった。店主はサッカー好きなのかも。
もうすぐ開幕する、ロシア・ワールドカップ開催中は、サッカー好きが大挙来店して、盛り上がるのかな。

このお店のおかげで、餃子は中身の具だけでなく、外からかけるソースで変化を楽しめること、
そして、中華だけでなく、イタリアンなど洋風の調理法でも美味しく食べられることがわかった。
餃子の新たな可能性を教えてくれた、ハルダイニングさんに感謝したい。



ハルダイニング HARU DINING
東京都国分寺市南町3-18-4
国分寺駅南口から徒歩約90秒
営業時間 11時半~14時、18時~23時
定休日 不定休
※夜は1ドリンクの注文が必須


※2024年3月、餃子とカレーのお店『ハルゾウ』にリニューアルしたようです
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